Claude Media
Claude CodeのAppTweakプラグインでASOデータをOAuth経由で取得する

Claude CodeのAppTweakプラグインでASOデータをOAuth経由で取得する

AppTweakプラグインはOAuth保護のMCPサーバー経由で、キーワード順位やレビューなどのASOデータをClaude Codeから引きます。入れ方、/mcpでの認証、同梱スキル、つまずきの切り分けを解説します。

AppTweakプラグイン(プラグイン名はapptweak-api)は、アプリストア分析・ASO(App Store Optimization)のプラットフォームであるAppTweakのAPIを、Claude Codeから呼べるようにします。接続先はOAuth保護のMCPサーバーで、APIキーを設定ファイルに書く必要はありません。ここでは入れ方、最初の認証、同梱のダッシュボード作成スキル、手動で登録する場合の書き方、詰まったときの切り分けを順に追います。

AppTweakプラグインで何ができるか

マーケットプレイスのページでは、このプラグインは「Claude CodeをOAuth保護のMCPサーバー経由でAppTweak APIにつなぐ」ものと説明されています。ページには「Anthropic verified」の表示も付いています。

提供元のリポジトリ(apptweak/mcp-crossclient)は、Cursor、Claude Code、Codexの3つのクライアント向けにプラグインをまとめたものです。READMEが挙げる取得対象は次のとおりです。

  • キーワード順位と検索ボリューム
  • アプリのメタデータとカテゴリランキング
  • ダウンロード数と売上の推定値
  • 評価とレビュー
  • Apple App StoreとGoogle Playにまたがる競合情報

自然な言葉で聞くとAppTweak APIからライブのデータを引き、ダッシュボードやレポートに仕立てる流れです。

構成

プラグインに入っている部品

  • apptweak-apiのMCPサーバー

    接続先はhttps://app.apptweak.com/api/mcpの1つで、種別はhttpです。認証はOAuth 2.1で、利用者がそれぞれ自分のAppTweakアカウントを承認します。

  • apptweak-dashboard-builderスキル

    AppTweakのライブデータと他のデータ源を組み合わせたダッシュボードを作るためのスキルです。呼び出し名は/apptweak-api:apptweak-dashboard-builderの形になります。

plugins/claude-codeの中身は小さく、.claude-plugin/plugin.json、.mcp.json、skills/、READMEが並ぶ構成です。plugin.jsonのバージョンは0.2.0、ライセンス表記はGPL-3.0-onlyです。前提として要るのはAppTweakのアカウントだけです。

インストールと最初の認証

プラグインのインストールは/pluginの操作です。セッション内で/plugin installを実行すると、すぐには入れずに/pluginパネルでプラグインの詳細が開き、そこでインストール範囲(スコープ)を選びます。ユーザースコープなら、この端末のすべてのプロジェクトで使えます。入れたものは/pluginの「Installed」タブか、シェルのclaude plugin listで確かめられます。

別のマーケットプレイスにあるプラグインは、プラグイン名@マーケットプレイス名の形で指定します。apptweak-apiをどのマーケットプレイスから入れるかは、プラグインのページにある「Plugin source」から辿れます。READMEは入手先としてClaude Plugin Hubのページを挙げています。

手順

入れてから使えるようになるまで

  1. 1

    プラグインを入れる

    /pluginパネルでapptweak-apiの詳細を開き、スコープを選んでインストールします。

  2. 2

    新しいセッションを開いて/mcpを実行する

    プラグインを入れた後は、新しいClaude Codeセッションで/mcpを開きます。

  3. 3

    apptweak-apiを認証する

    一覧のapptweak-apiで認証を始めます。ブラウザーが開くので、AppTweakにサインインしてアクセスを承認します。

  4. 4

    接続を確かめる

    /mcpに戻り、apptweak-apiが接続済みかつ認証済みになっているのを見ます。

READMEは「APIキー、独自ヘッダー、セットアップスクリプトは要らない」と明記しています。認証情報はMCPクライアント側が保管して更新し、プラグインの設定にはHTTPSのエンドポイントしか入りません。

画面を開かずシェルから認証する

/mcpのパネルを使わず、シェルで認証を済ませる手段もあります。

claude mcp login apptweak-api

SSH先のようにローカルのブラウザーが無い環境では、Claude Codeが認証URLを表示します。手元のマシンでそのURLを開き、リダイレクト後のURL全体を端末に貼り戻します。貼り戻しの入力が要るため、SSHはssh -tで入ります。ブラウザーがあっても--no-browserを付ければURL方式に固定できます。

claude -pやAgent SDKの実行には/mcpのパネルがなく、その場でOAuthの流れを回せません。非対話で使うなら、先に対話セッションかclaude mcp loginで認証を済ませておく必要があります。

プラグインを使わずMCPだけ登録する

READMEには、プラグインを入れずにMCPサーバーだけを登録する書き方が2つあります。プラグインの.mcp.jsonが持つのと同じ1サーバーです。

claude mcp add --transport http --scope user apptweak-api \
  https://app.apptweak.com/api/mcp
claude mcp login apptweak-api

設定ファイルに書くなら、ユーザースコープは~/.claude.json、プロジェクトスコープはリポジトリ直下の.mcp.jsonに、次のブロックを置きます。

{
  "mcpServers": {
    "apptweak-api": {
      "type": "http",
      "url": "https://app.apptweak.com/api/mcp"
    }
  }
}

プロジェクトスコープのサーバーは、最初に一度だけ承認が要ります。/mcpで承認してから認証します。

この経路にはスキルが付きません。ダッシュボード作成のスキルまで使いたいならプラグイン経由で入れます。同じ接続先をプラグインと手動登録の両方で登録すると、/mcpに2系統が並びます。どちらか一方に絞っておくと、認証の状態を追いやすくなります。

くらべる

導入経路の選び方

MCPとスキルの両方

プラグインで入れる

接続先とダッシュボード作成スキルがまとめて入る。更新や削除もプラグインの操作で済む。

MCPだけ

claude mcp addで登録する

接続先1つだけを足せる。スキルは入らない。設定ファイルをチームで共有したいときは.mcp.jsonに置く手もある。

Claude Codeからの呼ばれ方を知っておく

プラグインが同梱するMCPサーバーは、plugin:<プラグイン名>:<サーバー名>の名前で登録されます。ここではplugin:apptweak-api:apptweak-apiです。ツールの呼び出し名はmcp__plugin_<プラグイン名>_<サーバー名>__<ツール名>の形になるため、権限ルールやフックでこのMCPのツールを指すときもこの名前を使います。プラグイン名とサーバー名が同じなので、前半が重なって見える点に注意してください。

AppTweakのMCPが提供するツールの個別名と引数は、READMEにもマーケットプレイスのページにも載っていません。一覧は、認証後に/mcpでこのサーバーを開くと確かめられます。API全体の仕様は提供元のAPIリファレンス(developers.apptweak.com)にあります。

依頼文の例と、ダッシュボード作成スキル

認証が済めば、普通の文章で頼めます。次は書き方の一例です(AppTweakのデータに合わせて語を差し替える想定の例文で、実行結果を保証するものではありません)。

自社アプリ「Foo」の、米国App Storeでの主要キーワード5つの順位を
直近の推移でまとめて。競合は上位2アプリだけ並べる

アプリのIDを言わずに名前だけで頼む場合の挙動は、スキルの指示から読み取れます。後述のスキルは、アプリの特定に「名前で検索して、返ってきたタイトルが合っているか照合する」手順を使い、記憶からIDを当て推量しないよう求めています。一般の依頼でも、同名の別アプリを取り違えるのを避けるため、名前と対象ストアを書いておくと安全です。

apptweak-dashboard-builderスキル

同梱のスキルは、曖昧な依頼を具体的な設計メモに落としてから作り始めるよう指示しています。作る前に確認する項目は6つです。

  1. このダッシュボードが答える問いを1つに絞る
  2. 対象のAppTweakアカウントでapptweak-apiの認証が済んでいるか
  3. 組み合わせる他のデータ源のうち、実データとダミーはどれか
  4. AppTweakと他のデータ源が一致しなかったとき、それも報告に値する結果とみなすか
  5. 開く人がどれだけ前提を知っているか
  6. 1回きりか、同種のものが続くか

スキルが守らせるルールは、認証と信頼性に偏っています。

  • AppTweakの呼び出しは、OAuth認証済みのapptweak-apiMCPサーバー経由に限る。APIキーやトークンを受け取らない、REST APIを直接叩かない
  • 利用量に応じて課金・消費があるため、各レスポンスのコスト表示を読み取ってダッシュボード上にも出す
  • ダミーデータを実データのように見せない。相関が出なかった結果も、そのまま出す
  • 完了を宣言する前に、認証済みMCPで実際にAppTweakのツールを1回呼んで確かめる

APIのエンドポイント名や既定値は、スキルには書かれていません。変わりやすいため、接続中のMCPのドキュメント系ツールで毎回調べる方針です。

落とし穴

ダッシュボードが実行環境から認証済みMCPを使えない

スキルは、完成物の実行環境が認証済みのMCP接続を使えない場合、OAuthを迂回してREST APIを直に組み込むことを禁じています。その場合は制約を説明し、対応できる構成か、ダミーと明示したスナップショットを相談する流れです。公開ページのように、ログイン済みのClaude Codeの外で動く画面は、この制約に当たりやすい形です。

CLAUDE.mdに添えておく一文

認証の扱いをセッションをまたいで揃えるなら、プロジェクトのCLAUDE.mdに次のような方針を書いておけます。スキルの指示と同じ向きの内容です。

## AppTweakの使い方
- AppTweakのデータは `apptweak-api` のMCP経由でだけ取得する
- APIキー・トークン・認可コードをチャットや設定ファイルに書かない
- 認証が切れていたら、取得を止めて `claude mcp login apptweak-api` を案内する

つまずいたときの切り分け

提供元のtroubleshooting.mdにある症状別の対処を、Claude Codeで起きやすい順に並べ替えました。

症状対処
認証が必要と出る対処/mcpから、またはclaude mcp login apptweak-apiで認証を始める
ブラウザーが開かない対処もう一度認証を試し、ローカルのコールバックをファイアウォールやブラウザー設定が止めていないかを見る
ログインできたのにHTTP 401対処claude mcp logout apptweak-apiのあと、claude mcp login apptweak-apiでやり直す。手書き設定に古いAPIキーのヘッダーが残っていれば消す
HTTP 403・権限エラー対処意図したAppTweakアカウントで認証し直す。そのアカウントが対象のデータやプロダクトを使えるかも確かめる
HTTP 429対処少し待って再試行する。MCPツールの呼び出し頻度を下げる
サーバーに届かない対処ネットワークとhttps://app.apptweak.com/api/mcpを確かめる。HTTPSをプロキシが止めていないか見る

Claude Code固有の落とし穴も、同じドキュメントに4つ挙がっています。

  • MCP設定はsettings.jsonに書いても無視される。置き場所は~/.claude.jsonか.mcp.json
  • プロジェクトのサーバーが読み込まれないときは/mcpで承認する。.mcp.jsonは.claude/の中ではなく、リポジトリ直下に置く
  • プラグインのMCPが起動しないときは、claude plugin validateか/plugin validateを試す
  • 認証が古くなったときは、logoutのあとにloginし直す

認証情報がOSの保管場所から読めないエラーは、stored credentialsエラーの記事で扱っています。承認したアカウントを間違えた、あるいはセッションが漏れた疑いがあるときは、AppTweak側の連携を切断するよう提供元は求めています。トークンや認可コードをサポートへの連絡やチャットログに貼らないことも、同じ注意事項の一部です。

入れる前に押さえる条件

  • 利用にはAppTweakのアカウントが要ります。アカウントやプランの問題は、提供元のサポートが窓口です
  • 403が返るときは、認証したアカウントが対象のAppTweakプロダクトやデータにアクセスできるかも確かめます
  • OAuthの承認はユーザーごとです。チームで共有するのは接続先の設定であって、認証済みのセッションではありません
  • Claude Codeのプラグインの入れ方や範囲の考え方は、プラグインとマーケットプレイスの解説にまとまっています

同じ形のプラグインは他社にもあります。例えばFlintプラグインは、MCPサーバーのOAuth認証と1つのスキルという同じ構成で、サイトの編集を任せる用途です。入れ方と/mcpでの認証の流れは、AppTweakでもそのまま通用します。

この記事を共有:XはてブLinkedIn