Claude CodeにOptibotプラグインを入れてコードレビューを自動化する
Optibotプラグインの入れ方、optibot loginの認証、変更・ブランチ・patchの3種類のレビュー、権限設定、GitHub ActionsへのCI連携までを手順でまとめます。
Optibotは、Optimal AI社が提供するAIコードレビューを、Claude Codeの会話から呼び出すためのプラグインです。「review my changes」と頼むだけで、未コミットの変更を対象にレビューが走ります。
このプラグインはAnthropic製ではなく、外部サービスのアカウントが前提です。導入前に確かめる点と、入れたあとにClaude Code側で整えておく設定を、手順の順に書きます。
Optibotプラグインでできること
Optibotは、本番障害につながるバグ、ビジネスロジックの問題、セキュリティ上の弱点を見つけるコードレビューサービスです。プラグインを入れると、Claude Codeが代わりにOptibotのレビューを実行します。
READMEが挙げる操作は次の6つです。
プラグインで頼める操作
変更のレビュー
「review my changes」で、未コミットのローカル変更をレビューします。
ブランチ比較
「review my branch against main」で、ブランチとベースの差分をレビューします。
patchファイルのレビュー
.patchや.diffファイルを指定してレビューします。APIキーの管理
CI/CD用のキーを作成・一覧・削除します。
指摘の修正
レビュー結果を読んだClaudeが、修正の適用を提案します。
エージェントレビュー
Claude自身が書いた変更を、構造化された指摘で確認します。
マーケットプレイスのページには、導入数3,482と記載されています。各レビューは変更の要約、ファイル単位のインラインコメント、日次の利用枠の表示を返す、という説明です。
エージェントレビューは人向けのレビューと何が違うか
Claudeが直前に自分で書いた変更を確認するとき、プラグインは次のコマンドでエージェントレビューを走らせます。
optibot review --agent --json人が読む文章ではなく、重大度・カテゴリ・ファイルと行範囲・信頼度スコア・修正案を含む構造化された指摘が返ります。Claudeはその指摘をそのまま読んで次の修正に使えます。必要なCLIは0.8.0以降で、更新にはnpm install -g @optimalai/optibotを使います。
同じレビューは、Optibot MCPサーバーのreview_agentツールとしてCursorやClaude Desktopからも呼べます。こちらは@optimalai/optibot-mcpの1.6.0以降が条件です。
導入手順 — セッション内とシェルの2経路
必要なものはClaude CodeとOptibotのアカウントです。READMEによればアカウントは無料で始められます。
セッション内から入れる
Claude Codeのセッション(ターミナルでもVS Codeでも同じ)で、Plugin Manager UIを使います。
Plugin Managerからの導入
- 1
/pluginを開く
チャットで
/pluginと入力し、Plugin Managerを開きます。 - 2
マーケットプレイスを追加する
Marketplaceタブで
Optimal-AI/optibot-skillを追加します。 - 3
Optibotを選ぶ
Discoverタブで「Optibot」を探し、Enterで入れます。
- 4
/reload-pluginsで有効にする
セッションに読み込ませて完了です。
シェルから入れる
通常のターミナル(Claude Codeのセッションの外)では、2行で済みます。
claude plugin marketplace add Optimal-AI/optibot-skill
claude plugin install optibot@optimal-aioptimal-aiは、このマーケットプレイスに付く名前です。公式のClaude Codeドキュメントでは、公式マーケットプレイス以外のプラグインを入れる前に、そのマーケットプレイスを追加しておく必要があると説明されています。
シェルから入れたプラグインは、次にClaude Codeを起動したときか、開いているセッションで/reload-pluginsを実行したときに読み込まれます。再起動を挟まない読み込みの詳細は/reload-pluginsで再起動なしにプラグインを反映するにあります。
入ったかどうかを確かめる
READMEの確認方法は、/reload-pluginsのあとに/helpを開き、Optibot関連のコマンドが並ぶかを見るものです。「packages are not installed」のようなエラーが出る場合は、プラグインの依存パッケージを直す手順を参照してください。
認証して最初のレビューを走らせる
導入しただけではレビューは動きません。開発マシンでは次のコマンドで、ブラウザ経由の認証を行います。
optibot login発行されるトークンの有効期間は90日です。そのあとClaude Codeを開き、「review my changes」と話しかければ最初のレビューが始まります。認証でつまずいたときは「set up optibot」と頼むと、セットアップを案内してくれます。
頼み方と動作の対応は次のとおりです。
| 頼み方 | 動作 |
|---|---|
| review my changes | 動作未コミットのローカル変更をレビュー |
| review my branch | 動作現在のブランチをmainと比較 |
| review this diff | 動作任意のpatchファイルをレビュー |
| set up optibot | 動作認証のセットアップを案内 |
| create an API key for CI | 動作新しいAPIキーを作成して表示 |
| review the changes you just made | 動作エージェントレビューで構造化された指摘を取得 |
マーケットプレイスのページは、review my changes with optibotのように製品名を添える言い方も例に挙げています。ほかのレビュー系の機能と並ぶ環境では、名前を添えたほうが意図が伝わりやすくなります。
Claude Code側で整えておく設定
ここからは、公式の導入手順に載っていない部分です。プラグインの動作はREADMEの説明に沿っていますが、権限の設計は各自の運用に合わせます。
レビューのたびに確認が出ないようにする
READMEによれば、エージェントレビューの実体はoptibot review --agent --jsonというコマンドです。プラグインがこうしたコマンドをシェル経由で実行する場面では、通常の権限確認が働きます。実際にどのコマンド行が確認に出るかは、最初のレビューで表示された内容を見て決めるのが確実です。
レビュー系だけを事前に許可し、アカウントや鍵を扱う操作は確認を残す構成なら、プロジェクトの.claude/settings.jsonは次のような形になります。
{
"permissions": {
"allow": [
"Bash(optibot review *)"
],
"ask": [
"Bash(optibot setup ci)",
"Bash(optibot login)"
]
}
}権限ルールの*は、サブコマンドの後ろに置くと範囲を絞れます。Bash(optibot review *)はoptibot reviewで始まる呼び出しだけを通し、optibot全体を許可するものではありません。askルールは、同じ呼び出しに別のallowルールが一致していても確認を出します。
「いつレビューするか」をCLAUDE.mdに書く
プラグインは「review my changes」のような頼み方で動くので、頼むタイミングを決めておくと運用が安定します。例えば次のような一節をプロジェクトのCLAUDE.mdに置く形です。
## コミット前のレビュー
- 複数ファイルにまたがる変更を終えたら、コミットの前に
optibotで「review the changes you just made」を実行する
- 重大度が高い指摘は修正してから、もう一度レビューを走らせる
- 指摘を直さずに残す場合は、理由をコミットメッセージに書く「コミット前」に置くのは、エージェントレビューが単発の高速なパスとして説明されているためです。
指摘は鵜呑みにせず、1件ずつ検証させる
READMEは、Claudeが指摘を読んで修正の適用を提案する流れを挙げています。適用前に、指摘された箇所をClaudeに再確認させるひと手間を入れると、誤検知を持ち込みにくくなります。
- 指摘が示すファイルと行を、Claudeにもう一度読ませる
- 該当の挙動を確かめるテストを先に書かせる
- テストが通らなければ指摘は妥当、通るなら見落とした前提がないかを確認する
信頼度スコアが指摘に付く仕組みですので、スコアの低いものから先に疑うと効率的です。
入れる前に確認すること
プラグインはhooksやMCPサーバーを同梱できます。公式ドキュメントも、導入前にプラグインの中身を読むよう案内しています。Optibotは外部の提供元のプラグインなので、この手順を省かない価値があります。
導入前の確認
- 1
マーケットプレイスの出所
claude plugin marketplace listで、追加元がどのGitHubリポジトリかを確かめます。 - 2
Will installの欄
/pluginで選ぶと、プラグインが追加するコマンド、エージェント、スキル、hooks、MCPサーバーが並びます。 - 3
ソースの確認
詳細画面から開くリポジトリで、
hooks/hooks.jsonや.mcp.jsonが実際に何を実行するかを読みます。
Will installの欄は、hooksがあることは示しても、何を実行するかまでは示しません。コンテキストへの負荷は、claude plugin detailsで測る方法で見積もれます。
Claude Code標準のレビューとの使い分け
Claude Code自体にも、/code-reviewなどコードレビューの経路があります。4つの実行経路の整理はClaude Codeコードレビュー — 4つの実行経路の使い分けにまとめています。
Optibotを加えるかは、次の条件で判断できます。
| 状況 | 向く選択 |
|---|---|
| 外部サービスのアカウントを作りたくない | 向く選択Claude Code標準のレビュー |
| レビューをOptibotのサービスに集約したい | 向く選択Optibotプラグイン |
| CIでもローカルと同じレビュー基準を使いたい | 向く選択Optibotプラグイン(CLIをCIでも実行できる) |
| Claude自身の変更を構造化された指摘で確認したい | 向く選択エージェントレビュー(--agent --json) |
READMEには、Optibotの検出精度を他のレビューと比べた数値は載っていません。どれだけ見つけるかは、手元の変更で試して測る範囲です。
CIにも同じレビューを置く
READMEは、開発マシンとCIで認証の方法を分けています。
| 場面 | 認証 |
|---|---|
| 開発マシン | 認証optibot login(ブラウザ経由、90日のトークン) |
| CIの準備 | 認証optibot setup ci(CLI 0.4.0以降。ログインを促し、長期APIキーを発行し、GitHub ActionsとGitLab CIのスニペットを表示) |
| CIランナー内 | 認証環境変数OPTIBOT_API_KEYにキーを設定 |
キーの値はoptk_...の形式です。optibot setup ciを開発マシンで先に実行して取得します。GitHub Actionsでの実行例は次のとおりです。
- name: Optibot Review
env:
OPTIBOT_API_KEY: ${{ secrets.OPTIBOT_API_KEY }}
run: npx @optimalai/optibot review -b mainキーはリポジトリのシークレットに登録し、ワークフローのファイルに直書きしません。Claudeに「create an API key for CI」と頼むと、プラグイン経由でも作成と表示ができますが、キーは画面に出力されます。会話のログに残る点を踏まえ、optibot setup ciをシェルで直接実行する経路も選べます。
外す・うまく動かないとき
アンインストールは次の1行です。
claude plugin uninstall optibot動作しないときの切り分けは、次の順で進めます。
Optibotが動かないときの切り分け
- Q/reload-pluginsを実行したか?答えが実行します答えがはい
シェルで入れたプラグインは、再読み込みか次回起動まで有効になりません。
- Qoptibot loginを済ませているか?答えが認証が先です答えがはい
ブラウザでログインしてから、もう一度レビューを頼みます。
エージェントレビューだけ失敗する場合
CLIのバージョンを確かめます。0.8.0より古い場合は、npm install -g @optimalai/optibotで更新します。
読み込み時の依存パッケージのエラーは、packages are not installedの対処で扱っています。チームでプラグインの推奨を自動化したいときは、SessionStartフックでプラグインを推奨する方法が使えます。
まとめ
Optibotの導入は、マーケットプレイス追加、プラグインのインストール、/reload-plugins、optibot loginの4手順です。入れたあとは「review my changes」の一言でレビューが始まります。
外部サービスのプラグインですので、導入前にWill installの欄とソースを読み、権限はレビュー系だけを許可して鍵の発行は確認を残す構成にすると、運用で迷いにくくなります。