Claude for Androidで連携できるアプリ一覧と使い方
Claude for Androidで連携できるアプリは、メッセージ・メール・カレンダー・時計・地図・Health Connectです。権限の要不要、操作手順、つまずきの対処を示します。
Claude for Androidで連携できるアプリと、できること
連携できるのは、メッセージ・メール・カレンダー・時計・地図・Health Connectの6系統です。Claudeが会話の中で端末のアプリを呼び出し、用意した下書きや設定をそのまま実行に移せます。内容をコピーして別アプリに貼り直す手間はありません。
| 連携先 | 具体的なアプリ | Claudeがすること |
|---|---|---|
| メッセージ | 具体的なアプリ既定のメッセージアプリ、WhatsApp、Slack、Messenger等 | Claudeがすること下書きを作り、送信前のアプリに渡す |
| メール | 具体的なアプリ端末のメールアプリ | Claudeがすること内容を入力済みの状態でメールアプリを開く |
| カレンダー | 具体的なアプリ端末のカレンダー | Claudeがすること空き時間の確認、予定の作成 |
| アラーム・タイマー | 具体的なアプリ時計(Clock)アプリ | Claudeがすることアラームの作成、タイマーの開始 |
| 位置情報・地図 | 具体的なアプリGoogleマップ | Claudeがすること周辺スポットの提案、ナビへの受け渡し(個人向けプランのみ) |
| 健康データ | 具体的なアプリHealth Connect(Fitbit・Samsung Health・Google Fit等のデータ) | Claudeがすること活動量や睡眠の傾向の分析(ベータ、米国限定) |
メッセージ・メール・カレンダー・アラーム・タイマーはすべてのプランで使えます。位置情報・地図はTeam・Enterpriseでは使えず、Health ConnectはPro・Maxの米国限定ベータです。連絡先への直接アクセスはなく、リマインダーはiOS限定でAndroidにはありません。
Claudeがこの連携を使うと判断すると、会話中にカードやプロンプトが自動で出ます。メッセージとメールは、カードをタップして開いた先のアプリで内容を確認してから送る流れです。一方でアラームとタイマーは、Claudeが自動で作成・開始します。
プラン・地域・端末の条件で使える機能が変わる
使えるかどうかは、機能の種類よりも自分のプラン・住んでいる地域・端末の設定で決まる場面があります。日本在住で使う場合は、次の切り分けが先に効きます。
| 使いたい機能 | プラン | 地域・端末の条件 | 日本在住で使えるか |
|---|---|---|---|
| メッセージ・メール・カレンダー・アラーム・タイマー | プランすべてのプラン | 地域・端末の条件追加条件は示されていない | 日本在住で使えるか使える |
| 位置情報・マップ | プラン個人向けプランのみ(Team・Enterpriseは不可) | 地域・端末の条件示されていない | 日本在住で使えるか個人向けプランなら使える |
| 健康データ(Health Connect) | プランPro・Maxのベータ | 地域・端末の条件米国在住・Android 14以降。仕事用ワークプロファイルの端末は不可 | 日本在住で使えるか米国在住が条件のため対象外 |
| リマインダー | プランなし | 地域・端末の条件iOS限定 | 日本在住で使えるかAndroidでは使えない |
Team・Enterpriseで位置情報の周辺検索を使いたい場合や、日本在住で健康データを分析したい場合は、この連携では代替できません。
権限が必要な機能と不要な機能
個人データに触れない機能は許可不要で、端末の個人データに触れる機能だけ許可を求められます。
許可の要不要は機能で分かれる
許可が要らない機能
- メッセージ・メール(Androidの共有システムを使う)
- カレンダーの書き込み(システムUIだけで完結する)
- アラーム・タイマー(標準の機能を呼び出す)
許可を求められる機能
- カレンダーの読み取り(空き時間の確認・予定の把握)
- 位置情報・マップ(Claudeが現在地を必要とするとき)
- Health Connect(データ種別ごとに許可画面で選ぶ)
許可を求められると「一度だけ許可」「常に許可」「許可しない」の3択が出ます。カレンダー・位置情報の許可は「設定」→「アプリ」→「Claude」→「権限」から見直せます。切り替え先には「アプリの使用中のみ許可」と「毎回確認する」もあります。Health Connectだけは別枠で、「設定」→「アプリ」→「Health Connect」→「アプリの権限」→「Claude」から管理します。
メッセージとメールを下書きから送る
下書きから送信までの5ステップ
- 1
依頼する
「上司にプロジェクトの進捗についてメールの下書きを書いて」のように頼みます。
- 2
プレビューを見る
Claudeが内容を用意し、プレビューを見せます。
- 3
カードをタップする
メッセージアプリまたはメールアプリが、内容の入った状態で開きます。
- 4
確認・修正する
文面をその場で直せます。
- 5
いつも通り送信する
送信は通常のアプリ操作で行います。
既存のメッセージやメールをClaudeが読み取ることはなく、新しく作る文面だけが対象です。
位置情報とマップで周辺スポットを探す
「近くにあるレストランを教えて」のように尋ねると、Claudeは位置情報へのアクセスを求めたうえで周辺のおすすめを提示します。提案された場所は地図上に表示され、タップすると詳細が開き、Googleマップでのナビゲーションに進めます。
Team・Enterpriseプランでは、位置情報を使ったこの機能そのものが使えません。個人向けプラン限定です。
カレンダーの予定を確認・追加する
「明日の予定は何がある」「来週木曜の正午にチームランチを入れて」のように頼むと、Claudeはカレンダーを読み取って予定を確認するか、新しい予定を作成します。作成した予定は通常のカレンダーアプリと同じように編集・削除できます。
編集できるかどうかは予定の所有者次第です。他人が作成した予定や共有カレンダーの予定は、閲覧はできても編集できないことがあります。
アラームとタイマーを会話ひとつで設定する
「明日の朝7時にアラームをセットして」「運動用に20分のタイマーを開始して」のように頼むと、Claudeが端末のClock(時計)アプリを呼び出して直接アラームやタイマーを作成します。作成後は通常どおり時計アプリの通知が鳴ります。
健康データを分析する(Pro・Maxプランのベータ)
Health Connectは、複数のフィットネスアプリやウェアラブル(Fitbit・Samsung Health・Google Fit等)のデータを一箇所に集めるAndroidの基盤です。ClaudeはHealth Connect経由でこの統合データを読み取るので、Health Connectにつないだアプリのデータなら見えます。
読み取れるデータ種別は次の6つです。許可画面ではこの単位で共有する範囲を選びます。
Claudeが読めるHealth Connectのデータ
活動量
歩数・距離・上った階数・消費カロリー(アクティブ)・運動時間。
ワークアウト
種目(ランニング・自転車・筋トレ等)・時間・距離・心拍数・消費カロリー。
バイタル
心拍数・安静時心拍数・心拍変動(HRV)・血圧・呼吸数・血中酸素。
体組成
体重・身長・BMI・体脂肪率。
睡眠
総睡眠時間・睡眠ステージ・就床時間。
栄養
摂取カロリー・三大栄養素・水分・微量栄養素(記録している場合)。
「今週どれくらい活動できているか教えて」「睡眠の質が悪いので原因になっているパターンを探して」「歩数を週ごとに比較して」のように尋ねると、Androidのネイティブチャートに近い見た目で答えが返ります。日ごと・週ごとの比較には棒グラフ、ペースや心拍数、体重のような推移には折れ線グラフ、目標や達成度には進捗インジケーターが使われます。グラフの要素をタップすると個別のデータポイントを確認できます。
この機能はPro・Maxプランのベータで、Android 14以降かつ米国在住のユーザーに限定されています。Health ConnectがインストールされていないとClaudeも読み取れないため、未導入の場合は端末の設定またはGoogle Playストアから先に用意します。読み取り専用で、Claudeが書き込んだり変更したりすることはできません。
健康の話題は既定ではメモリーに保存されません。「機微なトピックをメモリーに含める」(Include sensitive topics in memory)をオンにすると、Claudeが会話から健康関連の文脈を覚えることがあります。仕事用のワークプロファイルを使っている端末では、Health Connectが対応していないため使えません。
Claudeがアクセスできるデータの範囲
Claudeが読み取るのは、そのリクエストに必要な最小限のデータだけです。位置情報はリクエストに関係するときの現在地のみ。カレンダーは空き確認・予定作成に必要な項目のみです。健康データは、その情報が必要な質問をして、かつ許可を済ませているときだけ読み取られます。この連携はAndroidの標準的な共有・インテントの仕組みを経由しており、他の一般的なAndroidアプリと同じ権限モデルの上で動きます。
精度を上げるコツ
Claudeにどんな操作をしてほしいかを具体的に伝えるほど、期待通りの結果になりやすくなります。アラームなら午前・午後の区別と繰り返す曜日、タイマーなら何のためのタイマーかまで伝えると、ラベル付けの助けになります。メッセージやメールなら宛先・日時・所要時間のような詳細を最初から含めておくと、確認・修正の手間が減ります。
Claudeは自然な話し言葉を理解するため、決まった構文で話しかける必要はありません。ただし、メッセージやメールは送信の前に、遷移先のアプリで内容を確認できます。アラームとタイマーは頼んだ時点で作られるため、時刻と午前・午後は依頼文の中で確定させておきます。
よくあるつまずき
- 提案が出てこない: Claude for Androidが最新版か確認し、アプリを再起動します。メッセージ送信・予定作成・タイマー開始のように、やりたいことを具体的に伝えるのも効果的です
- 許可のダイアログが出ない: 権限が必要なアプリが端末にインストール・設定済みか、「設定」→「アプリ」→「Claude」で権限が付与されているか、OSが最新かを確認します
- メッセージ・メールの共有先が出てこない: メッセージアプリ・メールアプリが端末にインストール済みか確認し、キャッシュの削除も試します。「設定」→「アプリ」→「Claude」→「ストレージとキャッシュ」→「キャッシュを削除」の順です
- カレンダーが正しく開かない: 既定のカレンダーアプリが設定済みで最新版かを確認します
- アラーム・タイマーが作成されない: 時計アプリが有効で最新版か、「おやすみモード」がアラームを妨げていないかを確認します
- 健康データが表示されない・不完全: Pro・Maxプランで米国在住であること、Android 14以降であること、Health Connectがインストール済みで対象のフィットネスアプリと連携済みであることを確認します。「設定」→「アプリ」→「Health Connect」→「アプリの権限」→「Claude」で、該当するデータ種別の許可も見直せます。Health Connectを使い始めて日が浅いと、傾向分析に足りる履歴がないこともあります。心拍変動のように、対応するウェアラブルがないと取れないデータ種別もあります
- 見た目や書式が想定と違う: Androidアプリ側の書式がClaudeの表示と少し違う場合があります。送信・保存の前に、遷移先のアプリで直せます。機種やAndroidのバージョンで動きが変わる機能もあります
iOSと比べて何が違うか
同じ「他アプリ連携」でも、iOSの他アプリ連携とは対応する機能が一致しません。iOSの公式ページにはリマインダーがあり、Androidの公式ページにはアラームとタイマーがあります。リマインダーはAndroidにはありません。
健康データは、iOSがApple Health、AndroidがHealth Connectという別の基盤を経由します。Pro・Maxプランのベータで米国限定という条件は両方に共通です。許可の管理画面も違い、iOSは公式ページの英語表記で「Settings > Health > Data Access & Devices > Claude」、Androidは「設定」→「アプリ」→「Health Connect」→「アプリの権限」→「Claude」です。
まとめ
うまくいかないときは、まず権限、次にアプリ側(時計・カレンダー・メール)の設定と更新、の順に見ると切り分けやすくなります。ホーム画面からワンタップでClaudeを開きたい場合はClaudeのAndroidウィジェットの使い方、デスクトップやiOSも含めた全体像はClaudeアプリ完全ガイドで扱っています。