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Claude CodeのTerminal.appで画像貼り付けが効かない原因とOption+-の中断

Claude CodeのTerminal.appで画像貼り付けが効かない原因とOption+-の中断

macOS標準のTerminal.appでCmd+Vの画像貼り付けが無反応になる理由と、Option as Metaを有効にしたときOption+-が実行中の処理を止める症状の切り分けです。

macOS標準のTerminal.appでClaude Codeを使うと、スクリーンショットをCmd+Vで貼っても何も入らない。「Optionをメタキーとして使う」を有効にしたままOption+-を押すと、実行中の処理が止まる。この2つはGitHubのissueで別々に報告されている症状ですが、どちらもTerminal.app固有のキー入力の扱いに行き着きます。

画像貼り付けの側は、Cmd+Vが使える端末がそもそもiTerm2に限られているため、まずCtrl+Vを試す価値があります。

症状

Terminal.appで起きる2つの症状

  • 画像が貼れない

    Cmd+Vを押しても画像が入らず、エラーも出ません。ショートカット表でCmd+Vの対象になっているのはiTerm2だけで、Terminal.appは含まれていません。

  • Option+-で処理が止まる

    「Use Option as Meta key」が有効なとき、Option+-はEscと-の並びとして届きます。Escは実行中の処理を中断するキーです。

Cmd+Vで画像が貼れないのは仕様の範囲か

issue #89549の報告者は、Cmd+Ctrl+Shift+4で画面の一部をクリップボードに取り込み、Claude CodeにCmd+Vで貼ろうとして無反応だったと書いています。同じクリップボードの内容はChromeには貼れ、ファイルをTerminal.appへドラッグする方法は使えたそうです。報告のタイトルは、バージョン2.1.245への自動更新を境に動かなくなったという内容です。

ただ、画像貼り付けのキーは端末ごとに違います。ショートカット表では次のように書かれています。

キー対象
Ctrl+V対象全般
Cmd+V対象iTerm2
Alt+V対象WindowsとWSL

表にCmd+Vの対象としてTerminal.appは載っていません。Terminal.appでCmd+Vが無反応でも、表の範囲では想定内の挙動になります。issueには「2.1.245より前は動いていた」という報告者の記憶があるだけで、2.1.245のchangelogにあるのはLinuxのglibc 2.44でのクラッシュ修正だけです。更新と症状の因果は、changelogからは確かめられません。

まず試す順番

issueのコメントでも、まずCtrl+Vを試し、それでも駄目ならクリップボードの読み取り自体の問題に絞れると提案されています。報告者からの結果報告は、コメントにはありません。

手順

Terminal.appで画像を渡す順番

  1. 1

    Ctrl+Vで貼る

    画像を含むクリップボードの状態で、プロンプトにCtrl+Vを押します。成功すると[Image #N]のチップが入ります。

  2. 2

    ファイルをドラッグする

    Finderやスクリーンショットの保存先から、画像ファイルをClaude Codeのウィンドウへ落とします。報告者はこの方法が使えたと書いています。

  3. 3

    パスで渡す

    「この画像を見て: /path/to/image.png」のようにパスを書きます。貼り付け経路を通りません。

貼り付けた内容が大きなテキストで省略される場合は画像とは別の話で、大きいテキストが省略される仕組みにまとめています。

手順2と3はファイルが前提です。報告者のCmd+Ctrl+Shift+4はクリップボードに載せるだけでファイルを作らない撮り方なので、この2つを使うときは保存先のあるスクリーンショットに切り替えます。

Ctrl+Vで入ったか確かめる

[Image #N]のチップは、プロンプトの中で位置を指定して参照するための目印です。入った後は「[Image #1]の右上のボタンを説明して」のように書けます。チップが出ないまま送信すると、Claudeには画像が届いていません。

Option+-が実行中の処理を止める症状

issue #96755は、Terminal.appで「Use Option as Meta key」を有効にしたとき、Option+-が実行中のターンを中断するという報告です。Claude Codeのバージョンは2.1.281でした。

報告者が疑似端末で入力列を直接送って試した結果は次のとおりです。

送った入力結果
Esc結果中断された
-結果中断されない
Escの直後に -結果中断された
Escの直後にEnter(Option+Enter)結果中断されない

Terminal.appはOption as Metaが有効だと、Option+-をEscと-の2文字で送ります。Claude CodeはEscを「実行中の応答やツール呼び出しを止める」キーとして扱うため、ここで中断が起きます。1回の書き込みで全部送っても毎回起きたので、入力の分割タイミングではない、と報告者は書いています。入力待ちのときは-が打てるだけです。

Escの扱いは場面で変わります。ショートカット表では、実行中の応答やツール呼び出しを止めるほか、権限確認のプロンプトでは操作を断る(Noと同じ)キーとされています。確認待ちの最中にOption+-が届くと、中断ではなく拒否として働く可能性があります。ただしissueの試験は実行中のターンでの結果なので、権限確認での挙動は報告されていません。

Optionをメタキーにする設定との関係

Option as Metaを有効にする手順は、Apple Terminalでは「設定 → プロファイル → キーボード」の「Optionキーをメタキーとして使用」です。/terminal-setupを実行するか、初回起動時の案内を受け入れた場合は、この設定が入っています。Optionを使う一部のショートカットは、この設定がないと動きません。

  • Option+Enter(改行)
  • Option+P(モデル切り替え)
  • Alt+B / Alt+F / Alt+D / Alt+Y(単語単位の移動と削除)

一方、Option+Tの思考切り替えは、Option as Metaなしでも動くと書かれています。

つまりOption+-の中断を避けるためにこの設定を外すと、上の一覧のショートカットも使えなくなります。#96755はopenのままで、回避策の記載はありません。当面は、処理中にOption+-を押さないことが現実的な避け方です。

設定を外した場合の改行は別のキーで入れる

Option as Metaを外すとOption+Enterの改行が効かなくなりますが、改行そのものは別の手段で入れられます。端末設定のページには次の3通りが載っています。

方法設定の要否
Ctrl+J設定の要否どの端末でも設定不要
\を打ってからEnter設定の要否どの端末でも設定不要
Shift+Enter設定の要否Apple Terminalでは設定不要

改行の代替があるので、Option as Metaを外したときに失うのは、モデル切り替え(Option+P)や単語単位の移動と削除のほうです。ここは外すかどうかを決める材料になります。

落とし穴

Option+-を打つ癖があると処理が止まる

Terminal.appでOption as Metaを有効にしている状態で、Option+-を実行中に押すとEscと同じ扱いになります。押した覚えがないのに止まったように見えるときは、この入力を疑えます。

自分の環境で起きているかを切り分ける

2つの症状は原因が別です。次の順に確かめると、どちらの話かが分かります。

echo "$TERM_PROGRAM"
claude --version

TERM_PROGRAMがApple_Terminalなら、Terminal.appで動いています。ここから先は症状で分けます。

切り分け

症状の切り分け

  1. Q画像が貼れない症状ですか?
    答えが処理が勝手に止まる症状として下の問いへ進みます

    Cmd+Vを使っているならCtrl+Vに変えます。[Image #N]のチップが入れば解決です。

    答えがはい
  2. QCtrl+Vでもチップが入りませんか?
    答えがCtrl+Vで貼れているので、キーの違いが原因でした

    画像ファイルをドラッグするか、パスを書いて渡します。クリップボードだけに載せる撮り方だった場合は、保存先のあるスクリーンショットに切り替えます。

    答えがはい
  3. Q「Optionキーをメタキーとして使用」は有効ですか?
    答えがこの設定が原因の中断ではありません。EscやCtrl+Cを押していないか見直します

    実行中にOption+-を押していないか振り返ります。外す場合はOption+Enterなどが使えなくなるので、前節の代替キーを使います。

    答えがはい

切り分けの結果

画像が入らない症状は貼り付けキー、処理が止まる症状はOption as Metaが入口です。

WSL2での画像貼り付けは、端末がCtrl+Vを横取りするなど別の原因が絡みます。症状が近い場合はWSL2で画像貼り付けが効かない原因と回避策が参考になります。macOSの権限まわりで入力や画面取得が止まる場合は、macOSの権限が更新で消える原因も確認してください。

他の端末に移るという選択肢

Cmd+Vで画像を貼りたい場合は、ショートカット表がCmd+Vの対象としているiTerm2に移る方法があります。iTerm2では「設定 → プロファイル → Keys → General」で左右のOptionキーを「Esc+」にします。これはOption as Metaを有効にするのと同じ意味です。

#96755はTerminal.appの報告で、iTerm2でOption+-がどうなるかは報告されていません。同じ設定でも中断が起きるかは、自分の環境で確かめる必要があります。iTerm2側のOptionキーとクリップボードの設定はiTerm2のOption keyとクリップボードを有効化する手順にあります。本記事はTerminal.app固有の症状を扱い、iTerm2の設定手順はそちらで扱っています。

Terminal.appを使い続けるなら、画像はCtrl+Vかファイル経由、Optionを使うショートカットは必要なものだけに絞る、という使い分けになります。

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