Claude Media
Claude Code廃止機能の一覧 — Ultraplanはいつ、なぜ消えたのか

Claude Code廃止機能の一覧 — Ultraplanはいつ、なぜ消えたのか

Ultraplanはv2.1.222で削除、Todoツールは新モデルで既定オフになりました。changelogに記録された廃止・削除機能を一覧にし、廃止の3つの型と存続期間、現行の代替をまとめました。

古いチュートリアルどおりに /ultraplan と打っても、もう何も起きません。Ultraplanはv2.1.222(2026年8月4日)で削除されました。Claude Codeでは機能の追加が続く一方で、削除も静かに行われています。この記事では、公式changelogに「Removed」「Deprecated」として記録された項目を拾い上げ、いつ・何が消えたのか、現行の代替は何かをまとめます。あわせて、廃止の起き方を3つの型に分けて、次に消えそうな機能を読む手がかりにします。

Ultraplanはいつ、なぜ消えたのか

Ultraplanの削除はv2.1.222で、リリース日は2026年8月4日です。changelogの記載は「Removed ultraplan feature」の1行だけで、理由も移行先も書かれていません。

登場は2026年4月上旬でした。公式の週次ダイジェスト(What's new)は4月6日〜10日の週に、Ultraplanが早期プレビューに入ったと記録しています。CLIからクラウドで実行計画を起案し、Webのエディタでレビューやコメントを加え、そのままリモート実行するかローカルへ引き戻す。そういう触れ込みの機能でした。早期プレビューの登場から削除まで、およそ4か月です。

構成要素そのものは残っています。計画を練ってから実行に移す流れはplan modeが、クラウドでのセッション実行はClaude Code on the webが引き続き担います。削除前のUltraplanがどう動いていたかは、Ultraplan・Ultrareview・Checkpointingの解説に当時の記録が残っています。

changelogに記録された廃止・削除の一覧

コマンド・ツール・環境変数のそれぞれで、削除や非推奨化が起きています。まずコマンドとUIから見ます。

コマンドとUI

対象バージョン時期現在の代替
/tagバージョンv2.1.92時期2026年4月4日現在の代替なし
/vimバージョンv2.1.92時期2026年4月4日現在の代替/config のEditor mode
/output-styleバージョンv2.1.91時期2026年4月3日現在の代替/configoutputStyle 設定
/agents の対話ウィザードバージョンv2.1.198時期2026年7月1日現在の代替Claudeに依頼、または .claude/agents/ を直接編集
/simplify(旧動作)バージョンv2.1.147時期2026年5月22日現在の代替/code-review
MCPサーバーの@メンション切替バージョンv2.1.6時期現在の代替/mcp enable <名前>
# ショートカット(メモリ追記)バージョンv2.0.70時期現在の代替CLAUDE.mdの編集をClaudeに依頼
対話モードのパイプ入力(非推奨)バージョンv1.0.113時期現在の代替非対話モード(-p)での実行
claude config コマンド群(非推奨)バージョンv1.0.7時期現在の代替settings.jsonの直接編集
MCP設定ウィザード(非推奨)バージョンv0.2.108時期現在の代替他のMCPコマンド

/simplify の行には補足が要ります。v2.1.147で /code-review に改名されて掃除機能は一度消えましたが、1週間後のv2.1.154で「掃除専用の /simplify」として復活しました。バグ検出は /code-review、リファクタ提案は /simplify と、役割を分けて戻ってきた形です。

ツール・環境変数・モデル

対象バージョン時期現在の代替
TaskOutputツール(非推奨)バージョンv2.1.83時期2026年3月25日現在の代替出力ファイルを Read で読む
TeamCreate / TeamDeleteツールバージョンv2.1.178時期2026年6月15日現在の代替Agentツールの name パラメータ
CLAUDE_CODE_OPUS_4_6_FAST_MODE_OVERRIDEバージョンv2.1.160時期2026年6月2日現在の代替/model で切替後に /fast on
effortの max レベルバージョンv2.1.72時期2026年3月10日現在の代替復活済み(現行はlow〜max)
DEBUG=trueバージョンv0.2.125時期現在の代替ANTHROPIC_LOG=debug
旧SDKエントリポイントバージョンv2.0.25時期現在の代替@anthropic-ai/claude-agent-sdk
Opus 4 / 4.1(Claude API経由)バージョンv2.1.68時期2026年3月4日現在の代替Opus 4.6へ自動移行
MaxプランのSonnet 4.5(1M)バージョンv2.1.49時期2026年2月20日現在の代替1M対応のSonnet 4.6(当時)

effortの max は一度消えて戻った例です。v2.1.72で「low / medium / highに簡素化」として削除されましたが、その後復活し、v2.1.111では xhigh が「highとmaxの間」の水準として追加されています。現在のドキュメントでは max が最上位のeffortレベルとして掲載されています。

モデルの提供終了もこの表に入ってくる点は見落としがちです。Opus 4と4.1はv2.1.68でClaude API上のClaude Codeから外れ、固定していたユーザーはOpus 4.6へ自動移行されました。コマンドと違い、モデルの退役は打つ手がありません。移行先での挙動差を確かめるだけです。

改名も「消えた」に見える — TaskツールはAgentツールになった

削除ではなく改名も、古いチュートリアルを踏んだ読者には「無くなった」と映ります。代表例がTaskツールです。v2.1.63(2026年2月28日)でAgentツールに改名されました。設定やエージェント定義に残っている Task(...) 形式の記述はエイリアスとして今も動くため、壊れはしません。ただしv2.1.212(2026年7月17日)ではTaskツール時代の mode パラメータが非推奨になり、指定しても無視されるようになっています。名前は生きていても、引数から先に朽ちていく例です。

Todoツールは「廃止」ではなくモデル内在化

Todoツール(TodoWriteとTaskCreate / Get / Update / List)は、v2.1.233(2026年8月14日)からOpus 4.8・Sonnet 5・Fable 5・Mythos 5以降のモデルで使えなくなりました。機能の削除ではなく、新しいモデルが計画管理を内部でこなすようになったための既定オフです。経緯と復活手順はTodoツールが既定オフになった変更の解説にまとまっています。

廃止のパターンは3つある

changelogの「Removed」「Deprecated」の項目を並べると、消え方には型があります。型が分かると、「この機能は消えそうか」をある程度読めるようになります。

型1: モデルへの内在化

Todoツールが代表例です。外部ツールとして提供していた振る舞いをモデル自身が身につけると、ツール側が不要になります。この型の廃止は機能の喪失ではないため、changelog上は地味です。古いモデルを指定すれば従来どおり動く点も特徴です。

型2: 別機能への統合・改名

数がもっとも多い型です。TaskOutputは Read に、TeamCreate / TeamDeleteはAgentツールの name パラメータに、/vim/config に吸収されました。機能そのものは残り、入り口だけが変わっています。古いチュートリアルの手順が動かないとき、機能は「消えた」のではなく「引っ越した」ことのほうが多い、というのがこの型の含意です。

型3: 研究プレビュー・早期プレビューの終了

Ultraplanがここに入ります。ただし、プレビュー扱いの機能がすべて消えるわけではありません。研究プレビューとして登場したagent view(v2.1.139)、MCPサーバーからのプッシュ通知を受ける --channels(v2.1.80)、agent teams(v2.1.32)は、いずれも現行ドキュメントに残っています。プレビューは「消える前提」ではなく「形が変わる前提」で使うのが実態に合います。

agent teamsの歩みはその好例です。v2.1.32で環境変数を立てて使う研究プレビューとして登場し、v2.1.178では専用のTeamCreate / TeamDeleteツールが削除されて、Agentツールへの統合という形に作り替えられました。機能は生きたまま、使い方だけが2度変わっています。それでもUltraplanのように、約4か月で本体ごと消える例はあります。プレビュー段階の機能を業務フローに組み込むなら、この振れ幅ごと引き受けることになります。

非推奨から削除までの猶予は読めない

非推奨(deprecated)の告知から実際の削除までの期間は、機能ごとに大きく違います。

CLAUDE_CODE_OPUS_4_6_FAST_MODE_OVERRIDE は極端な例です。v2.1.154(2026年5月29日)で非推奨化と同時に「6月1日に削除予定」と予告され、6月2日リリースのv2.1.160で実際に削除されました。告知から削除まで4日しかありません。一方、/output-style コマンドはv2.1.73(2026年3月12日)の非推奨化からv2.1.91(2026年4月3日)の削除まで約3週間、claude config コマンド群はv1.0.7の非推奨化後もしばらく残っていました。

逆に、非推奨のまま長生きする例もあります。output styles機能そのものはv2.0.30で非推奨と告知されましたが、専用コマンドが消えた後も outputStyle 設定は使えるまま残っています。非推奨は「もうすぐ消える」の意味のときと「積極的には勧めない」の意味のときがあり、どちらかはchangelogの文面だけでは判別できません。

手元のコマンドが動かないときの確認手順

チュートリアルのコマンドが認識されないときは、まず自分のバージョンを確かめます。

claude --version

そのうえで、セッション内の /help で現行コマンドの一覧を出し、名前が変わっていないかを見ます。それでも見つからなければ、公式changelogを RemovedRenamed の語で検索すると、消えた版と代替が特定できます。v2.1.222のように削除が1行で済まされる版もあるため、リリースノート単位で追うより語で検索するほうが早く着きます。当サイトではv2.1.222のリリースノートのように各版の変更を個別に記事化しているので、バージョン番号からの逆引きにも使えます。

よくある質問

廃止の予定は事前に告知されますか

告知される場合とされない場合があります。環境変数やコマンドは非推奨の表示で予告されることが多い一方、Ultraplanのように予告なく削除の1行で消える例もあります。まとまった「廃止予定一覧」のページはありません。

自動更新を止めれば廃止前の機能を使い続けられますか

DISABLE_AUTOUPDATER=1 でバックグラウンド更新を止められます(手動の claude update は残ります)。ただしバグ修正やセキュリティ修正も一緒に止まるため、長期の固定は想定されていません。

Todoツールを新しいモデルでも使えますか

使えます。CLAUDE_CODE_ENABLE_TODO_TOOLS=1 を設定すると、Opus 4.8以降のモデルでもTodoツールが復活します。

effortのmaxが選べないことがあります

対応レベルはモデルごとに違います。Opus 4.6とSonnet 4.6はlow・medium・high・maxの4段、Opus 5・Sonnet 5・Fable 5などは xhigh を含む5段です。非対応のレベルを指定すると、そのモデルが対応する範囲へ丸められます。

まとめ

Ultraplanはv2.1.222で削除され、Todoツールはv2.1.233から新モデルで既定オフになりました。消え方は内在化・統合・プレビュー終了の3つの型に分かれ、多くの場合は機能の喪失ではなく入り口の移動です。動かないコマンドに出会ったら、changelogの語検索と /help で現在地を確かめるのが最短です。

この記事を共有:XはてブLinkedIn