/reload-pluginsで再起動なしにプラグインを反映する
/reload-pluginsはプラグインの変更を再起動せずに反映するコマンドです。MCPツールが変わるときはプロンプトキャッシュ無効化の警告が出て、--forceで上書きできます。
/reload-pluginsで再起動なしにプラグインを反映する
/reload-pluginsは有効化中のプラグインを再読み込みし、保留中の変更をセッションを再起動せずに反映するコマンドです。読み込んだコンポーネントごとの件数を報告し、読み込みエラーがあれば警告します。読み込みによってMCPツールの構成が変わりプロンプトキャッシュが無効化される場合は、警告して処理をスキップし、--forceを付けたときだけ実行します。
/reload-pluginsは何をするコマンドか
プラグインを開発・調整しているとき、SKILL.mdやhooksの設定ファイルを編集するたびにClaude Codeを再起動するのは非効率です。/reload-pluginsはその再起動を省くためのコマンドで、対象はプラグイン本体だけではありません。公式ドキュメントによれば、このコマンドはプラグイン・スキル・エージェント・hooks・プラグインのMCPサーバー・プラグインのLSPサーバーを再読み込みします。
/reload-plugins--plugin-dirでローカルのプラグインを開発している場合、SKILL.mdを書き換えた直後にこのコマンドを実行すれば、セッションを終了しなくてもその場で動作確認できます。
通常実行と--forceの違い
読み込む内容が既存のMCPツール構成を変えてしまう場合、/reload-pluginsはそのまま実行せず警告を出してスキップします。理由はプロンプトキャッシュです。MCPツールの一覧が変わるとキャッシュが無効になり、以降のリクエストでキャッシュヒットが失われてコストが増えます。この挙動を承知の上で反映させたいときに--forceを付けます。
/reload-plugins --force有効・無効を切り替えたときもこのコマンドが必要です。セッション中にプラグインを有効化・無効化すると、対応するMCPサーバーの接続・切断は自動では起こらず、/reload-pluginsを実行して初めて反映されます。設定が変わっていないプラグインサーバーについては、生きた接続がそのまま維持されるため、関係のないサーバーまで再接続される心配はありません。
利用シーンごとの重要度
/reload-pluginsがどれくらい日常的に必要になるかは、Claude Codeの使い方によって差があります。
| 利用シーン | 重要度 | 理由 |
|---|---|---|
| プラグインを自作・改修している | 重要度高い | 理由--plugin-dirでファイルを直すたびに、動作確認の起点になる |
| チームでMCPサーバーを含むプラグインを運用している | 重要度中程度 | 理由有効・無効の切り替えやMCPツール構成の変更時に反映が必要 |
| 配布済みのプラグインをそのまま使うだけ | 重要度低い | 理由v2.1.221以降、安全なインストールは自動で有効化されるため出番が少ない |
プラグイン開発に関わらないなら、インストール時の案内に従うだけでほぼ困りません。自作・改修に踏み込むほど、このコマンドを打つ回数は増えていきます。
reload後の動作確認
/reload-pluginsを実行して終わりではなく、その後に各コンポーネントが実際に動くかを確かめる手順もセットで押さえておくと安心です。
- スキルは
/plugin-name:skill-nameの形で直接呼び出し、応答を確認する - エージェントは
/contextのCustom Agentsの欄に表示されるか、あるいは名前でメンションして呼び出せるか確認する - hooksはhookが反応するイベントを実際に起こす(たとえばファイル編集をClaudeに依頼する)。マッチしたhookとその終了コード・出力はデバッグログに記録される
この確認をセットにしておくと、レポートの件数表示だけでは分からない「実際に動くかどうか」まで踏み込んで検証できます。
スキル数が0と出ても慌てない
/reload-pluginsの実行結果には、コンポーネントごとの反映件数が表示されます。ここで見落としやすい注意点があります。この件数のうち「スキル」の集計はcommands/ディレクトリの内容だけを対象にしており、skills/ディレクトリ配下の変更は集計に含まれません。
つまりskills/hello/SKILL.mdを編集して/reload-pluginsを実行すると、変更自体はきちんと反映されているのに、サマリーには「0 skills」と表示されることがあります。件数の見た目だけで反映を判断せず、実際にそのスキルを呼び出して動作を確かめるのが確実です。
よくあるつまずき
- 警告が出たまま何も反映されていないように見える: MCPツールの構成が変わる読み込みは、
--forceを付けない限り警告して処理をスキップします。「実行したのに変わらない」と感じたら、まずこの警告が出ていないか確認します。 - アンインストールしたのにスキルが残って見える: プラグインを無効化・アンインストールしたスキルは、
/reload-pluginsの実行か再起動のどちらかを経て初めて一覧から消えます。アンインストール操作だけでは即座には反映されません。 --plugin-dirのローカル版が優先されて混乱する:--plugin-dirで指定したプラグインが、インストール済みの同名マーケットプレイスプラグインと同じ名前を持つ場合、そのセッションではローカル版が優先されます。動作確認のつもりが古いインストール版を見ていた、という取り違えを避けられます。
典型的な使い方の流れ
プラグイン開発では、次の順序で回すことが多くなります。
--plugin-dirでプラグインを読み込んだセッションを開始するSKILL.mdやhooksの設定を編集する/reload-pluginsを実行し、警告が出なければ反映を確認する。MCPツールの構成変更で警告が出た場合は、内容を確認したうえで--forceを付け直す- スキル・エージェント・hooksをそれぞれ実際に呼び出して動作を確かめる
この4ステップを繰り返せば、セッションを終了・再起動することなくプラグインの開発サイクルを回せます。
/pluginインストール後になぜまだ必要か
プラグインを/plugin installで入れた直後は、多くの場合すぐに使えるようになっています。それでも/reload-pluginsが独立したコマンドとして残っているのには理由があります。バージョン履歴をたどると、このコマンドの役割がどう変わってきたかが見えます。
| バージョン | 変更点 |
|---|---|
| v2.1.69 | 変更点/reload-pluginsコマンドが追加され、再起動せずに保留中のプラグイン変更を有効化できるようになった |
| v2.1.98 | 変更点プラグインが提供するスキルも、再起動なしで反映できるよう改善 |
| v2.1.110 | 変更点/context・/exitとともに、Remote Control(モバイル/Web)クライアントから実行できるようになった |
| v2.1.116 | 変更点未導入の依存プラグインを、既に追加済みのマーケットプレイスから自動インストールするよう拡張 |
| v2.1.119 | 変更点無効化されたプラグインまで読み込みエラーとして報告してしまう不具合を修正 |
| v2.1.221 | 変更点/pluginからインストールしたプラグインが、安全な場合は即座に有効化されるよう変更(常に/reload-pluginsを要求しなくなった) |
v2.1.221の変更は「このコマンドがもう要らなくなる」という話ではありません。安全に即時反映できるケースが自動化されただけで、ローカルでファイルを直接編集しているとき、MCPツールの構成が変わってプロンプトキャッシュに影響するとき、プラグインを手動で有効・無効に切り替えたときは、引き続き/reload-pluginsが反映の起点になります。
コマンド自体の役割は「プラグインの変更を検知して自動で反映するか」から「反映を明示的に指示し、副作用があれば警告するか」へと、少しずつ性格を変えてきたとも言えます。プラグイン配布の初期は再起動が唯一の手段でしたが、いまは自動反映・明示コマンド・再起動という3つの手段が揃い、影響範囲に応じて選べるようになっています。
よくある質問
プロンプトキャッシュは毎回無効化されますか
いいえ。無効化されるのはMCPツールの一覧が変わる場合だけです。ツール構成が変わらない読み込みなら、警告なしでそのまま反映されます。
Remote Control(モバイル/Web)から実行できますか
できます。v2.1.110以降、モバイル/Webのリモートセッションから実行できるテキスト出力コマンドとして対応しています。
プラグインを1つだけ再読み込みできますか
/reload-pluginsは有効化中のプラグインをまとめて再読み込みするコマンドで、対象を1つのプラグインに絞るオプションは公式ドキュメントに記載がありません。個別に切り分けて確認したい場合は、一時的に他のプラグインを無効化してから実行する方法が確実です。
プラグインのMCPサーバー管理は/mcpと何が違いますか
/mcpは個々のサーバーの接続状態を確認・再接続するコマンドです。Claude Code MCP設定ガイドでサーバー追加やスコープの扱いを解説しています。/reload-pluginsはプラグイン側の変更をまとめて反映する起点で、その結果としてMCPサーバーの接続・切断が起こる、という位置づけです。
コマンドで生成するタイプのプラグインでも使えますか
使えます。プラグインの内容をコマンドの実行結果から生成する方式(command-sourced plugin)の場合、そのプラグインのインストール済みバージョンがキャッシュに無い状態で/reload-pluginsを実行すると、コマンドが起動時と同じタイミングで再実行され、結果が反映されます。組織によってはこの種のコマンドソースを管理設定でブロックしている場合もあり、その場合は再実行自体が発生しません。
プラグインのLSPサーバーとは何ですか
プラグインが言語サーバー(LSP)を同梱している場合の接続先です。/reload-pluginsはプラグイン本体・スキル・エージェント・hooks・MCPサーバーと並んで、このLSPサーバーの再読み込みも行います。コード補完や診断機能をプラグインとして配布するケースで関わってきます。
未導入の依存プラグインはどうなりますか
/reload-pluginsと、バックグラウンドで動くプラグインの自動更新は、既に追加済みのマーケットプレイスにある未導入の依存プラグインを自動でインストールします。手動で個別に追加し直す必要はありません。
まとめ
/reload-pluginsはプラグイン・スキル・エージェント・hooks・MCPサーバー・LSPサーバーをまとめて再読み込みするコマンドです。MCPツールの構成が変わりプロンプトキャッシュが無効化される場合だけ警告が出て、--forceで明示的に上書きできます。プラグイン開発の反復作業や、セッション中の有効・無効切り替え、MCPツール構成の変更では今も欠かせないコマンドで、詳しい配布・自作の手順はClaude Codeプラグイン完全ガイド、コマンド全体の見取り図はClaude Codeスラッシュコマンド一覧を参照してください。プラグイン管理コマンドが追加された当時の背景はClaude Code v2.1.69にまとまっています。