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Claude Codeのチートシート — 用語・コマンド・ショートカットを初週の順に引く

Claude Codeのチートシート — 用語・コマンド・ショートカットを初週の順に引く

公式のチートシートにある13の用語、30のコマンド、10のキーを、初週に迷う場面の順に並べ直しました。/costが/usageの別名である点など、一覧だけでは見えない違いも添えています。

Claude Codeを使い始めて最初の数週間で引く頻度が高いのは、用語の意味、/から始まるコマンド、そして数個のキーです。公式のヘルプセンターには、この3つを1ページにまとめたチートシートがあります。ブラウザのタブに開いておくか、キーボードの横に印刷しておく使い方が想定されています。

このページはそのチートシートを日本語に置き換え、載っている順(用語、コマンド、キー)ではなく、初週に迷う場面の順に組み替えたものです。「画面が重くなった」「間違った編集を戻したい」といった場面から引けます。

用語は「会話」「モード」「拡張」の3群で覚える

チートシートの用語集は13語です。そのうち12語は、アルファベット順ではなく役割で3群に分けると頭に入ります。残る1語のCommandは3群の後で触れます。

会話に関わる4語

用語意味関連するコマンド
Session意味1つのディレクトリでclaudeを起動してから終了するまでの1回分。会話履歴はセッションごとに独立し、CLAUDE.mdだけがセッションをまたいで残る関連するコマンド/resume
Context window意味プロンプト、Claudeの返答、読み込んだファイルを合わせて、モデルが一度に保持できる文章の総量。満杯になると古い内容が圧縮されるか捨てられる関連するコマンド/clear /compact
Token意味モデルが文章量を測る単位で、おおよそ単語の4分の3。利用上限とAPI課金はトークンで数える関連するコマンド/cost
CLAUDE.md意味プロジェクトルート、ホーム、サブフォルダーに置くMarkdown。毎セッションの開始時に自動で読まれ、規約やコマンドを毎回書かずに済む関連するコマンド/init /memory

初週に混乱しやすいのはSessionとContext windowの関係です。同じセッションの中でも、会話が長くなればコンテキストウィンドウは埋まります。会話を捨てたいときは/clear、同じ会話を続けたまま軽くしたいときは/compactと、目的で使い分けます。コンテキストの内訳を確かめる手順はコンテキストウィンドウの可視化にまとめています。

安全と承認に関わる4語

用語意味
Plan mode意味読み取り専用のモード。Claudeは調べて説明し、方針を提案するが、ファイル編集もコマンド実行もしない。Shift+Tabで切り替えるか、/planで直接入る
Accept Edits mode意味ファイル編集をセッションの残りの間は自動承認するモード。シェルコマンドなど他の操作は引き続き承認を求める。Shift+Tabで切り替える
Permissions意味承認なしに実行できる操作を決めるルール。既定では、手元のマシンに触れる操作はすべて確認される。/permissionsか設定で調整する
Tool意味Claudeが呼び出せる能力(ファイル読み込み、編集、bash実行、Web検索など)。呼び出しはすべて履歴に表示される

Plan modeは「実行前に方針だけ見たい」とき、Accept Editsは「方向性に納得したので差分の確認を省きたい」ときの選択肢です。2つは対立する設定ではなく、Shift+Tabの巡回に並んでいるだけです。巡回の順序は後述のキーの表で示します。

巡回に出てくる残りのモードも押さえておきます。権限の資料では、確認の度合いが次のように違います。

モード(設定値)確認なしで実行できる範囲
manual(default)確認なしで実行できる範囲読み取りだけ。編集、シェルコマンド、ネットワークは都度確認
acceptEdits確認なしで実行できる範囲読み取りとファイル編集、mkdirやmvなどの基本的なファイル操作
plan確認なしで実行できる範囲読み取りだけ。実行はしない
auto確認なしで実行できる範囲ほぼ全部。別のモデルが各操作を審査し、人の確認の代わりをする
bypassPermissions確認なしで実行できる範囲すべて。コンテナーやVMなど隔離した環境向けで、通常は巡回に入らない

manualは「毎回聞くモード」の表示名で、設定ファイルではdefaultと書きます。Claude Code v2.1.283以降は、ターミナルとVS Codeでautoが起動時のモードです。このため、起動直後のShift+Tabは最初にmanualへ移ります。

autoは常に使えるわけではありません。対応モデルでない場合や、設定ファイルで無効にされている場合、組織の方針で外されている場合は、manualで起動します。保護されたパスへの書き込みは、bypassPermissions以外ではautoやacceptEditsでも自動承認されません。「acceptEditsなら何でも通る」とは考えず、シェルコマンドやネットワークは別扱いと覚えておくと迷いません。

拡張に関わる4語

用語意味設定の入口
MCP意味GitHub、Jira、データベース、社内APIなどをツールとしてClaudeに接続するオープン標準設定の入口/mcp
Subagent意味メインのセッションが生成する副次的なClaude。テスト実行、大規模なコード検索、レビューなどを自分のコンテキストウィンドウで処理して結果だけ返す設定の入口/agents
Hook意味ツール実行前、編集後、セッション開始時など決まったタイミングで自動で走るシェルコマンド。自動整形、lint、危険なコマンドの阻止によく使われる設定の入口/hooks
Skill意味特定の作業手順(PDFレポート生成、部品の雛形作成、デプロイ手順など)を教える指示とヘルパーファイルの一式。組み込みコマンドと同じく/で呼べ、関連するときは自動で読み込まれることもある設定の入口/skills

13語目のCommandは、/で始まる入力すべてを指します。組み込みのものは会話の制御用で、チーム独自のものは.claude/skills/<name>/SKILL.mdにSkillとして定義します。従来の.claude/commands/も引き続き動くと注記されています。カスタムコマンドとSkillは、呼び出し方の上では区別がありません。

場面からコマンドを引く

チートシートのコマンド表は29行(/loginと/logoutが1行にまとめられているため、コマンド数では30個)で、登場順は/help、/init、/clearと、初週の使用頻度を意識した並びです。ここでは、次の場面ごとに束ね直します。

最初の5分に使う

やりたいことコマンド
使えるコマンドを見たいコマンド/help
プロジェクトの下書きとなるCLAUDE.mdを作りたいコマンド/init
CLAUDE.mdを確認・編集したいコマンド/memory
使うモデルを確かめたい、切り替えたいコマンド/model
アカウント、モデル、作業ディレクトリ、バージョンを一覧したいコマンド/status

プロンプトが空の状態で/を打つと、組み込みに加えてカスタム、プラグイン、MCP由来のコマンドも含め、いま使える全コマンドが出ます。チートシート自身が、表は「最もよく使う組み込みの既定」だけを載せたものだと説明しています。プラットフォームやプランで変わる項目もあります。全体像はスラッシュコマンド一覧で役割別に整理しています。

画面や会話が重くなったとき

状況コマンド補足
話題を変える、最初からやり直したいコマンド/clear補足会話履歴を消して新規に始める。プロジェクトメモリー(CLAUDE.md)は残る。別名は/resetと/new
同じ作業を続けたいが、文脈を軽くしたいコマンド/compact補足ここまでの会話を要約して空きを作る。要約の焦点を指示として渡せる
何がどれだけ文脈を使っているか見たいコマンド/context補足読み込まれている内容と、どこで消費されているかを可視化する
本筋の会話を汚さず、ちょっと質問したいコマンド/btw補足横道の質問を、メインの会話に足さず、コンテキストも消費せずに投げる

/btwは初週に気づかれにくく、使うと便利なコマンドです。作業中に「この関数名の由来は?」と確かめたくなったとき、本筋の会話に入れずに聞けます。公式のコマンド一覧にも、現在のセッションについての横道の質問を会話に足さずに行うコマンドとして載っています。

間違えた、戻したいとき

状況操作
会話やコードを前の時点に戻したい操作/rewind(キーならEsc、Esc)
未コミットの変更と、各ターンの差分を見たい操作/diff
最後の返答、または選んだコードブロックをコピーしたい操作/copy
会話をファイルやクリップボードに保存したい操作/export
前の会話に戻って続けたい操作/resume(別名/continue)

/rewindの別名は、公式のコマンド一覧には/checkpointと/undoと載っています。会話とコードを両方戻せるので、「Claudeが良くない方向に進んだ」ときの保険になります。/diffはインタラクティブなビューアーで、未コミットの変更とターンごとの差分を確認できます。

安全性と費用を確かめる

知りたいことコマンド
承認が必要なツールを確認・変更したいコマンド/permissions
追加のディレクトリにもファイルアクセスを許したいコマンド/add-dir
読み取り専用で方針を立てさせたいコマンド/plan
このセッションのトークン使用量と費用コマンド/cost
プランの利用上限と、レート制限の現状コマンド/usage
設定(テーマ、既定値、エディターモード)コマンド/config(別名/settings)

チートシートは/costと/usageを別の行に並べています。ところが、公式のコマンドリファレンスでは/costは/usageの別名とされ、/usageの説明は「セッションの費用、プランの利用上限、アクティビティ統計」です。2つを別のコマンドと考えると、「どちらを打てば正しい数字が出るのか」で迷います。/statsも同じく/usageの別名で、統計タブから開きます。初週は/usageだけ覚えておけば足ります。旧来の/costの習慣が残っていても、同じ画面に着きます。

/planは引数を付けられます。/plan fix the auth bugのように書くと、プランモードに入って、そのままその作業の調査から始めます。

拡張機能を使い始めるとき

対象コマンドできること
MCPサーバーコマンド/mcpできること接続と認証の管理
サブエージェントコマンド/agentsできること一覧、作成、編集
Hookコマンド/hooksできることツールイベントに設定されたhookの確認
Skillコマンド/skillsできることセッションで使えるSkillの一覧
同梱Skillコマンド/simplifyできること最近変更したファイルを再利用・品質・効率の観点でレビューし、修正まで行う

/hooksは説明が「設定を見る」で、編集の入口という書き方ではありません。hooksの実体は設定ファイルに書くので、ここで確認してから設定側を直す、という順序になります。/simplifyは同梱Skillで、チートシートによれば全インストールに入っています。拡張の「入口」として最初に試しやすい1本です。

環境を点検する、終了する

目的コマンド
インストールや環境の診断コマンド/doctor
Anthropicへ、セッション情報付きで不具合を報告コマンド/feedback(別名/bug)
ログイン、アカウント切り替え、ログアウトコマンド/login /logout
終了コマンド/exit(別名/quit)

キーボードショートカット10個

キーの表は10行です。よく使う順に並べ替え、場面を添えます。

キー動作使う場面
Esc動作返答の途中で割り込み、再び入力できるようにする使う場面違う方向に進み始めたとき
Esc、Esc動作リワインド(チェックポイント)メニューを開き、セッション内の前の時点へ戻す使う場面/rewindと同じ操作をキーで
Shift + Tab動作権限モードの巡回: auto → manual → acceptEdits → plan。bypassPermissionsが有効なら、それも含まれる使う場面モードを切り替えたいとき
Ctrl + C動作現在の入力を取り消す。プロンプトが空なら終了使う場面入力を破棄したいとき
Ctrl + R動作プロンプト履歴を逆方向に検索する使う場面前に打った長い指示を再利用したいとき
Ctrl + O動作詳細な全文のトランスクリプト表示に展開する使う場面ツールの動きを追いたいとき
↑ / ↓動作プロンプト履歴を前後にたどる使う場面直前の指示を直したいとき
@ + パス動作ファイルやディレクトリをプロンプトで参照する使う場面対象を明示したいとき
/動作コマンドメニューを開く使う場面コマンド名を忘れたとき
?動作使っているターミナルやIDEでのショートカットを表示する使う場面環境で効かないキーがあるとき

Shift+Tabの巡回順は、用語集のPlan modeやAccept Editsの項目と合わせて読むと意味がつながります。用語集では「Shift+Tabで切り替える」としか書かれていませんが、キーの表で、実際はauto、manual、acceptEdits、planの順に回ると分かります。Plan modeに入りたいときの押す回数は、いまのモード次第で変わります。

もう1つの注意はEscです。単独のEscは「止める」、2回押すと「戻る」と、同じキーで役割が分かれます。キーが効かないときは、チートシートの注記どおり、ターミナルやIDEによって細部が違うので、セッション内で?を押して手元の一覧を確認します。キー全体と変更手順はショートカット一覧にまとめています。

初週につまずきやすい4点

落とし穴

Ctrl+Cはプロンプトが空だと終了になる

Ctrl+Cは、入力中なら現在の入力を取り消すだけです。ところがプロンプトが空の状態で押すと、セッションが終わります。入力を捨てたつもりで連打すると、そのまま抜けてしまいます。返答を止めたいだけならEscを使います。

落とし穴

Shift+Tabの回数は、いまのモードで変わる

巡回はauto、manual、acceptEdits、planの順です。autoから始まったセッションなら、planまで3回押します。manualなら2回です。回数を数えるより、/planで直接入るほうが確実で、/plan 調べたい内容と続ければそのまま調査も始まります。

落とし穴

/clearと/compactの取り違え

/clearは会話を空にして新しく始めます。同じ作業を続けたいときに打つと、それまでのやりとりが手元から消えます(/resumeで前の会話に戻れます)。続けたい場合は、要約で空きを作る/compactです。目的が「話題を変える」か「同じ話を軽くする」かで選びます。

落とし穴

/btwとEscの使い分け

横道の質問は/btwで、本筋の会話にもコンテキストにも足されません。一方、Escは進行中の返答を止めるキーです。質問のつもりでEscを使うと、実行中の作業が中断されます。作業は続けたまま確かめたいことがあるときだけ、/btwを選びます。

初週に覚える順番

一覧を全部暗記する必要はありません。次の順に、場面が来たら使うと負担が小さくなります。

手順

初週の覚え方

  1. 1

    1日目: 入口の3つ

    /help、/init、?。コマンドの全体像と、環境ごとのキーの一覧を見ます。

  2. 2

    2〜3日目: 会話の整理

    /clear、/compact、/context。長い会話で動きが重くなる、という最初の壁に備えます。

  3. 3

    4〜5日目: 戻る手段

    Esc、/rewind、/diff。Claudeの編集が思っていたものと違ったとき、戻れると分かっていると任せやすくなります。

  4. 4

    1週目の終わり: 承認と拡張

    Shift+Tab、/permissions、/plan、そして/mcpや/skills。承認の量を自分に合わせて調整する段階です。

実行例としては、プロジェクトを開いた直後に次の流れを一度通しておくと、ほぼ全部のカテゴリに触れます。

/init
/plan この関数の呼び出し元を調べて、変更の影響範囲を教えて
/context
/usage

/initでCLAUDE.mdの下書きを作り、/planで読み取り専用のまま調査させ、/contextで消費の内訳を見て、/usageで使用量を確認します。編集もコマンド実行も伴わない読み取り中心の流れなので、初週に試しやすい組み合わせです。

チートシートの範囲外を確かめる

チートシートは、完全な一覧ではなく、よく使うものの抜粋です。

  • 表に載っていないコマンドが多数ある。/だけを入力すると、自分の環境で使えるものがすべて出る
  • プランやプラットフォームで差がある項目がある。ページ自身がそう断っている
  • 別名も全部は載っていない。/statsや/checkpointのように、コマンド一覧の側にだけある別名がある
  • カスタムのSkillやプラグイン、MCPが追加するコマンドは、ここには出てこない

回避策を考える前に、まず/を打って探すのが近道です。チートシートの冒頭も、新規ユーザーのつまずきの多くは、やりたいことのコマンドがすでにあると知らないことから来ると述べています。

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