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Claude Codeスラッシュコマンド一覧 — 役割別の早見表と毎日・週次・緊急時の使い分け、自作方法

Claude Codeスラッシュコマンド一覧 — 役割別の早見表と毎日・週次・緊急時の使い分け、自作方法

Claude Codeの組み込みスラッシュコマンドを役割別の一覧にし、/goal /workflows /resume /code-review などの使いどころと、毎日・週次・緊急時の使い分け早見表、.claude/commandsでの自作コマンドの作り方までまとめます。

スラッシュコマンドは役割別に引くのが近道

Claude Codeのスラッシュコマンドは、セッションを開く /clear からクラウドレビューを走らせる /code-review ultra まで、組み込みだけで数十種に及びます。/ を押して一覧を眺めるだけでは選びきれず、しかもプラットフォーム・プラン・環境によって表示されるコマンドが変わるため、見えている一覧そのものも人によって異なります。

そこで本ガイドは、まず役割別の一覧表で全体像を示し、次に毎日・週に数回・困った時の利用頻度で逆引きできる早見表を用意しました。後半では、頻出作業をショートカット化する自作コマンドの作り方も扱います。コマンド名・エイリアス・引数・廃止状況は、公式のコマンドリファレンスとインタラクティブモードのドキュメントに1つずつ照合しています。

役割別コマンド一覧

最初に全体像です。役割ごとに代表的な組み込みコマンドと1行説明、主なエイリアスをまとめました。エイリアスは「別名で同じコマンドが呼べる」もの、Skillと付いたものはClaudeへの指示文として動くバンドルスキルです。

セッション運用

会話の開始・再開・分岐や、コンテキストの管理に使うコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/resumeできること会話をIDや名前で再開、またはピッカーを開く主なエイリアス/continue
/clearできること空のコンテキストで新規会話を開始(前の会話は残る)主なエイリアス/reset /new
/compactできること会話を要約してコンテキストを圧縮主なエイリアス
/contextできることコンテキスト使用量を色付きグリッドで可視化主なエイリアス
/branchできること現時点で会話を分岐し、元の会話も残す主なエイリアス/fork
/renameできること現在のセッションに名前を付ける主なエイリアス
/recapできること現セッションの1行サマリーを生成主なエイリアス
/btwできること履歴を汚さない一問一答(現在の文脈は見える)主なエイリアス

コスト・使用量

トークン消費とプラン残量、利用傾向を確認するコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/usageできることセッションコスト・プラン上限・利用統計を表示主なエイリアス/cost /stats
/insightsできることプロジェクト領域・対話パターン・摩擦点を分析主なエイリアス
/usage-creditsできること上限到達後も作業を続ける使用クレジットを設定主なエイリアス

/cost/stats はどちらも /usage のエイリアスで、/stats は統計タブを開いた状態で起動します。

モデル・思考量

応答に使うモデルと、考える深さ(effort)を切り替えるコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/modelできることモデルを切り替え、既定として保存主なエイリアス
/effortできることeffortレベル(lowmax / ultracode)を切替主なエイリアス
/fastできること高速モードのオン / オフを切替主なエイリアス

/effort を引数なしで叩くとスライダーが開き、矢印キーで low / medium / high / xhigh / max を選べます。maxultracode はセッション限定で、ultracodexhigh の思考量に自動ワークフロー編成を組み合わせたClaude Code独自の設定です。

権限・セキュリティ

許可ルールの管理と、差分のセキュリティ点検に使うコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/permissionsできることallow / ask / denyルールをスコープ別に管理主なエイリアス/allowed-tools
/security-reviewできることブランチの差分をセキュリティ観点で点検主なエイリアス
/sandboxできることサンドボックスモードを切替(対応環境のみ)主なエイリアス
/fewer-permission-promptsできること読み取り系の許可リストを提案(Skill)主なエイリアス

計画・レビュー

着手前の計画立案と、提出前のレビューに使うコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/planできること編集を保留したまま計画モードに入る主なエイリアス
/code-reviewできること差分の正確性バグと整理対象を点検(Skill)主なエイリアス
/simplifyできること整理だけを4エージェントで並列レビューし反映(Skill)主なエイリアス
/reviewできることプルリクエストをローカルで一次レビュー主なエイリアス
/ultrareviewできることクラウドで複数エージェントの深いレビュー主なエイリアス
/diffできること未コミット差分を対話ビューアで確認主なエイリアス

/ultrareview は推奨される呼び出し方が /code-review ultra に変わり、/ultrareview はそのエイリアスとして残っています。

拡張・スキル・並行処理

スキルやサブエージェント、プラグイン、大規模な並行作業を扱うコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/skillsできること導入済みスキルの一覧表示・表示制御主なエイリアス
/agentsできることサブエージェントの設定を管理主なエイリアス
/pluginできることプラグインを管理主なエイリアス
/mcpできることMCPサーバー接続とOAuth認証を管理主なエイリアス
/hooksできることツールイベントのフック設定を確認主なエイリアス
/batchできること大規模変更を独立した単位に分解し並列実行(Skill)主なエイリアス
/tasksできることバックグラウンドタスクの一覧・管理主なエイリアス/bashes
/backgroundできること現セッションをバックグラウンドに分離主なエイリアス/bg

目標・自動化・ワークフロー

会話をまたいで自走させたり、定期実行や大規模なエージェント編成を行うコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/goalできること完了条件を渡し、満たすまで会話をまたいで自走主なエイリアス
/loopできることプロンプトを繰り返し実行(Skill)主なエイリアス/proactive
/scheduleできることクラウドで動くルーティン(定期実行)を作成・管理主なエイリアス/routines
/workflowsできること動的ワークフローの実行状況を表示・操作主なエイリアス
/deep-researchできることWeb検索を多数走らせ出典付きレポートを生成(Workflow)主なエイリアス

/goal は完了条件を渡すとClaudeがターンをまたいで作業を続け、経過時間・ターン数・トークンをオーバーレイで表示します。仕組みの詳細はClaude Codeの/goalコマンドの内部仕様で扱っています。/workflows は、/effort ultracode などをきっかけに背景で走るワークフローの進行を見守り、一時停止や保存ができます。

バージョン・実機検証

変更履歴の確認と、変更を実際に動かして確かめるコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/release-notesできること変更履歴をバージョンピッカーで確認主なエイリアス
/runできることアプリを起動して変更の効きを確認(Skill)主なエイリアス
/verifyできることビルド・実行して変更の正しさを確認(Skill)主なエイリアス
/run-skill-generatorできること/run /verify に起動手順を教える(Skill)主なエイリアス

/run /verify /run-skill-generator の3つはv2.1.145以降で利用できます。

エクスポート・共有

会話の書き出しや、他端末・他者への引き継ぎに使うコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/exportできること現在の会話をプレーンテキストで書き出し主なエイリアス
/copyできること直前の応答をクリップボードにコピー主なエイリアス
/teleportできることWebセッションをこの端末に引き込む主なエイリアス/tp
/remote-controlできることこの端末のセッションをclaude.aiから操作可能に主なエイリアス/rc
/team-onboardingできること利用履歴から引き継ぎ用ガイドを生成主なエイリアス

診断・設定・その他

トラブル診断、設定変更、ヘルプ系のコマンドです。

コマンドできること主なエイリアス
/doctorできることインストールと設定を診断(f で自動修正)主なエイリアス
/debugできることデバッグログを有効化して切り分け(Skill)主なエイリアス
/configできることテーマ・モデル・エディターモード等を変更主なエイリアス/settings
/statusできることバージョン・モデル・接続状況を表示主なエイリアス
/initできることプロジェクトに CLAUDE.md を生成主なエイリアス
/memoryできることCLAUDE.md とauto-memoryを編集主なエイリアス
/rewindできること会話やコードを過去のチェックポイントに巻き戻す主なエイリアス/checkpoint /undo
/feedbackできること不具合報告やフィードバックを送信主なエイリアス/bug /share
/helpできることヘルプと利用可能コマンドを表示主なエイリアス
/exitできることCLIを終了主なエイリアス/quit

廃止・改名されたコマンド

過去に存在したものの、現在は使えなくなったコマンドもあります。古い記事や手元のメモに残っていると混乱するので、対応関係を押さえておきます。

かつてのコマンド状態現在の代替
/vim状態v2.1.92で廃止現在の代替/config の「Editor mode」からVimモードへ
/pr-comments状態v2.1.91で廃止現在の代替Claudeに直接プルリクエストのコメント確認を依頼
/fork状態/branch に改名現在の代替/fork はエイリアスとして存続
/cost /stats状態/usage に統合現在の代替どちらもエイリアスとして存続

利用頻度で引く早見表

役割別の次は、実際の作業リズムで引ける早見表です。同じコマンドでも「いつ叩くか」で覚えると手が動きやすくなります。

レイヤー目安代表コマンド主な目的
毎日使う目安1日複数回代表コマンド/resume /clear /usage /compact /context主な目的セッション運用の基本動線
週に数回目安週3〜5回代表コマンド/plan /code-review /skills /release-notes /goal主な目的計画・レビュー・自走・棚卸し
困った時目安不定期代表コマンド/doctor /debug /permissions /rewind /feedback主な目的トラブル対応・巻き戻し

毎日使う5つ

対話を開閉し、直前のコンテキストを操作する基本動作です。1日に何度も叩く前提で手に馴染ませておくと、セッションを切り替えるコストが下がります。

  • /resume — セッションIDや名前で会話を再開。引数なしならピッカーが開き、v2.1.144以降はバックグラウンドセッションも bg 印つきで並びます。
  • /clear — 空のコンテキストで新規会話を開始。前の会話は /resume から戻れます。引数に名前を渡すと /resume ピッカー用のラベルが付きます。
  • /usage — セッションコストとプランの使用上限・利用統計を表示。Pro / Max / Team / Enterpriseではスキル・サブエージェント・プラグイン・MCPサーバー別の内訳も見られます。
  • /compact — 会話履歴を要約してコンテキストを圧縮。引数で「実装方針だけ残す」といった要約のフォーカスを渡せます。
  • /context — コンテキストの使い方を色付きグリッドで可視化。引数 all で項目別の内訳を展開でき、応答が重くなったときの肥大箇所の特定に向きます。

週に数回使う5つ

毎日ではないが定期的に必要になる運用コマンドです。とくに /code-review/plan は個人開発でも効きます。

  • /plan — ファイル編集を保留したまま計画モードに入ります。引数にタスクを渡せば、その場で計画づくりを始められます(例: /plan 認証フローをOAuth対応にする)。計画モードの詳細はClaude Code計画モードの完全ガイドを参照してください。
  • /code-review — 差分の正確性バグと、再利用・簡素化・効率の観点を点検します。--fix で指摘を作業ツリーに反映、--comment でプルリクエストに行コメント投稿、ultra でクラウドの深いレビューが走ります。
  • /skills — 導入済みスキルの一覧表示。t キーで推定トークン数によるソートができ、Space で表示状態を切り替え、Enter で保存します。スキルの設計はClaude Codeスキル活用ガイドで詳しく扱っています。
  • /release-notes — バージョンピッカーから任意のリリースの変更点を確認できます。週次の棚卸しで眺めると新機能や挙動変更の見落としが減ります。
  • /goal — 完了条件を渡すと、満たすまでClaudeがターンをまたいで作業を続けます。引数なしなら現在または直近で達成した目標を表示し、clearstop で早めに解除できます。

困った時の5つ

詰まったときに最初に当てるコマンド群です。使う頻度は低いほどよいのですが、どれを当てればよいか即答できると復旧が速くなります。

  • /doctor — インストール状態と設定を点検し、問題をステータスアイコンで示します。f キーで自動修正に入れます。スキル説明文がコンテキスト予算を超えて削られていないかもここで確認できます。
  • /debug — 現セッションのデバッグログを有効にし、ログを読みながら切り分けます。claude --debug で起動していない限りログは既定で無効なので、途中で叩くとその時点から記録が始まります。
  • /permissions — allow / ask / denyルールをスコープ別に確認・編集できます。作業ディレクトリの管理や、auto modeの直近の拒否ログの確認もここで行います。
  • /rewind — 会話やコードを過去のチェックポイントに巻き戻すか、選んだメッセージ以降を要約します。空のプロンプトで Esc を2回押してもこのメニューが開きます。
  • /feedback — 不具合報告やフィードバックを、セッションの文脈を添えて送信します。再現手順を添えて送ると開発チームに届きます。

バンドルスキルと組み込みコマンドの違い

/ メニューに並ぶものは、すべてが同じ仕組みではありません。挙動の違う3種類があります。

種別仕組み代表例
組み込みコマンド仕組みCLIに固定の処理が実装されている代表例/clear /resume /config /permissions
バンドルスキル仕組みプロンプトとしてClaudeに渡され、ツールで遂行する代表例/code-review /batch /debug /loop /claude-api
バンドルワークフロー仕組み多数のサブエージェントに作業を分散し背景で走る代表例/deep-research

バンドルスキルは、自分で書くスキルと同じ枠組みで動きます。固定処理ではなくClaudeへの指示文なので、関連する場面ではClaude自身が自動で呼ぶこともあります。MCPサーバーが公開するプロンプトは /mcp__<server>__<prompt> の形でコマンドとして自動的に現れます。

カスタムスラッシュコマンドの作り方

頻出する手順は、自作のコマンドにショートカット化できます。重要な変更として、カスタムコマンドはスキルに統合されました.claude/commands/deploy.md というファイルでも、.claude/skills/deploy/SKILL.md というスキルでも、どちらも /deploy を作り、同じように動きます。既存の .claude/commands/ のファイルはそのまま動き続けます。スキル形式にすると、補助ファイルを同じフォルダーに置けたり、Claudeが自動で呼ぶかどうかをfrontmatterで制御できたりします。

最小構成: ファイルを1つ置く

まずは従来からの .claude/commands/ 形式が手軽です。Markdownファイルを1つ置けば、ファイル名がそのままコマンド名になります。

---
description: コミットメッセージの草案を作る
---
 
ステージ済みの差分を読み、Conventional Commits形式で
コミットメッセージの草案を3案提示してください。

これを .claude/commands/draft-commit.md に保存すると、/draft-commit で呼べます。配置場所でスコープが変わり、プロジェクト共有なら .claude/commands/(または .claude/skills/)、自分専用で全プロジェクト共通なら ~/.claude/skills/<名前>/SKILL.md に置きます。同名のときはenterprise > personal > projectの順で上書きされます。

引数を受け取る

入力した文字列はコマンドの本文に差し込めます。代表的な差し込み記法は次のとおりです。

記法展開される内容
$ARGUMENTS展開される内容渡された引数すべて
$ARGUMENTS[N] / $N展開される内容N番目の引数(0始まり)
$name展開される内容frontmatterの arguments で宣言した名前付き引数
${CLAUDE_SKILL_DIR}展開される内容このスキルのフォルダーパス

たとえばGitHubのissueを番号で直す /fix-issue は、本文に $ARGUMENTS を置いておきます。

---
description: GitHubのissueを番号で修正する
disable-model-invocation: true
---
 
GitHubのissue $ARGUMENTS をコーディング規約に従って修正してください。
 
1. issueの内容を読む
2. 要件を理解する
3. 修正を実装する
4. テストを書く
5. コミットを作る

/fix-issue 123 と打つと、$ARGUMENTS123 に置き換わります。複数語の値を1つの引数として渡したいときは "hello world" のように引用符で囲みます。$ARGUMENTS を本文に書かずに引数を渡すと、ARGUMENTS: <入力> として末尾に追記されます。

frontmatterで挙動を制御する

スキル(SKILL.md)のfrontmatterで、呼び出しや権限を細かく指定できます。よく使うフィールドを抜粋します。

フィールド役割
description役割何をするスキルか。Claudeが自動で呼ぶかの判断材料になる
argument-hint役割補完時に出る引数のヒント(例: [issue-number])
disable-model-invocation役割true でClaudeの自動呼び出しを抑止。手動専用向け
user-invocable役割false/ メニューから隠す(Claudeだけが呼ぶ)
allowed-tools役割スキル実行中に許可なしで使えるツール
context役割fork でサブエージェントの分離コンテキストで実行
model / effort役割スキル実行中だけ使うモデル / effortレベル

/commit/deploy のように副作用があり、実行タイミングを自分で握りたいコマンドには disable-model-invocation: true を付けます。コードが「準備できていそう」というだけでClaudeに勝手にデプロイされては困るためです。

動的コンテキストとファイル参照

スキルの本文では、Claudeに渡す前にシェルコマンドを実行して結果を埋め込めます。行頭(または空白の直後)の !`コマンド` がプリプロセスとして展開され、Claudeはその出力だけを受け取ります。

---
description: 未コミットの変更を要約し、リスクを指摘する
allowed-tools: Bash(git diff *)
---
 
## 現在の変更
!`git diff HEAD`
 
## 指示
上の差分を2〜3点に要約し、未処理のエラーやハードコードされた値、
更新が要るテストなど、気になるリスクを挙げてください。

ファイルを参照させたいときは、プロンプト内で @パス を使うとファイルパスの補完が効きます。これらを組み合わせると、実行時の生きたデータに基づいて動くコマンドが作れます。

つまずきやすい点

自作コマンドは便利な反面、最初の数本で同じところに引っかかりがちです。先回りでまとめます。

  • スキルが自動で呼ばれてしまう: 手動専用にしたいコマンドには disable-model-invocation: true を付けます。
  • 逆に呼んでほしいのに呼ばれない: description に、ユーザーが自然に言いそうなキーワードを入れます。/doctor でスキル説明文がコンテキスト予算を超えて削られていないかも確認できます。
  • 同名のコマンドとスキルが衝突する: 同じ名前ならスキルが優先されます。
  • 権限を仕組みで固定したい: スラッシュコマンドよりHooksサブエージェントが向く場面もあります。

組み合わせパターン3例

単独でも便利ですが、組み合わせて叩く流れを型として持っておくと作業リズムが安定します。

パターンA: 朝イチの立ち上げ

  1. /resume — 昨日の文脈を引き継ぐ
  2. /context — コンテキスト使用量を確認(肥大していたら /compact に回す)
  3. /release-notes — 前日〜当日の更新で気になる変更がないか確認
  4. /doctor — 挙動が怪しければ診断(必要なら /reload-plugins で切り分け)

パターンB: プルリクエストを出す前

  1. /diff — 変更箇所を1ファイルずつ確認
  2. /code-review high --fix — 正確性のバグと整理対象を点検し、機械的に直せるものを反映
  3. /security-review — セキュリティ観点で差分を走査
  4. 深掘りが必要なら /code-review ultra でクラウド並列レビューに投げる

パターンC: 大型タスクを自走させる

  1. /plan 〜〜〜 — 編集を保留したまま計画を承認
  2. /clear で別セッションを開き、実装に専念する
  3. /goal 全テストが通る状態にする で完了条件を渡し、満たすまで自走させる
  4. 区切りごとに /compact 実装方針と決定事項だけ残して で圧縮
  5. 完了後 /usage でトークン消費を確認する

コマンドを覚える順序

数が多いので、いきなり全部覚えるのは現実的ではありません。下の順序で押さえると、使う度に自然と手が動くようになります。

ステップ覚えるセット到達目安
1覚えるセット/resume /clear /usage /help到達目安セッションの出入りとヘルプに迷わない
2覚えるセット/compact /context /config /model到達目安容量・表示・モデルを自分で制御できる
3覚えるセット/doctor /debug /permissions /rewind到達目安困った時の一次対応が自力でできる
4覚えるセット/plan /code-review /security-review到達目安計画とレビューの自動化に乗せる
5覚えるセット/goal /loop /schedule /workflows到達目安長期運用と自走・並行処理に入る

これは頻度順ではなく習熟の順序です。2まで済ませれば日常の多くが快適になり、3で不慮の事態に強くなり、4〜5で作業そのものを自動化側へ寄せていける、という段階設計です。Claude Code全体の機能像から把握したい場合は、Claude Code完全ガイドもあわせて参考にしてください。

よくある質問

スラッシュコマンドの一覧はどこで見られますか

セッション内で / を押すと、自分が使えるコマンドが一覧表示されます。/ に続けて文字を打つと絞り込めます。一覧には組み込みコマンド、バンドルスキル、自作スキル、プラグインやMCPサーバー由来のコマンドがすべて並びます。プラットフォームやプランで出し分けられるため、表示される内容は人によって異なります。

/cost/usage/stats は何が違いますか

/cost/stats はどちらも /usage のエイリアスで、中身は同じです。現セッションのコスト、プランの使用上限、利用統計を表示します。/stats は統計タブを開いた状態で起動する点だけが異なります。

/goal/loop はどう使い分けますか

/goal は「完了条件」を渡し、それが満たされるまでClaudeがターンをまたいで作業を続けます。終わりは条件の達成で決まります。/loop は「プロンプトを繰り返し実行する」もので、間隔を指定すれば定期的に、省略すればClaudeが自分でペースを決めて回します。達成条件で止めたいなら /goal、定期的に同じことを実行したいなら /loop です。

/workflows は何をするコマンドですか

/workflows は、背景で走っている動的ワークフロー(多数のサブエージェントに作業を分散する仕組み)の進行状況を表示し、一時停止・再開・保存ができる画面を開きます。ワークフローは「ワークフローを作って」と頼んだときや、/effort ultracode を使ったときに編成されます。

/vim コマンドはなくなったのですか

/vim はv2.1.92で廃止されました。現在は /config の「Editor mode」からVimモードとNormalモードを切り替えます。インタラクティブモードのドキュメントに、Vimモードでの操作キー一覧がまとまっています。

/code-review/simplify はどう使い分けますか

/code-review は正確性のバグと整理対象の両方を点検します。/simplify はv2.1.154以降、再利用・簡素化・効率・抽象度の整理だけを4つのエージェントで並列にレビューし、バグ探索はしません。バグを見つけたいなら /code-review、整理に絞りたいなら /simplify です(v2.1.154より前では /simplify/code-review --fix と同等でした)。

自作コマンドをClaudeに勝手に実行されたくありません

frontmatterに disable-model-invocation: true を付けると、あなたが手動で /<名前> を打ったときだけ実行され、Claudeの自動呼び出しは止まります。デプロイやコミットのように副作用があり、実行タイミングを自分で握りたいコマンドに向いた設定です。

まとめ

Claude Codeのスラッシュコマンドは、量だけ見ると圧倒されますが、役割別に並べ替えると、セッション運用・計画・レビュー・自走の各場面でよく使うものはごく少数に収まります。毎日の5つ(/resume /clear /usage /compact /context)を確実に習熟し、週次の数本で計画とレビューを型化し、困った時の数本を即座に引けるようにする。この3層が揃うと、一覧を開いて探す回数が減ります。

さらに、頻出する手順は自作コマンド(スキル)に落とし込めます。カスタムコマンドがスキルに統合されたことで、引数・動的コンテキスト・自動呼び出しの制御まで一貫した枠組みで組めます。新しいコマンドはリリースごとに追加されるので、/release-notes を週1で眺めるだけでも自然と最新版に追いつけます。

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