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Claudeログインで新規登録画面に飛ばされる不具合の原因と対処

Claudeログインで新規登録画面に飛ばされる不具合の原因と対処

有料のPro・Max契約でもログイン後に新規登録画面が出る既知の不具合を、原因のonboardingフラグと対処の手順、回避策の限界までまとめます。

Claudeにログインすると新規登録画面(Let's create your account)が出る

Claude Code、claude.ai、Claude Desktopのいずれでログインしても、認証自体は成功しているのに「Let's create your account」という新規アカウント作成画面へ飛ばされることがあります。有料のPro・Maxサブスクリプションを契約中で、何年も使い続けてきたアカウントでも例外ではありません。エラー画面は一切出ません。メール確認は「Email verified」まで進み、その直後に新規ユーザー向けのオンボーディング画面が表示されます。

これは通常の初回セットアップではありません。GitHub Issue #83633では、有料のMax 20xアカウントが2026年8月にこの状態に陥った経緯が、ネットワークキャプチャと具体的なリクエストIDつきで報告されています。認証リクエストは200を返し、既存アカウントの会話履歴や組織情報も正常に取得できています。それでも画面は新規登録に固定されたままです。

Claude Codeでは、この状態は/loginが成功したように見えたあとのclaude auth statusで確認できます。

claude auth status

正常なログインならログイン中のアカウント情報が返りますが、この不具合に当たっているアカウントでは次のように出力されることが報告されています。

{
  "loggedIn": false,
  "authMethod": "none"
}

ブラウザ側では「Email verified」の直後、CLI側ではログイン成功のはずがloggedIn: false。この食い違いが、この不具合を見分ける最も分かりやすい手がかりです。

原因はhas_finished_claudeai_onboardingフラグがfalseのまま止まっていること

claude.aiのアカウントオブジェクトはaccount.settings.has_finished_claudeai_onboardingという真偽値のフィールドを持ちます。Issue #83633の報告者は、実際にログイン時のレスポンスに含まれるフロントエンドのルート判定コードを提示しており、要旨は次の1点です。このフィールドが厳密にfalseのときだけ、新規登録画面へ振り分けられます。 nullや未定義の値では発生しません。

認証そのものは正しく完了しています。サーバーはアカウントを特定し、既存の会話や組織メンバーシップ、契約中のプラン情報まで返しています。それでもこの1つのフラグだけを理由に、画面遷移だけが新規登録側に固定されます。報告者はさらに、通常のオンボーディング完了時にこのフィールドをtrueへ書き戻す処理がクライアント側に存在することも確認していますが、この不具合に当たったアカウントではその書き込みが一度も発生していません。なぜこのフラグがfalseのまま止まっているのかは、Anthropic側のアカウント状態の書き込み履歴に依存する話であり、外部からは断定できません。報告者はメール規約(利用規約)のバージョン更新に伴う再同意処理が引き金になった可能性を仮説として挙げていますが、これは確認された事実ではなく推測です。

影響を受ける利用形態とそうでない範囲

この不具合はログインの入り口だけで発生し、すでに開いている既存セッションには及びません。複数の報告者のキャプチャから傾向をまとめると、次のようになります。Anthropicが公式に整理した対応表ではないため、目安として扱ってください。

利用形態症状
claude.ai(ブラウザでの新規ログイン)症状新規登録画面に固定される
Claude Desktop(新規ログイン)症状同様に新規登録画面が出る
Claude Code(/loginclaude setup-token)症状同じclaude.aiのOAuthフローを通るため同様に失敗する
すでにログイン済みの既存セッション症状動作を継続。ただしトークンが失効して再ログインが必要になった時点で同じ壁に当たる
iOSアプリ症状既存セッションが長く生存し、影響を受けにくいと報告されている
console.anthropic.com・platform.claude.com症状影響を受けない。API向けの別の認証経路のため

Claude Codeという観点で見落としやすいのは、claude setup-tokenも同じ経路を通る点です。CLIリファレンスclaude setup-tokenを「CI・スクリプト用の長期OAuthトークンを発行するコマンドで、Claudeサブスクリプションが必須」と説明しています。アカウント側がこの状態にある限り、CLI単体でどれだけ/loginsetup-tokenをやり直しても、新しいトークンは発行できません。CLIのバグではなく、Claude Codeが依存しているアカウント識別の側で起きている問題だからです。

絶対にしてはいけないこと — 「Create account」はクリックしない

新規登録画面には、そのまま進める「Create account」のボタンや規約同意チェックボックスが表示されます。ここをクリックすると、既存アカウントとは別の新しいアカウントが同じメールアドレス上に作られてしまう場合があると、複数の報告で確認されています。実際にこの画面を進めてしまった報告者は、アカウントが二重化し、かえって復旧が難しくなったと記録しています。

新規登録画面が出た時点でできることは、その画面を閉じることだけです。フォーム入力や規約同意を一切進めないまま、次の対処に移ります。

複数アカウントを日常的に切り替える運用をしている場合、切り替え直後にこの不具合へ当たったとする報告もあります。個人用と組織用のアカウントを1台で使い分ける手順はClaude Codeアカウント切り替えで扱っていますが、/logout/loginを短時間に繰り返す操作そのものが引き金になった可能性を指摘する報告があるため、切り替え作業中に新規登録画面が出た場合は、慌てて再試行を繰り返さないほうが安全です。

対処 — サポートに連絡し、手元のデータをまず保全する

Claude Codeの公式トラブルシューティングは、インストールではなくアカウント側に原因がある問題――ログインループや、サブスクリプションが認識されない、組織が無効化されている、といったケース――について、claude.aiまたはplatform.claude.comにサインインし、左下のアイコンから「Get help」を選んでサポートに連絡するよう案内しています。この不具合はまさに「サブスクリプションが認識されない」の一種に当たります。

連絡する際は、次の情報を添えると状況が伝わりやすくなります。

  • 契約中のプラン名と契約開始時期
  • ログインが失敗し始めたおおよその日時
  • claude auth statusの出力、またはブラウザの「Email verified」直後のスクリーンショット
  • まだ使える既存セッションがあれば、そのアカウントで確認できる情報(組織ID・アカウントの表示名など)

Issue #83633では、サポートへの初回連絡が自動応答に留まり、人による対応まで数週間かかった例が複数記録されています。一方で、2026年8月12日には人によるサポート対応でアカウント側の設定が修正され、ログインが正常に戻ったという報告もあります。この報告では、クライアント側の回避策は一切使っておらず、サーバー側の設定変更だけで直ったことが本人によって確認されています。つまりアカウント単位での個別修正自体は現実に行われていますが、対応にかかる時間は一定していません。

まだログインできるセッション(スマートフォンアプリなど)が残っている場合は、会話データを先にエクスポートしておくことを検討してください。新規登録画面に固定された状態では、公式のエクスポート機能自体が正しく動作しない場合があるという報告もあるため、可能な限り早い段階での保全が安全です。

カード会社への返金請求(チャージバック)は最後の手段として扱ってください。ある報告者は、返金請求を行った結果、人によるレビューを経ないまま自動的に契約の権限が取り消され、残っていたモバイル側のセッションも無料プラン扱いに切り替わったと記録しています。修復の道が残っている間は、返金請求よりもサポート経由でのアカウント修復を先に試すほうが、失うものが少なくて済みます。

ブラウザ拡張機能による一時的な回避策とその限界

ある報告者は、ブラウザの開発者ツールでこのフラグをローカルに書き換えるChrome拡張機能を独自に公開しています。仕組みは単純で、ブラウザが受け取ったレスポンスの中のhas_finished_claudeai_onboardingを、そのブラウザタブの中だけtrueに書き換えます。サーバーには何も送信しないため、アカウント側の状態は変わりません。

この方法にはいくつかの明確な制約があります。

  • claude.aiのWeb版、それもChromeでの利用に限られ、Claude DesktopやCLIには同様の介入手段がありません
  • ブラウザのタブを閉じたり再読み込みしたりすると効果が消え、次のログインでまた同じ画面に当たります
  • アカウントの状態そのものを修復するわけではないため、根本対処にはなりません

出所の分からない拡張機能をインストールすること自体にも相応のリスクがあります。この回避策は、アカウント修復までの間に一時的にログイン画面の先へ進む選択肢の1つとして報告されているものであり、この記事はその利用を勧めるものではありません。

この不具合は今回が初めてではない

Issue #83633の報告者は、同じ症状――ログインは成功するのに新規登録画面へ誘導される――を報告した過去のGitHub Issueが、2026年3月から少なくとも9件存在するとまとめています。これは報告者自身による集計であり、Anthropicが公式に認めた件数ではありませんが、報告時期が数か月にわたって散発していることは記録として残っています。

前述のとおり、2026年8月12日には少なくとも1件、人によるサポート対応でアカウント単位の修復が行われ、ログインが正常に戻ったことが本人によって確認されています。一方で、Issueの最新のやり取りが記録された2026年8月16日の時点でも、最初の報告者を含む他の当事者はまだ同じ修復を受けられていませんでした。アカウント単位の個別対応は現実に機能しているものの、この不具合の分類全体に対する自動的な一括修正が行われたことは、公開されている範囲では確認できていません。

まとめ

有料のPro・Maxアカウントでログイン後に新規登録画面が出るのは、has_finished_claudeai_onboardingというアカウント側のフラグがfalseのまま止まっていることが原因と報告されています。Claude Codeの/loginclaude setup-tokenも同じ認証経路を通るため、同じ症状に当たります。

この画面に当たったら、「Create account」をクリックせずに画面を閉じ、使える既存セッションがあれば先にデータをエクスポートし、そのうえでサポートに連絡するのが安全な順序です。ブラウザ拡張機能による一時的な回避策も報告されていますが、根本対処ではなくClaude Web限定という制約があります。通常のログイン手順やほかのログイントラブルはClaudeログイン完全ガイドClaude Codeログイン方法3種の使い分け、似た症状のClaude Codeでログインがループする問題「rejected the session token」エラーの対処も参考にしてください。

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