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Claudeログインで新規登録画面に飛ばされる不具合の原因と対処

Claudeログインで新規登録画面に飛ばされる不具合の原因と対処

有料のMaxを契約中でもログイン後に新規登録画面が出る不具合を、原因のonboardingフラグと対処の手順、回避策の限界までまとめます。

Claudeにログインすると新規登録画面(Let's create your account)が出る

Claude Code、claude.ai、Claude Desktopのいずれでログインしても、認証自体は成功しているのに「Let's create your account」という新規アカウント作成画面へ飛ばされることがあります。有料のMaxを契約中で、何年も使ってきたアカウントでも起きます。エラー画面は出ません。メール確認は「Email verified」まで進み、その直後に新規ユーザー向けのオンボーディング画面が表示されます。

結論から書くと、既存アカウントなのに新規登録画面しか出ないとき、手元の設定やブラウザを疑っても直りません。アカウント側のonboardingフラグが原因で、その画面の「Create account」は押さずにサポートへ連絡するのが現実的な順番です。

「新規登録できない」と「新規ユーザー向けの画面が出る」は、症状が別です。

状況この記事が当てはまるか
以前からのアカウントで、ログイン後に「Let's create your account」が出るこの記事が当てはまるか当てはまる
初めて登録するのに、メールのリンクや認証コードが通らないこの記事が当てはまるか別の問題。ログイン手順はClaudeログイン完全ガイドを参照
どのアカウントでもログインが進まず、ループするこの記事が当てはまるか別の問題。Claude Codeでログインがループする問題が近い症状

GitHub Issue #83633では、有料のMax 20xアカウントがこの状態に陥った経緯が、ネットワークキャプチャとリクエストIDつきで報告されています。このアカウントでは2026年7月6日(UTC)にログインできなくなり、8月3日に採ったキャプチャでは、認証リクエストが200を返し、既存アカウントの会話履歴や組織情報も取得できていました。それでも画面は新規登録に固定されたままです。

同じ不具合かどうかの見分け方

Claude Codeでは、/loginが成功したように見えたあとにclaude auth statusを実行します。

claude auth status

この不具合に当たったアカウントでは、Issue #83633で次の出力が報告されています。

{
  "loggedIn": false,
  "authMethod": "none",
  "apiProvider": "firstParty"
}

ただし、この出力だけではただのログアウト状態と区別できません。v2.1.287で、空の設定ディレクトリを指定して実行すると、未ログインの実機の出力は次のとおりでした(パスは省略)。

{
  "loggedIn": false,
  "authMethod": "none",
  "apiProvider": "firstParty",
  "analyticsDisabled": false,
  "projectsDirectory": "<設定ディレクトリ>/projects",
  "configDirectory": "<設定ディレクトリ>"
}

--textを付けると「Not logged in. Run claude auth login to authenticate.」と1行で出ます。終了コードはどちらも1で、ログイン済みなら0です(CLIリファレンスの記載どおり)。loggedIn: falseだけでは、単にログアウトしている状態やトークンが失効した状態と同じに見えます。決め手はブラウザ側の挙動です。

くらべる

ただのログアウトと、この不具合の違い

通常の症状

ログアウト・失効

ブラウザでログインを通すと、既存の会話があるアカウント画面が開きます。/loginをやり直せば戻ります。

アカウント側の症状

この不具合

「Email verified」まで進んだあと、既存アカウントではなく新規登録画面が出ます。ブラウザやPCを替えても、メールのリンクをコピーして新しいタブに貼っても変わりません。

手元の環境が原因ではないことを確かめる

Issue #83633の報告者は、同じPC・同じブラウザで別のMax 20xアカウント(別メールアドレス)にはいつもどおりログインできたと書いています。キャッシュ消去、複数ブラウザ、再インストール、再起動でも変わらず、VPNの有無も無関係でした。別の報告者は、新しいゲストセッションでメールのリンクを手でコピーして貼る方法も試しましたが、結果は同じでした。

切り分けは次のとおりです。

  • 別のアカウントでは通る、かつ自分のアカウントだけ壁に当たる: アカウント側の問題。この記事の対象です
  • どのアカウントでも通らない: この記事の症状とは別の問題です。Claude CodeのログインがループするならClaude Codeでログインがループする問題が近い症状です。
  • 「rejected the session token」が出る: 別系統のエラーで、「rejected the session token」エラーの対処で扱っています

原因はhas_finished_claudeai_onboardingフラグがfalseのまま止まっていること

claude.aiのアカウントオブジェクトはaccount.settings.has_finished_claudeai_onboardingという真偽値を持ちます。Issue #83633の報告者は、ログイン時に配信されるフロントエンドのルート判定コードを読み、claude.aiではこのフィールドが厳密にfalseのときだけ新規登録画面へ振り分けられると報告しています。nullや未定義の値では壁にならない、とも書いています。

同じ報告者は、同日に通常どおりログインできた別のMax 20xアカウントと比べています。正常なアカウントはhas_finished_claudeai_onboardingがtrue、壁に当たるアカウントはfalseで、has_started_claudeai_onboardingは両方trueでした。同じレスポンスには、認証済みであることを示す情報や契約中のプランも含まれています。

なぜfalseになったのかは、アカウント状態の書き込み履歴を持つAnthropic側にしか分かりません。報告者は、同意済みの利用規約・プライバシーポリシー・AUPのバージョンが正常なアカウントより古い点に気づき、規約改定に伴うリセットが引き金かもしれないという仮説を挙げています。仮説であり、確認された事実ではありません。

影響を受ける利用形態

壁にかかるのは新規のログインだけで、ログイン済みのセッションは動き続けます。複数の報告者のキャプチャから傾向をまとめると、次のとおりです。

利用形態症状
claude.ai(ブラウザでの新規ログイン)症状新規登録画面に固定される
Claude Desktop(新規ログイン)症状同様に新規登録画面が出る
Claude Code(/login・claude setup-token)症状同じOAuthフローを通るため、報告では同様に失敗する
ログイン済みの既存セッション症状動作を継続する。トークンが期限切れになって再ログインが必要になった時点で壁に当たる
iOSアプリ症状壁の前に作られたセッションが残り、動いたままという報告がある
console.anthropic.com・platform.claude.com症状同じメールアドレスで通常どおりログインできた、という報告がある

既存セッションが永続するわけではありません。Issue #83633では、リモートLinuxサーバーのCLIが、リフレッシュトークンの期限が切れた2026年8月2日にログイン情報を空にして使えなくなったと報告されています。2026年8月29日の別の報告者は、Claude Code 2.1.251で「Login: Expired — log in again」が出て復旧できなくなりました。

この表示自体は、Claude Codeの通常のログイン失効と同じものです。通常の失効なら/statusのLogin行が「Expired — log in again」になります。操作時には「Login expired · Please run /login」が出て、/loginで戻ります。この不具合では/loginの先が新規登録画面になるため、戻れません。停止されたアカウントでは「Your account is on hold」とhttps://claude.ai/restrictedが表示されます。#83633のアカウントは停止状態ではなく、visibility_statusはnullでした。停止の側の表示と対処は「Your account is on hold」の意味と対処にあります。

Claude Codeで見落としやすいのはclaude setup-tokenです。CLIリファレンスでは、CI・スクリプト向けの長期OAuthトークンを発行するコマンドで、Claudeサブスクリプションが必須とされています。報告者によると、setup-tokenも/loginと同じOAuthフローを通るため、アカウント側がこの状態にある間はどちらも新しいトークンを得られません。報告者は、Claude Codeが原因ではなく巻き込まれた側で、問題はアカウントの状態にあると見ています。

「Create account」を押さずに進める対処の順番

新規登録画面には「Create account」ボタンと規約同意のチェックボックスがあります。Issue #51002では、このコネクタ経由のフローで同じメールアドレス上に重複アカウントができ、契約者が締め出されたと報告されています。#83633の報告者も、この画面のボタンが規約同意とチャット組織の作成を送ると読んで、押さずに止めています。一方、#51002には、5月27日に同じ画面で「Create account」を押したところ元のアカウントが開いたというコメントもあります。重複ができた報告と結果が食い違うため、押した結果は一定しません。

手順

新規登録画面が出たときの順番

  1. 1

    画面を閉じる

    名前の入力や規約同意に進みません。

  2. 2

    使えているセッションを閉じない

    iOSアプリなど、壁の前に作られたセッションが残っているなら、ログアウトしないでください。Issue #83633の報告者は、これらを新しいログインでは取り戻せないものとして扱っています。

  3. 3

    会話データを先に保全する

    公式のデータエクスポートも、報告では届きませんでした。モバイルアプリからは開始できず、アカウント側のPOST /api/account/export_dataは404を返しました。設定画面が呼ぶ組織側のエクスポートは要求自体が通ってメールも届きましたが、そのリンクを開くと「Invalid link」になった、と報告者が書いています。壁の画面は認証済みのセッションなので、会話の読み取りだけは通り、116件の会話を取り出したという報告もあります。

  4. 4

    サポートに連絡する

    Claude Codeの公式トラブルシューティングでは、ログインループやサブスクリプション未認識などのアカウント側の問題は、サインインして左下のイニシャルから「Get help」を選ぶよう案内されています。Consoleの利用者は、platform.claude.comから同じ手順を踏みます。Console側は同じメールアドレスで通常どおりログインできたという報告があり、報告者の1人はConsoleの「claude refund request」カテゴリから連絡しました。

  5. 5

    カード会社への異議申し立て(チャージバック)は最後にする

    後述のとおり、報告された代償があります。

連絡時に添えると状況が伝わる情報は、プラン名と契約開始時期、失敗し始めた日時、claude auth statusの出力、ブラウザの「Email verified」直後のスクリーンショットです。まだ使える既存セッションがあれば、そこで見える組織IDやアカウントの表示名も役に立ちます。

サポート対応の実際と、返金請求の代償

Issue #83633では、サポートへの初回連絡が自動応答に留まった例が複数あり、2026年7月15日から待った報告者に人の返信が届いたのは8月12日でした。このときの返信は「ログインに関するバックエンド設定を更新した」というもので、報告者はクライアント側の回避策を使わずに通常のログインができたと確認しています。ただし、この報告者には別の課金上の問題が残っていて、ログインが戻ってもサブスクリプションのプランは自動では戻りませんでした。同じ報告者は、サポート担当から、課金済みの前払い利用クレジットの残高が無事だと告げられたとも書いています。壁の間は使えなかっただけで、消えてはいなかったということです。

返金や中止の依頼は難航しています。Consoleの返金依頼に自動エージェントが返したのは、サービス障害やアカウントアクセスの問題を理由とする補償や返金には応じられないという趣旨の回答でした。ログインできないため、解約の画面にも入れません。

カード会社に異議申し立て(チャージバック)をした別の報告者は、約2日後にモバイルのセッションが無料プラン扱いになりました。契約の権限が外れた原因は異議申し立ての手続きにある可能性が高いと本人は見ていますが、壁に当たったアカウントが自然に降格される証拠とは扱わないよう書いています。人によるレビューは入らず、自動的な処理のように見えたとのことです。

ブラウザ拡張による回避策は表示だけを直す

報告者の1人が、Chrome向けの拡張機能を公開しています。ブラウザが受け取るapp_startのレスポンスの中で、has_finished_claudeai_onboardingをfalseからtrueに書き換えるだけの仕組みで、サーバーには何も送りません。書き換えた別の報告者のアカウントでは、既存の会話・プロジェクト・サイドバーが普通に開いたそうです。

別の報告者は、書き換えの後にクライアントが書き込みを送るかを調べました。書き込み224回を記録して、うち207回がテレメトリー、そのほかにこのフラグをtrueにする書き込みは見つからなかった、と書いています。拡張を入れても、アカウント側のfalseは直りません。

  • 対象は、ChromeでのClaude.ai Web版です。Claude DesktopとCLIには同じ手段がありません(Desktopは公開した報告者、CLIは検証した報告者が書いています)
  • 書き換えは開いているタブの中だけで有効で、再読み込みすると消えます。サーバー側の記録は変わらず、診断にはなっても修復にはならない、と検証した報告者は書いています
  • ログイン時のPOSTまで止めると、ログインが成立しなくなります。書き込みを止める検証を試した報告者は、これで1回分の検証が無駄になったと書いています

出所の分からない拡張機能を入れること自体にもリスクがあります。ここで紹介しているのは報告された事実で、利用を勧めるものではありません。

2026年1月から続く報告の経過

あゆみ

Issue #83633と過去の同種の報告

  1. 2026年1月〜5月同じ症状の報告が9件

    #83633の報告者が過去の同じ症状の報告として9件を挙げています。最も早いのは1月の#19160です。#51002は重複アカウントができた報告で、#19160はAnthropicのhas reproラベルが付いたまま「not planned」で閉じられています。

  2. 2026年7月6日報告者のアカウントが壁に当たる

    報告者の最後のログイン成功は7月6日04:02(UTC)、最初の壁のスクリーンショットは05:10(UTC)です。7月7日のブラウザ履歴は、すでに壁に当たっていたアカウントの記録です。

  3. 2026年8月3日Issue #83633が立つ

    ネットワークキャプチャで、ログインは成功し、フラグがfalseである点が示されました。

  4. 2026年8月13日Issue起票者は未解決のまま

    別の報告者が復旧した翌日になっても、Issueを立てた報告者のアカウントは壁に当たったままでした。

  5. 2026年9月30日新しい報告が付く

    同じ問題の影響を受けてサポートに連絡した、というコメントが付きました。

Issueで報告されているのは、個別アカウントの修復だけです。8月25日には、サポート担当にIssueのURLを示して全員の対応を頼んだところ、順番に対応するという返答だったと報告されています。

報告者は、別のMax 20xアカウントと切り替えて使い、/logoutと/loginでClaude Codeを付け替えた後に壁に当たりました。切り替え時のログアウト処理が引き金かもしれないと見ていますが、確認はされていません。個人用と組織用を1台で使い分ける手順はClaude Codeアカウント切り替えにあり、切り替えの途中で新規登録画面が出た場合は、/logoutと/loginを繰り返すより、上の順番に移る選択肢があります。

まとめ

壁に当たるのは「新規ログインだけ」なので、動いているセッションを残すことと、「Create account」を押さないことが、後の復旧の選択肢を守ります。連絡先は、claude.aiに入れなければConsole側から探せます。

通常のログイン手順はClaudeログイン完全ガイド、Claude Codeの3つのログイン方法はClaude Codeログイン方法3種の使い分けにまとまっています。

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