Claude Code(クロードコード)とは — できること・料金・使い方・CLIから8つの拡張機構まで
Claude Code(クロードコード)はCLIを起点にIDE・Web・モバイルまで広がるAnthropicのエージェント型開発ツール。できること・料金プラン・導入と使い方・モデル選び・権限設計・8つの拡張機構・並列運用までを解説します。
Claude Codeとは
Claude Code(クロードコード)は、Anthropicが提供するエージェント型の開発ツールです。コードベース全体を読み、複数ファイルを横断編集し、コマンドを実行し、テスト結果を見て自分で直す。この「書く→実行→失敗→直す→再実行」のループを、承認を挟みながら自律的に回します。補完中心のGitHub Copilotや対話中心のChatGPTと違い、実際にファイルを書き換え、コマンドを実行しながら作業を進めます。
Claude Codeでできることは大きく6つです。
- 複数ファイルにまたがるリファクタ・バグ修正の横断編集
- コマンドを実行し、テスト結果を見て自分で直す自己修正ループ
- git操作からプルリクエスト作成までの自動化
- 大規模コードベースの調査(Opus・Sonnet・Fableモデル(5.1 / 5)は最大1Mトークンのコンテキストを扱えます。プランごとの条件は料金の節を参照)
- GitHub Actionsやheadlessモードを使ったCI・自動化への組み込み
- Claude in Chrome拡張機能を使ったブラウザーでの実装検証
利用にはPro / Max / Team / EnterpriseいずれかのClaudeサブスクリプション、またはClaude ConsoleのAPI keyが必要です。無料のClaude.aiプランにClaude Codeは含まれません。
Claude CodeとClaudeの違い
Claude Codeは、チャットのClaudeとは別のサービスではありません。同じAnthropicアカウントを、開発作業向けに使う形態です。違いは「どこで、何を対象に、どこまで自律的に動くか」にあります。チャットは会話の往復で答えや成果物を受け取る道具で、Claude Codeは手元のリポジトリを直接編集し、コマンドを実行して結果を確かめながらタスクを完了させる道具です。
| 観点 | チャットのClaude | Claude Code |
|---|---|---|
| 主な目的 | チャットのClaude会話で答え・成果物を得る | Claude Codeリポジトリの実装・修正・自動化 |
| 作業対象 | チャットのClaudeClaude側のサンドボックス(デスクトップ版はMCP経由でローカルにも届く) | Claude Code手元またはクラウドの実環境 |
| 進め方 | チャットのClaude1往復ごとに人が確認 | Claude Codeタスク単位で自律実行(承認を挟む) |
| 入口 | チャットのClaudeWeb / デスクトップ / モバイル | Claude Codeターミナル / IDE / デスクトップ / Web / モバイル(ほかSlack・CI連携) |
| 主な対象者 | チャットのClaudeすべてのユーザー | Claude Code開発者 |
両者は同じアプリに同居します。デスクトップアプリにはチャットと並んでCodeタブがあり、CLIを別途入れなくてもClaude Codeが動きます。Webでもclaude.ai/codeから起動できます(研究プレビューで、Pro / Max / Teamと、対象シートを持つEnterpriseが利用できます)。
使い分けの定番は「チャットで設計を相談し、固まった手順をClaude Codeに渡して実装させる」流れです。判断軸と連携パターンの詳細はClaude AIとClaude Codeの違いにまとめています。同じアプリにはCoworkのタブも並び、資料作成やファイル整理といったコード以外の作業を受け持ちます。
Claude Codeでできること
「app/loginのフォームにemailバリデーションを追加して」のような自然言語の指示だけで、Claudeは関連ファイルを横断して直します。コードベース全体を読んでから対象ファイルを特定し、変更案を提示してから編集する流れです。
コマンドを実行して結果を見てから直す自己修正ループは、テストやビルドの失敗を見てコードを直し、再実行するところまでを承認を挟みながら自律的に回します。Manualでは1つ直すごとに承認を求め、Accept editsでは編集そのものは自動で通りますが、テストやビルドの再実行は都度承認が要ります。承認なしで往復を続けたい場合はAuto modeを使います。
git操作もプロンプト1つで頼めます。変更内容をコミットメッセージにまとめて記録でき、GitHub連携を使えばプルリクエスト作成まで自動化できます。大規模な変更では、worktreeで隔離したサブエージェントごとに/batchでPR作成までを並列に自動化することもできます。
大規模コードベースの調査には、code intelligence(LSP)によるシンボル単位のナビゲーションや、調査だけをSub Agentに切り出す手法が効きます。
GitHub Actions / GitLab CI/CDでのPRレビューやissue対応、ターミナルでの非対話実行(headlessモード)でCI・自動化に組み込めます。リポジトリの外や定期実行にも展開できます。
ブラウザーでの実装検証は、Claude in Chrome拡張機能を接続すると可能になります。接続すると、開いているページのDOM構造・コンソールログ・スクリーンショットをClaudeが直接読み取れるようになり、実装したUIを開いて確認しながら直す、コンソールのエラーを読んで直す、という往復を同じセッションでこなせます。
料金プランと必要なもの
Claude Codeはプランで料金・上限・利用条件が変わります(料金体系は改定されることがあります)。
| プラン | 月額目安 | 用途 |
|---|---|---|
| Pro | 月額目安$17/月(年払) / $20(月払) | 用途個人開発、軽量〜中量利用 |
| Max | 月額目安$100/月〜(5x / 20xの2 tier) | 用途パワーユーザー、Proの5倍または20倍の利用枠 |
| Team | 月額目安$20/seat(Standard、年払) / $100/seat(Premium、年払) | 用途チーム共有、SSO、管理者制御 |
| Enterprise | 月額目安$20/seat + 使用量、カスタム見積 | 用途SCIM、監査ログ、Compliance、SLA |
無料プランにClaude Codeは含まれません。ConsoleのAPI key(プリペイドクレジット)経由でも利用でき、こちらは厳密に従量課金です。Team・Enterpriseの年払は月払より安く、Standardは月払$25に対し年払$20/seat、Premiumは月払$125に対し年払$100/seatです。
最上位モデルのFable 5.1、応答を高速化するFast mode、サブスクの既定枠を超えた利用に充てる従量課金のusage credits、Opusで1Mトークンのコンテキストを使う枠は、プランをまたいでアクセス条件が見えにくい項目です。Team・Enterpriseプランでは、Fast modeは組織のOwner(管理者)が有効化して初めて使えます。プラン別の条件を次の表にまとめます(Fable 5もFable 5.1と同じ条件です)。
| プラン | Opusの1Mコンテキスト | Fast mode | Fable 5.1 |
|---|---|---|---|
| Pro | Opusの1Mコンテキストusage credits必要 | Fast modeusage credits必要 | Fable 5.1プランに含まれず、usage creditsで利用 |
| Max(5x / 20x) | Opusの1Mコンテキストサブスクに含まれる | Fast modeusage credits必要 | Fable 5.1週次上限の50%まで含まれる(超過分はusage credits) |
| Team Standard | Opusの1Mコンテキストサブスクに含まれる | Fast modeOwner有効化 + usage credits必要 | Fable 5.1プランに含まれず、usage creditsで利用 |
| Team Premium | Opusの1Mコンテキストサブスクに含まれる | Fast modeOwner有効化 + usage credits必要 | Fable 5.1週次上限の50%まで含まれる(超過分はusage credits) |
| Enterprise Standard | Opusの1Mコンテキストサブスクに含まれる | Fast modeOwner有効化 + usage credits必要 | Fable 5.1プランに含まれず、組織がusage creditsを有効化していれば利用可 |
| Enterprise Premium | Opusの1Mコンテキストサブスクに含まれる | Fast modeOwner有効化 + usage credits必要 | Fable 5.1週次上限の50%まで含まれる(超過分はusage credits) |
| API / 従量課金 | Opusの1Mコンテキストフルアクセス | Fast mode利用可(Console組織はアクセス提供が必要) | Fable 5.1従量課金で利用可 |
Anthropicのエンタープライズ導入データでは、1開発者あたりの平均コストは稼働日あたり約$13、月$150〜250です。90%のユーザーは稼働日あたり$30未満に収まっています。コストは/usageコマンドで確認できます。日常作業をSonnetに寄せる、繰り返し送る内容をプロンプトキャッシュに乗せるといった具体策で抑えられます。
コンテキストウィンドウの埋まり具合は/contextで確認でき、自動圧縮の閾値はClaude Codeのコンテキスト管理で調整できます。
プラン間の損益分岐点は利用量の差で決まり、判断材料はClaude Code料金プラン選び方ガイドにまとめています。日々のコストを抑える運用のコツはClaude Codeのコスト管理を参照してください。
個人の/usageは自分ひとりの利用状況にとどまり、チーム・組織全体の利用量までは集計されません。横断的に把握する選択肢は複数あり、組織のspend report(CSV)のエクスポート、claude.ai/analytics/claude-codeの採用状況ダッシュボード、ConsoleのAnalytics APIに加え、Claude CodeのOpenTelemetryで利用量とコストを可視化が扱うOpenTelemetry連携も選べます。
Claude Code以外のプランも含めた比較はClaude料金プラン総まとめで確認できます。Team・EnterpriseでDesktopアプリのSSOと管理コンソールを統制する手順はClaude Code Desktop SSOとデバイス管理ポリシーの設定にまとめています。
コストを抑える具体策
日々のトークン消費は、/clearによるコンテキスト削減・モデルの使い分け・不要なMCPサーバーの無効化・大量出力をHooksやサブエージェントに任せる設計の4つで抑えられます。
- 関係のないタスクに切り替えるときは
/clearする。古いコンテキストは毎メッセージでコストを積み増します - モデルを作業の重さに合わせる。日常のコーディングはSonnet、複雑な設計判断だけOpusに絞ります
- 使っていないMCPサーバーは
/mcpで無効化する。ツール定義は既定で遅延読み込みされますが、ghawsのようなCLIツールのほうが文脈をさらに消費しません - 大量出力の処理はHooksやサブエージェントに任せる。ログをそのままClaudeに読ませず、Hookでgrepしてから渡す設計がコンテキストを守ります
始め方 — インストールから最初の編集まで
Claude Codeは1つの実行エンジンが複数の利用形態に配信される設計です。どこから始めても、CLAUDE.mdや権限設定、接続済みのMCPサーバーは共有されます。
| 利用形態 | 主な使いどころ |
|---|---|
| ターミナルCLI | 主な使いどころ中核。編集・実行・git操作をフル機能で行う |
| VS Code / JetBrains拡張 | 主な使いどころインライン差分、@メンション、計画レビューをエディター内で |
| デスクトップアプリ | 主な使いどころ差分を視覚的に確認、複数セッションを並行、定期タスクの起動 |
| Web(claude.ai/code) | 主な使いどころローカル環境なしで長時間タスクを起動、手元にないリポジトリでも作業 |
| iOS / Androidアプリ | 主な使いどころ外出先からタスクを起動し、あとでPCに引き継ぐ |
| Chromeブラウザー拡張 | 主な使いどころブラウザーでの検証・デバッグをコーディングと同じ流れで |
Slack(@Claude) | 主な使いどころチャットでのバグ報告からPR作成までを自動化 |
| GitHub Actions / GitLab CI/CD | 主な使いどころPRレビューやissue対応をCIパイプラインに組み込む |
セッションは1つの利用形態に固定されません。Web版で起動したタスクをclaude --teleportで手元のターミナルに引き込む、ターミナルの作業を/desktopでデスクトップアプリに渡す、といった移動ができます。
VS Code拡張はインライン差分と計画レビューをエディター内で完結させます(ガイド)。Web・モバイルは外出先からタスクを起動しあとでPCに引き継げます(ガイド)。JetBrains系IDEも同じCLAUDE.mdと設定を共有して導入できます(導入と設定)。
Claude in Chrome拡張機能の注意点
Claude in Chrome拡張機能は、ブラウザーのログイン状態を共有するため、認証済みのサイトにもそのままアクセスできます。/loginでclaude.aiにサインインしたセッションが対象で、API keyだけの認証では接続できません。Windows Subsystem for Linux(WSL)では使えません。
インストール — Native Installと代替経路
インストールは、macOS 13.0以降・Windows 10 1809以降・Ubuntu 20.04以降・Debian 10以降・Alpine Linux 3.19以降・RAM 4GB以上が対象です。公式が最優先で示すのはNative Install(curl / irmベース)で、Node.js環境に依存せずバックグラウンドで自動更新されます。
# macOS / Linux / WSL
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
# Windows(PowerShell)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iexHomebrew(brew install --cask claude-code)、WinGet、npm(npm install -g @anthropic-ai/claude-code。Node.js 22以降が必須)、Debian / Fedora / RHEL / Alpine向けの署名付きリポジトリも用意されていますが、自動更新はされないため手動でのアップデートが必要です。インストール後はclaude --versionとclaude doctorで動作確認します。
Windowsのコマンドプロンプト(CMD)からは次の形でインストールします。PowerShellと間違えると&&やirmのエラーが出るため、プロンプトの表示(PS C:\かC:\か)で見分けます。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmdclaude doctorはセッションを開始せず、インストール状態や設定ファイルの検証エラー、推奨される修正を表示する読み取り専用の診断です。
Windowsでネイティブ版とWSL2のどちらを選ぶかはClaude Code Windowsインストール — ネイティブとWSL、どちらを選ぶかが判断材料になります。
自動更新のチャネルを制御したい場合はClaude Codeアップデートの方法 — 自動更新の制御とチャネル設定を参照してください。インストール手順全体を通して確認したいときはClaude Codeインストールガイドが役立ちます。
Native Installのcurlコマンドがcurl: (56) Failure writing output to destinationで失敗する場合、原因は接続そのものより途中経路にあることが多く、接続確認・プロキシ設定・代替インストーラーでの切り分け方はClaude Codeで「curl: (56)」が出る原因と対処にまとめています。
最初のセッション
最初のセッションは、プロジェクトのディレクトリでclaudeを起動するところから始まります。
cd ~/your-project
claude初回はブラウザーが開きAnthropicアカウントでサインインします(ANTHROPIC_API_KEY環境変数があればキーの承認プロンプトになります)。認証情報はローカルに保存され次回以降は自動で使われます。claude.aiアカウント・APIキー・OAuthトークンの3方式の使い分けはClaude Codeログイン方法3種の使い分け — claude.ai・APIキー・OAuthトークンが整理しています。
セッションを開始したら、「このプロジェクトは何をするものですか」のようにコードベースを理解させる質問から始めると動き方がつかめます。続けて「app/loginのフォームにemailバリデーションを追加してください」のように小さな変更を頼むと、Claudeが対象ファイルを特定し、変更案を提示し、権限モードに応じて承認を求めてから編集します。「変更内容をわかりやすいメッセージでコミットしてください」とgit操作も自然言語で頼めます。
日常的に使う基本操作は次のとおりです。
@でファイルパスを指定し、読ませたいファイルを文脈に渡す- 行頭の
!でシェルモードに入り、! npm testのように直接実行して結果を会話に残す Shift+Tabで権限モードを循環(既定の起点はプランで異なる。詳細は権限モードとAuto mode)/clearで会話履歴をリセット(メモリファイルは保持)、/resumeやclaude -c/claude -rで前回のセッションに戻る/rewind、または入力欄が空の状態でEscを2回押すと、コードと会話をチェックポイントから巻き戻せる
公式リファレンスにはスラッシュコマンドが110件並びます。全体像はClaude Codeスラッシュコマンド一覧で確認できます。チェックポイント機能自体が不要な場合はfileCheckpointingEnabledで無効化できます。
覚えておきたい基本操作
スラッシュコマンド以外にも、入力中に覚えておくと体感が変わる操作があります。
| 操作 | やること | 起きること |
|---|---|---|
@を打つ | やることファイルパスを指定 | 起きること補完候補が出て、特定ファイルを文脈に渡せる |
行頭に! | やることシェルモード | 起きること! npm testのように直接実行し、出力が会話文脈に入る |
| 画像をペースト | やることクリップボードから貼り付け | 起きること[Image #N]のチップが入り、プロンプトから参照できる |
Tab | やることコマンド・サジェスト補完 | 起きること入力候補を確定する |
Ctrl+R | やること逆方向検索 | 起きること過去の入力を検索してたどる |
Esc | やること実行中断 | 起きること応答やツール実行を途中で止める(それまでの結果は保持) |
!で打ったコマンドは結果がそのまま文脈に残るため、テスト結果やgitの状態を見せながら相談する流れが作れます。画像ペーストのキーは環境で変わり、一般的なターミナルはCtrl+V、iTerm2はCmd+V、WindowsとWSLはAlt+Vです。全ショートカットの早見表はClaude Codeショートカット一覧にまとめています。
キーボードの代わりに声で入力したいときは/voiceで音声入力を有効にします。音声はAnthropicのサーバーに送られ文字起こしされるため、claude.aiアカウントでのログインが必須で、API keyだけの認証やマイクの無いWeb版・SSHセッションでは使えません。
モデルの選び方 — Fable 5.1・Opus 5・Sonnet 5、EffortとFast mode
モデルはbest / fable / opus / sonnet / haikuのエイリアスで指定するのが基本です。/model <alias>で即座に切り替わり、/model単独ならピッカーが開きます。エイリアスが解決する先はプロバイダーで変わります。
| プロバイダー | opus | sonnet |
|---|---|---|
| Anthropic API | opusOpus 5 | sonnetSonnet 5 |
| Claude Platform on AWS | opusOpus 5 | sonnetSonnet 4.6 |
| Amazon Bedrock / Google Cloudエージェントプラットフォーム | opusOpus 5 | sonnetSonnet 4.5 |
| Microsoft Foundry | opusOpus 4.6 | sonnetSonnet 4.5 |
bestは組織が利用できる最新のFable(現在はFable 5.1)があればそれに解決され、使えなければ最新のOpusに解決されます。計画をOpus・実装をSonnetに自動で振り分けるopusplanエイリアスも便利です。
defaultを選んだときの解決先はアカウント種別で変わり、Max / Team Premium / Enterprise従量課金 / APIではOpus 5、Pro / Team Standard / EnterpriseのシートではSonnet 5が既定です。Fableモデルはどのプランでも既定にならず、/model fableでの明示的な選択が必要です。fableエイリアスはv2.1.255以降Fable 5.1に解決され、それより前のバージョンではFable 5のままです。Fable 5を使い続けたい場合は/model claude-fable-5のようにモデルIDで指定します。VS Code拡張での切り替え手順はVS CodeでFableを使う方法で確認できます。
Fableモデル(5.1 / 5)だけの制約もあります。全トラフィックで30日間のデータ保持が必須で、ゼロデータ保持(ZDR)契約の環境では利用できません(Anthropicが明示的に認めた場合を除く)。思考(adaptive thinking)は常時オンで無効化できず、安全分類器が生物学関連と判定したリクエストはOpus 5で、サイバーセキュリティ関連と判定したリクエストはOpus 4.8で自動的に再実行されます。Claude CodeでFable 5.1を選ぶにはv2.1.255以降が必要です(Fable 5はv2.1.170以降)。プランごとのアクセス条件は料金プランと必要なものの表を参照してください。仕様の詳細はClaude Fable 5.1の仕様解説にまとめています。
1Mコンテキストはどのプランで使えるか
Opus・Sonnet・Fableモデル(5.1 / 5)は最大1Mトークンのコンテキストウィンドウを扱えますが、条件はプランで変わります。Anthropic APIでは、Fableモデル・Sonnet 5・Opus 4.7以降が常時1Mウィンドウで動作します。Claude Codeのプランごとの条件は料金プランと必要なものの表を参照してください。
200Kを超えても追加のトークン単価が乗らない点が特徴です。1Mを完全に無効化したいときは環境変数CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT=1を設定します。
Effort(推論の深さ)とFast mode
/effortコマンドで、モデルがどれだけ深く考えるかを調整できます。選べるレベルはモデルで異なり、既定はhigh(Opus 4.7だけxhigh)です。ultracodeは単なる推論レベルではなくClaude Codeの設定で、xhighの推論に加えてタスクごとに動的ワークフローを組ませます。1回限りの深い思考が欲しいときは、プロンプトのどこかにultrathinkと書けば、セッションのeffort設定を変えずにその返答だけ深く考えさせられます。
Fast modeは、Opus 5とOpus 4.8をより高速に動かす研究プレビュー機能です(/fastで切替)。同じモデル・同じ品質のまま最大2.5倍高速になりますが、トークン単価は上がります。SonnetやHaikuでは使えません。VS Code拡張はfastMode設定に従い、対応モデル選択時にToggle fast modeコマンドを提供します。Amazon Bedrock・Google Cloudエージェントプラットフォーム・Microsoft Foundry・Claude Platform on AWS経由では使えません。
個人アカウントはusage creditsを有効化していれば使えます。Team / Enterpriseは2段階で、まずOwnerがAdmin Settings > Claude Codeで有効化し、そのうえで請求権限を持つメンバーがusage creditsを有効化して初めて使えます。仕組みと切り分けはClaude Code Fast mode完全ガイドが詳しく扱います。
もう一段深い判断が要る場面では、Advisorツールでメインモデルより強いモデルにセカンドオピニオンを求められます。/advisor opusのように設定すると、方針を決める前や同じエラーで詰まったときにメインのClaudeが自動的に相談します。Anthropic API経由のみで動作し、Bedrock・Claude Platform on AWS・Google Cloudエージェントプラットフォーム・Microsoft Foundryでは使えません。
権限モードとAuto mode
権限モードは、Claudeがファイル編集やコマンド実行の前に一時停止する頻度を決める設定です。Shift+Tabか--permission-modeフラグで切り替えます。Pro / Max / Teamプランでは、ターミナルとVS Code拡張で初回セッション以降Auto modeが既定の起動モードです。
Enterpriseプランと、Claude ConsoleのAPIキーやAmazon Bedrock・Google Cloudエージェントプラットフォーム・Microsoft Foundry・Claude Platform on AWS経由の利用では、読み取りだけを自動承認し編集や実行は操作のたびに承認を求めるManualが既定です。
Shift+Tabの循環はauto → default(Manual) → acceptEdits(Accept edits) → plan(Plan) → defaultの順です。
| モード | 内部値 | 承認なしで動くこと | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| Manual | 内部値default | 承認なしで動くこと読み取りのみ | 向いている場面使い始め、慎重に進めたい作業 |
| Accept edits | 内部値acceptEdits | 承認なしで動くこと読み取り・ファイル編集・mkdir等の安全なコマンド | 向いている場面レビュー前提でコードを反復 |
| Plan | 内部値plan | 承認なしで動くこと読み取りのみ(編集は保留) | 向いている場面変更前にコードベースを調査 |
| Auto | 内部値auto | 承認なしで動くこと分類器が承認した操作全般 | 向いている場面長時間タスク、承認疲れの軽減 |
| Don't ask | 内部値dontAsk | 承認なしで動くこと事前許可したツールのみ | 向いている場面ロックダウンされたCI |
| Bypass permissions | 内部値bypassPermissions | 承認なしで動くことほぼ全操作(保護パスへの書き込みを含む) | 向いている場面隔離されたコンテナ・VM限定 |
.gitや.claudeなどの保護パスは、モードによって扱いが変わります。Auto modeでは分類器が判定し、事前許可したツールだけを自動実行するdontAskでは拒否されます。
Plan modeは、破壊的な変更や設計判断を伴う作業で有効です。/planで入り、ファイル編集を保留したままClaudeに計画を提示させ、承認してから実行に移します。詳細はClaude Code Plan mode完全ガイドを参照してください。差分を細かく確認せず実装を進める「vibe coding」の実践はvibe codingとは — Claude Codeでの安全な始め方が解説しています。
Auto modeが既定にならないプランで有効化する手順はClaude Code Auto mode有効化ガイドが示します。
Auto modeの分類器は何を止め、何を通すか
Auto modeは「毎回の承認プロンプトをなくす」機能ですが、実態は無条件の自動承認ではありません。ツール呼び出しのたびに、専用の分類器モデルがその行動を審査し、要求を逸脱する操作・見覚えのない基盤への接続・敵対的な内容に誘導された疑いのある操作を止めます。承認そのものを省くのではなく、承認の主体を人からモデルに移す設計です。分類器が実際に何を止めているかはClaude Codeのauto mode分類器は何を止めているかで確認できます。
既定でブロックされる代表的な操作には、curl | bashのようなコード実行、機密データの外部送信、本番デプロイやマイグレーション、force push、git reset --hardのような未コミット変更を破棄するコマンドが含まれます。逆に、作業ディレクトリ内のローカルなファイル操作や、ロックファイルに宣言済みの依存関係インストールは既定で許可されます。
分類器が3回連続、または合計20回操作をブロックすると、Auto modeは一時停止して通常の承認プロンプトに戻ります。会話中で境界を明言する(「pushしないで」等)と分類器にとってもブロック信号として扱われますが、会話が要約されて発言が失われると効力を失うため、確実に止めたい操作はpermissions.denyルールとして明示するのが安全です。
サンドボックスとセキュリティ
サンドボックス化されたBashツールは、コマンドを承認なしで動かせるようにしつつ、ファイルシステムとネットワークへのアクセスをOSレベルで制限する仕組みです。macOSは組み込みのSeatbelt、Linux / WSL2はbubblewrapとsocatを使います。ネイティブWindowsでは動かず、WSL2の内側で実行する必要があります。WSL2でのセットアップ手順と落とし穴はClaude Code WSL2セットアップ — パスとNode.js、sandboxの落とし穴で扱っています。
既定では、書き込みは作業ディレクトリとセッションの一時ディレクトリに限られ、読み取りは拒否リストにある場所を除いて全体に及びます。この既定の読み取り範囲は~/.aws/credentialsや~/.ssh/も含んでしまうため、sandbox.credentials設定で明示的にブロックする必要があります。ネットワークは既定で全ドメイン拒否で、コマンドが新しいドメインへの接続を必要とするたびに承認を求めます。
サンドボックスのモードは2つあります。Auto-allowモードはサンドボックス内で完結するコマンドを承認なしで実行し、Regular permissionsモードはサンドボックス化されていても通常の承認フローを通します。どちらのモードでも、明示的な拒否ルールとrm -rf /のようなルート・ホームディレクトリの削除は常にプロンプトが出ます。開発コンテナでの隔離実行との使い分けはdevcontainerとサンドボックス完全ガイドで扱っています。
Claude Codeはローカルファイルを読み書きし、コマンドを実行するため、セキュリティ設計は避けて通れません。権限モード・サンドボックス・保護パスの3層に加え、Enterprise向けにはManaged Settingsが用意されています。
配布経路はAnthropicサーバーからの配信(ビジネス契約)、MDM(macOS plist、Windowsレジストリ)、ファイル配布(managed-settings.json)の3形式で、いずれも同じJSONスキーマを使うため組織ポリシーを統一できます。availableModelsで利用可能なモデルを制限したり、minimumVersionで古いバージョンへの自動ダウングレードを防いだりもできます。
管理者は管理設定(managed settings)でdisableBypassPermissionsModeを設定し、--dangerously-skip-permissionsによるバイパスそのものを封じられます。
設定項目の全体像とポリシー設計はClaude Code組織管理ガイド — managed settingsで統制するにまとめています。権限モード・サンドボックス・監査ログを含むセキュリティ設計全体はClaude Codeセキュリティ・権限ガイドが扱っています。
CLAUDE.md・メモリ・設定ファイル
Claude Codeには2つの補完的な記憶の仕組みがあります。CLAUDE.mdはあなたが書く指示、Auto memoryはClaudeがあなたの訂正や好みから自動で書きためる学習です。どちらも毎セッション開始時に読み込まれますが、コンテキストとして扱われるだけで強制設定ではありません。特定のタイミングで必ず実行させたい処理はHooksに任せます。
CLAUDE.mdは3つのスコープに配置でき、いずれも毎セッション読み込まれます。プロジェクト共有の./CLAUDE.md、個人用の~/.claude/CLAUDE.md、個人のプロジェクト固有メモ./CLAUDE.local.mdです。作業ディレクトリより上の階層にあるCLAUDE.mdは起動時に読み込まれ、サブディレクトリのものはそのディレクトリのファイルを読むタイミングで追加読み込みされます。Enterpriseでは管理設定下のCLAUDE.mdを組織全体に配布することもできます。
@path/to/fileのimportを使うと、最大4ホップまで参照を追加できます。大きなプロジェクトでは.claude/rules/ディレクトリにトピック別のファイルを分割し、paths:frontmatterで特定ファイルを触るときだけ読み込むスコープ限定もできます。AGENTS.mdは直接読まれないため@AGENTS.mdでimportするか、シンボリックリンクで揃えます。CLAUDE.mdは1ファイル200行未満を目安にし、超える場合はパススコープルールやSkillへの移行が案内されています。
Auto memoryは~/.claude/projects/<project>/memory/に保存され、MEMORY.mdが索引として機能します。読み込まれるのはMEMORY.mdの先頭200行または25KBのどちらか早い方までで、詳細は個別のトピックファイルに逃がす設計です。3層のメモリ設計はメモリ3層構造ガイド、実戦パターンはCLAUDE.md 10パターンを参照してください。
設定は複数のスコープに分かれています。優先度が高い順にManaged(IT / 管理者が展開、上書き不可)、コマンドライン引数、Local(.claude/settings.local.json、gitignore対象)、Project(.claude/settings.json、リポジトリにコミット)、User(~/.claude/settings.json、全プロジェクト共通)です。設定やメモリの実体は次のファイルです。
~/.claude/settings.json # ユーザー設定(全プロジェクト)
.claude/settings.json # プロジェクト設定(git追跡)
.claude/settings.local.json # ローカル設定(gitignore)
~/.claude.json # OAuth、MCP、キャッシュ
.mcp.json # プロジェクトMCP設定
CLAUDE.md # メモリ・命令permissions / hooks / apiKeyHelperは即座に反映されますが、model / outputStyleはセッション開始時にだけ読み込まれます。組織はサーバー管理設定・MDM・ファイル配布の3経路でmanaged設定を配れます。availableModelsでモデルを絞り込んでいる組織では、許可リストに対象モデルが無いとFast modeへの切り替えが拒否されます。
設定キーの全リストと実例はClaude Code設定完全ガイド、key=value形式で1項目だけ直接変更する/configコマンドの使い方はClaude Code configコマンドにまとめています。
拡張8機構とPluginsの使い分け
Claude Codeの拡張機構は8つあり、パッケージ層としてPluginsがそれらを束ねます。似て見えても解決する問題が違います。
| 機構 | 何をするか | 使いどころ |
|---|---|---|
| CLAUDE.md | 何をするか毎セッション読み込まれる永続コンテキスト | 使いどころプロジェクトの決め事、「常に〜する」ルール |
| Skills | 何をするかClaudeが使える再利用可能な手順・知識 | 使いどころ繰り返すタスクの手順化、参照資料 |
| Sub Agents | 何をするか独立コンテキストで動き要約だけ返す作業者 | 使いどころ調査の切り出し、並列ワーカー |
| Agent Teams | 何をするか複数セッションが対等にメッセージし合う体制 | 使いどころ議論や相互チェックが要る複雑な作業 |
| Code intelligence(LSP) | 何をするか言語サーバー経由のシンボル単位のナビゲーション | 使いどころ型付き言語、grepでは遅い大規模コード |
| MCP | 何をするか外部サービスへの接続 | 使いどころDB・API・社内ツールの呼び出し |
| Hooks | 何をするかライフサイクルイベントでコマンドを発火 | 使いどころ毎回必ず実行させたい自動処理 |
| Artifacts | 何をするかセッションの成果を非公開Webページとして公開 | 使いどころ端末のテキストより見て伝えたい出力 |
Plugins(プラグイン)はこの8つのうちSkills・Hooks・Sub Agents・MCPサーバーを1つのディレクトリにまとめ、チームや他のユーザーに配布するための梱包層で、単体の拡張機構ではありません。
- 「プロジェクトの前提を毎回読ませたい」→ CLAUDE.md
- 「この一連の手順を毎回やる」→ Skill(旧スラッシュコマンドも統合済み)
- 「主担当Claudeと別人格でやらせたい」→ Sub Agent
- 「複数の担当が議論しながら進める」→ Agent Teams
- 「コマンド前にlint、後にformatを必ず実行」→ Hooks
- 「外部DB / APIを呼びたい」→ MCP
- 「シンボル単位でコードを追いたい」→ Code intelligence
- 「成果を見て伝えたい」→ Artifacts
- 「複数プロジェクトに同じ構成を配りたい」→ Plugins
とくにSkills・MCP・Sub Agents・Hooksの4つは目的が重なって見えやすく、責務境界を掘り下げた比較はClaude Code SkillsとMCPの違い — サブエージェント・hooksを含む4機構の使い分けが整理しています。それぞれの機構がどのバージョンで入ったかは、公式changelog380バージョンを横断して調べたClaude Code機能はいつ入ったか — 導入時期一覧にまとめています。
Skills — 作業手順をMarkdownでテンプレ化
Skillsは、SKILL.mdにYAML frontmatterと手順を書くだけで、Claudeがツールキットに追加する仕組みです。カスタムコマンドはSkillsに統合され、.claude/commands/deploy.mdと.claude/skills/deploy/SKILL.mdはどちらも/deployを作り、同じように動きます。
frontmatterの主なキーは次のとおりです。
| キー | 効果 |
|---|---|
description | 効果いつ使うかの説明。Claudeが自動判断する材料になる |
disable-model-invocation | 効果trueで手動起動限定にする |
user-invocable | 効果falseでメニュー非表示にし、Claude専用の背景知識にする |
allowed-tools / disallowed-tools | 効果そのターンだけツールを許可・除外する |
model / effort | 効果実行時だけモデルや推論レベルを上書きする |
context: fork | 効果独立したサブエージェントのコンテキストで実行する |
paths | 効果特定ファイルを触るときだけ自動起動する |
本文内では$ARGUMENTSや$0 $1で引数を、${CLAUDE_SKILL_DIR}でスキル自身のディレクトリを参照できます。!`command`の行はClaudeが読む前にシェルコマンドを実行し、出力をその場に差し込む「動的コンテキスト注入」にも使えます。
配置場所は、組織全体のEnterprise管理設定、個人用の~/.claude/skills/、プロジェクト用の.claude/skills/、プラグイン同梱の4段階です。同名スキルが複数あるとき優先されるのはEnterprise > 個人 > プロジェクトの順です。詳しい設計と実例はClaude Code Skills完全ガイド、パターン集はClaude Code Skills 5パターンで扱っています。
Sub Agents — 関心分離で並行作業
サブエージェントは、特定タスクに特化した小さなClaudeをメインセッションから呼び出す仕組みです。組み込みでExplore(読み取り専用の高速探索、メインの会話モデルを継承)、Plan(計画のための調査、書き込み不可)、general-purpose(調査と修正の両方が要る複雑タスク)が用意されています。
frontmatterで必須なのはnameとdescriptionだけです。任意で使えるキーは次のとおりです。
| キー | 効果 |
|---|---|
tools / disallowedTools | 効果使用可能ツールを絞り込む |
model | 効果sonnet / opus / haiku / fable / inheritから選ぶ |
permissionMode | 効果サブエージェント専用の権限モードを指定する |
mcpServers | 効果サブエージェント専用のMCP接続を持たせる |
hooks | 効果サブエージェントのライフサイクルにフックを仕込む |
skills | 効果コンテキストへ事前ロードするSkillsを指定する |
memory | 効果user / project / localのいずれかで永続メモリを持たせる |
effort | 効果推論レベルをそのサブエージェントだけ上書きする |
isolation | 効果worktreeで独立したgitワークツリーを持たせる |
background / color / maxTurns | 効果バックグラウンド実行・表示色・最大ターン数を制御する |
配置は.claude/agents/*.md(プロジェクト共有)、~/.claude/agents/*.md(個人)、Managed Settings、プラグイン同梱、--agents '<json>'でのCLI起動時指定です。代表的な用途はcode-reviewer、test-writer、security-auditなどです。作り方の詳細はClaude Code Sub-agents完全ガイドを参照してください。
Agent Teams — セッションを横に並べて動かす
Sub Agentはメインのセッションにしか結果を返せません。Agent Teamsは複数のClaude Codeセッションがリード役の下でタスクを分担し、互いに直接メッセージし合う体制です。チームメイトは個別に話しかけられ、成果を共有し、互いの結論に異議を挟めます。
既定では無効です。有効化にはsettings.jsonのenvにCLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS: "1"を設定します。対話セッション限定の機能で、-pのヘッドレスモードやAgent SDK経由のセッションでは使えません。
向くのは、複数の仮説を並行検証するリサーチや、フロントエンド・バックエンド・テストを別々の担当に割り振る横断作業です。逆に、ファイルの競合が起きやすい逐次的な作業では、1セッションかSub Agentのほうが効率的です。コストの重さも押さえておく必要があります。チームメイトがplan modeで動くとき通常セッションの約7倍のトークンを消費するため、チームは小さく保ち起動するプロンプトを絞り込むのが効きます。
Hooks — ライフサイクルで任意コマンドを発火
Hooksは、Claude Codeのライフサイクルイベントでコマンド・HTTP・MCPツール・プロンプト・サブエージェントを呼び出す仕組みです。イベントはセッション単位(SessionStart / SessionEnd)、ターンごと(UserPromptSubmit / Stop)、ツール呼び出しごと(PreToolUse / PostToolUse)に大別されます。権限判定(PermissionRequest)やサブエージェントの開始・終了(SubagentStart / SubagentStop)にも対応します。
ハンドラーの種類は5つです。
| ハンドラー | 呼び出し先 |
|---|---|
command | 呼び出し先シェルコマンドを実行する |
http | 呼び出し先外部Webhookに送る |
mcp_tool | 呼び出し先接続済みMCPサーバーのツールを呼ぶ |
prompt | 呼び出し先モデルに単発の判定を仰ぐ |
agent(実験的) | 呼び出し先より複雑な判定にサブエージェントを使う |
フックはJSON経由でコンテキストを受け取り、終了コード2でブロッキングエラーを返す、またはpermissionDecision: "deny"を含むJSONを返すことで操作を止められます。マッチャーにはBashのような完全一致のほか、mcp__memory__.*のような正規表現も使えます。レシピ集はClaude Code Hooks完全ガイドとHooksレシピカタログにまとめています。
MCP — 外部ツール接続の標準
MCP(Model Context Protocol)はAnthropicが提唱したオープン規格で、Claudeが外部ツール(DB、API、ファイルシステム、社内ツール)を呼び出すための標準プロトコルです。
# CLI で追加(HTTP transportが推奨)
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcpまたは.mcp.json(projectスコープ、VCS共有)に記述します。設定スコープはlocal(~/.claude.json、既定・個人限定)、project(.mcp.json、チーム共有・要承認)、user(全プロジェクト横断)の3段階で、同名サーバーが複数箇所にある場合はlocal > project > user > プラグイン > claude.aiコネクタの順で解決されます。
公式に紹介されているMCPサーバー例は、Google Drive、Jira、Slack、Sentry、GitHub、Playwright、PostgreSQL(@bytebase/dbhub)、Stripeなどです。
MCPツールの定義は既定で遅延読み込み(deferred)されるため、ツール名だけが文脈に入り、実際に使うときだけ完全な定義が読み込まれてコスト効率が保たれます。実装手順はMCP活用ガイド、自作サーバーの構築はMCPサーバー構築ガイドで扱っています。
Code intelligence(LSP) — シンボルを直接たどる
コードの型エラーやシンボル定義を、ファイルを丸ごと読まずに言語サーバー経由で取得する仕組みです。ファイル編集のたびに型エラー・警告を自動で報告し、シンボル定義へのジャンプ・参照検索・呼び出し階層のトレースも直接呼び出せます。
既定では無効で、使う言語のcode intelligenceプラグインを導入するまでLSPツールは動きません。型付き言語の大規模リポジトリでgrepに時間がかかる場面で、ファイル走査そのものを置き換える効果があります。
Artifacts — セッションの成果を公開する
セッションの作業内容を、claude.aiの非公開URLに公開するライブなWebページです。ダッシュボード、PRの注釈付き差分、調査のタイムラインなど、端末のテキストより見て伝えたほうが早い出力に向きます。ページはセッションが進むと更新され、ヘッダーの共有ボタンから他の人にも見せられます。
Pro / Max / Team / Enterpriseで使え、/loginでclaude.aiにサインインしたセッションが対象です。バックエンドを持たない自己完結ページなので、フォーム入力の保存や複数ルートの提供はできません。配色やタイポグラフィーはCLAUDE.mdのデザイントークンを優先し、Team・Enterpriseでは他の人を編集者にして同じページを共同更新できます(Claude Code Artifactsのデザインシステムと共同編集)。MCPコネクタを宣言すれば、公開後に開くたびに最新データを取得するライブなページも作れます(Claude Code ArtifactsのMCP連携で公開後もライブデータを更新する)。
Plugins — 拡張機構をまとめて配る
Pluginsは.claude-plugin/plugin.jsonのマニフェストで配布し、プロジェクト固有の.claude/配下の個別設定と違い、プラグインのスキルは/plugin-name:helloのように名前空間が付くため、複数のプラグインが衝突せず共存します。
/plugin marketplace add <owner>/<repo>
/plugin install <plugin-name>@<marketplace-name>個人の作業効率化やプロジェクト固有のカスタマイズは.claude/配下のスタンドアロン設定のまま進め、チーム配布やコミュニティ公開が必要になった時点でプラグイン化する、という順序が基本です。Pluginsが束ねる配布の仕組みはClaude Codeプラグイン(Plugins)完全ガイドで扱っています。
複数セッション・自動化・遠隔操作
並列で走らせる4つの選択肢
まとめて動かしたい作業が増えたら、Sub Agent・Agent view・Agent Teams・Dynamic Workflowsの4つが選択肢になります。違いは「誰が調整するか」と「途中経過がどこに残るか」です。
| 方法 | 調整役 | 向く場面 |
|---|---|---|
| Sub Agent | 調整役メインのClaudeがターンごとに判断 | 向く場面副次タスクをメインの会話から追い出したいとき |
Agent view(claude agents) | 調整役あなたが個別に指示・確認 | 向く場面独立したタスクを複数抱え、都度は見ずに任せたいとき |
| Agent Teams | 調整役リード役のClaudeが割り振り・監督 | 向く場面複数の担当が議論しながら1つの作業を進めるとき |
| Dynamic Workflows | 調整役書かせたスクリプトが実行 | 向く場面数十〜数百エージェント規模の一括処理、相互検証が要る調査 |
Agent viewはclaude agentsで開く画面です。バックグラウンドで動くセッションを入力待ち・作業中・完了で仕分けて一覧し、ディスパッチしたセッションはターミナルを閉じても動き続けます。必要なときだけ個別の会話に入って直接返信できる研究プレビュー機能です。
Sub AgentとAgent viewは追加設定なしで使えます。claude agentsで複数セッションを束ねる常駐プロセスの設計はClaude Codeのagent view — 複数セッションを束ねる常駐プロセス設計が扱っています。
Dynamic Workflowsは、Claudeに書かせたJavaScriptのスクリプトが多数のSub Agentをバックグラウンドで統率する仕組みです。数百ファイル規模の移行や、複数の情報源を相互チェックしながら進める調査のように、1つの会話でターンごとに調整しきれない規模の作業が対象です。組み込みの/deep-researchを試すと、フェーズごとにエージェントが動く様子を確認できます。
Web横断調査に特化した仕組みはClaude Code deep-researchコマンドでウェブ横断調査を任せるが扱っています。Dynamic Workflows自体の詳細はダイナミックワークフローとはにまとめています。
Ultraplan・Ultrareview・Checkpointingを含む全体像はClaude Codeワークフローで見渡せます。
Worktreeと/batchで衝突を避ける
複数セッションが同じファイルを編集して衝突しないようにするのはWorktreeの役目です。claude --worktree <name>(短縮形-w)で.claude/worktrees/<name>/配下に独立したgitワークツリーが作られ、ブランチも別になります。
この仕組みを1つの指示から自動化したのが/batchで、大規模な変更を5〜30ユニットに分解しworktreeで隔離したサブエージェントごとにPRまで作らせます。詳細はClaude Codeの/batchコマンドで大規模改修を並列実行する、並列運用の落とし穴はClaude Code Worktree実践ガイドで扱っています。
無人実行と遠隔操作 — Routines・/loop・Remote Control
セッションを開いていなくても仕事を進めたい、あるいは今開いているセッションを別の端末から触りたい、というときの選択肢です。
| Routines(クラウド) | デスクトップのスケジュールタスク | /loop | |
|---|---|---|---|
| 実行場所 | Routines(クラウド)Anthropicのクラウド | デスクトップのスケジュールタスク自分のマシン | /loop自分のマシン |
| マシンの起動 | Routines(クラウド)不要 | デスクトップのスケジュールタスク必要 | /loop必要(セッションも開いたまま) |
| 最小間隔 | Routines(クラウド)1時間 | デスクトップのスケジュールタスク1分 | /loop1分 |
| ローカルファイル | Routines(クラウド)アクセス不可(都度クローン) | デスクトップのスケジュールタスクアクセス可能 | /loopアクセス可能 |
Routinesは、プロンプト・対象リポジトリ・MCP接続を1つの構成として保存し、スケジュール・API呼び出し・GitHubイベントのいずれかをトリガーに自動実行する仕組みです。Pro以上のプランでclaude.ai/code/routinesかセッション内の/scheduleから作成でき、Team / EnterpriseのOwnerは管理設定でRoutinesそのものを無効化できます。仕組みとGitHub連携の詳細はClaude Code Routines完全ガイドにまとめています。
セッションを開いたまま一定間隔でプロンプトを再実行したいだけなら、/loop 5m デプロイを確認してのように/loopを使います。セッション内で完了条件を1つ決め、満たされるまでターンを重ねさせたいときは/goalです。各ターンの後に小さい評価用モデルが条件の充足を判定します。使い方と条件の書き方は/goalコマンドの仕組みで扱っています。
Remote Controlは、手元のマシンで動いているセッションに、スマホやブラウザーから接続して続きを操作する機能です。実行はローカルマシン側で行われるため、コード実行やファイルアクセスは手元の環境のまま維持されます。Pro以上のプランで使え、API keyでの認証には対応しません。SSH経由でリモートサーバー上のClaude Codeに接続して使う方法はClaude Code SSH接続ガイド — リモートサーバーでの認証と設定が解説しています。
同じマシン上の別セッションに直接メッセージを送りたいだけなら、ClaudeがListAgents / SendMessageツールで相手を探して届けるcross-session messagingが使えます。外部のCI結果やチャットメッセージをセッションに直接届けたいならChannelsです。Telegram・Discord・iMessageなどをプラグインとして接続し、離席中に起きたイベントにClaudeが反応できるようにする研究プレビュー機能です。
CI・コードレビュー
GitHub ActionsとHeadlessモード
CI環境やスクリプトからは、対話なしで1回実行して終わる非対話モード(headless、claude -p)を使います。
# ログを解析して異常があればSlack通知
tail -200 app.log | claude -p "Slack me if you see any anomalies"
# 差分レビューをCIに組み込む
git diff main --name-only | claude -p "review these changed files for security issues"GitHub連携は/install-github-appで対話的にセットアップでき、GitHub Appのインストールとワークフローファイル・APIキーシークレットの追加を案内してくれます。Issueやプルリクエストのコメントで@claudeとメンションすると、コード分析からPR作成まで自動化できます。最小構成のワークフローは以下です。
name: Claude Code
on:
issue_comment:
types: [created]
pull_request_review_comment:
types: [created]
jobs:
claude:
if: contains(github.event.comment.body, '@claude')
runs-on: ubuntu-latest
permissions:
contents: write
pull-requests: write
issues: write
id-token: write
actions: read
steps:
- uses: actions/checkout@v6
with:
fetch-depth: 1
- uses: anthropics/claude-code-action@v1
with:
anthropic_api_key: ${{ secrets.ANTHROPIC_API_KEY }}id-token: writeは既定のGitHub App認証に必要で、actions: readはPRのCI結果を読むために要ります。ifはメンションのないコメントでランナーを起動させないための条件です。
claude_argsにCLI引数(--max-turns --model --mcp-config等)を渡せるほか、promptにスキル名を指定してSkillsをそのままCI上で起動することもできます。
コストはGitHub Actionsの実行時間とAPIトークンの両方にかかるため、--max-turnsの上限設定とワークフロー単位のタイムアウトが有効です。CLIフラグの代わりに環境変数で上限を固定したい場合はCLAUDE_CODE_MAX_TURNSが使えます。導入手順の全体はClaude Code GitHub Actions連携ガイドにまとめています。
Dockerコンテナ内でheadlessモードを動かす場合は、認証をコンテナの再起動をまたいで維持する設定が要点になります。実務手順はClaude Code Docker実行ガイド — 認証の永続化とヘッドレス実行にまとめています。
GitLabを使うチームでは、同様にIssue/MRコメントの@claudeメンションからMR作成までを自動化でき、設定手順はClaude CodeをGitLab CI/CDに組み込む — @claudeメンションでMR自動化にまとめています。
コードレビュー — ローカルからUltrareviewまで
差分のレビューには3つの経路があります。ローカルの/code-reviewはセッション内でその場の差分を見て、--fixを付ければ指摘をそのまま作業ツリーに適用します。PR番号を渡すと(/code-review high 1234)そのPRをレビューし、/reviewはエイリアスです。
クラウドのCode Reviewは、GitHubのPRをトリガーに複数の専門エージェントを並列で走らせ、行単位のインラインコメントとして指摘を返す仕組みです。Team / Enterprise向けで、PRを承認・ブロックはせず既存のレビューフローに割り込みません。
Ultrareview(/code-review ultra。利用可能なアカウントでは/ultrareviewも同じ意味です)は、クラウドのサンドボックスでより多くのレビューエージェントを走らせ、指摘のそれぞれを再現・検証してから返す経路です。
claude.aiアカウントでのログインが必須で、API keyだけのセッションでは/loginが要ります。Amazon Bedrock・Google Cloudエージェントプラットフォーム・Microsoft Foundry、およびゼロデータ保持(ZDR)契約の組織では使えず、その場合/code-review ultraはローカルレビューにフォールバックします。
4つの実行経路の使い分けと認証条件はClaude Codeコードレビューで詳しく比較しています。
Claude Code vs Cursor vs GitHub Copilot vs Cowork
同じAnthropic製品でも、Claude Codeは開発者向けCLI、Coworkはビジネスユーザー向けのデスクトップエージェントです。対象読者が違う4つを並べると、コードを書く工程を渡すのか、業務文書を渡すのかで役割がはっきり分かれます。
| 観点 | Claude Code | Cursor | GitHub Copilot | Cowork |
|---|---|---|---|---|
| 対象 | Claude Code開発者 | Cursor開発者 | GitHub Copilot開発者 | Cowork非開発者・ビジネスユーザー |
| 形態 | Claude CodeCLI + エージェント | CursorIDE(VS Code fork) | GitHub CopilotIDEプラグイン | Coworkデスクトップアプリ + Web + モバイル |
| 入出力 | Claude Codeコード・コマンド・ファイル差分 | Cursorコード・チャット | GitHub Copilotコード補完 | Cowork業務文書・メール・Web画面 |
| エージェント性 | Claude Code高(自律ループ) | Cursor中(Agentモード) | GitHub Copilot低(補完中心) | Cowork中(業務ワークフロー) |
| 主な統合 | Claude CodeSkills / Sub Agents / Hooks / MCP | CursorRules、カスタムプロンプト | GitHub Copilot限定的 | CoworkMicrosoft 365、Google Workspace、Slack |
コードを書く工程そのものを任せたいならClaude Code、IDE内で対話的に進めたいならCursor、タイプ中の補完が中心ならGitHub Copilot、コードやgit操作を扱わない業務文書中心の作業ならCoworkが噛み合います。プロダクトマネージャーやテクニカルライターなど、開発とビジネス業務の両方をこなす職種では併用も現実的です。
Cursor・Codexも含めた3者の詳しい比較はClaude Code vs Cursor vs Codex 2026年比較が掘り下げています。GitHub Copilotとの違いはClaude Code vs GitHub Copilot比較、VS Code拡張系のClineとの違いはClaude Code vs Cline比較で個別に比較しています。
CursorからClaude Codeへ移行する場合、CursorのRulesやカスタムプロンプトに代わってCLAUDE.mdやSkillsが前提知識の置き場所になります。手順はCursorからの移行ガイドにまとめています。Gemini CLIやDevin Desktopを含めた7製品を横並びで比較したい場合はAIコーディングツール比較が参考になります。
Claude Codeを使うべき人 / 向かない人
向く人
- 複数ファイル横断のタスクが多い — リファクタ、バグ修正、テスト追加
- 反復作業を型化したい — 同じようなPRを何度も作る、リリースノート整理
- CLI / スクリプト運用に慣れている — ターミナル中心で仕事する開発者
- 自律エージェントを活かしたい — 人を介さずタスクを完結させたい
- 大規模コードベースで文脈把握が要る — 1Mトークンのコンテキストを使い切る
向かない人
- タイプ中の補完が主目的 — GitHub Copilotが噛み合う
- IDE一体型を好む — Cursorが噛み合う
- 小規模な修正のみ — 無料のClaude.aiで足りる
- 無料プラン縛り — Claude Codeは無料プランで使えない
よくあるつまずきと対処
認証・接続で止まる(401 / 403)
401は資格情報の失効・組織のアクセス停止・アカウント無効化が原因です。/statusでどの資格情報が使われているか確認し、API keyが原因ならConsoleでローテーション、ログインが原因なら/loginで再認証します。
403やネットワークエラーは、プロキシや社内ネットワークのフィルターがホストをブロックしているか、利用している地域でClaude Codeが提供されていないことが典型的な原因です。IT管理者にAnthropic APIへのホワイトリスト登録を依頼します。無料プランでclaudeを実行してもログインできないため、Pro以上のサブスクリプション、またはConsoleのAPI keyが必要です。claude実行後にブラウザーでのサインインが開かない、または/loginが失敗する場合もこの原因を疑います。
コストが想定以上に高い
Opusを多用すると1日で数十USDに達することがあります。/usageで現在のプラン上限に対する使用状況を確認し、日常作業はSonnet 5 + /effort mediumに落とすのが基本です。重要なセッションだけOpusを呼ぶ運用が現実的です。上限に当たったときに出るメッセージは実は複数種類あり、原因の見分け方とプラン別の対処はClaude Codeの利用上限ガイドが詳しく扱っています。
大きなファイルで反応が遅い
単ファイルが大きいと読み込みに時間がかかります。関連部分だけgrepで絞り、必要最小限のコンテキストを渡します。/compactでセッション履歴を要約、/clearで完全リセットも有効です。
権限エラーで操作が止まる
Manualモードでは逐一の承認が必要になります。信頼できる作業は--dangerously-skip-permissionsでスキップできますが、破壊的操作が走る可能性があるため慎重に扱います。管理者が管理設定でこのバイパスを封じている場合があります。
CLAUDE.mdが効かない
CLAUDE.mdの位置がプロジェクトルートか確認します。monorepoの場合、作業中のパッケージディレクトリに置く必要があります。/contextで読み込まれているCLAUDE.mdとauto memoryを確認できます。
サンドボックスが特定のコマンドで失敗する
jestはサンドボックスと相性が悪いwatchmanに依存するため、jest --no-watchmanで実行すると回避できます。dockerはサンドボックスに対応していないためexcludedCommandsに登録してサンドボックス外で実行させます。macOSのgh gcloud terraformがTLS検証で失敗する場合も同様にexcludedCommandsで対応します。
切り分けに迷ったときは、エラー別の対処をまとめたClaude Codeトラブルシューティングガイドが役立ちます。環境変数の一覧はClaude Code環境変数リファレンスで確認できます。
よくある質問
Claude Codeは無料で使えますか
無料のClaude.aiプランにClaude Codeは含まれません。利用にはPro / Max / Team / Enterpriseのいずれか、またはClaude ConsoleのAPI key(プリペイドクレジット)が必要です。
Claude Codeの月額はいくらですか
個人開発ならProが$17/月(年払)からで、パワーユーザー向けのMaxは$100/月からの2 tier、チーム利用はTeam Standard($20/seat)またはPremium($100/seat)です(いずれも年払。月払はStandard $25 / Premium $125)。ConsoleのAPI key経由なら厳密な従量課金も選べます。
どのモデルを選べばよいですか
大規模リファクタや複雑な設計にはOpus 5、日常のコーディングにはSonnet 5、高頻度で軽い作業にはHaiku 4.5が目安です。長時間の自律タスクで能力の上限まで使いたいときだけ、最上位のFable 5.1を/model fable(v2.1.255以降)で明示的に選びます。計画にOpus・実装にSonnetを自動で割り当てるopusplanも選べます。
Auto modeは安全ですか
Auto modeは承認プロンプトを減らしますが、安全性を保証する仕組みではありません。分類器が既定の危険操作を止めますが、信頼できる方向性のタスクで使うものであり、機密性の高い操作の代わりにはなりません。
GitHub ActionsとHeadlessモードはどう使い分けますか
GitHub Actionsは@claudeメンションやPRイベントをトリガーに、リポジトリの外(GitHubのランナー)でClaude Codeを動かす仕組みです。Headlessモード(claude -p)は自分のマシンやCIサーバーで対話なしに1回実行して終わる使い方で、ログ解析やバッチ処理のパイプに組み込みやすい形です。両方とも同じCLAUDE.mdと設定が反映されます。
Agent TeamsとAgent viewは何が違いますか
Agent Teamsは複数セッションが対等にメッセージし合う体制で、Agent viewはclaude agentsで複数のバックグラウンドセッションを一覧し個別に操作する画面です。両者と混同されやすいSub Agentは、メインの会話に結果を返すだけの作業者です。Sub AgentとAgent viewは追加設定なしで使えます。Agent Teamsは実験的機能で、CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1を設定して有効化します。
Claude Codeのクレジット(usage credits)とは何ですか
usage creditsは、サブスクリプションの既定枠を超える利用に充てる従量課金の残高です。Fast mode、Fableモデル(5.1 / 5)の一部利用、Proプランでの1Mコンテキストの追加分などがこの対象です。/usageで当月の使用額と上限に対する状況を確認できます(残高はclaude.aiのSettings > Usageで確認できます)。
Windowsでも動きますか
動きます。PowerShellまたはCMDからNative Installできるほか、WSL2でも利用できます。ただしサンドボックス機能はネイティブWindowsでは使えず、WSL2の内側での実行が必要です。
VS CodeやJetBrainsから使えますか
使えます。VS Code拡張ではインライン差分や計画レビュー、JetBrainsプラグインでは差分ビューや選択範囲の共有がエディター内で完結します。CLIと同じCLAUDE.mdや設定が共有されます。Apple製の開発環境ではXcodeにもClaude Agent SDKを使った統合が提供されており、詳しい使い方はClaude for Xcodeの使い方にまとめています。
CLAUDE.mdには何を書けばよいですか
コーディング規約、アーキテクチャの方針、使うライブラリ、レビュー観点などプロジェクトの前提を書きます。セッション開始時に毎回読まれるため、繰り返し説明している内容を移すと指示が短くなります。1ファイル200行未満を目安にし、多くなったら.claude/rules/かSkillへ分割します。
まとめ — 学習の進め方
Claude Codeを最短で身に付けるには、次の順序が現実的です。
- インストール後に
/resume//usage/claude doctorを覚える(初日) - CLAUDE.mdにプロジェクトの前提を書く(初週)
- よく使うタスクをSkillsにする(2週目以降)
- 危険な操作をHooksで止め、権限モードを作業の重さに合わせる(1ヶ月目)
- Sub AgentsとMCPで関心分離と外部ツール連携を組み、Auto modeで承認疲れを減らす(本格運用フェーズ)
- 作業が複数タスクに増えたらAgent viewやWorktreeで並列化し、定型作業はRoutinesで無人化する(スケール運用フェーズ)
まずはProプランで1リポジトリ、1週間使ってみるのが、最もコストの低い入口になります。バージョン追跡はClaude Codeアップデートまとめとv2.1.234リリースノートで追えます。モデルの使い分けをより詳しく知りたい場合はモデル選定ガイドが参考になります。