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Claude Codeでセッションを見分ける方法

Claude Codeでセッションを見分ける方法

Claude Codeで複数セッションを並行して開くとき、/colorで色を変え/renameで名前を付けて見分ける方法をまとめます。Remote Control接続時の同期範囲も解説します。

Claude Codeで複数セッションを並行して開いていると、どのターミナルがどの作業かが分からなくなりがちです。見分ける手段は/color(プロンプトバーの色をセッション単位で変える)と/rename(セッションに名前を付ける)の2つのコマンドが軸になります。どちらもv2.1.205以降で使え、対話モードだけでなく-pの非対話モードからも実行できます。

/colorでプロンプトバーの色を変える

/color [color|default]という書式で、指定した色を現在のセッションのプロンプトバーに適用します。選べる色はredbluegreenyellowpurpleorangepinkcyanの8色です。

> /color blue
# プロンプトバーが青のアクセントになる
> /color
# 引数なしだとランダムな色が選ばれる
> /color default
# 標準の配色に戻る

引数なしで実行するとランダムに1色が割り当てられます。defaultを渡すと元の配色に戻ります。色は現在のセッションだけに効き、設定ファイルには保存されません。セッションを終了して新しくclaudeを起動すると配色は既定に戻ります。

/renameでセッションに名前を付ける

/rename [name]は、現在のセッションに名前を付けてプロンプトバーに表示するコマンドです。名前を省略すると、会話の内容から自動で名前が生成されます。/colorと同じくv2.1.205以降で非対話モード(-p)からも実行できます。

> /rename hotfix-login
# プロンプトバーに"hotfix-login"が表示される
> /rename
# 会話内容から自動で名前が生成される

claude.ai・デスクトップアプリを含むどの画面からリネームしても、Claude Codeは名前に含まれる制御文字・不可視文字をスペースに置き換え、名前を200文字までに切り詰めます。この置換と文字数上限はv2.1.221以降の挙動です。不可視文字を取り除いた結果名前が空になる場合、Claude Codeはそのリネームを拒否し、「That name is empty once invisible characters are removed. Usage: /rename <name>」というメッセージを表示します。また、同じマシン上の別セッションが既にその名前を使っている場合は、名前の一部を変えたバリアントが代わりに適用されます。

claude.aiやアプリ側からリネームした場合、その名前はclaude --resumeで表示されるローカルのタイトルにも反映され、プロンプトバーの表示名や、バックグラウンドで動くセッションを一覧するclaude agentsの表示名にも及びます。ただしv2.1.221より前のバージョンでは、claude.aiやアプリ側からのリネームはタイトルだけを更新し、CLI側は元のセッション名を保持したままでした。CLI自身で実行する/renameは、バージョンを問わず名前そのものを更新します。

色と名前でリセットされる範囲が違う

/color/renameはどちらもプロンプトバーに表示されますが、持続性が異なります。/colorはセッションを終了すると消え、/renameで付けた名前はセッションに紐づいて保存され、claude --resumeのセッション一覧からも同じ名前で見つけられます。恒常的に同じ配色を使い続けたい場合は、/colorではなく/themeによるテーマ設定が対象です。

コマンド変える範囲持続性
/color変える範囲プロンプトバーのアクセント色のみ持続性セッション限定。再起動で既定に戻る
/rename変える範囲プロンプトバーのセッション名持続性セッションに保存され、claude --resumeでも同じ名前で見つかる
/theme変える範囲差分表示・ステータス色など画面全体の配色持続性~/.claude/themes/のJSONや設定に保存され、次回以降も維持

/themeによるカスタムテーマの作り方や、色トークンの一覧はClaude Codeカラーテーマの設定とカスタムテーマの作り方にまとめています。配色そのものを作り込みたい場合はそちらが対象で、/color/renameは「このセッションだけ今すぐ目印を付けたい」ときの軽量な手段です。

8色の名前はサブエージェントの色分けと共通

/colorで選べる8色は、Claude Codeの別の機能でも同じ名前で使われています。サブエージェント定義のcolorフィールドは、トランスクリプト上でサブエージェントを見分けるための色を指定するフィールドで、選べる値はまったく同じ8色です。テーマ側でもred_FOR_SUBAGENTS_ONLYのように、この8色に対応した専用トークンが用意されています。/colorは、既存のサブエージェント識別用パレットをセッション自体の識別にも流用したコマンドと見られます。

モバイル・Webからは引数付きでのみ実行できる

Remote Controlでセッションをclaude.ai/codeやスマホアプリに接続している場合、モバイルアプリやWeb版から/color/renameを直接実行する仕様は、ローカルの対話モードと少し異なります。ターミナルの対話モードでは引数なしの/colorでランダムな色を選べますが、モバイル・Web経由では/model/effort/fast/color/renameと同様に引数を渡す形でしか実行できません(例: /color red/rename hotfix)。ターミナル側にあるピッカーやスライダーに相当する選択UIがモバイル・Web側には無いためです。

利用する画面ごとに実行できる範囲をまとめると次のとおりです。

利用形態実行方法前提条件
ローカル対話モード実行方法/color(ランダム)・/color <色>/color default/rename [名前]前提条件Claude Code v2.1.205以降
非対話モード(-p)実行方法プロンプト文字列内で/color <色>または/rename <名前>を渡す前提条件Claude Code v2.1.205以降
Remote Control(モバイル・Web)実行方法/color <色>/rename <名前>引数付きでのみ実行可。ランダム選択・pickerは無い前提条件ローカル側セッションがRemote Controlに接続済み

NO_COLORやFORCE_COLORとは別に用意された設定

環境変数のNO_COLORFORCE_COLORをClaude Codeの設定ファイルに書いても、これらはClaude Code自身が起動するサブプロセスにしか届きません。Claude Code自身のインターフェース配色を変えたい場合は、claudeを起動する前にシェル側で環境変数を設定する必要があります。settings.jsonにはthemeという設定キーがあり、スコープはAny file(ユーザー・プロジェクト・エンタープライズいずれの設定ファイルでも指定可能)、既定値は"dark"です。

{
  "theme": "light-daltonized"
}

対して/colorが変えるプロンプトバーの色や/renameが付ける名前に対応する設定キーは、settings.jsonのキー一覧には存在しません。どちらもコマンドを実行したセッションの中だけで完結する仕組みです。

Remote Control接続時は色も名前もclaude.ai/codeに反映される

/colorで設定した色は、Remote Control経由でclaude.ai/codeにも同期します。ターミナル側だけでなく、ブラウザやスマホの画面でもセッションが色分けされるため、複数のRemote Controlセッションを並行して開いているときの識別に役立ちます。名前についても、claude.aiやアプリ側でリネームした結果はローカルのclaude --resume一覧やプロンプトバーに反映される形で連動します。

Remote Controlのセッション名は優先順位で決まる

Remote Control接続時にclaude.ai/codeやアプリの画面に表示されるセッション名は、次の優先順位で決まります。

  1. --name--remote-control/remote-control実行時に渡した名前
  2. /renameで設定した名前
  3. 会話履歴の中で最後に意味のあったメッセージ
  4. myhost-graceful-unicornのような自動生成名(myhostはホスト名、または--remote-control-session-name-prefixで指定したプレフィックス)

明示的な名前を付けていない場合、最初のプロンプトを送った時点でその内容に合わせてタイトルが更新されます。自動生成名の言語は会話の言語、またはsettings-referencelanguage設定に合わせられますが、この言語マッチングにはv2.1.176以降が必要です。

なお、Remote Controlをオンにしている間は、プロンプトバーとは別に、プロンプトボックスのフッターにも接続中を示すインジケーターが表示されます。こちらは色やセッション名とは別のUI要素で、クリックするとセッション画面に直接移動できます。claude.ai/codeのセッション一覧では、オンラインのRemote Controlセッションにパソコンのアイコンと緑のステータスドットが付きます。

/colorと/renameを組み合わせて使う

複数セッションを並行して動かす場合、/colorで作業の種類を色分けし、/renameで内容が分かる名前を付ける組み合わせが実用的です。/color/renameはどちらも非対話モード(-p)から実行できるため、セッションを起動する時点でまとめて指定しておけます。

claude -p "/color green"
claude -p "/rename hotfix-login"

こうしておくと、claude --resumeのセッション一覧では名前で、ターミナル上の見た目では色で、それぞれ別の軸からセッションを特定できます。片方だけでは見分けにくい場面でも、色と名前を両方設定しておけば取り違えにくくなります。

よくあるつまずき

/color/renameを実行しても反映されないと感じたら、まずClaude Codeのバージョンを確認してください。v2.1.205より前のバージョンでは両コマンドとも存在しません。制御文字の置換や200文字の上限、名前重複時のバリアント付与はv2.1.221以降の挙動なので、古いバージョンでは動作が異なります。

/renameで空の名前や記号だけの名前を渡すと、不可視文字を取り除いた結果が空文字になり、Claude Codeがリネームを拒否して専用のエラーメッセージを表示します。名前が反映されない場合はこのケースに当てはまっていないか確認してください。

複数セッションで色分けや名前付けをしても、セッションを閉じて/colorだけ再度開くと配色は既定に戻ります(名前はclaude --resumeのセッション一覧に残ります)。常に同じ色で作業したい場合は/colorを毎回打つのではなく、/themeのカスタムテーマ側でアクセント色(claudeトークン)を固定するほうが向いています。

Remote Control接続後に色や名前が同期しないように見える場合は、接続そのものが確立しているかを先に確認してください。接続状態の見分け方と対処はRemote Controlに接続できないときの見分け方と対処で扱っています。

まとめ

複数セッションを見分けるなら、/colorでプロンプトバーに一時的な色の目印を付け、/renameで会話単位の名前を付ける組み合わせが基本です。/colorはセッション限定でリセットされ、/renameで付けた名前はclaude --resume一覧に残ります。どちらもv2.1.205以降で-pからも実行でき、制御文字の置換や200文字上限、名前重複時のバリアント付与はv2.1.221以降の挙動です。Remote Control接続時は色も名前もclaude.ai/codeの画面に反映されるため、モバイル・Webから並行作業する場合の識別にも使えます。恒常的な配色を作り込みたい場合は/themeのカスタムテーマが役割分担の相手になります。

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