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Claude Code Routineがサイドバーに表示されない不具合と対処法

Claude Code Routineがサイドバーに表示されない不具合と対処法

Routineの実行結果がデスクトップのサイドバーとRemote Controlから消える不具合と、Windowsで欄自体が畳まれる報告をまとめます。

Claude Code Routineとローカルのスケジュールタスク

Claude Code Routineは、プロンプト・1つ以上のリポジトリ・connectorをひとまとめにした設定を1回作成し、スケジュール実行・API呼び出し・GitHubイベントのいずれかまたは組み合わせで自動実行する機能です。公式ドキュメントによれば、Anthropicが管理するクラウドインフラ上で動くため、コンピューターの電源が落ちていても実行が続きます。

DesktopアプリのRoutinesページには「Local」という選択肢もあり、これを選ぶと自分のマシン上で動くDesktop scheduled task(ローカルのスケジュールタスク)が作られます。こちらはクラウドのRoutineとは別物で、公式ドキュメントでは「アプリが開いていてコンピューターが起きている間だけ動く」と説明されています。設定した時刻に自律的にセッションが立ち上がり、実行が終わるとデスクトップアプリの左サイドバーに通常のセッションと同じ形で並び、スマートフォン側のRemote Controlからも開いて続きを操作できる仕組みでした。

ところが2026年9月、この「サイドバーとRemote Controlに並ぶ」という前提そのものが崩れる不具合が相次いで報告されています。GitHub Issue上ではこれらの実行は「Routine runs」と呼ばれていますが、報告内容を見るとRoutinesページのLocalで作るDesktop scheduled taskの実行結果表示に関するものです。クラウドのRoutine自体の実行履歴はclaude.ai/code側で確認する別の仕組みで、今回の不具合の対象ではありません。設定・実行手順自体はClaude Code Desktopで定期実行タスクをスケジュールする、Routine全体の使い方はClaude Code Routines完全ガイドで扱っています。本稿では、実行済みのDesktop scheduled taskが見えなくなる不具合の内容と、報告されている範囲・回避のヒントをまとめます。

macOSで最初に報告された不具合 — Issue #95967

最初の報告は、GitHub Issue #95967として2026年9月22日に登録されました。報告者の環境はClaude Code CLI 2.1.278、Claude Desktopアプリ2.2553.1、macOS(Darwin 25.6.0)です。

報告内容は明確です。ローカルで設定したスケジュール済みタスク(Routine)が実行された後、これまでは通常のセッションと同じようにデスクトップアプリのサイドバーに現れ、スマートフォンのRemote Controlからも開いて続きを操作できていました。ところが報告時点の版では、実行が終わってもサイドバーとRemote Controlのどちらにも一切現れず、PCからもスマートフォンからも開けなくなっていました。

この報告が単なる表示上の見落としではないと言える根拠として、報告者はClaude Desktopがローカルに保持しているセッション状態ファイルの中身を提示しています。~/Library/Application Support/Claude/claude-code-sessions/.../local_<id>.jsonという形式のファイルに、各Routine実行の状態が記録されています。

ls ~/Library/Application\ Support/Claude/claude-code-sessions/*/local_*.json | tail -5
cat ~/Library/Application\ Support/Claude/claude-code-sessions/*/local_<run-id>.json

報告者が挙げたfreedom-waterfallという名前のRoutineの実行(セッションID 83e9019f-707b-412e-beba-4b3be0408706)では、このファイルに次の3つのフィールドが記録されていました。

フィールド値意味
scheduledTaskId値"freedom-waterfall"意味どのRoutineの実行かを示すID
remoteControlAutoEligible値true意味Remote Controlに表示してよい実行だとアプリ自身が判定済み
isArchived値false意味アーカイブ済み(非表示にしてよい)扱いではない

つまりアプリ内部の判定ロジックは「この実行はサイドバーとRemote Controlに出してよい」と一貫して答えているのに、実際のUIには反映されていません。報告者はさらに、remoteControlAutoEligibleフィールドが最初に現れた2026年8月21日から報告日までの475件の実行ログをすべて確認し、いずれもremoteControlAutoEligible: true・isArchived: falseだったと述べています。過去に一度でも正常に表示されていた確証のある日を特定できなかったとも書かれており、少なくとも1か月分のログでは「内部フラグは表示可としているのにUIには出ない」という状態が続いていたことになります。

Windowsからも同時期に同様の報告

Issue #95967には投稿から数時間のうちに複数のコメントが付き、幅広い環境から同じ症状が報告されています。chipmanaged(macOS)も同様の症状を報告しており、macOS側で複数件の追認が寄せられています。GhEn75009とjkap-elはいずれもWindows 11、Claude Desktopアプリ2.2553.1で同じ現象を報告しました。jkap-elのコメントには「作業をCodexに移して続けざるを得なかった」という記述もあり、実行結果を開けないことが実際の作業継続を妨げていた様子がうかがえます。

bluemyt(2026-09-23、macOS、Claude Desktop 2.2553.13)は、状況をより具体的に説明しています。スケジュール済みタスク自体は「Scheduled」ページに一覧表示され、実行も正常に行われているように見えるものの、その実行が左サイドバーにセッションとして現れなくなっているという内容です。タスクの登録や実行そのものは動いており、実行結果をサイドバーから辿る導線だけが失われている点が、この不具合の中心にあります。

krstovna-debug(2026-09-22)は「数時間前に新しい表示に切り替わった」と報告しており、サイドバーの表示ロジックが特定のタイミングで変更されたことをうかがわせます。

もう一つの副作用 — 実行を引き継いだ後も鳴り続ける通知

mannyb223は2026年9月24日、Claude Desktop 2.7032.0・Claude Code CLI 2.1.281の環境で、関連する別の困りごとを報告しています。ローカルのスケジュールタスクは設定どおり自動で開始されます。ただし実行の途中で人間が代わりに操作を引き継ぎ、通常のチャットのように入力して作業を仕上げたくなる場面があります。

ところが一度引き継いだ後も、ターンが終わるたびに「スケジュール済みタスクが完了しました」というデスクトップ通知が鳴り続けたといいます。無人実行への通知としては妥当です。ただし自分でその場に張り付いて操作しているときは、単なる雑音になります。mannyb223は、ユーザー自身がメッセージを送った時点で以降は通常のチャットとして扱い、ターンごとの通知を止めてほしいと要望しています。

サイドバーから実行に辿り着きにくい状態と、通知が止まらない状態は別々の不具合です。両方が重なると、Routineの実行を人間が横から確認・介入する操作全体がやりにくくなります。

Windowsで新たに報告された「Scheduled」欄の縮小 — Issue #97406

2026年9月26日、Windows環境から別の切り口の報告がIssue #97406として登録されました。報告者はClaude Desktop 2.9939.2(Windows)を使用しており、以前はサイドバーの「Scheduled」見出しの下に各スケジュール済みタスクが個別の行として並び、新しい実行があるタスクには青いドットが付いていたため、そのドットを一覧で見て回るだけで済んでいたと説明しています。

ところが更新後は、「Scheduled」がドット1つ分の単一の折りたたみ行になり、個々のタスクの行が消えました。実行結果を確認するには、次の手順が必要になったと報告されています。

  1. サイドバーの「Scheduled」をクリックして専用ページを開く
  2. 目的のタスクの青いドットをクリックし、そのタスクの実行一覧を開く
  3. 個々の実行の青いドットをクリックして開く
  4. 前の画面に戻ってから、次のタスクについて同じ手順を繰り返す

報告者はおよそ40件のローカルなスケジュール済みタスクを日次で運用しており、この変更によって「毎朝のドット確認」がタスクごとに複数クリックを要する作業に変わったと述べています。タスク自体は正しく起動しており、影響はサイドバーの表示だけに閉じているとも補足されています。

このIssueでは、サイドバーが混雑しすぎるという逆方向の不満(Issue #94181)への対応が動機だろうと推測しています。そのうえで、折りたたみ状態と展開状態をユーザーごとに記憶できる開閉式のドロップダウンにすれば、両方の要望を満たせると提案しています。

あわせて、2026年4月に一度サイドバーからRoutineのセクション自体が削除された経緯を持つIssue #54524と、本稿前半で扱ったIssue #95967にも言及しています。サイドバーにおけるRoutine表示は、複数回にわたって仕様変更が入っている領域です。ginger6-computers(2026-09-26、Claude Desktop 2.9939.2、Windows)もIssue #95967側のコメントで、「最近の実行を新しい順に並べていた折りたたみ式のScheduledグループが消えた」と同様の変化を報告しています。

Issue #95967とIssue #97406の違い

2つのIssueは症状が似ていますが、報告している内容は別物です。違いを表にすると次のとおりです。

観点Issue #95967Issue #97406
登録日Issue #959672026-09-22Issue #974062026-09-26
主な報告プラットフォームIssue #95967macOS(Windowsからの追認コメントもあり)Issue #97406Windows
症状Issue #95967実行がサイドバー・Remote Controlのどちらにも一切現れないIssue #97406サイドバーの「Scheduled」がタスク別の行から単一の折りたたみ行に変わり、開くまでのクリック数が増えた
タスク自体の動作Issue #95967正常に実行されている(475件の実行ログ・bluemytのコメント)Issue #97406正常に起動・実行されている

前者は「実行そのものが見えなくなる」、後者は「見えてはいるが導線が悪化した」という違いがあります。どちらも実行結果を追いにくくしているという点では共通しており、報告者自身も両方のIssueを相互に参照しています。

いま実行結果を追うための代替手段

2件のIssueに、修正コミットへの言及やクローズの記録は含まれていません。修正を待つ間に実行結果を追う手段として、報告内容から次の点が参考になります。

  • 「Scheduled」専用ページ自体は残っている(WindowsではIssue #97406、macOSではIssue #95967のbluemytのコメントにあるとおり)ため、サイドバーではなくそのページから個別のタスク・実行を辿る
  • macOSでローカルのセッション状態ファイルを直接確認すれば、scheduledTaskIdと実行時刻から該当の実行を特定できる(前掲のコマンド参照)
  • Windows環境では、Issue #97406が報告している手順(「Scheduled」をクリック→タスクの青いドットをクリック→実行の青いドットをクリック)をそのままたどれば、クリック数は増えるものの実行自体は開ける

Remote Control全般の接続不具合と切り分けたい場合は、Remote Controlに接続できないときの見分け方と対処も参考にしてください。Remote Controlの基本的な使い方はClaude Code Remote Controlで作業を別デバイスに引き継ぐにまとめています。

まとめ

Claude DesktopのRoutinesページでLocalから作るスケジュールタスクを運用している場合、実行結果がサイドバーやRemote Controlから消える、あるいは「Scheduled」欄がタスク別の行から折りたたみ表示に変わり開くまでのクリック数が増える、という2種類の報告が2026年9月に相次いでいます。前者はIssue #95967としてmacOS・Windowsの両方から、後者はIssue #97406としてWindowsから報告されており、どちらも実行や登録そのものは正常に行われているとされています。クラウドのRoutineの実行履歴には影響しません。日次で複数のローカルタスクを回している利用者は、サイドバーの見た目だけでタスクの成否を判断せず、「Scheduled」専用ページやローカルのセッション状態ファイルもあわせて確認するとよいでしょう。

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