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Claude DesktopでRoutinesがサイドバーから消える不具合と実行結果の開き方

Claude DesktopでRoutinesがサイドバーから消える不具合と実行結果の開き方

Desktop 2.37337.1でCodeタブのRoutinesセクションが消え、設定を直しても起動時に戻される報告が続いています。症状と、実行結果へ辿る手順をまとめます。

Claude Desktop 2.37337.1に更新したあと、CodeタブのサイドバーからRoutinesセクションが消えた、という報告が続いています。スケジュールタスク自体は動き続けていて、実行履歴も残っています。消えたのは、結果を開くための入口だけです。

中心のIssueはanthropics/claude-codeの #102150で、2026-10-14に立ち、2026-10-27時点でもopenです。ラベルにはregressionが付いています。同じ症状が #102142と #102247にも別々に立っています。

何が起きているのか — 報告の共通点

#102150の報告者はWindowsのMicrosoft Store版(MSIX)で、Desktopが2026-10-13に2.37337.1へ自動更新されたあとに気づいています。以前はRoutinesセクションに平日朝のブリーフィングや夜間の依存関係チェックなど4件が並んでいました。更新後はセクションごと見えません。

コメントを読むと、環境は特定のOSに偏っていません。

  • Windows 11(Store/MSIX)と、Windows 10 Homeの報告
  • macOSの報告(2.37337.1と、その後の2.42304.0)
  • Linux(Arch、AURで再パッケージされた公式ビルド)の報告

症状は2.37337.1に限りません。2.42304.0、2.42304.2.0でも直っていない、という追記が付いています。3.1623.0.0でも同じだとするコメントもあります。つまりこの版だけの一時的な不具合ではなく、更新を重ねても残っているという報告です。

アプリ自身が返す状態

報告者は、Codeタブのセッション内からサイドバーの状態を問い合わせるツール(list_sections)で、同じ結果を得ています。

{ "id": "routines", "kind": "routines", "shown": false, "collapsed": true, "session_count": 0 }

セクションは消えたのではなく、shown: false の印が付いたまま残っている、という見え方です。#102142では、更新時のサイドバー設定の移行(migratedFrom: 1)で、routinesが shown: false になったと推測されています。ただしこれは報告者の読みで、原因は確認されていません。

どこにもトグルが無い

Issue本文とコメントが挙げる「切り替えの入口が無い」場所は次のとおりです。

  • セクション見出しの右クリックメニュー(New session / New section / Rename / Move down / Select all / Collapse all / Archive all / Delete sectionなどだけ)
  • Viewメニュー
  • サイドバーのMore > Edit sidebar(Artifacts、Scheduled、Dispatch、Customizeだけが並ぶ)

一方、公式のスケジュールタスクの手順は、サイドバーかMoreメニューの「Scheduled」をクリックする書き方です。名前がRoutinesのままのアプリでは「Routines」をクリックする、と読み替える注記もあります。セクションとは別に、この入口が使えるかどうかが次章の分かれ目です。

設定ファイルを直しても戻される

自力で shown を true に戻そうとした報告が複数あります。どれも元に戻っています。

試した人の報告編集した場所結果
#102150の報告者編集した場所設定ファイルと、ブラウザー側ストレージ(LSS-persisted.dframe-code-sections)をアプリ終了中に編集結果起動後およそ8秒で、両方が shown: false に書き戻された
別のWindows利用者編集した場所同上に加えて dframe-store 内の配置(routinesSidebarPlacement)も "section" へ結果数秒間は表示されたが、その後に消え、値も戻った
macOS利用者編集した場所設定ファイル編集後に再起動結果約2秒後にローカル側、約20秒後に設定ファイルが書き戻された

コメントには、アカウント同期がローカルの値を上書きしているのではないか、という推測が複数出ています。裏付けのある公式の説明は、Issueにはありません。ただし結果は一致していて、ファイルを直す方法は当てになりません。壊れたストレージを触るリスクも考えると、深追いする価値は低い領域です。

Windows Store版には別の落とし穴も報告されています。実データは Claude_pzs8sxrjxfjjc パッケージの下にあり、パッケージ外のスクリプトからは古い別フォルダーが見えて、LevelDBが壊れているように見えます。直接編集するなら、アプリ終了中であることと、見ている場所が実データかを必ず確かめる必要があります。

結果へ辿る4つの道

セクションが消えても、実行結果は次の道から開けます。

手順

Routinesセクション無しで実行結果を開く

  1. 1

    Scheduledページから履歴を開く

    サイドバーのScheduled(時計アイコン)を開き、タスクをクリックして詳細ページへ進みます。History一覧の行をクリックすると、その実行のセッションが開きます。スキップされた実行も一覧に出ます。

  2. 2

    Group and sortからScheduledグループを出す

    現行レイアウトでは、セッション一覧の見出し上にあるGroup and sortメニューで、Show、Scheduledの順に選びます。グループは折りたたまれて始まるので、見出しをクリックして開きます。ShowにScheduledが並ぶのは、Activeなタスクが1件以上あるときです。

  3. 3

    Recentsのトグルを試す

    #102150のコメントで、Recentsの切り替えを有効にするとRoutinesがセッションのセクションとして出た、という報告があります。画像だけで操作名が文字になっておらず、全員に効くかどうかは分かりません。

  4. 4

    クラウドのRoutineはWebから開く

    クラウドで動くRoutineは、claude.ai/code/routinesから直接開けます。デスクトップのサイドバーとは無関係な経路です。

Desktopの公式手順によれば、1と2のどちらも「サイドバーのRoutinesセクション」には頼らない経路です。ただし2は表示されない場合があります。公式は、グループが出ないときはHistory一覧を使うよう案内しています。

見えないことで起きる実害

Issueのコメントは、不便さ以外の被害も挙げています。

  • 実行セッションは、Routinesの下にぶら下がる扱いで、単独のサイドバー行を持ちません。ピン留めやカスタムセクションへの移動を試すと、実行は単独の行ではなくRoutineの下に表示されるという趣旨のメッセージ(原文は「not as their own sidebar rows」)で拒否される、という報告があります。セクションが隠れると、実行結果は一覧から消えたように見えます。
  • 手動の「Run now」で起動した実行も、サイドバーのどこにも現れない、という報告があります。何も起きなかったように見えます。
  • 権限確認で止まった実行に気づけない。Manualモードのタスクが許可を求めると、公式の説明どおり実行は承認待ちで止まります。13件のローカルタスクを持つ報告者は、承認待ちの2件に数日気づかず、同時実行の上限(報告では3件)に枠を取られて、日次タスクが4日連続でスキップされたと書いています。
  • アプリを閉じていた間の取りこぼしも見落としやすい。公式の説明では、起動時や復帰時に直近7日分を確認し、最後に逃した時刻の分だけ1回キャッチアップ実行を起動して、それより古い分は破棄します。逃した日を後から埋め直す仕組みではありません。

デスクトップのタスクは、アプリが起動していてPCが起きている間だけ動きます。眠っていた時刻の実行はスキップされます。サイドバーで目に入らないと、このスキップに気づく機会が減ります。

承認待ちとスキップ理由は、Scheduledの詳細ページのHistoryで確かめられます。スキップされた行にカーソルを置くと、PCがスリープ中だった、前回の実行がまだ続いていた、他のタスクが実行中だった、といった理由が出ます。Routinesセクションを失った環境では、毎朝このページを開く運用に切り替えるのが現実的です。実行が止まる警告の種類はRoutinesの警告8種にまとめています。

旧不具合との違い

RoutineがサイドバーやRemote Controlから消える不具合は、9月にも報告されています。症状が似ているので、切り分けを表にします。

見分けるポイント9月の不具合(#95967、#97406)今回(#102150ほか)
起点9月の不具合(#95967、#97406)特定の実行がサイドバーに並ばない / Scheduled欄が縮む今回(#102150ほか)2.37337.1への更新後、Routinesセクションごと非表示
内部状態9月の不具合(#95967、#97406)セクションは存在する今回(#102150ほか)shown: false が起動のたびに復元される
OS9月の不具合(#95967、#97406)macOSとWindowsで別々今回(#102150ほか)Windows、macOS、Linuxで同じ
経緯9月の不具合(#95967、#97406)個別の不具合今回(#102150ほか)設定移行後のregressionとして報告

9月分の詳細はRoutineがサイドバーに表示されない不具合に書いています。同じ時期にCodeタブのGroup byからプロジェクトが消えた件もあり、こちらはGroup byの件で扱っています。同じ更新で起きた別の変更で、今回の件とは原因が別かもしれません。

現時点で言えること

公式の修正や見解は、Issueにはまだ付いていません。報告者の多くが求めているのは次の2点です。

  1. 既定でRoutinesセクションを表示に戻す
  2. More > Edit sidebarに切り替えを足し、その設定がアカウント同期に上書きされないようにする

自分の環境が該当するかは、次の順で確かめられます。まずコードタブのサイドバーにRoutinesまたはScheduledのセクションがあるかを見ます。無ければ、Moreメニューで入口の有無を確かめます。Scheduledページに履歴があれば、タスクは実行されていて、消えたのは表示だけです。履歴が無いなら、PCの休止やアプリの終了で実行自体が飛んでいます。

設定ファイルの編集は、元に戻される報告が多く、勧めにくい手段です。当面は、毎日見るタスクの履歴をScheduledページのブックマーク代わりにして、承認待ちが無いかを朝に1度確認する運用で足ります。

まとめ

Routinesセクションが消えても、タスクの実行は止まっていません。入口がScheduledページとGroup and sortのグループに移っただけで、そこから履歴を開けます。危ないのは、承認待ちで止まった実行とスキップに気づけなくなることです。表示が戻る時期は未定なので、見るべき場所を1つ決めておくのが現実的です。

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