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showClearContextOnPlanAcceptとは — Claude Codeのプラン承認でクリアする設定

showClearContextOnPlanAcceptとは — Claude Codeのプラン承認でクリアする設定

showClearContextOnPlanAcceptをtrueにすると、プラン承認メニューの先頭に「Yes, clear context and …」が出ます。既定値、置き場所、計画だけで実装に入るときの備えをまとめます。

showClearContextOnPlanAcceptは承認メニューに何を足すか

showClearContextOnPlanAccept は、Planモードで計画ができあがったときに出る承認メニューへ、先頭の選択肢を1つ足す設定です。足されるのはYes, clear context and … で、計画を承認し、会話のコンテキストを消し、計画だけを手がかりに実装を始めます。

調査に何十ファイルも読ませた後の計画は、それだけで大量のコンテキストを使っています。実装は計画があれば進められるので、探索の履歴を持ち越さずに新しい文脈で始めたい。そのための近道がこの選択肢です。

ラベルの後半にも情報があります。… の部分には、承認後にセッションが続く権限モードの名前と、計画づくりでコンテキストをどれだけ使ったかが表示されます。消す前に、何割を手放すのかが見える作りです。

項目内容
型内容真偽値
既定内容false(選択肢は出ない)
true のとき内容承認メニューの先頭に「Yes, clear context and …」が加わる
置ける場所内容ユーザー、プロジェクト、ローカル、管理設定のどれでも可

設定の書き方と置き場所

設定キーは、settings.json に1行足すだけです。

{
  "showClearContextOnPlanAccept": true
}

置き場所は、ユーザー設定(~/.claude/settings.json)、プロジェクト設定(.claude/settings.json)、ローカル設定(.claude/settings.local.json)、組織が配る管理設定のいずれでも構いません。選択肢の出し方は好みが分かれるので、チーム共有のプロジェクト設定に入れる前に、まず自分のユーザー設定かローカル設定で試すのが穏当です。

プロジェクト設定に入れると、リポジトリを触る全員のメニューが変わります。Planモードの承認後に前の会話が残る前提で動いているメンバーがいるなら、ローカル設定にとどめる選択肢もあります。

承認の選択肢はどう並ぶか

Planモードの承認メニューは、設定をオンにしない状態では次の3つで構成されます。

  • Yes, and use auto mode: 承認してAutoモードで始める。Autoモードが使えないセッションではYes, auto-accept editsになる
  • Yes, manually approve edits: 承認し、編集は1つずつ確認する
  • No, keep planning: Planモードのまま、修正点を伝える

バイパス権限を有効にして起動したセッションでは、最初の項目が「Yes, and switch to BYPASS PERMISSIONS (no further prompts) for this session」に変わります。

設定をオンにすると、この上にYes, clear context and … が先頭として加わります。「…」の後ろが引き継ぐ権限モードを示すので、クリアしたうえでAutoモードに入るのか、編集を手動承認するのかは、ラベルを読めば分かります。権限モード自体の違いは、Claude CodeのdontAskモードや--permission-modeフラグの記事で扱っています。

承認するとPlanモードは終了し、セッションは選んだ選択肢が示す権限モードに切り替わります。計画をやり直したいときは Shift+Tab でPlanモードに戻るか、次のプロンプトの先頭に /plan を付けます。計画を Ctrl+G でエディタに開き、直接書き換えてから承認することもできます。

クリアすると何が残り、何を手放すか

公式の説明は「計画だけから実装を始める」です。裏返すと、計画に書かれていない情報は新しい文脈に届きません。探索中に読んだファイルの中身、途中で出たコマンドの出力、「この案は試して外した」という経緯は、計画に書き込まれていなければ消えます。

手元の作業に当てはめると、次のように分かれます。

状況クリアの向き不向き
調査が長く、計画が具体的なファイル名と手順まで書けているクリアの向き不向き向く。履歴を捨てても実装に必要な情報が計画に残る
計画は短いが、調査で得た制約が会話にしか残っていないクリアの向き不向き向かない。制約が消えて実装が計画から外れやすい
計画づくりでコンテキストの使用量がまだ少ないクリアの向き不向き効果が小さい。ラベルの使用量表示で判断できる
実装中に調査結果を何度も見返す見込みがあるクリアの向き不向き向かない。参照したい情報が会話にある

使用量はラベルに出るので、判断を急ぐ必要はありません。使用量が小さければ、通常の選択肢で進めて困ることはあまりありません。

/clear・/compact・承認時のクリアはどう違うか

コンテキストを軽くする手段は3つあり、手放すものと残るものが違います。

手段何が起きるか前の会話
承認時のクリア何が起きるか計画を承認し、会話のコンテキストを消して、計画だけから実装を始める前の会話再開できるかは設定の説明に記載がない
/clear何が起きるか空のコンテキストで新しい会話を始める前の会話保存され、/resume で戻れる
/compact何が起きるか会話を要約に置き換え、同じ会話を続ける前の会話要約として持ち越される

/clear は前の会話を保存するので、/resume や、同じプロセス内ならリワインドのメニューから戻れます。承認時のクリアについて、設定リファレンスの説明にあるのは「会話のコンテキストを消す」までです。消した後に旧会話を再開できるかは書かれていないため、「あとで見返す」前提で使わず、必要な情報は計画に書いておく運用が安全です。

/compact は要約を残す代わりに、細部が落ちます。CLAUDE.mdやメモリなどの起動時の読み込み物は、圧縮後も再び入る扱いです。計画の承認後に履歴の大半を捨てたいなら承認時のクリア、同じ作業を続けつつ重さだけ減らしたいなら /compact、別の仕事に移るなら /clear という使い分けになります。

計画だけで実装できる状態にしておく

クリアを使うなら、計画の側に情報を寄せておく必要があります。Claudeには、計画を書くときの規約として次のような指示を渡せます。CLAUDE.mdに置く断片の例です。

## 計画の書き方
- 変更するファイルは相対パスで列挙する
- 調査で分かった制約(使えないAPI、守る命名規則)は計画の冒頭に書く
- 試して外した案は「不採用: 理由」の1行で残す
- 検証コマンド(テスト、型チェック)を計画の末尾に書く

こうしておくと、クリア後の新しい文脈でも、制約と検証手順が計画から読み取れます。計画のファイルは、Planモードの既定では ~/.claude/plans に保存されます。リポジトリ内で見えるようにしたいときは、plansDirectoryの設定で保存先を変えられます。両方を合わせた設定は次のとおりです。

{
  "showClearContextOnPlanAccept": true,
  "plansDirectory": "./plans"
}

保存先の指定には例外があります。plansDirectory がプロジェクトルートの外を指す場合("../plans" など)と、パスにバックスラッシュを含む場合(macOS・Linux・WSLの "docs\\plans" など)は、指定が使われず ~/.claude/plans に保存されます。クリア後に計画ファイルを探して見つからないときは、保存先の書き方から疑います。

計画ファイルの書き込み自体も、承認を挟まずに通ります。.claude 配下は保護パスとして扱われますが、現在のセッションの計画ファイルは ~/.claude/plans/ か plansDirectory で指定した場所にある限り例外です。承認前に計画が書き出せなくなる心配は要りません。

クリア後の実装が計画から外れていないかは、計画末尾の検証コマンドの結果で確かめます。「計画にある検証コマンドをすべて実行して結果を報告して」と一言添えるだけで、履歴を捨てた後でもずれを拾えます。

なぜ今は既定で出ないのか

この選択肢は、かつてPlanモードの承認メニューに標準で出ていました。changelogではv2.1.81(2026年3月20日)に「Planモードの『clear context』を既定で隠す。戻すには "showClearContextOnPlanAccept": true」という変更が入っています。

既定が false なのはこの経緯のためで、古い記事やメモに「承認メニューにクリアの選択肢がある」と書かれていても、いまの環境で何も設定していなければ出ません。メニューに見当たらないときは、まず設定がオンになっているかを疑います。

計画中のコマンドと、承認後のモードの決まり方

承認メニューの上2つが指すモードは、セッションの状態で変わります。メニューを読む前に、計画づくりの段階で何が起きているかも押さえておくと、ラベルの意味がつかみやすくなります。

計画中のシェルコマンドは、次の順で最初に当てはまるものが適用されます。

  1. バイパス権限が使える対話ターミナル: 分類器もプロンプトも計画中のコマンドには働かない
  2. Autoモードが使え、useAutoModeDuringPlan がオン(既定でオン): 分類器がコマンドを審査し、通ったものは実行、却下されたものはブロックされる(クリティカルパスの削除は審査の対象外)
  3. Autoモードが使えない、または useAutoModeDuringPlan がオフ: 読み取り専用の組み込みコマンド以外は承認を求められる

つまり、Autoモードが使えるセッションでは、計画中から分類器が働き、承認後の最初の選択肢も「Autoモードで始める」になります。組織がAutoモードを無効にしている環境では、同じ位置がYes, auto-accept editsになります。Autoモードは、v2.1.283以降なら対話ターミナルとVS Codeセッションの組み込みの開始モードです。セッションを開いた時点でAutoなら、計画づくりから承認後までAutoが続く流れになります。ただし defaultMode を .claude/settings.json や .claude/settings.local.json に "auto" と書いても効かず、手動モードで始まります。

v2.1.81より前と今でメニューはどう違うか

v2.1.81より前は、クリアの選択肢が設定なしで出ていました。今は設定をオンにしたときだけ、同じ選択肢が先頭に加わります。

条件メニューの内容
v2.1.81より前メニューの内容「clear context」の選択肢が標準で表示される
v2.1.81以降、設定が false(既定)メニューの内容Autoモードで始める / 手動で編集を承認 / 計画を続ける の3つ
v2.1.81以降、設定が trueメニューの内容上の3つの前にYes, clear context and … が加わる

計画を承認すると、セッションにはタイトルも付きます。まだ名前を付けていなければ、計画に基づいた自動タイトルが付くので、/resume の一覧で計画の名前から会話を探せます。逆に、承認前のPlanモードで終わった会話を /resume で開くと、Planモードのまま再開します。

選択肢が出ないときの確認

  • 設定を false のままにしていないか。既定は false です
  • 別の設定ファイルが上書きしていないか。ユーザー、プロジェクト、ローカル、管理設定のどれにも書けるので、どこかで false が効いている可能性があります
  • キー名の綴りが合っているか。showClearContextOnPlanAccept は大文字小文字が混在します

/config の画面で切り替えられるかは、設定リファレンスの該当節に記載がありません。他のキーには「/config に表示される」と書かれたものが多く、このキーにはその記述がないため、settings.json を直接編集する前提で考えるのが確実です。

プランの流れ全体はPlanモード完全ガイドに、コンテキストをどう管理するかの考え方はClaude Codeのコンテキスト管理にあります。

まとめ

showClearContextOnPlanAccept は、計画ができた時点で探索の履歴を手放して実装に入るための入口を、承認メニューの先頭に足す設定です。既定はオフで、効くのは計画が自立している場合に限られます。オンにするなら、計画に制約と検証手順を書かせる規約とセットにするのが、履歴を捨てて困らないための条件になります。

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