/reload-skillsでディスク上のスキル変更を即時反映する
/reload-skillsはスキルとコマンドのディレクトリを再スキャンし、追加・削除された件数を報告するコマンドです。v2.1.152で追加されました。
/reload-skillsでディスク上のスキル変更を即時反映する
/reload-skillsは、スキルとコマンドのディレクトリを再スキャンして、セッション中にディスク上で追加・変更されたスキルを再起動なしで使えるようにするコマンドです。実行すると、使えるスキルの件数と、追加・削除された件数が表示されます。v2.1.152(2026年5月27日のリリース)で加わりました。
ただし、SKILL.mdの編集だけなら、このコマンドを打たなくても反映されます。打つ必要があるのは、セッション開始時に存在しなかったスキルのディレクトリを作ったときなど、限られた場面です。
/reload-skills何を変えたかで、打つかどうかが決まる
Claude Codeは、~/.claude/skills/・プロジェクトの.claude/skills/・--add-dirで追加したディレクトリ内の.claude/skills/を監視しています。この仕組みはClaude Codeのv2.1.0で入った自動のホットリロードで、スキルの追加・編集・削除を再起動なしで拾います。変更の種類は次の3つに分かれます。
スキルを変えた後の3つの道
何もしない
既に存在するスキルディレクトリ配下でのSKILL.mdの追加・編集・削除です。保存すればそのセッションに反映されます。
/reload-skills
セッション開始時に無かった最上位のスキルディレクトリを、あとから作ったときです。まだ監視されていないため、その場所を変更するたびに打ち直します。
/reload-pluginsか再起動
プラグインのフォルダに含まれるhooks/・.mcp.json・agents/・output-styles/の変更です。/reload-skillsの対象ではありません。
2つ目の典型は、初めて.claude/skills/を作ってスキルを置いた直後です。
自動検知には除外があります。--bareモードでは、スキルのディレクトリを監視しません。claude --helpには、このモードでも「Skills still resolve via /skill-name」と書かれています。
反映の確認は件数で見る
件数を報告するのは/reload-skillsです。自動検知は件数を返しません。複数のスキルを一括で足した直後や削除した直後は、増減の件数で「期待どおりに読み込めたか」を判断できます。
件数がずれる不具合も過去にありました。/cdでディレクトリを移った後、/reload-skillsが出す件数がスラッシュメニューの件数と食い違う問題が、v2.1.271で修正されています。それ以前のバージョンで件数が合わないときは、この不具合の可能性があります。
新しいスキルが一覧に出ないときの切り分け
スキルを置いたのに/メニューに出ないときは、置き場所で原因が分かれます。
スキルが出ないときの確認順
- 1
置き場所が最上位のスキルディレクトリか
~/.claude/skills/<名前>/SKILL.mdか.claude/skills/<名前>/SKILL.mdなら、ディレクトリがセッション開始前からあったかを見ます。開始後に作ったディレクトリなら、/reload-skillsで解決します。 - 2
サブディレクトリの.claude/skills/ではないか
apps/web/.claude/skills/のような下の階層は、起動時には読み込まれません。Claudeがそのサブディレクトリのファイルを読むか編集した時点で読み込まれ、それまでは/メニューにも出ません。早く読み込みたいときは、/add-dirにそのパスを渡します(v2.1.257以降)。 - 3
--add-dirで追加した先のcommandsやagentsではないか
追加ディレクトリの
.claude/skills/は監視されますが、.claude/commands/と.claude/agents/は監視されません。スキルのドキュメントは、この2つを変更したときにセッションの再起動を案内しています。 - 4
claude.aiで有効にしたスキルではないか
ターミナルでclaude.aiアカウントにログインしている場合、アカウントのスキルは
~/.claude/skills/synced/にダウンロードされ、約10分おきに変更が確認されて追加・更新・削除されます(v2.1.273以降)。手元のファイルを直す対象ではないので、変更はclaude.ai側で行います。
3つ目の手順では、ページ間で書き方が分かれます。コマンド一覧のページは/reload-skillsを「スキルとコマンドのディレクトリを再スキャンする」コマンドと説明します。スキルのページは、--add-dir先のコマンドについて再起動を案内しています。
プラグインのスキルとの違い
スキルのフォルダに.claude-plugin/plugin.jsonを置くと、そのフォルダは<name>@skills-dirという名前のプラグインとして読み込まれ、hooks/・MCPサーバー・エージェントを同梱できます。ホットリロードがカバーするのはSKILL.mdのテキストだけです。同梱したhooks/・.mcp.json・agents/・output-styles/を変えたときは、/reload-pluginsが必要になります。
| 変更したもの | 反映に必要な操作 |
|---|---|
個人・プロジェクトスキルのSKILL.md | 反映に必要な操作不要(自動) |
プラグイン化したスキルフォルダのSKILL.md | 反映に必要な操作不要(自動) |
同フォルダのhooks/・.mcp.json・agents/・output-styles/ | 反映に必要な操作/reload-plugins |
| 開始後に作った最上位のスキルディレクトリ | 反映に必要な操作/reload-skills |
--add-dir先の.claude/commands/・.claude/agents/ | 反映に必要な操作再起動 |
/reload-pluginsは、読み込まれるMCPツールが変わってプロンプトキャッシュが無効になる場合に、警告を出して再読み込みを見送ります。それでも適用したいときは--forceを付けます。このコマンドはv2.1.260以降で、非対話モード(-p)でも使えます。
プラグインそのものを外すときは、/pluginメニューか/plugin uninstall <plugin-name>@<marketplace-name>を使います。プラグインが提供するスキルは、変更が適用されるとき、または再起動のときにアンロードされます。
SessionStartフックから再スキャンする
/reload-skillsは手で打つコマンドですが、同じ再スキャンはフックからも起動できます。SessionStartフックがreloadSkills: trueを返すと、フックの完了後にスキルとコマンドのディレクトリが再スキャンされます。フックがインストールしたスキルが、最初のプロンプトから使えます。
スキルの検出は通常、SessionStartフックが終わる前に走ります。そのため、フックが~/.claude/skills/や.claude/skills/に書いたファイルは、何もしなければ次のセッションまで現れません。チーム共有のスキルリポジトリを取得するフックの例です。
#!/bin/bash
git -C ~/.claude/skills/team-skills pull --quiet 2>/dev/null || \
git clone --quiet https://git.example.com/your-org/team-skills.git ~/.claude/skills/team-skills
echo '{"hookSpecificOutput": {"hookEventName": "SessionStart", "reloadSkills": true}}'リポジトリのURLはプレースホルダーです。クローンが失敗しても、終了コード0のフックが出す標準エラーは情報扱いなので、reloadSkillsの指定は有効なままです。この指定も、/reload-skillsと同じくv2.1.152で追加されました。チーム全員のセッションで同じスキルを揃えたいときは、各人に打たせるよりフック側に仕込む方が確実です。
Cowork・クラウドセッションには届かない
/reload-skillsが見るのは手元のディレクトリだけです。Coworkのセッションと、Routineを含むクラウドセッションは、手元の~/.claude/skills/を読みません。読むのはclaude.aiアカウントで有効にしたスキルと、クラウドセッションの場合はクローンしたリポジトリの.claude/skills/にコミットされたプロジェクトスキルです。
~/.claude/skills/にしか無い個人スキルをRoutineが呼ぶと、そのスキルは見つからないと報告されます。Routineの実行は毎回新しいクラウドセッションとして始まるためです。使えるようにするには、claude.aiアカウントでそのスキルを有効にするか、クラウドセッションに限りリポジトリの.claude/skills/へコミットします。リポジトリの.claude/settings.jsonで宣言したプラグインと、ユーザー設定だけで有効にしたプラグインは、クラウドセッションに読み込まれません。
一方、デスクトップのスケジュールタスクは手元のマシンで動くので、~/.claude/skills/を読み込みます。
CLAUDE_CODE_SYNC_SKILLSは、非対話実行(-p)でスキルのダウンロードを待たせるための環境変数です。値は1にします。短い非対話の実行は、追加したばかりのスキルのダウンロードより先に終わることがあり、その場合は次のセッションで取得されます。
スキルを削除したとき
個人・プロジェクトスキルのディレクトリを削除すると、現在のセッションの/skills一覧から外れます。ただし、削除前に呼び出していた分の内容は、セッションが続く間、会話の文脈に残り続けます。
claude.aiから同期されたスキルは、削除の手順が違います。claude.aiアカウントでそのスキルを無効にすると、次の同期で~/.claude/skills/synced/から消えます。手元のディレクトリを手で消しても、claude.ai側で有効なままなら、次の同期で再びダウンロードされます。
そのほかの削除経路もあります。エンタープライズスキルは、管理者が管理設定ディレクトリの.claude/skills/から消します。バンドルスキルは、disableBundledSkillsをtrueにするか、skillOverridesで個別に"off"にして隠します。消さずにClaudeの自動呼び出しだけ止めたいスキルには、フロントマターにdisable-model-invocation: trueを書く選択肢があります。
/skillsは一覧を確認する画面です。名前・説明・提供元で絞り込め、tキーでトークン数順に並び替えられます。SpaceかEnterで、スキルがClaudeとスラッシュメニューにどう見えるかを切り替えます(プラグインのスキルなど、一部は切り替えられません)。増減の件数は/reload-skills、何がどれだけの容量を使っているかは/skills、と役割が分かれます。
使う場面ごとの効き方
| 利用シーン | 効き方 | 理由 |
|---|---|---|
新規に.claude/skills/を作った直後 | 効き方明確な恩恵あり | 理由まだ監視されていないディレクトリを読み込ませる手動の手段 |
既存のスキルのSKILL.mdを編集 | 効き方ほぼ影響なし | 理由自動で反映される |
| 複数のスキルを一括で追加・削除した | 効き方条件次第 | 理由件数の確認に使える |
| Cowork・クラウドセッションが中心 | 効き方ほぼ影響なし | 理由手元の~/.claude/skills/を読まない |
よくある質問
v2.1.152より前のバージョンでも使えますか
使えません。/reload-skillsはv2.1.152で追加されました。それ以前は、v2.1.0から入った自動検知に頼ることになります。
どのスキルが増減したかも分かりますか
報告されるのは件数です。具体的に何が変わったかは/skillsの一覧で見ます。
まとめ
チームで同じスキルを揃える用途ならSessionStartフックのreloadSkillsが、手元で読み込みを確かめる用途なら/reload-skillsが返す件数が軸になります。スキルの書き方はClaude Code Skills完全ガイド、コマンド全体はClaude Codeスラッシュコマンド一覧にあります。