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disableClaudeAiConnectorsでClaude Codeのコネクタを一括無効化

disableClaudeAiConnectorsでClaude Codeのコネクタを一括無効化

claude.aiコネクタを丸ごと止める設定キーの書き方と、環境変数ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERSとの優先関係、個別に止めたいときのdeniedMcpServersとの使い分けをまとめました。

disableClaudeAiConnectorsはClaude Codeの設定キーで、claude.aiアカウントに登録したMCPコネクタをClaude Code自身が自動取得しないようにします。trueにすると、以降はどのコネクタも取得も接続もされません。個別に1本ずつ止めるのではなく、丸ごと止めたいときに使う設定です。

disableClaudeAiConnectorsでできること

disableClaudeAiConnectorsは真偽値の設定キーです。~/.claude/settings.json(ユーザー)・.claude/settings.json(プロジェクト)・.claude/settings.local.json(ローカル)・組織のmanaged設定、どのファイルに書いても有効になるAny fileスコープに属します。trueにすると、Claude Codeが自分で取得しているclaude.aiコネクタを一切フェッチ・接続しなくなります。既定値はfalseで、これは未設定と同じ意味しか持ちません。使うにはClaude Code v2.1.182以降が必要です。

止まるのはあくまで「Claude Codeがログイン中のclaude.aiアカウントから自動的に取得しているコネクタ」だけです。--mcp-configフラグで明示的に渡したMCPサーバーはこの設定の対象外で、そのまま読み込まれます。1つか2つのコネクタだけを止めたい場合の選択肢は後段で扱います。

settings.jsonへの書き方とスコープの優先関係

書き方はシンプルです。

{
  "disableClaudeAiConnectors": true
}

このキーには、複数の設定ファイルにまたがるときの優先順位が1つだけあります。trueはどのファイルに書かれていても勝ちます。逆にfalseは「このファイルでは何も指定していない」という意味しか持たず、他のファイルに書かれたtrueを打ち消せません。

具体的には、組織がmanaged設定でdisableClaudeAiConnectors: trueを配布した場合、個々のリポジトリの.claude/settings.jsonfalseを書いても、そのリポジトリでコネクタが有効に戻ることはありません。組織側のポリシーが優先されます。逆に、組織もユーザーも何も設定していない状態で、あるプロジェクトの.claude/settings.jsonにだけtrueを書けば、そのリポジトリだけをコネクタの自動取得から外せます。チェックインした.claude/settings.jsonで特定のリポジトリだけをオプトアウトさせる、という使い方が想定されています。公式ドキュメントはこの挙動を「any-source-true semantics(どこか1箇所でもtrueなら勝つ)」と呼んでいます。

--mcp-configで渡すサーバーの読み込み挙動そのものは、この設定と別の話です。詳しい優先順位はClaude Codeの--mcp-configと--strict-mcp-configの使い分けにまとめています。

ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERSとの優先関係 — オフはオフに勝つ

ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERSは同じclaude.aiコネクタの取得を止める環境変数です。設定ファイルのキーと違い、こちらは1セッションだけに効きます。ログイン済みユーザーでは既定で有効、つまりコネクタを取得する状態になっており、falseにするとそのセッション限りコネクタの取得を止められます。プロジェクトや組織単位で恒常的に止めたい場合、公式ドキュメントはこの環境変数ではなくdisableClaudeAiConnectorsの使用を勧めています。

ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS=false claude

2つを併用したときに覚えることは1つだけです。どちらか一方がコネクタを止めていれば、もう一方がどう設定されていてもコネクタは止まったままになります。一方を「オン」に戻しても、もう一方の「オフ」は上書きできません。

disableClaudeAiConnectors(設定ファイル)ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS(環境変数)結果
trueENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS(環境変数)未設定またはtrue結果オフ(設定ファイルが優先)
trueENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS(環境変数)false結果オフ(両方が一致)
falseまたは未設定ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS(環境変数)false結果そのセッションだけオフ
falseまたは未設定ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS(環境変数)未設定またはtrue結果通常どおりコネクタを取得

つまり、設定ファイルで恒常的に止めたうえで、特定のセッションだけ環境変数で元に戻すという運用はできません。逆に、設定ファイルには一切手を入れず、必要なセッションだけENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS=falseで一時的に止めることは可能です。CI実行やデバッグ用の1回限りの起動で、コネクタ経由の通信を確実に避けたいときに向いています。

この設定が効くのはどのセッションか — 面ごとの適用範囲

disableClaudeAiConnectorsENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS・managed MCP側のallowAllClaudeAiMcpsが制御できるのは、claude.aiコネクタが届く経路のうち1種類だけです。公式ドキュメントは、コネクタがセッションに届く経路をセッションの種類ごとに3通りに分けています。

セッションの種類コネクタの届き方何が制御するか
ターミナル・VS Code・JetBrains・Agent SDKコネクタの届き方Claude Codeが自分でclaude.aiから取得する何が制御するかdisableClaudeAiConnectors / ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS / managed MCP設定
クラウドセッションコネクタの届き方リモートホスト側が渡してくる何が制御するかclaude.ai組織設定 + セッションに届くallowedMcpServers/deniedMcpServers + 実行ホストのmanaged-mcp.json
デスクトップアプリのローカル/SSHセッションコネクタの届き方デスクトップアプリがプロセス内で直接組み込む何が制御するか組織のコネクタツール制御のblocked設定

この記事で扱っているdisableClaudeAiConnectorsENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERSは、表の1行目にしか効きません。クラウドセッションでコネクタを止めたいなら、セッションに届くallowedMcpServers/deniedMcpServers(サーバー管理設定経由が代表的)を使います。実行ホストにmanaged-mcp.jsonが置かれている場合、allowAllClaudeAiMcpsの設定に関係なく、クラウドセッションに渡されたコネクタはそこで落とされます。デスクトップアプリのローカル/SSHセッションでは、この2つの設定もMCP側の設定もそもそも届かず、ユーザー自身がclaude.ai側でコネクタを切断するか、組織がツール単位でblockedにするか、デスクトップアプリ自体を管理コンソールで無効にするしかありません。

コネクタを丸ごと止めるのとは別の軸として、組織はコネクタの個々のツールにask(呼び出しのたびに承認を要求)またはblocked(ツール自体を見せない)を設定できます。askはコネクタが接続されたまま特定の操作だけ確認を挟みたいとき、blockedはコネクタ自体は使わせつつ危険な書き込み系ツールだけ封じたいときに向きます。コネクタごと止めたいだけなら、この記事で扱う4つの手段の方がシンプルです。

そもそもコネクタが取得されない認証方法もある

disableClaudeAiConnectorsを設定していないのにコネクタが1つも取得されない場合、原因は認証方法にあることがあります。claude.aiコネクタが取得されるのは、有効な認証方法がclaude.aiのサブスクリプションログインのときだけです。ANTHROPIC_API_KEYANTHROPIC_AUTH_TOKENapiKeyHelperが有効な場合、Amazon BedrockのようなサードパーティのProviderを使っている場合、ANTHROPIC_PROFILEや連携用の環境変数でAnthropicプロファイルを使っている場合、claude setup-tokenで発行したCLAUDE_CODE_OAUTH_TOKENを使っている場合は、以前に/loginでclaude.aiアカウントにログインしていてもコネクタは読み込まれません。/statusで現在の認証方法を確認し、該当する環境変数やプロファイルを外して/loginでclaude.aiアカウントを選び直せば取得されるようになります。この条件に当てはまっているだけなら、disableClaudeAiConnectorsを触る必要はありません。認証方法は合っているのにコネクタが表示されない場合は、一時的なネットワーク不調でセッション開始時の取得に失敗している可能性もあります。Claude Codeはバックグラウンドで最大3回まで自動的に再試行するので、しばらく待てば表示されることがあります。それでも出てこないときはセッションを再起動すると、取得処理からやり直されます。

個別のコネクタだけ止めたいとき — deniedMcpServersと/mcpトグルの使い分け

disableClaudeAiConnectorsはすべてのclaude.aiコネクタを一括で止めます。1つか2つのコネクタだけ止めて残りは使い続けたい場合、選択肢は2つあります。

1つ目はdeniedMcpServersです。serverNameserverCommandserverUrlのいずれか1つのキーを持つオブジェクトの配列で、claude.aiコネクタは表示名で指定できます。

{
  "deniedMcpServers": [
    { "serverName": "claude.ai Slack" }
  ]
}

この方法はdisableClaudeAiConnectorsより対象が広く、プラグイン提供のサーバーや--mcp-configで渡したサーバー、managed-mcp.json由来のサーバーまで含め、名前・コマンド・URLのいずれかが一致すればすべてブロックします。ただし表示名はclaude.ai側の設定次第で変わることがあるため、リネームに強くしたいならserverUrlのパターン一致を優先する方が確実です。拒否リストはallowedMcpServersより常に優先されるので、許可リストで通していてもdeniedMcpServersに載せれば確実に止まります。設定ファイルに書くので、チームで共有したい制御はこちらに向きます。

2つ目は/mcpパネルでのトグル操作です。セッション内で/mcpを実行し、対象のコネクタを選んでオフに切り替えると、その選択は~/.claude.jsondisabledMcpServersという別のリストにプロジェクト単位で記録されます。設定ファイルを直接編集せずマウス操作だけで完結し、対象のプロジェクトを開いたときにだけ効くのが特徴です。ただしこの記録は個人の~/.claude.json(Global config)に残るため、チームメイトには共有されません。

ここで名前が紛らわしいキーが3つ出てきます。deniedMcpServers(settings.jsonに書く拒否リスト、この記事の主役)、disabledMcpServers(/mcpトグルが書き込む先で~/.claude.jsonのプロジェクト単位リスト)、そしてdisabledMcpjsonServers(プロジェクトの.mcp.jsonに定義されたサーバーの承認を拒否する別のキー)は、綴りが1文字違うだけの別物です。設定ファイルに恒久的に書いてチームと共有したいならdeniedMcpServers、自分のマシンでそのプロジェクトを開いたときだけ止めたいなら/mcpトグル、と覚えておくと取り違えを防げます。

組織全体でMCPサーバーの利用範囲そのものを設計したい場合は、Managed MCPで許可リスト・拒否リストを組織管理するで扱っているmanaged-mcp.jsonallowAllClaudeAiMcpsの組み合わせが向いています。あちらは固定のサーバーセットを配布する仕組みで、claude.aiコネクタを含めた例外の扱いまで管理者側で制御できます。disableClaudeAiConnectorsは通常の設定ファイルだけで完結する分、導入の手間は小さくなります。

使い分け早見表

手段置き場所効果の範囲単位
disableClaudeAiConnectors置き場所settings.json(user/project/local/managed)効果の範囲claude.aiコネクタ全体(Claude Code自身が取得する分のみ)単位一括・恒常
ENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS置き場所環境変数効果の範囲claude.aiコネクタ全体、そのセッションのみ単位一括・一時的
deniedMcpServers置き場所settings.json(全ファイル合流)効果の範囲名前・コマンド・URLが一致した個別サーバー(claude.aiコネクタも含む全MCPサーバー)単位個別・チーム共有可
/mcpトグル置き場所~/.claude.jsondisabledMcpServers(個人・プロジェクト単位)効果の範囲選んだコネクタ1件単位個別・個人限定

恒常的に全部止めるならdisableClaudeAiConnectors、一時的に全部止めるならENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS、チームで特定のコネクタだけ止めるならdeniedMcpServers、自分だけそのプロジェクトで止めたいなら/mcpトグル。この4つの軸で決めれば、目的から逆算して設定箇所を迷うことはなくなります。

まとめ

claude.aiコネクタを丸ごと止めたいならdisableClaudeAiConnectorsを該当する設定ファイルに書きます。1セッションだけ一時的に止めたいならENABLE_CLAUDEAI_MCP_SERVERS=falseです。どちらも「オフ」を指定した側が勝つ関係にあるため、両方を運用に混ぜても矛盾した結果にはなりません。ただしこの2つが効くのは、Claude Code自身がclaude.aiからコネクタを取得するセッション(ターミナル・VS Code・JetBrains・Agent SDK)だけで、クラウドセッションやデスクトップアプリには別の制御が必要です。特定のコネクタだけを止めたいなら、チーム共有にはdeniedMcpServers、自分のマシンだけなら/mcpトグルを使います。

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