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Claude Code v2.1.265 — プラグインの複数フォルダ対応とキャッシュ修正など50項目

Claude Code v2.1.265 — プラグインの複数フォルダ対応とキャッシュ修正など50項目

Claude Code v2.1.265は、--plugin-dirへの複数プラグインフォルダ指定とツール結果の1GBディスク上限を追加し、サブエージェント再開時のプロンプトキャッシュ破棄など50項目を修正した更新です。

Claude Code v2.1.265は50項目の更新です。新機能は4件です(うち1件はVS Code拡張の自動アーカイブ設定)。--plugin-dirに複数プラグインをまとめたフォルダを指定できるようになり、ツール結果のディスク保存には1GBの上限が付きました。残り46件は修正と改善です。プラグイン管理まわりが5件、サブエージェントの再開に伴うプロンプトキャッシュの破棄を直す修正が2件を占めます。

CVEや資格情報漏出、強制的なbreaking changeへの対応は含まれません。急いで更新する理由がある回ではなく、日常の運用を少しずつ整えるリリースです。

このリリースで何ができるようになるか

--plugin-dirで複数プラグインをまとめたフォルダを指定できる

これまで--plugin-dirは1つのプラグインを指すパスとしてしか使えませんでした。v2.1.265では、複数のプラグインを子フォルダとして並べたディレクトリを指定できます。マニフェストを持つ子フォルダはすべて自動で読み込まれ、実行中に子フォルダを追加・削除すると、その変化もその場で反映されます。

claude --plugin-dir ./my-plugins

./my-plugins配下にplugin-a/plugin-b/のようにマニフェスト付きフォルダを並べておけば、両方がまとめて読み込まれます。ローカルで複数プラグインを同時に開発しているときに、1つずつパスを渡す手間がなくなります。

ツール結果のディスク保存に1GBの上限ができた

ツールの実行結果をディスクに保存する仕組みに、新しく1GBの上限が付きました。上限を超えて保存されたファイルは、会話内のプレビューに「切り詰められた」ことが表示されます。巨大な出力をそのまま保存し続けてディスクを圧迫する事態を防ぐ変更です。

サブエージェントの再開でプロンプトキャッシュが壊れなくなった

サブエージェントの再開やエージェントチームの運用でプロンプトキャッシュが壊れる不具合が2件、v2.1.265で修正されました(内訳は後述の「主な変更点」参照)。キャッシュが壊れるたびに、キャッシュ読み込みより単価の高い通常入力トークンで同じ内容が送り直されていました。日常的に何本もサブエージェントを回す運用ほど、無駄な支払いが積み重なっていた計算です。

あなたの開発フローはどう変わるか

影響の大きさは利用形態で分かれます。

利用形態影響度具体的に変わること
プラグインを複数フォルダで開発・配布する開発者影響度明確な恩恵あり具体的に変わること--plugin-dirに複数プラグインのフォルダを渡せ、追加・削除もその場で反映される
サブエージェントやagent teamsを日常的に使う運用影響度明確な恩恵あり具体的に変わること再開のたびにプロンプトキャッシュが切れていた無駄なトークン消費が減る
MCPサーバーをhttpタイプでHTTP+SSEのみ実装して使う運用影響度明確な恩恵あり具体的に変わること接続できなかったサーバーがSSEへの自動フォールバックでつながるようになる
Remote Controlで複数端末からセッションを操作する運用影響度条件次第具体的に変わることターン終了通知のタイミングずれと、接続待ちでコンテナが起き続ける問題が直る
Claude apps gatewayを使うEnterprise・Team管理者影響度条件次第具体的に変わることClaude DesktopとCoworkのテレメトリにuser.email/user.groupsが載り、OTLP中継の一時停止バグも直る
VS Code拡張を使う開発者影響度ほぼ影響なし(利便性向上)具体的に変わること非アクティブセッションの自動アーカイブ設定が追加されたほかは細部の改善
単発セッションで通常利用するだけの開発者影響度ほぼ影響なし具体的に変わること目に見える変更はほぼなく、通常の更新サイクルで取り込めば十分

早見表の上位3行は、更新後に最初に変わる操作がそれぞれ違います。プラグインを複数フォルダで開発・配布している場合、最初に変わるのは起動コマンドです。--plugin-dirにプラグインを1つずつ渡していたところを、マニフェスト付きの子フォルダをまとめたディレクトリのパス1つに置き換えられます。サブエージェントやagent teamsを日常的に使う運用では、操作そのものは変わりません。再開のたびに切れていたプロンプトキャッシュが次の再開からつながるようになり、通常入力トークンの単価で課金されていた分が減ります。

Claude apps gatewayを運用するEnterprise・Team管理者が最初に変わるのは監視側の設定です。テレメトリにuser.emailuser.groupsが新しく加わるため、既存のログ収集・フィルタ設定がこの2フィールドを想定しているか、更新前に確認しておく必要があります。

主な変更点

v2.1.265は50項目の変更を含みます。

サブエージェント再開とプロンプトキャッシュ

  • フォアグラウンド生成のサブエージェントを再開すると、ツールリストとシステムプロンプトの接頭辞が変わり、そのエージェントのプロンプトキャッシュ再利用が壊れる不具合を修正
  • エージェントチームのメンバーや再開したサブエージェントで、SubagentStartフックのコンテキストと事前読み込み済みのスキルが、後のターンでプロンプトの接頭辞から外れてしまう不具合を修正
  • 直前のプロセスがツール実行中に落ちたあとの再開で、最後のプロンプトが書き換えられなくなり、中断されたツール呼び出しはそのまま「中断された」印付きで保持されるように変更

このうちプロンプトキャッシュに関わる2件は、後半の「サブエージェント再開は並列運用のコストをどう変えるか」で詳しく扱います。

MCPとネットワーク

  • httpタイプで設定され、旧式のHTTP+SSEトランスポートしか話さないMCPサーバーが一切つながらなかった不具合を修正。MCP仕様どおりSSEへ自動フォールバックするようになった(詳細はMCPのHTTP+SSEが正式に非推奨に参照)
  • サインインが必要なリモートMCPサーバーについて、実際に認証するまでOAuthクライアントを登録しないように変更

プラグイン管理

  • プラグインパスにバックスラッシュを含めると、macOS/Linuxでシンボリックリンクの封じ込めチェックをすり抜ける不具合を修正
  • 名前がドット2つで始まるプラグインディレクトリが、プラグインルートの外にあると誤判定されて拒否されていた問題が解消され、正しく読み込まれるようになった
  • OSがチェックできない(シンボリックリンクのループ等の)プラグインの既定コンポーネントフォルダが、通知のないままスキップされる不具合を修正。/pluginにエラーコード付きで報告されるようになった
  • plugin.jsonにしかメタデータがないマーケットプレイスプラグインでも、/pluginのDiscover・Browseとclaude plugin list --json --availableに説明文とdisplay nameが出るようになった
  • プラグインの表示メタデータを、Installedタブとclaude plugin detailsでマーケットプレイスのエントリーを優先し、不足分だけplugin.jsonから補う挙動に変更

プラグインの基本的な使い方とマーケットプレイスの仕組みはClaude Codeプラグイン(Plugins)完全ガイドにまとめています。

Remote Control・リモートセッション

  • Remote Controlが返信の最後のメッセージより先にターン終了シグナルを送り、Claudeアプリで返信が実際より早く完了表示される不具合を修正
  • --bgのバックグラウンドセッションが、アイドルタイムアウト直前にメッセージが届くとターン途中で退役する不具合を修正
  • リモートセッションが、コネクタ承認やサインインリンクの完了待ち中もサンドボックスコンテナを起動したままにしていた不具合を修正
  • 再開したセッションの「バックグラウンドタスクが終わらなかった」通知が、モデル向けの長い復旧手順でなく短いステータス行になるよう改善
  • クラウドセッションで、claude.aiでは接続済みのコネクタが認証必要と誤表示される不具合(HTTP 401を返すサーバーが原因)を修正

Remote Control全般の使い方はClaude Code Remote Controlで作業を別デバイスに引き継ぐを参照してください。

認証・Claude apps gateway・テレメトリ

  • Claude DesktopとCoworkがgateway経由で送るテレメトリにuser.email/user.groupsを追加(ターミナルセッションと足並みを揃えた)
  • VS CodeとSDKのセッションが、トークン更新中にセッションを閉じると再ログインを求められることがある不具合を修正
  • gatewayのOTLPテレメトリ中継が、不正または大きすぎるペイロードを数件拒否したあとコレクターへの転送を30秒間止める不具合を修正
  • managed settingsが指定したgatewayにサインイン済みのセッションで/loginを再実行すると「gateway URLが設定されていません」と表示される不具合を修正
  • forceLoginGatewayUrlが設定されたマシンをforceLoginMethod: "gateway"と同様に起動時からgatewayセッション化するよう変更。マシンに残っているclaude.aiのログインやAPIキーは使われない
  • gatewayセッションのOpenTelemetryを、gatewayの中継を経由せず名前付きコレクターへ直接エクスポートする方式に変更。名前付きコレクターを設定していないセッションは、これまでどおり中継を経由する

Claude apps gatewayのテレメトリ設定はClaude apps gatewayのテレメトリ設定で扱っています。

CLI・UIの細部修正

  • 権限プロンプトやメッセージのシンタックスハイライトで、Ruby?・Erlang$・Perl$シジル(変数などの先頭に付く記号)の直後の文字が欠けることがある不具合を修正
  • スラッシュコマンドや@ファイルの候補リストの開閉で、フルスクリーン表示のトランスクリプトが1行ずれる現象がなくなった
  • tmux内などで2つ目のキーが1秒以上遅れて届くと、2キーのショートカットが、エラーも出ないままキャンセルされていた不具合を修正。3秒まで待つようになり、タイムアウト時は通知が出る
  • 設定ファイルへの書き込みに失敗しても/modelが「デフォルトとして保存されました」と表示していた不具合を修正。失敗した旨と理由を表示するようになった
  • Remote Controlからの/clearが、SessionStartフックや開いたままのターミナルダイアログの完了を待ってから終わっていた不具合を修正
  • タブを切り替えても/configダイアログの高さが変わらなくなった
  • /model opusplan[1m]が「Model not found」で拒否される不具合を修正(opusplan設定[1m]タグ指定が対象)
  • advisorツールとその指示が、リクエストごとにそのリクエストのモデルから決め直されていた挙動を修正。判断は1回だけ行われ、変わったときだけ会話内で案内するようになった
  • Artifact公開が、コネクタが実際には持たないツール名を受け入れてしまう不具合を修正。宣言されたツールが1つも存在しないときは公開を拒否し、一部だけ存在しないときは警告するようになった
  • managed settingsがskillだけをプラグインに固定している場合に/add-dir <サブディレクトリ>がそのサブディレクトリのagentsを読み込まなかった不具合と、agentsだけが固定されている場合に誤って読み込み可と案内していた不具合を修正

実行環境・Git・ワークフロー・API

  • Claude Code自身のgit statusとdiffの内部処理が、作業ツリー内のネストしたリポジトリが設定したclean filterを実行してしまう不具合を修正
  • コンテナが再起動したあとのワークフロー再開で、実行ジャーナルが見つからない場合にすべてのエージェントを再実行するのではなく、明確なエラーで失敗するように変更
  • 同梱のclaude-apiスキルのエラーコード解説を修正。モデルアクセス失敗は404、未提供のbetaヘッダーは400が正しく、403ではない
  • フォークされたスキル(context: fork)が、起動プロンプトをstream-jsonのprogressイベントとしてストリーミングしていなかった不具合と、--forward-subagent-text使用時にテキストターンをストリーミングしていなかった不具合を修正
  • 多くのファイルを読み込む長時間セッションの再開速度を改善
  • 画像処理をランタイム組み込みの画像サポートを使う方式に変更。CLIがネイティブ画像モジュールを一時ディレクトリに展開しなくなった
  • 非対話セッション(-pのstream-json入力、Agent SDK、クラウドセッション)で、新しいユーザーメッセージのたびにシェルの作業ディレクトリがリセットされていた不具合を修正。cdの効果がターンをまたいで保持されるようになった

Windows・VS Code拡張

  • Windows: AppContainerや制限付きトークンのサンドボックス内で実行すると、Read・Write・Editがすべてのファイルを拒否する(「symlink resolution changed after permission was checked」)不具合を修正
  • [VS Code]一定期間操作のないセッションを自動アーカイブする設定を追加(既定14日、「Archive inactive sessions」)
  • [VS Code]会話を10分以上開いたままウィンドウをリロードまたは再起動すると、サイドバーのチャットが空白に戻る不具合を修正
  • [VS Code]「Remote Control is active」メッセージのタイムライン上のドットが、テキストより下にずれて表示される不具合を修正

そのほか

  • 大規模リポジトリでの--worktree起動を改善。新しいworktreeのチェックアウトが並列で行われるようになった(git 2.32以降が必要)。worktreeの分離と落とし穴はClaude Code Worktree実践ガイドにまとめている
  • /workflowsのエージェント詳細を改善。ツール呼び出しがrunning・failed・doneの状態で示され、サブエージェントのタスクリストがあれば表示され、Enterで呼び出しの入力と結果を展開できる
  • プロンプト入力中のスラッシュコマンド一致を、単一候補の表示から一覧表示に変更(Tabでフルスクリーン外に開く)。プラグインのスキルもbare名で見つかるようになった
  • サイズ上限を超えた画像がデコードできないときのエラーメッセージを改善。原因と対処法を名指しするようになった
  • Artifactツールが他人の書いたartifactを読むとき、ページを未信頼のコンテンツとして扱い、埋め込まれた指示をそのまま中継せずフラグを立てるよう改善
  • .claudeフォルダの権限オプションの説明文を、実際の許可内容(プロジェクトの.claudeフォルダまたは~/.claudeをそのセッション中編集可能にする)に合わせて更新

サブエージェント再開は並列運用のコストをどう変えるか

v2.1.265で直った2件のプロンプトキャッシュ不具合は、今回が最初ではありません。直前のv2.1.263は内訳が公開されていないため確認できませんが、その前の2回のリリースでは同じ系統の不具合が見つかっています。

バージョン壊れていた経路直った内容
v2.1.260壊れていた経路ツール結果のあとのコンテキスト直った内容Claude Fable 5.1でキャッシュ対象から漏れ、ツール呼び出しのあるターンごとに送り直されていた
v2.1.261壊れていた経路エージェントチームのin-processメンバー直った内容2ターン目にも1ターン目のツール・スキル案内を送り直し、接頭辞が変わっていた
v2.1.265壊れていた経路フォアグラウンド生成サブエージェントの再開 / SubagentStartフックコンテキスト直った内容ツールリストと接頭辞が変わる問題、事前読み込みスキルが接頭辞から外れる問題を修正

3回とも壊れ方は違いますが、共通点は1つです。単一セッションの通常利用では体感できません。サブエージェントやagent teamsを本番のワークフローに組み込んで初めて表面化する種類の不具合です。プロンプトキャッシュが外れると、キャッシュ読み込みより何倍も高い通常入力トークンの単価がそのまま課金されます。複数エージェントを日常的に並列稼働させる運用ほど、この種の不具合の影響を金額として体感しやすい立場にいます。

直近の数リリースで3度、似た系統のバグが見つかっている事実は、サブエージェントの再開経路がまだ枯れきっていないことを示しています。次のリリースでも同種の修正が続く可能性は残ります。プロンプトキャッシュのヒット率を/costやステータスラインのprompt_cacheフィールドで日常的に確認しておくと、同じ系統の不具合を早い段階で見つけやすくなります。

まとめ

今回の中心は3点です。複数プラグインをまとめて読み込める--plugin-dir、ツール結果のディスク保存に付いた1GB上限、そしてサブエージェント再開時のプロンプトキャッシュ破棄を直す修正2件です。残り46件はプラグイン管理・Remote Control・Claude apps gateway・MCP・実行環境まわりの修正・改善です。CVEや資格情報漏出、強制的なbreaking changeへの対応は含まれません。

サブエージェントやagent teamsを本番運用に組み込んでいるチーム、複数フォルダでプラグインを開発・配布している開発者には直接効く変更です。Claude apps gatewayを運用するEnterprise・Team管理者と、HTTP+SSEのみのMCPサーバーを使っている環境にも意味のある修正が含まれます。それ以外の利用は、通常の更新サイクルで取り込めば十分です。

関連ガイド

このバージョン単体の位置づけや前後の版とのつながりは、Claude Code完全ガイドでまとめて確認できます。

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