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Claude Code v2.1.207 — 非対話実行で同意が誤記録される不具合と、長い出力で画面が固まる問題を修正

Claude Code v2.1.207 — 非対話実行で同意が誤記録される不具合と、長い出力で画面が固まる問題を修正

Claude Code v2.1.207は、非対話実行やSDKで同意ダイアログを出さずに「同意済み」と記録される問題、長い出力で画面が固まる問題を直し、Bedrock/Vertexの既定をOpus 4.8に変えた版です。

Claude Code v2.1.207は、非対話実行や自動運用まわりの同意・警告の扱いを直しつつ、長い出力で画面が固まる問題を解消した、修正中心の版です。とりわけclaude -pやSDKといった非対話実行で、セキュリティの同意ダイアログを出さないまま管理設定を「同意済み」と恒久記録していた問題が直り、無害なシステム生成の会話更新でプロンプトインジェクション警告が誤って出ていた問題も解消されました。あわせて、Bedrock・Vertex・Foundryではauto modeがopt-in(明示的な有効化)なしで使えるようになり、Bedrock・Vertex・Claude Platform on AWSの既定モデルがClaude Opus 4.8に変わっています。CI・SDK・クラウド経由で自動運用している場合ほど効きが大きく、ローカルで短い対話を回す使い方では体感の変化は小さい版です。この記事では、利用形態別の影響早見表と、非対話実行での同意・警告の扱いの変化、そしてauto modeが広がってきた版の系譜で、更新の判断材料を示します。

このリリースで何ができるようになるか

この版で押さえたい変化は、非対話実行での同意・警告の扱いが締め直されたこと、長い出力のストリーム中にターミナルが固まらなくなったこと、そしてBedrock・Vertex・Foundryでauto modeがopt-inなしに使えるようになったことの3点です。新しい大きな機能の追加ではなく、自動運用が広がるなかで綻びていた「同意・警告・権限の境界」に手を入れ、日々の表示の詰まりを取り除く方向の変更が中心になります。

1つ目は、非対話実行まわりの同意と警告の扱いです。claude -pやSDK経由の非対話実行では、これまでセキュリティの同意ダイアログを一度も出さないまま、リモートの管理設定を「同意済み」と恒久的に記録していました。本版ではこの記録が起きないように直り、あわせて、無害なシステム生成の会話更新でプロンプトインジェクション警告が誤発火する問題も解消されています。人が画面を見て確認できない実行経路で、同意と警告の判定が実態に近づいた形です。

2つ目は、長い出力のストリーム中に画面が固まらなくなった点です。長いリスト・表・段落・コードブロックを含む応答を流している最中に、ターミナルが固まってキー入力が遅れる問題が直りました。応答のストリームが終わったときに、トランスクリプトが答えの冒頭より上へ飛ぶ問題もあわせて解消されています。長い出力を頻繁に受け取る対話利用ほど、体感の引っかかりが減ります。

3つ目は、クラウド経由でのauto modeとモデルまわりの整備です。Bedrock・Vertex AI・Foundryでは、CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODEのopt-inを付けなくてもauto modeが使えるようになりました(無効化はsettingsのdisableAutoMode)。あわせて、Bedrock・Vertex・Claude Platform on AWSの既定モデルがClaude Opus 4.8に変わり、BedrockがAPIリクエストのたびにAWS SSO認証を要求し直す問題も直っています。

あなたの開発フローはどう変わるか

本版の効き方は利用形態でかなり分かれます。CI・SDK・claude -pでの非対話運用や、Bedrock・Vertex・Foundryでのクラウド利用、長い出力を多用する対話利用では手応えが大きく、プラグインを配布・利用する運用では設定の置き場所に注意が要り、ローカルでの短い対話利用ではほとんど変化を感じません。

CI・SDK・非対話実行での自動運用

人が画面を見ずに走らせる非対話実行では、これまで2つの綻びがありました。1つは、同意ダイアログを出さないまま管理設定を「同意済み」と恒久記録していたこと、もう1つは、無害なシステム生成の会話更新でプロンプトインジェクション警告が誤発火していたことです。本版では前者の記録が起きなくなり、後者の誤発火も抑えられます。非対話実行で管理設定を扱う環境では、更新する価値が見込めます。

Bedrock・Vertex・Foundryでのクラウド利用

クラウド経由の利用では、auto modeがCLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODEのopt-inなしで使えるようになり、導入時のひと手間が減ります。Bedrock・Vertex・Claude Platform on AWSでは既定モデルがClaude Opus 4.8に変わるため、明示的にモデルを指定していない場合は自動的に新しい既定へ乗ります。BedrockがIAM Identity Center(AWSのシングルサインオン基盤)へリクエストのたびに認証を要求し直す問題も直り、認証の再取得で待たされる場面が減ります。

長い出力を多用する対話利用

大きな表やコードブロック、長いリストを頻繁に受け取る使い方では、ストリーム中にターミナルが固まりキー入力が遅れる引っかかりが解消します。応答が終わった瞬間にトランスクリプトが答えの冒頭より上へ飛ぶ問題も直り、読み返しの視線が乱れにくくなります。長文の生成を伴うレビューや設計の相談を回す運用ほど、表示の安定が効いてきます。

プラグインを配布・利用する運用

プラグインまわりは2つの変更が入りました。1つは、hook・monitor・MCPのheadersHelperで、shell形式のコマンド内の${user_config.*}を拒否するようにした点です(shell-injection対策)。もう1つは、オプション値(pluginConfigs)をプロジェクトの.claude/settings.jsonから読まなくした点です。配布中のプラグインがこれらに依存している場合は、exec形式や環境変数への移行、設定の置き場所の見直しが必要になる場面があります。

利用形態別の影響早見表

利用形態影響度効く理由
CI・SDK・claude -pでの非対話運用影響度明確な恩恵あり効く理由同意の恒久記録と誤発火する警告の2修正が効く
Bedrock・Vertex・Foundryでのクラウド利用影響度明確な恩恵あり効く理由opt-inなしのauto mode(3者)、既定のOpus 4.8化(Bedrock・Vertex・Claude Platform on AWS)、AWS SSO再要求の解消(Bedrock)
長い出力を多用する対話利用影響度明確な恩恵あり効く理由ストリーム中のフリーズとキー入力の遅延が解消
プラグインを配布・利用する運用影響度条件次第効く理由shell形式の${user_config.*}拒否と設定読み取り元の変更で挙動が変わる
ローカル単発・短時間の対話利用影響度ほぼ影響なし効く理由対象が非対話・クラウド・プラグイン・長い出力に寄っている

主な変更点

本版は不具合修正が中心で、そこにauto modeとクラウド提供まわりの挙動変更、エージェント表示の改善が加わっています。性質で見ると、非対話実行と同意・警告の修正、auto modeとクラウドの変更、長い出力とストリーミングの修正、エージェントと遠隔操作の修正、ファイルとパス処理の修正に分けられます。各項目に「誰に効くか」を添えます。

非対話実行と同意・警告まわりの修正

  • claude -pやSDKなど非対話実行で、セキュリティの同意ダイアログを出さないまま管理設定を「同意済み」と恒久記録していた問題を修正 — CI・SDKで管理設定を扱う利用者に効きます
  • 無害なシステム生成の会話更新で、プロンプトインジェクション警告が誤って出る問題を修正 — 自動生成の会話更新を挟む運用の利用者に効きます
  • プラグインのhook・monitor・MCPのheadersHelperで、shell形式のコマンド内の${user_config.*}を拒否するように変更(shell-injection対策)。hookはexec形式(args配列)か$CLAUDE_PLUGIN_OPTION_<KEY>を、monitorとheadersHelperはスクリプト内での読み取りを使う — プラグインを配布・自作する利用者に効きます
  • プラグインのオプション値(pluginConfigs)を、プロジェクトの.claude/settings.jsonから読まないように変更(user・--settings・管理設定のみ参照) — リポジトリ単位でプラグインを設定していた利用者に効きます

auto modeとクラウド提供まわりの変更

  • Bedrock・Vertex AI・Foundryで、CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODEのopt-inなしにauto modeを使えるように変更(無効化はsettingsのdisableAutoMode) — クラウド経由でauto modeを使う利用者に効きます
  • auto modeがautoModeをリポジトリ常駐の.claude/settings.local.jsonから読まず、~/.claude/settings.jsonを使うように変更 — リポジトリにauto modeの設定を置いていた利用者に効きます
  • Bedrock・Vertex・Claude Platform on AWSの既定モデルをClaude Opus 4.8に変更 — これらのクラウド経由で使う利用者に効きます
  • Bedrockが、APIリクエストのたびにIAM Identity Centerへ新しいAWS SSO認証を要求する問題を修正 — Bedrockを認証経由で使う利用者に効きます
  • Windowsで、AWS認証の解決が止まったとき(例:credential_processのハング)に無限に待ち続ける問題を修正し、60秒のストール保護が発火するように変更 — WindowsでAWS認証を使う利用者に効きます

長い出力とストリーミング表示の修正

  • 長いリスト・表・段落・コードブロックを含む応答のストリーム中に、ターミナルが固まりキー入力が遅れる問題を修正 — 長い出力を多用する利用者に効きます
  • 応答のストリームが終わったときに、トランスクリプトが答えの冒頭より上へ飛ぶ問題を修正 — 長い応答を読み返す利用者に効きます
  • エージェント表示で、同じテキストを再度貼り付けたときに[Pasted text #N]の2つ目を増やさず、畳んだプレースホルダーを展開するように改善 — 同じ内容を貼り直す利用者に効きます
  • エージェント表示で、ブロックされたセッションののぞき見が質問を先に出し、同じ時刻を二度並べる代わりに経過時間(waiting 3m)を言葉で示すように改善 — 複数エージェントの待ち状態を追う利用者に効きます

エージェント・遠隔操作・背景セッションの修正

  • エージェントチームで、壊れた仲間のメールボックスメッセージが毎秒エラーを繰り返し、ファイルを手で消すまで止まらないクラッシュループを修正 — エージェントチームを組む利用者に効きます
  • プランの承認で自動命名された背景セッションが、その名前をエージェント表示の行に出さない問題を修正 — 背景セッションを名前で追う利用者に効きます
  • git worktreeに入った背景セッションが、エージェント一覧からのコールドな再オープンで空のまま再開する問題を修正 — worktreeで背景セッションを回す利用者に効きます
  • ネットワークの中断や認証更新から接続が復帰したときに、Remote Controlのタスク状態の更新が失われる問題を修正 — 遠隔操作でタスクを追う利用者に効きます
  • デスクトップアプリがホストするRemote Controlセッションで、背景エージェントやワークフローの進捗がモバイルとWebに出ない問題を修正 — デスクトップのセッションをスマホやWebから見る利用者に効きます
  • Deep researchの実行で、Fetch段のエージェントがすべて「unknown」と表示される問題を修正(チップにソースのホスト名を表示) — Deep researchを使う利用者に効きます

ファイル・worktree・パス処理の修正

  • 最後のworktree.sparsePathsのworktreeを消したあと、extensions.worktreeConfigがリポジトリの.git/configに残り、teaなどのgo-git系ツールを壊す問題を修正 — go-git系ツールと併用する利用者に効きます
  • ルールのglob・スキルのパス・.ignore.worktreeincludeで、壊れた角かっこパターンがファイル読み取り・候補表示・worktree作成を壊す問題を修正 — これらの設定に角かっこを使う利用者に効きます
  • 自動更新が、リリースのたびに~/.local/bin/claudeのカスタムランチャースクリプトやシンボリックリンクを上書きする問題を修正(/doctorが外部管理のランチャーを報告するように) — 独自のランチャーを置く利用者に効きます
  • cdを含む複合コマンドで、出力のリダイレクト先が/dev/nullだけのときに権限確認を求める問題を修正 — cd/dev/nullを組み合わせる利用者に効きます
  • /usage-creditsの金額入力が、崩れた値(貼り付けたタイムスタンプなど)を数字だけに黙って削る問題を修正し、崩れた金額はエラーで拒否、$1,000を超える金額はタイプ入力での確認を求めるように変更 — クレジットの利用状況を金額で入力する利用者に効きます

更新はclaude updateで取得できます。

claude update
claude --version

更新後にプラグインを配布している場合や、リポジトリ側にauto modeの設定を置いていた場合は、/doctorで導入状態を確認しておくと、ランチャーの外部管理判定や設定の移動もあわせて把握できます。

/doctor

claude -pやSDKでの同意と警告の扱いが、この版でどう変わるか

本版で実務にいちばん効くのは、非対話実行まわりの同意・警告・権限の扱いが4つの修正でまとめて締め直されたことです。人が画面を見て「はい」を押せない実行経路が広がるほど、同意ダイアログを前提にした確認や、対話を前提にした警告判定がずれやすくなります。今回はそのずれが、記録・警告・権限の3つの側面で個別に手当てされました。

いちばん芯にあるのが、非対話実行での同意記録です。claude -pやSDK経由の実行では、リモートの管理設定を適用する際に本来は同意ダイアログで確認を取るはずが、ダイアログを一度も出さないまま「同意済み」として恒久的に記録していました。画面を見られない経路で、確認を経ずに同意が既成事実化していた形です。本版ではこの記録が起きないように直り、確認の前提が実態に合いました。無害なシステム生成の会話更新でプロンプトインジェクション警告が誤発火する問題も、同じ「人が判断しにくい経路での過剰・過少な判定」を正す方向の修正と読めます。

対象これまでの挙動本版での扱い
claude -p・SDKでの管理設定これまでの挙動同意ダイアログを出さないまま「同意済み」と恒久記録本版での扱い同意の恒久記録を伴わない扱いに修正
システム生成の会話更新これまでの挙動無害な更新でプロンプトインジェクション警告が誤発火本版での扱い誤発火を抑制
プラグインのhook・monitor・headersHelperこれまでの挙動shell形式で${user_config.*}を展開本版での扱いshell形式では拒否(exec形式や環境変数で受け取る)
プラグインのオプション値(pluginConfigs)これまでの挙動プロジェクトの.claude/settings.jsonからも読む本版での扱いuser・--settings・管理設定のみ参照

残る2つはプラグインまわりです。hook・monitor・headersHelperのshell形式コマンドで${user_config.*}を展開していた挙動は、利用者の設定値がそのままシェルに渡る余地があり、これを拒否してexec形式や環境変数で受け取る形に変えました。オプション値をプロジェクトの.claude/settings.jsonから読まなくしたのも、リポジトリに置いた値が意図せず効くのを避ける調整です。番号上の直前のv2.1.206(2026年7月9日)がMCPの経路の詰まりなどを直した版だったのに対し、本版は非対話・自動運用が広がった先で綻んでいた「同意と権限の境界」に寄せて手を入れた版と読めます。いずれもセキュリティの公表ではなく信頼境界の整えにあたる修正で、非対話実行で管理設定やプラグインを扱う環境ほど確認しておく価値があります。

auto modeはv2.1.193から本版までどう広がったか

本版のauto modeまわりの変更は単発ではなく、数版にわたる「自動判定の範囲を広げつつ、無理に自動化しない判定も足す」流れの続きに位置づけられます。auto modeはシェルコマンドなどの判定を自動化する仕組みで、使える範囲が広がるほど、どこまでを自動で通し、どこで止めるかの線引きが問われます。時系列で並べると、積み上がりが見えてきます。

バージョンauto modeまわりの変化
v2.1.193auto modeまわりの変化autoMode.classifyAllShellを追加し、シェル判定の対象を広げた
v2.1.205auto modeまわりの変化セッションのトランスクリプト改ざんをブロックするauto modeルールを追加
v2.1.207auto modeまわりの変化Bedrock・Vertex・Foundryでopt-inなしに利用可、設定の読み取り元を~/.claude/settings.jsonに変更

v2.1.193でシェル判定の対象を広げるclassifyAllShellが入り、自動判定の守備範囲が広がりました。続くv2.1.205では、セッションのトランスクリプト改ざんをブロックするルールが加わり、自動で走らせる前提のもとで、むやみに通さず確認を挟む工夫が足されています。本版はその延長で、クラウド提供環境での間口を広げつつ(opt-in不要化)、設定の読み取り元をユーザー側に寄せて、リポジトリ常駐の値が意図せず効かないようにしました。範囲を広げる動きと、境界を締める動きが同じ版に同居しているのが特徴です。単発の対話利用では表に出にくい領域ですが、クラウド経由でauto modeを常用するなら、この一連の版を通して「どこまで自動で通すか」の設計が定まってきた点は判断材料になりそうです。

まとめ

本版は、非対話実行や自動運用まわりの同意・警告の扱いを直しつつ、長い出力で画面が固まる問題を解消した、修正中心の版です。claude -pやSDKで管理設定を扱っていて、同意ダイアログを経ずに「同意済み」と記録されていた場合、無害な会話更新でプロンプトインジェクション警告が誤発火していた場合は、更新する価値が見込めます。プラグインを配布・利用している場合は、shell形式の${user_config.*}の拒否と、オプション値の読み取り元の変更にあわせて設定を見直す場面があります。

Bedrock・Vertex・Foundryでクラウド利用している場合は、auto modeがopt-inなしで使えるようになります。あわせてBedrock・Vertex・Claude Platform on AWSでは既定モデルがClaude Opus 4.8に変わります。長い表やコードブロックを頻繁に受け取る対話利用でも、ストリーム中のフリーズとトランスクリプトの飛びが解消し、表示が安定します。一方、ローカルで短い対話が中心であれば、体感の変化は小さいと考えられます。更新はclaude updateで取得でき、自分の利用形態が上の早見表のどこに当たるかを確認したうえで、更新の要否を判断する形になります。

関連ガイド

このバージョン単体の位置づけはClaude Code完全ガイドで、2026年7月のアップデート全体の流れは月次アップデートまとめでたどれます。

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