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Claude Codeの/usageでfキーを押して警告を修正案として適用する

Claude Codeの/usageでfキーを押して警告を修正案として適用する

/usageのフッターに出る「f to fix」は、行の形で動作が分かれます。effort変更だけ自動実行され、compactは手動のまま。押す前に見分ける方法と、押した後の確認手順です。

/usage のフッターに f to fix 2 of 3 のような表示が出ているとき、f を押すと、Claude Codeが推奨の一部をその場で適用します。ただし全部ではありません。自動で動く行、Claudeが手順を受け取る行、何も起きない行の3種類があり、行の形を見れば押す前に分かります。

この機能にはClaude Code v2.1.305以降が必要です。見方や内訳の全体像は/usageコマンドの解説にあるので、ここでは「f を押す」ところだけを扱います。

fを押すと何が起きるか

f を押したときの処理は、次の順で進みます。

手順

fキーの処理の流れ

  1. 1

    進行中のターンが終わるのを待つ

    応答の途中で押しても、すぐには動きません。ターンが終わってから始まります。

  2. 2

    /effortコマンドを実行する

    行の末尾に run を挟まない /effort コマンドがあれば、Claude Codeが自分でそのコマンドを実行します。

  3. 3

    残りの行をClaudeへ1つのプロンプトで渡す

    対応できる行ごとに1ステップのプロンプトがClaudeに渡ります。プロンプトには「変更を先に見せてから行う」という指示が含まれます。

つまり、確認なしで書き換わるのはeffortの変更だけで、それ以外は必ずClaudeが変更案を見せる段階を挟みます。

押す前に、行の形で結果を見分ける

動作は行の末尾の形で決まります。表の例は /usage に出る行そのままで、形は次の3通りです。

行の形例f を押すと
末尾が run なしの /effort コマンド例40% Switch from max to high effort · /effort highf を押すとClaude Codeがコマンドを実行する
末尾が run と別のコマンド例30% Compact before you step away · run /compactf を押すと何も起きない。プロンプトで自分で実行する
それ以外例25% Trim ~/code/api/CLAUDE.md · 49k tokens per requestf を押すと一部の行だけClaudeに手順が渡る。残りは何も起きない

見分けのコツは、末尾に run があるかどうかです。run /compact は「あなたが実行してください」という意味で、f では動きません。

先頭の百分率は節約量ではない

各行の先頭の数字は、最近の使用量のうち、その行の推奨が当てはまる割合です。変更で何%減るかを示す値ではありません。1回のリクエストが複数の行に数えられることもあるため、合計が100%を超えることがあります。

優先順位を付けるなら、数字は「自分の使い方にどれだけ関わる行か」の目安として読みます。

「2 of 3」の読み方

f to fix 2 of 3 の最初の数字は、f で動く行の数です。2つ目の数字は表示されている行の数です。of が付かない f to fix both のような表示は、表示中の全行が対象という意味です。

押したあとの確認手順

自動で動く行と、Claudeが提案する行では確認の仕方が違います。

effortの変更を確認する

/effort が走ったかどうかは、セッション内で次を実行すると確かめられます。

/effort status

status は現在のeffortを表示します。max はセッション限りの値なので、次のセッションでまた max を選び直していると、同じ警告が戻ってきます。恒久的に抑えたいときは、設定で既定値を high にしておく方法があります。

{
  "effortLevel": "high"
}

effortLevel は既定値を決めるキーで、上限ではありません。ただしユーザー設定のトップレベルに書いた effortLevel は、Opus 5.5以降のモデルには効きません。Opus 5.5は medium から始まり、/effort か /model のピッカーで選んだ水準が使われます。プロジェクト設定・ローカル設定・管理設定に書くか、--settings で渡せば、全モデルに効きます。上限をそろえたい組織は、管理設定の maxEffortLevel を使います。max 警告の背景はmax effortの3.5倍警告の解説に、水準の違いはeffortレベルの解説にあります。

手で水準を選び直すときの保存範囲

f を使わずに自分で水準を変えるなら、確定のしかたで効く期間が変わります。/effort のスライダーか /model のピッカーで Enter を押すか、/effort の後ろに水準を打つと、その水準が既定として保存され、以降のセッションにも効きます。s を押すと今のセッションだけに適用されます。s はv2.1.257以降の機能です。

max だけは別扱いで、環境変数 CLAUDE_CODE_EFFORT_LEVEL で指定しない限り、現在のセッションにしか適用されません。max の警告が毎回戻ってくるのは、このためです。f が実行する /effort コマンドがどちらの保存になるかは、コスト管理のページには書かれていません。押したあとに /effort status で見える水準を、次のセッションでも確かめておくと確実です。

キャッシュへの影響を知っておく

モデルによっては、会話の途中でeffortを変えるとキャッシュが使えなくなり、次のリクエストは履歴の全体を読み直します。キャッシュが温まっている間は、変更前に確認が出ます。

一方、Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5・Fable 5.1をAPIキーかClaudeのサブスクリプションで使っているときは、effortを変えてもキャッシュは保たれ、確認なしで新しい水準が適用されます。Amazon BedrockやGoogle Cloudのプラットフォーム、Claude apps gatewayでは当てはまりません。CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS を設定しているときや、組織がHIPAA構成のときも同じです。

f で /effort が走る場合も、このキャッシュの扱いは変わりません。長いセッションの途中で押すなら、使っているモデルと接続先がどちらに当たるかを先に見ておくと安心です。

Claudeが提案する行は、変更を見てから通す

Trim ~/code/api/CLAUDE.md · 49k tokens per request のような行では、Claudeが差分を示します。ここで承認するかどうかはあなたの判断です。Claudeが変更を示さなかった行は、推奨の内容を自分で手作業で直します。

CLAUDE.mdの削り方そのものはCLAUDE.md is too long警告の解説で扱っています。f はその入口として使い、削ったあとに /usage を開き直して、行が消えたか数字が下がったかを見ます。

手動の行は、離席前のひと手間として実行する

run /compact の行は f では動きません。プロンプトで次のように自分で打ちます。

/compact

/compact の効果と使いどころはコンテキストの圧縮の解説にあります。

fを押せない・効かないとき

Remote Control接続中

Remote Controlがつながっている間は、フッターに f のヒントが出ません。/usage を開いたあとにRemote Controlが接続された場合、f を押すと Nothing was sent. Turn off Remote Control to use fixes. と出て /usage が閉じます。

直し方は次の順です。

  1. Remote Controlを切断する
  2. Claude Codeのプロンプトで /usage を開き直す
  3. もう一度 f を押す

集計は手元のセッション履歴

百分率と推奨は、このマシンのセッション履歴から計算した近似値です。他の端末やclaude.aiでの使用量は含まれません。d で直近24時間、w で直近7日に切り替えられるので、押す前に両方を見て、普段の使い方に当てはまる行かを確かめます。

VS Code拡張では、同じ推奨がAccount & usageダイアログに出ます。ただしLoopsの行はありません。Loopsの読み方はLoopの内訳の解説にまとめています。

推奨行以外の表示と、fの導入経緯

/usage には推奨行のほかにも表示があります。f の対象になるのは、推奨の行だけです。

  • Attribution: スキル・サブエージェント・プラグイン・MCPサーバーごとの使用割合です。集計の表示で、f で書き換わるものではありません
  • usage creditsの行: クレジットがオンのときだけ出る、当月の支出の表示です。上限を設けていれば、その上限に対する割合が出ます
  • Prompt cache (main): セッション欄の1行で、キャッシュ読み取りの割合・ミス回数・温まっているかどうかが分かります。表示するだけで、直すボタンではありません

つまり、推奨行に出ていない問題を f で直すことはできません。Prompt cacheの行でミスが多いと気づいたら、原因の見当は、/cost やステータスラインに出る likely cause(v2.1.260以降)で付け、手作業で対処します。

いつ入った機能か

f による適用は、2026年10月20日公開のv2.1.305で入りました。同じ版で、/usage の各警告が「出どころを名指しする1行の修正案」に変わっています。変更記録には、同じ修正案がVS Codeと /doctor にも出ると書かれています。/doctor で f が使えるかどうかは、コスト管理のページには載っていません。/doctor の画面に f のヒントが出ているかを見て判断します。

v2.1.305より古い版では f のヒントが出ません。claude --version で版を確かめ、古ければ更新してから /usage を開き直します。

claude --version

使用量の取得に失敗したとき

使用量の取得が制限にかかると、/usage は直近60分以内に読み込んだ最後の値を Showing last-known usage の注記つきで表示します。r を押すと再取得できます。rate limited until 3:14am のような表示は、その時刻までプラン上限を取得し直せないという意味で、作業そのものが止められているわけではありません。この状態の数字は古い可能性があるので、f を押す前に r で最新にしておくと、行の形が変わっていても気づけます。

まとめ

f は「警告を全部直すボタン」ではなく、effortの変更を自動で実行し、残りの一部をClaudeの提案に変える近道です。f to fix 2 of 3 の最初の数字は、表の1行目(/effort 行)と、Claudeが手順を受け取る行を合わせた数です。末尾が run の行は、その数に入りません。押したあとは /effort status と /usage の開き直しで、効いたかどうかを見ます。

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