Claude Code access has not been granted for this accountの直し方
Claude Codeのログイン後に出るAuthorization failedは、Enterpriseのカスタムロールが原因です。Owner側で直す手順と、管理者に伝える内容をまとめます。
Claude Code access has not been granted for this accountは、Claude Enterpriseの組織で、あなたのロールがCustomになっていて、そのカスタムロールのどれもがClaude Codeを付与していないときに出ます。Claude Code側の設定やインストールをいじっても直りません。
直せるのは組織のOwnerだけです。Ownerがロールを変えたあと、claudeを起動してログインし直せば通ります。
どこでどう表示されるか
claudeを起動してブラウザでログインすると、サインイン画面にAuthorization failedが出ます。続くメッセージは次のとおりです。
Claude Code access has not been granted for this account. Contact your administrator.ターミナルの401や403ではなく、ブラウザ側のサインイン画面に出る点が目印です。認証そのもの(IDとパスワード、SSO)は通っていて、「通ったあとにClaude Codeを使う権限があるか」の確認で止まっています。
原因はCustomロールとClaude Codeの未付与
Enterpriseにはカスタムロールという仕組みがあります。メンバーのロールをCustomにすると、そのメンバーの権限は、所属グループに割り当てられたカスタムロールだけで決まります。
カスタムロールは、チャット、Claude Cowork、Claude Code、Web検索といった機能ごとに、使えるか使えないかを決めます。Claude Codeは、その機能の1つとして「Access to Claude Code」という項目になっています。
エラーが出るのは、次の2つが同時に成り立っているときです。
- あなたのロールがCustomである
- あなたのグループに割り当てられたカスタムロールのどれも、Claude Codeを付与していない
ロールごとの権限の決まり方
User・Admin・Ownerのロール
権限はそのロール自体から直接決まります。カスタムロールの影響を受けません。
Customロール
権限はグループに割り当てられたカスタムロールだけで決まります。Claude Codeを付与するロールが1つも無ければ使えません。
カスタムロールは、Customに設定されたメンバーにしか効きません。そのため、同じ組織でもUserロールの同僚はClaude Codeに入れて、自分だけ入れない、ということが起こります。
直し方はOwnerに頼む2択
あなたの側でできる修正はありません。Ownerに頼む選択肢は2つあります。
Ownerに依頼して復旧するまで
- 1
Ownerに2択のどちらかを依頼する
1つ目は、Claude Codeを付与するカスタムロールを、あなたのグループに割り当てること。2つ目は、あなたのロールをCustomからUserなどの標準ロールに変えることです。
- 2
Ownerがロール設定を変更する
ロールは組織設定のRolesページ(Organization settings > Roles)で管理します。
- 3
ログインし直す
変更後に
claudeを起動し、ログインをやり直します。
claudeログイン画面で先に進めれば復旧です。まだ同じ画面が出るときは、次の「反映されないとき」を確認します。
Ownerに渡す依頼文の例
管理者が状況を一度で把握できるよう、次のような文面で依頼すると話が早くなります。例示なので、組織の用語に合わせて書き換えてください。
Claude Codeにログインすると「Claude Code access has not been granted for this account」と出ます。
私のロールがCustomで、所属グループのカスタムロールにClaude Codeが含まれていないためと思われます。
Claude Codeを付与するカスタムロールを私のグループに割り当てるか、私のロールをUserに変更してください。変更したのに直らないとき
カスタムロールの編集は、反映まで最大15分かかることがあり、メンバー側でブラウザの更新が必要になる場合があります。変更直後にログインして失敗したときは、少し待ってからやり直します。
Ownerが「付与したはずだ」と言うときは、次の点を管理画面で確認してもらいます。
Owner側の切り分け順
- QあなたのロールはCustomのままで、割り当てたカスタムロールにClaude Codeの付与が入っていますか?答えがいいえ答えがはい
ロールを編集してClaude Codeの項目を付与するか、標準ロールに切り替えます。
- Qそのカスタムロールは、あなたが実際に所属するグループに割り当てられていますか?答えがいいえ答えがはい
ロールはメンバー個人ではなくグループに割り当てます。所属グループとの対応を直します。
- QSCIMのディレクトリ同期とグループマッピングを使っていますか?答えがいいえ答えがはい
同期が各メンバーのロールを管理します。Customに設定していても、IdPのグループがCustomにマップされていなければ、次の全体同期でマップ先のロールに戻ります。IdP側のマッピングを見直します。
View effective roleで結果を確かめる
Organization settingsのMembersかGroupsで該当の行のメニューから「View effective role」を選ぶと、そのメンバーが持つ機能と、それを付与しているロール名が一覧できます。
複数のグループに所属している場合、権限は加算されます。どれか1つのロールがClaude Codeを付与していれば使えます。逆に、別のロールで打ち消すことはできません。
誰がロールを変更できるか
カスタムロールを管理できるのは、OwnerとPrimary Owner、そしてIdentity & Accessの権限を「Can manage」にしたカスタムロールを持つメンバーです。公式の説明に載っている管理者はこの3者です。
依頼先に迷うときは、組織のOwnerか、Identity & Accessの管理権限を持つ人に聞くのが確実です。自分がOwnerのときは、Organization settings > Rolesから直接直せます。
複数のグループに入っているときの考え方
ロールはメンバー個人ではなく、グループに割り当てます。複数のグループに所属していれば、各グループのロールの権限を合算したものが実際の権限になります。
例えば、全員が入るグループにWeb検索とメモリだけのロールがあり、エンジニアのグループにCowork+Claude Codeのロールがあるとします。エンジニアのグループに入っていれば、4つすべてが使えます。逆に、エンジニアのグループに入っていない人は、全員用のロールだけでは、Claude Codeを使えません。
つまり直し方の1つ目は、新しいロールを作るより、Claude Codeを含む既存のロールが割り当てられたグループに、あなたを追加する形でも成立します。どちらが適切かは組織の運用次第です。
ロールを消したときの影響
Owner側の注意点として、カスタムロールを削除すると、そのロールが割り当てられていた全グループから権限が外れます。グループのメンバーは、そのロールが付与していた権限を失います。別のロールが同じ権限を付与していれば残ります。
「昨日まで使えたのに突然このエラーが出た」という場合は、Claude Codeを付与していたカスタムロールが編集または削除された可能性があります。Ownerに、そのロールの編集や削除がなかったかを確かめてもらうと、原因の見当がつきます。
組織全体の設定が先に効く場合がある
機能へのアクセスは、プラットフォームレベルの上書き、組織レベルの設定、カスタムロール、ユーザー本人の設定の4段階で決まり、最も厳しいレベルが勝ちます。組織レベルでその機能が無効なら、カスタムロールで付与しても使えません。
このエラーの文面はカスタムロールの未付与を指しています。ロールを直しても同じ画面が続くときは、Owner側で上の4段階のどこで止まっているかを見ると原因をたどれます。
似たログインエラーとの見分け方
ログイン周りのエラーは文面が近く、直す人も場所も違います。
| 表示 | 原因の所在 | 直す人 |
|---|---|---|
| Claude Code access has not been granted for this account | 原因の所在CustomロールにClaude Codeの付与が無い | 直す人Owner |
| API Error: 403 Request not allowed | 原因の所在サブスクリプションの失効、ConsoleのRole不足、プロキシ | 直す人本人・管理者 |
| OAuth error: Invalid code | 原因の所在ログインコードの期限切れ・コピー切れ | 直す人本人 |
| Your organization has disabled Claude subscription access | 原因の所在組織がclaude.aiログインを拒否 | 直す人管理者 |
最後の行は組織がサブスクリプションアクセスを無効化したときのエラーで、claude.aiログイン自体を組織が閉じている別の原因です。APIキー側の無効化はorganization has been disabledの解説にあります。
ログインのやり直しでは直らない
ログインに失敗したとき、公式のトラブルシューティングは/logout、Claude Codeの終了、claudeの再起動と再認証という「ログインのリセット」を案内しています。ただし今回のエラーは権限の問題なので、リセットしても結果は変わりません。管理者の設定変更が先です。
ロール変更後の再ログインでは、リセットの手順が役に立ちます。古い認証状態が残っていると感じたら、次の順で試します。
/logoutClaude Codeを閉じ、claudeで起動し直してログインをやり直します。ブラウザが自動で開かない場合は、cキーでOAuthのURLをコピーして手動で開けます。
ConsoleからEnterpriseへ移った直後に出るとき
ConsoleのAPIキーで使っていた人が、Enterpriseのアカウントでログインし直した直後に出るケースもあります。この場合も原因は同じで、新しいアカウントのロールにClaude Codeの付与が無いだけです。認証方法の切り替え自体はConsoleからEnterpriseへの移行手順にまとめています。
まとめ
エラーの文面は「このアカウントにはClaude Codeが付与されていません」という意味です。手元の操作で解決できず、Ownerがロールを付与するか標準ロールへ切り替えるかで決まります。依頼文にはロールがCustomであること、Claude Codeの付与が必要なことを書いておくと、やり取りが1往復で済みます。