Claude Code v2.1.158 — Auto modeがBedrock・Vertex・Foundryでも使えるようになる
v2.1.158はAmazon Bedrock・Google Vertex AI・Microsoft Foundry経由のClaude CodeでもAuto modeが使えるようになる版です。Opus 4.7/4.8向けに環境変数CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1でオプトインします。
このリリースで何ができるようになるか
Claude Code v2.1.158は、Amazon Bedrock・Google Vertex AI・Microsoft Foundry経由のClaude CodeでもAuto modeが使えるようになる版です。これまでのAuto modeは「Anthropic APIで直接認証している環境のみ」で利用できる前提でしたが、本版以降は環境変数CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1を立てることで、上記3つのエンタープライズ向け推論プロバイダ経由でもオプトインできるようになります。対象モデルはOpus 4.7とOpus 4.8です。
直前のv2.1.157は、プラグインの.claude/skills配置による自動ロードと、EnterWorktreeの会話中ワークツリー切り替えを中核に据えた版でした。本版は変更点が1項目に絞られたピンポイントの追加リリースですが、これまで「Auto modeを使うために、社内のクラウド契約をAnthropic API直結に切り替える」という、運用上現実的でなかった選択を迫られていたチームにとって、構造的な制約が外れる重要な版です。
Auto mode自体は、Claudeのツール呼び出しを別の分類器モデルに通して「不可逆・破壊的・環境外」と判定したものだけブロックする仕組みで、許可プロンプトを大幅に減らしながらClaude Codeを自走させる仕組みです。詳しい設計はClaude Code auto modeの中身を参照してください。このAuto modeはこれまで「Anthropic APIのみ。Bedrock・Vertex・Foundryでは利用不可」と明示されており、エンタープライズで上記3プロバイダ経由の認証を強制している組織では、Auto modeを試すこと自体ができませんでした。本版は、その「プロバイダ縛り」がOpus 4.7・Opus 4.8の範囲で外れる、最初の一歩になります。
オプトインは環境変数CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1を立てる形を取ります。デフォルトでは無効のままなので、組織側で意図的に有効化するまで現状の挙動が変わることはありません。
あなたの開発フローはどう変わるか
Bedrock経由でClaude Codeを運用しているチーム
AWSでClaude CodeをAmazon Bedrock経由で利用しているチームには、本版でAuto modeが運用候補に入ります。これまでAuto modeを試したくても「AWS側のIAM・支払い・ガバナンス要件でAnthropic API直結に切り替えられない」というブロッカーがあり、許可プロンプト主体のフローを取らざるを得ませんでした。
本版以降は、Bedrock経由でClaude Codeを起動するときにCLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1を立てておけば、Auto modeがモード選択肢に並びます。CIや長時間運用で「Bedrock経由のClaude Codeを許可プロンプトに張り付かずに走らせたい」「Bedrock側のCloudTrailと組み合わせて操作監査を取りつつ、Auto modeの分類器でツール呼び出しを止めたい」といった運用が、本版を境に組めるようになります。
Auto modeを使う前提として、対応モデルはOpus 4.7とOpus 4.8です。Bedrock上で利用するモデルもこの2つに揃えておく必要があります。Sonnet 4.6など他のモデルでは、本版でもAuto modeは選べません。
Google Vertex AI経由で運用しているチーム
Google Cloud上でVertex AIを通じてClaude Codeを利用している場合も、本版以降は同じ仕組みでAuto modeにオプトインできます。Vertex AI側の認証(ANTHROPIC_VERTEX_PROJECT_ID等の環境設定)に加えて、CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1を立てることでAuto modeが選択肢に並びます。
Google Cloudで運用している組織では、IAMポリシーや組織ポリシーでデータ送信先を制御している場合があります。Auto modeの分類器は「環境外への送信」をブロック対象に含む仕組みのため、autoMode.environment設定で社内のGCSバケットや内部APIドメインを明示しておくことで、想定外のブロックが起きにくくなります。
Microsoft Foundryで運用しているチーム
Azure上でMicrosoft Foundryを通じてClaude Codeを動かしているチームにも、本版でAuto modeが届きます。Foundry経由のClaude Code起動時に同じ環境変数を立てればオプトインが完了します。
エンタープライズでAzure側のテナント分離、機密ネットワーク、Microsoft Entra IDとの統合を前提にしているチームでは、Auto modeを許可するかどうかを管理設定permissions.disableAutoModeで組織単位に制御することもできます。「個々の開発者がAuto modeを使うかは選べるが、組織として無効にすることもできる」という二重の制御を、Foundry経由の利用でも取れるようになります。
環境変数とプラン要件の見え方
CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1がデフォルト無効なのは、Bedrock・Vertex・Foundryへの展開が「全環境一斉ロールアウト」ではなく「組織側でオプトインする段階的展開」であることを示します。これまでのAuto modeはAnthropic API利用者には自動的に届く前提で、Team・Enterpriseプランの管理者がClaude Codeの管理設定で個別に有効化していました。本版で追加されたBedrock・Vertex・Foundryルートは、ユーザー側の環境変数が追加の鍵になるため、組織のCIテンプレートや開発環境セットアップスクリプトに環境変数の追加が必要です。
組織で「特定のCIジョブ・特定の開発環境だけAuto modeを許可する」「個人開発者のローカルでは無効のまま、Bedrock経由のCIジョブでだけ有効化する」といった分け方も、環境変数の出し分けで制御できます。
主な変更点
Auto modeがBedrock・Vertex・FoundryのOpus 4.7・Opus 4.8で使えるようになった
Amazon Bedrock、Google Vertex AI、Microsoft Foundry経由のClaude CodeでもAuto modeが利用可能になりました。対象モデルはOpus 4.7とOpus 4.8です。オプトインは環境変数CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1で行います。デフォルトは無効です。
これまでのAuto modeは「Anthropic API限定。Bedrock・Vertex・Foundryでは利用不可」と明示されていましたが、本版でこの制限がOpus 4.7・Opus 4.8の範囲で緩和されます。
Bedrock・Vertex・Foundryへの拡大が示すAuto mode整備の到達点
本版は1項目だけの追加リリースですが、Auto mode関連の整備をv2.1系全体の流れで並べると、本版がエンタープライズ向けの障壁を1つ崩した変化点であることが見えてきます。
| 版 | 公開日 | Auto mode関連の動き |
|---|---|---|
| v2.1.136 | 公開日2026-05-08 | Auto mode関連の動きautoMode.hard_denyルールを追加し、組織のセキュリティ境界を無条件ブロックで設定可能にしました(v2.1.136) |
| v2.1.152 | 公開日2026-05-27 | Auto mode関連の動きAuto modeのオプトイン同意ダイアログを廃止し、初回利用の摩擦を減らしました(v2.1.152) |
| v2.1.154 | 公開日2026-05-28 | Auto mode関連の動きデータ流出検出の改善、分類器の出力切れ時の無条件ブロック修正、VS CodeでAuto modeがモードピッカーに出る挙動が入りました(v2.1.154) |
| v2.1.158 | 公開日2026-05-30 | Auto mode関連の動きBedrock・Vertex・Foundry経由でAuto modeが使えるようになりました(Opus 4.7・Opus 4.8、環境変数オプトイン) |
v2.1.136以降のAuto mode関連の動きは、機能本体の整備よりも「組織にどう適用してもらうか」「個人開発者にどうデフォルトで届けるか」という運用面の調整に重みが寄っていました。v2.1.152で初回オプトイン同意を廃止し、v2.1.154でVS Code側のモードピッカー導線を整え、本版でBedrock・Vertex・Foundryの「プロバイダ縛り」を崩す動きは、Auto modeが「Anthropic API利用者の研究プレビュー」から「クラウドプロバイダ経由のエンタープライズ利用者にも届く選択肢」へと移っていく流れの一部と読めます。
なぜ環境変数オプトインに留めているか
本版のロールアウトが「環境変数で個別オプトイン」という慎重な形を取っているのは、Auto modeがそもそも研究プレビュー段階で、「分類器の判断に依存する」「セキュリティ境界が完全保証ではない」という性格を持つためと考えられます。Bedrock・Vertex・Foundry経由でClaude Codeを使う組織は、Anthropic APIを直接使う組織よりも、組織ガバナンス・データ境界・コンプライアンス要件の整備度が高い傾向にあります。そうした環境にAuto modeを一斉に解放すると、組織側で「Auto modeの分類器が何をブロックして何を通すか」を把握する前に有効化されてしまう懸念があります。
環境変数オプトインに留めることで、組織側のCIテンプレートやスタートアップスクリプトに明示的な記述を入れない限り、Bedrock・Vertex・Foundry経由の運用はこれまでと同じ挙動のまま保たれます。Auto modeを試したい・本格採用したい組織は、CIや特定の環境だけ環境変数を立てて段階的に試せます。導入する側の制御幅が広い設計になっていると読めそうです。
利用形態別の影響度
本版が自分の環境にどの程度効くかは、次の早見表で確認できます。
| 利用形態 | 影響度 | 本版の効果 |
|---|---|---|
| Bedrock経由でCIに組み込むチーム | 影響度高 | 本版の効果Auto modeの導入候補に初めて入り、許可プロンプトを抑えた長時間運用が組めます |
| Vertex AI経由で運用するチーム | 影響度高 | 本版の効果同上。GCP組織ポリシーとの併用設計が必要になります |
| Foundry経由で運用するチーム | 影響度高 | 本版の効果同上。Azure側のテナント分離・管理設定との併用設計が必要になります |
| Anthropic API直結でAuto modeを既に使っているチーム | 影響度ほぼ影響なし | 本版の効果既存のAuto mode挙動は変わりません |
| Sonnet 4.6など他モデルで運用しているチーム | 影響度ほぼ影響なし | 本版の効果対象モデルはOpus 4.7・Opus 4.8のみです |
| Auto mode自体を使わない方針のチーム | 影響度ほぼ影響なし | 本版の効果デフォルトは無効のままです |
Bedrock・Vertex・Foundry経由でClaude Codeを運用していて、これまでAuto modeを諦めていたチームほど本版の効きは大きく、特にCI・自動化・長時間運用での選択肢が広がります。Anthropic API直結のチームには本版での追加的な影響はありません。
まとめ
- Auto modeのプロバイダ縛りがOpus 4.7・Opus 4.8の範囲で崩れます:これまで「Anthropic APIのみ。Bedrock・Vertex・Foundryでは利用不可」と明示されていたAuto modeが、本版以降は環境変数
CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1を立てることで上記3プロバイダ経由でもオプトインできるようになります - オプトインは環境変数で、デフォルトは無効です:組織のCIテンプレート・スタートアップスクリプトに環境変数を追加するまで、現状の挙動は変わりません。段階的な展開・特定のCIジョブだけ有効化する運用設計がしやすい形になっています
- 対象モデルはOpus 4.7とOpus 4.8です:Sonnet 4.6など他モデルでは本版でもAuto modeは選べません
v2.1.158は、v2.1.136以降のAuto mode整備が「機能本体」から「組織にどう届けるか」へと重みを移してきた流れの中で、Bedrock・Vertex・Foundryというクラウドプロバイダ経由運用の障壁を1つ崩した版です。Anthropic API直結に切り替えられない事情でAuto modeを諦めてきたチームは、本版を境にOpus 4.7・Opus 4.8の構成で導入の検討余地が出てきます。
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