Claude Code DesktopでGroup byからプロジェクトが消えた件と戻し方
Desktop 2.37337.1のCodeタブでプロジェクト単位のGroup byが消え、セッションが環境ごとに並ぶようになった。報告者が挙げる原因の推測と、環境の追加・カスタムセクションでの戻し方を紹介する。
Claude Desktop 2.37337.1に自動更新されたあと、Codeタブのサイドバーからリポジトリ単位のグルーピングが消えた、という報告が続いています。Group byの選択肢はNone / Status / Date / Environmentの4つで、プロジェクトもフォルダーもありません(最初の報告ではメニューからGroup by自体が消えたとされ、報告によって見え方が分かれます)。
不具合報告(anthropics/claude-codeの #102088)は2026-10-14に立ち、状態はopenのままです。フォルダー別に戻す手段は、環境(Environment)を足す方法と、カスタムセクションを作る方法の2つが報告されています。
何が変わったのか — 報告されている4つの挙動
最初の報告者はWindows 11のDesktop 2.37337.1で、更新後にセッションが「This computer」「Cloud」「SSHホスト」「Slack」の環境単位でしか並ばなくなったと書いています。サイドバー上部のフィルターメニューにもGroup byが見当たらず、元のプロジェクト別表示に切り替える手段がありません。後から書き込んだmacOSの報告者は、Group by自体は残っていて、選択肢がNone / Status / Date / Environmentの4つに減ったと書いています。
同じ更新で、関連する報告が3件ほど別に立っています。
2.37337.1 で報告されている変更
Group byからプロジェクトが消えた
選べるのはNone / Status / Date / Environment。Windows 11とmacOSの報告者がそれぞれ書いており、claude.ai/codeのWeb版でも同様にフラットな一覧になったという書き込みがあります。
コンテキスト使用率が見えにくい
セッション右下のドーナツが週間使用量の表示に変わり、コンテキスト使用率はセッションレール(Session Rail)の中へ移ったと #102288は書いています。確認までに最大3クリックです。
statsビューが出ない
#102098によると、新規セッション画面のヒートマップや連続日数の表示が消え、Codeタブの
/statsは使用量だけを開きます。環境カードが閉じられない
分割ビューで環境カードを非表示にできない、という報告が #102233として別に立っています。
どれも「更新後に出た」点で共通しますが、意図された変更かどうかは、報告者の側にも判断材料がありません。複数の報告者が、公式の変更履歴に記載が無いと書いています。
公式ドキュメントとの食い違い
Desktopのドキュメントは並列セッションの節で、サイドバー上部のコントロールから「ステータス・プロジェクト・環境でセッションを絞り込み、プロジェクト単位でグループ化できる」と説明しています。
2.37337.1で報告されている画面は、この記述と合いません。最初の報告も「ドキュメントに書かれたGroup byのとおりに戻してほしい」という要望です。
使用量表示も同じです。ドキュメントはモデル選択の隣の使用量リングで、コンテキストの使用状況とプランの使用量を見ると書いています。一方 #102288の報告者は、リングが週間使用量に変わったと書いています。#102098の記述はドキュメントに近く、報告によって表示内容の説明が分かれています。ドキュメント側の更新待ちか、報告された挙動が暫定なのかは、issueからは分かりません。
なぜフォルダー別に並ばなくなったのか
原因について、コメント欄に具体的な観察が2つあります。どちらも報告者の推測を含むため、公式の説明ではありません。
- サイドバーの移行: ある組織の報告では、更新後のアカウントで設定ファイルの
sidebarModeがepitaxyになっていた。アプリを完全に閉じてcodeに書き換えても、効果が出ずepitaxyに回されたという(#102088のコメント)。アカウントごとにサーバー側で段階的に切り替わっているらしく、未移行の別PCではクラシック表示のまま - 環境の自動作成が8件まで: 移行時に、セッション履歴をもとに環境が作られるが、セッション数の多い上位8フォルダーまでで打ち切られるという推測。残りのフォルダーのセッションは「Default」にまとまる。#102305の報告者も、8つの環境が自動で作られ、画面から削除できなかったと書いている
つまり、フォルダー単位の整理自体は新しいサイドバーでも動くが、そのフォルダーに対応する環境が無いのでDefaultに落ちる、という見立てです。ここで挙げた2点は、どちらも1人か2人の観察にとどまります。再現する条件はアカウントや更新時期で変わる可能性があります。
戻し方1 — フォルダーごとに環境を作る
もっとも素直なのは、Defaultに落ちているフォルダーの環境を自分で作る方法です。報告された手順は次のとおりです。
環境を足してセッションを分ける
- 1
環境の選択を開く
プロンプト欄のChoose environmentを開く。
- 2
New environment を選ぶ
New environmentを選び、フォルダー名などの名前を付ける。
- 3
フォルダーを追加する
+ Addでそのフォルダーを追加し、Createを押す。
- 4
サイドバーを確かめる
そのフォルダーの過去のセッションがDefaultから独立したセクションに移る、という報告です。
この方法には、新しいセッションをその環境から始めれば、そのセクションに入り続けるという利点があります。反対にフォルダーが数十個あると、一つずつ手で作る手間がかかります。
環境の定義を保存している内部ストアを、アプリを終了した状態で直接書き換えて一括で足す方法も、コメントで共有されています。ただしアプリの内部データを触る非公式の手順で、更新で壊れる可能性があります。書き換える前にデータフォルダーをバックアップしておくことが、報告者自身の注意書きになっています。
戻し方2 — Claude Codeにカスタムセクションを作らせる
Codeタブのセッションには、サイドバーを操作するための内部ツール(ccd_sidebar)が渡されています。複数の報告者が、これを使ってClaude Code自身に整理させたと書いています。ある報告では261セッション・31フォルダーの整理が数分で終わり、別の報告では163セッションを32グループに移せたそうです。
使われたプロンプトは、次のような形です(コメントで共有された内容の要旨です。実行結果はセッションごとに変わります)。
Codeタブのサイドバーをプロジェクトフォルダー別に作り直して。
アクティブなセッションを全部一覧し、作業ディレクトリごとに
カスタムグループを作り、アルファベット順に作成すること。
各セッションを自分のフォルダーのグループへ移し、
グループごとに最終アクティビティ順で並べて。
ルーチン実行と入れ子のサイドセッションは移せないので飛ばし、
フォルダーごとに何件移したか教えて。ただし、公式の資料でこのツールの仕様が説明されているわけではありません。報告者の一人も、非公開のAPIなので更新で壊れる可能性があると断っています。実行前に、どのセッションを動かすかを確認してから進めるのが無難です。
先に知っておきたい制約
落とし穴
カスタムセクションは新しいセッションを自動で振り分けない
新規セッションはDefaultに入り、手でセクションに移すか、プロンプトを再実行する必要があります。ルーチンの実行は移せず、サイドセッションは親のグループに付いていきます。セクションの順序も変えられないため、後から作ったフォルダーは末尾に並びます。
アーカイブ済みのセッションは、グループ間で移動できないという報告もあります。古いグループを消すと孤立するので、一度アーカイブを解除して移し、あらためてアーカイブする順番になります。
どの戻し方が合うか
| 状況 | 向く方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| フォルダーが10個前後 | 向く方法環境を手で作る | 注意点新規セッションもそのセクションに残る |
| フォルダーが数十個ある | 向く方法カスタムセクション | 注意点新規セッションは手で振り分ける |
| Remote Controlのセッションが多い | 向く方法環境かセクション | 注意点リポジトリ名は副題として残る |
| 変更を待ちたい | 向く方法何もしない | 注意点セッション自体は消えていない |
見落としやすいのは、セッション自体は消えていない点です。あるユーザーは、プロジェクトの見出しが消えて、セッションが削除されたように見えたと書いています。実際には保持されており、Claudeにセッション一覧を問い合わせて存在を確かめた、とのことです。
statsとコンテキスト使用率の代わりの確認方法
statsビューについては、統合ターミナルで claude を起動して /stats を実行すれば、CLIと同じ画面を見られると #102098が書いています。ドキュメントによると、統合ターミナルはCtrl+` で開き、セッションの作業ディレクトリで動きます。
コンテキスト使用率は、セッションレールを開いて確認します。ドキュメントにはモデル選択の隣のリングで見ると書かれていますが、#102288の報告者の画面では、その位置に週間使用量が出るそうです。
公式の対応を待つ間にできること
要望として繰り返し挙がっているのは、次の3点です。
- サイドバーにGroup by → Folder(Project)を戻す
- 移行時に変更履歴・アプリ内の通知・オプトアウトを用意する
- 新しいセッションを、フォルダーに対応するセクションへ自動で入れる
issueはopenのままで、コメント欄にはAnthropic側の回答がありません。更新はアプリ側で自動的に入り、旧版へ戻す手順もissueには出ていません。
当面の運用としては、整理した結果がアカウント単位・マシン単位で保存される点に注意が要ります。複数のPCで同じアカウントを使っているなら、PCごとに同じ操作が必要です。
セッションの扱い全般は、Claude CodeのProjects刷新を扱ったClaude CodeのProjectsが刷新 — 会話がスレッドを束ねる新方式も参考になります。Routinesがサイドバーに出ないときの切り分けは、Claude Code Routineがサイドバーに表示されない不具合と対処法に分けて書いています。レビュー画面はClaude Code Desktopの差分レビュー機能(diff view)の使い方で扱っています。