opusplanが「Unsupported model」で失敗するClaude Desktopの不具合
Claude Desktopで/model opusplanが「Unsupported model」で失敗する不具合の症状と影響バージョン、CLIでの回避策をGitHub issueと公式docsの記載から確認します。
opusplanが「Unsupported model」で失敗する症状
Claude Desktopの「Code」タブで/model opusplanを実行すると、Unsupported modelという短いエラーだけが返り、モデルが切り替わらない不具合が報告されています。Claude Codeのopusplan設定は、plan mode中はOpus、実行フェーズはSonnetに自動で切り替わるハイブリッドエイリアスです。今回の不具合はこのopusplanという特定のエイリアスだけを狙い撃ちします。
最初の報告(GitHub issue #92007)は2026-09-04付けで、Windows 11上のClaude Desktop「Code」タブ、Claude Code v2.1.260での再現です。報告者は数か月間/model opusplanを問題なく使い続けていて、設定変更をした覚えもないまま突然失敗し始めたと述べています。/model opusや/model sonnetのような単体エイリアスは正常に切り替わり、失敗するのはopusplanだけという点も確認されています。
同じ症状はMac版Claude Desktopでも再現しています。2026-09-10のコメントでは、settings.jsonにあらかじめ"model": "opusplan"を書いていてもDesktop側では失敗し、同じマシンのCLI単体では問題なく動くと報告されました。直近では2026-09-28、Claude Desktop 2.9939.2(内蔵のClaude Codeランタイムはv2.1.281)でも同じ現象が確認され、モデルピッカーの表示上もopusplanの選択肢自体に「Unsupported model」のラベルが付く状態が続いています。
なぜ起きるのか — CLIとDesktopの挙動の違い
モデル設定リファレンスを確認すると、opusplanは現行の正式なモデルエイリアスとして掲載されており、Anthropic APIでのplan modeはOpus、実行フェーズはSonnetに切り替わると明記されています。特定のバージョンでのみ廃止された、という記載もありません。
同じdocsには、Agent SDKのsetModel()やRemote Control、そしてDesktopアプリのようにClaude Code CLIを裏側で動かすアプリがモデルを切り替えるとき、その文字列が「モデルエイリアスかどうか」などをローカルでチェックする仕組みがv2.1.200以降入っていると書かれています。このチェックを通過する条件として、docsは次の4つを挙げています。
- モデルエイリアス(
opus・sonnet・opusplanなど) /modelピッカーに出てくる候補claude-で始まるモデルID- 自分で設定したカスタムモデルオプション、または
modelOverridesのエントリ
opusplanはこの1つ目に明記されている、docs自身が挙げるエイリアスです。本来ならこの条件だけで通過するはずですが、実際のDesktopアプリでは拒否されています。
このローカルチェックが働くのはAnthropic API経由のときだけだとも明記されています。Amazon Bedrock・Google CloudのAgent Platform・Microsoft Foundry、あるいはLLMゲートウェイやカスタムのANTHROPIC_BASE_URLを使っている場合は、このチェック自体が走りません。
つまり、ドキュメント上の仕様と、実際にDesktopアプリで起きている挙動が食い違っています。CLI単体では同じバージョンで問題なく動くという複数の報告もあります。この2つを合わせると、Desktopアプリが内部で使っているモデル文字列の認識ロジックか、バンドルされているClaude Codeランタイムとの連携部分に不具合があるとみられますが、内部実装がどうなっているかまでは説明されていません。
CLIとDesktopの経路差については、docsが述べている範囲で確認できます。Desktopアプリの「Code」タブは、Agent SDKのsetModel()やRemote Controlと同じく、Claude Code CLIを裏側で動かす形で動作し、このローカルチェックの対象として明記されています。CLI単体でclaudeを起動する経路と、Desktopアプリ経由でモデル文字列を渡す経路のどちらでも、docs上は同じ4条件を見ているはずです。それでも失敗が起きるのはDesktop経由だけです。Desktopアプリがモデル文字列をランタイムへ引き渡す手前の処理に問題がある可能性が考えられますが、これは報告されている症状から推測できる範囲にとどまり、確認された内部処理ではありません。
この切り分けを裏付けるように、最初の報告者は「よくある原因」を先に自分で潰しています。確認済みなのは3点です。settings.jsonのavailableModelsでモデルの選択肢を制限していないこと、opusplanがdocsに現行のエイリアスとして掲載されていること、/model opusや/model sonnetといった単体エイリアスはDesktop上でも正常に動くこと。いずれも報告時点で確認済みだと述べています。モデル一覧を絞る設定ミスなら、単体エイリアスも巻き込まれるはずです。この確認は、設定側の問題ではなくopusplanという特定の文字列をDesktopアプリ側が正しく扱えていない、という切り分けを補強します。
Unsupported modelという文言自体も見落とせない手がかりです。エラーリファレンスには、モデル文字列が未認識のときのエラーとしてModel "<name>" is not a recognized model id.が定義されていますが、Unsupported modelという文言はこのリファレンスに存在しません。似た状況で表示が違う別の記事として「is not a recognized model id」の意味と対処がありますが、そちらはタイプミスや古いバージョンでの未対応エイリアスが原因の、ドキュメント化されたエラーです。今回のUnsupported modelは、そのドキュメント化された経路とは別の場所から出ています。
最初の報告者は、原因の推測として「Opus 5・Sonnet 5系列への切り替えロールアウトに伴う回帰で、opusplanの内部解決が古い(廃止済みの)モデルIDを指したままになっている」か、「Desktopアプリに同梱されたCode基盤と、単体CLIとの間のバージョンの食い違い」のいずれかを挙げています。これはあくまで報告者本人の推測であり、Anthropicからの原因説明ではありませんが、CLI単体では再現しないという事実とは整合します。
影響を受けるバージョンと環境
GitHub issueで確認できた報告を時系列で並べると、次のようになります。
| 報告日 | 環境 | Claude Code / ランタイムのバージョン | 症状 |
|---|---|---|---|
| 2026-09-04 | 環境Windows 11、Claude Desktop「Code」タブ | Claude Code / ランタイムのバージョンv2.1.260 | 症状/model opusplanがUnsupported model |
| 2026-09-10 | 環境macOS、Claude Desktop 1.49585.0 | Claude Code / ランタイムのバージョンv2.1.267 | 症状settings.jsonの"model": "opusplan"指定でも同じ失敗。同一マシンのCLIは正常 |
| 2026-09-28 | 環境macOS 26.5.2、Claude Desktop 2.9939.2 | Claude Code / ランタイムのバージョンv2.1.281(バンドルランタイム) | 症状モデルピッカー表示自体が「Unsupported model」ラベル付き |
3件とも共通するのは、失敗しているのがDesktopアプリの「Code」タブ経由のセッションだけという点です。OSはWindowsとmacOSの両方で再現しており、特定OSに限定された不具合ではありません。2026-09-04から2026-09-28まで、少なくとも3つのClaude Codeバージョン(v2.1.260・v2.1.267・v2.1.281)をまたいで同じ症状が続いています。
issue #92007には上の3件に加えて、環境の詳細を書かずに「自分も同じ症状」とだけ短く追記したコメントが5件寄せられています。合計7件のコメントが並ぶ規模の反応になっており、Windows・macOSどちらの利用者からも同じ文言のエラーが報告され続けている状況です。
今すぐ試せる回避策
opusplanの自動切り替えそのものをDesktopアプリ上で直接直す手段は、これまでの報告からは見つかっていません。確認されている事実から選べる選択肢は次のとおりです。
| 選択肢 | 有効性 | 理由 |
|---|---|---|
ターミナルからCLI単体でclaudeを起動する | 有効性◎ | 理由複数の報告でCLI単体は同一バージョンでも正常に動作 |
Desktopの「Code」タブで/model opusと/model sonnetを手動で切り替える | 有効性○ | 理由単体エイリアスは失敗しないと確認されている。自動切り替えの利便性は失われる |
Desktopのsettings.jsonに"model": "opusplan"を書いておく | 有効性× | 理由既に設定済みでも同じエラーが出たという報告がある |
普段からDesktopアプリの「Code」タブでopusplanを使っている場合、当面はターミナルのclaudeコマンドに切り替える運用が最も確実です。plan modeと実行フェーズを自動で行き来する利便性を保ったまま使えます。
claude --model opusplanDesktopアプリ内で完結させたい場合は、plan modeに入るときに/model opus、実装に移るときに/model sonnetと手動で切り替える方法があります。自動切り替えではなくなりますが、単体エイリアスはDesktop上でも失敗しないと複数の報告者が確認しています。
修正状況をどう確認するか
issue #92007はopenのままです。直近の2026-09-28付けコメントでも「最近のビルドでまだ壊れている」と報告されており、直近リリースでの修正は確認できていません。changelogにも、Unsupported modelや本件に該当する修正エントリは見当たりません。似た名前の別件として、/model opusplan[1m]がModel not foundで失敗する不具合はv2.1.265で修正済みですが、これはエラー文言も対象コマンドも異なる別の問題です。
修正状況を追いたい場合は、issue #92007のコメント欄を確認するのが最も早い方法です。Desktopアプリを更新した後にopusplanで同じエラーが出なくなったかどうかは、/model opusplanを実行してUnsupported modelが消えているかで判断できます。
まとめ
Claude Desktopの「Code」タブで/model opusplanを実行するとUnsupported modelで失敗する不具合が、2026-09-04から2026-09-28まで少なくとも3バージョン(v2.1.260・v2.1.267・v2.1.281)にわたって報告されています。CLI単体と/model opus・/model sonnetといった単体エイリアスは同じ環境でも正常に動くため、問題はDesktopアプリ経由でopusplanを扱う部分に絞られます。docsはopusplanを現行の正式なエイリアスとして扱っており、Unsupported modelという文言自体もエラーリファレンスには存在しません。当面はターミナルのclaudeコマンドを使うか、Desktop上で/model opusと/model sonnetを手動で切り替える運用が確実です。修正の有無はissue #92007の続報で確認できます。