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Claude Code v2.1.302 — auto modeの分類器モデルを選べ、forkが既定に

Claude Code v2.1.302 — auto modeの分類器モデルを選べ、forkが既定に

auto modeのクライアント側分類器が使うモデルを環境変数で選べます。forkサブエージェントは、claude -pやAgent SDK、デスクトップアプリ、VS Codeでも既定で有効になりました。

このリリースで何ができるようになるか

Claude Code v2.1.302は、主な追加が3件、主な変更が7件、修正が多数並ぶ更新です。使い方によって効き方が大きく分かれますが、日常の作業に近いのは次の3つです。

  • auto modeのクライアント側分類器が使うモデルを、環境変数 CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL で選べます
  • /config に Idle compaction の行が加わり、放置中の自動圧縮をそこから切り替えられます
  • forkサブエージェントが、claude -p・Agent SDK・デスクトップアプリ・VS Codeでも既定で有効になりました

変更の中では、forkの既定化に伴ってサブエージェントの前面・背面の扱いも動いています。CIやスクリプトから claude -p を呼んでいるチームは、確認しておく価値があります。

もう1つ、日付の付いた告知があります。/design-sync と /design-login に、単体のClaude Design(claude.ai/design)が2026年12月14日までに閉じるという通知が出るようになりました。

あなたの開発フローはどう変わるか

auto modeの分類器にコストや精度の注文をつけたいとき

auto modeは、別のモデル(分類器)が各操作を審査してから実行する仕組みです。審査の置き場所は2種類あります。サーバー側で審査する経路と、Claude Code自身が分類器のリクエストを送る経路です。

新しい CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL が効くのは、後者のクライアント側だけです。サーバー側のauto modeが使うモデルは変わりません。

export CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL=<モデル名>
claude --permission-mode auto

<モデル名> は例示用のプレースホルダです。更新履歴には、指定できる値の書式も既定値も載っていません。環境変数の一覧にも、この変数の行はまだありません。

既定の分類器については、モデル設定のページに「許可リストがSonnet 5を許すときはSonnet 5が既定」と書かれています。許可リストで外れていれば、セッションのモデルか、Fableセッションの場合はOpusが使われます。モデル設定のページにも、この変数との優先順位は書かれていません。

サーバー側の審査を止めて自前の分類器に寄せたいときは、CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=0 を使います。切り替えの詳細はサーバー側レビューを止める手順の記事にまとめています。つまり、モデルを選びたいなら「サーバー審査を止める」と「クライアント側のモデルを指定する」の2段で考える構成になります。

放置した長い会話を、手元の画面から制御したいとき

idle compaction(アイドル圧縮)は、席を外した長い会話をプロンプトキャッシュの失効直前に要約へ置き換える機能です。v2.1.299で入りました。

今回は、/config に Idle compaction の行が加わりました。設定ファイルの idleCompaction を書き換えなくても、画面上でオフにしたりオンに戻したりできます。圧縮が起きたあとの通知にも、止め方が添えられます。

しきい値を変えたい場合は、画面の行ではなく CLAUDE_CODE_IDLE_COMPACT_MIN_TOKENS の出番です。値の考え方はidle compactionの設定記事で扱っています。

claude -pやAgent SDKでサブエージェントを回しているとき

fork(subagent_type: "fork")は、会話の文脈を引き継いだサブエージェントを起こす仕組みです。これまでは対話型のターミナルだけが既定で有効でした。v2.1.302から、claude -p・Agent SDK・デスクトップアプリ・VS Codeも同じ既定になります。

オフに戻すには CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 です。claude mcp serve は、この変数にかかわらずforkを提供しません。

# 非対話実行でforkを使わない場合
CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 claude -p "テストを実行して失敗を要約して"

ここで注意が要るのは、サブエージェントの前面・背面の扱いも同時に変わる点です。

くらべる

サブエージェントの実行位置の変更

main会話から起こすもの

デスクトップアプリとVS Code

常にバックグラウンドで動きます。これまでのようにClaudeが前面・背面を選ぶことはなくなり、ターミナルと同じ動きに揃います。

claude -p・Agent SDK・デスクトップ・VS Code

サブエージェント自身のAgent呼び出し

既定でフォアグラウンドで動きます。結果を待ってから先へ進む動きになります。

サブエージェントのページには、「非対話モードとAgent SDKではforkが既定でoff」という記述が残っています。実際の挙動は更新履歴の記述どおりで、ドキュメントの更新が追いついていない状態です。既存の運用に影響が出るかは、claude -p でサブエージェントを使うスクリプトを1度流して確かめられます。

権限モードを指定せずに claude -p を使っているとき

もう1つ、claude -p とAgent SDKの既定が変わりました。権限モードを指定していないセッションが、第三者プロバイダーの上で、テレメトリがオフ、または新規インストールの状態にあると、default モードで始まります。--permission-mode auto を明示すれば、auto modeのままです。

CIで権限モードを書かずにauto modeへ頼っていた場合、上の条件に当たる環境では default モードから始まります。明示指定にしておけば、この変更の影響を受けません。

利用形態別に見る影響

利用形態forkmain会話のサブエージェントサブエージェント自身のAgent呼び出し
対話型ターミナルfork従来どおり既定onmain会話のサブエージェント従来どおりバックグラウンドサブエージェント自身のAgent呼び出し記載なし
claude -p・CIfork新たに既定onmain会話のサブエージェント記載なしサブエージェント自身のAgent呼び出し既定でフォアグラウンド
Agent SDKfork新たに既定onmain会話のサブエージェント記載なしサブエージェント自身のAgent呼び出し既定でフォアグラウンド
デスクトップアプリ・VS Codefork新たに既定onmain会話のサブエージェント常にバックグラウンド(Claudeが選ぶ方式をやめた)サブエージェント自身のAgent呼び出し既定でフォアグラウンド

主な変更点

追加

項目内容
CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL内容クライアント側のauto mode分類器が使うモデルを選ぶ。サーバー側には効かない
/config の Idle compaction内容放置中の自動圧縮のオン・オフ。圧縮後の通知に止め方も出る
/design-sync・/design-login の通知内容単体のClaude Designが2026年12月14日までに閉じることを知らせる

Claude Designの移行は移行手順の記事にまとめています。

変更

  • claude -p とAgent SDKは、権限モード未指定のとき、第三者プロバイダー・テレメトリオフ・新規インストールの条件で default モードから始まります
  • forkサブエージェントは、claude -p・Agent SDK・デスクトップアプリ・VS Codeで既定onになりました。CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 で止められます
  • デスクトップアプリとVS Codeは、メイン会話のサブエージェントを常にバックグラウンドで動かします
  • ← for agents のフッターヒントは、セッションを開いて10秒後に消えます。待っているエージェントの数は出続けます
  • Claude in Chromeの指示文の置き場所を、システムプロンプトの中で動かしました。新しい会話が共有プロンプトキャッシュから読めるようになります
  • promptフックとagentフックは、同じイベントで同時に走る数が最大12件になりました。残りは順番を待ちます
  • 組織のポリシーが /feedback を止めているとき、案内先が組織の管理者からGitHub issuesに変わりました

改善

  • プラグインを多く有効にしたときの起動が速くなりました。コマンドとエージェントのファイルを読むときのファイルシステム呼び出しが減り、Windowsで特に効きます
  • サーバー側分類器でのauto modeは、安全確認には長すぎる会話を圧縮するようになりました。以前は確認が必要な操作がすべて拒否されていました
  • 別のフォルダから開き直したバックグラウンドセッションにLLMゲートウェイが無いとき、「Not logged in」ではなく理由が出ます

修正(コアの動作)

症状直った内容
会話の圧縮中にターンを止める直った内容「Prompt is too long」エラーが出る問題を修正
途中でVertexやBedrockへ切り替える直った内容diagnostics: Extra inputs are not permitted でリクエストが失敗する問題を修正
Readツールで画像を開く直った内容サイズによらず全部をメモリに載せていたのを修正。128 MBを超える画像は拒否
ゲートウェイ経由のOpus 4・4.1直った内容anthropic/claude-opus-4-1 のような接頭辞付きで、/autocompact と /effort が別のモデルに保存される問題を修正
セッション途中で足したツール直った内容ToolSearchでの再読み込みや圧縮後にプロンプトキャッシュを外す問題を修正
claude plugin などのサブコマンド直った内容設定の書き込みが終わる前に終了し、変更が消えたり .tmp が残ったりする問題を修正

Readツールの画像に128 MBという上限が明示されたのが要点です。スクリーンショットや大きなPNGを貼る運用で、巨大ファイルが渡されたときにメモリが膨らむ事態を避けられます。

修正(プラットフォーム・プラグイン)

症状直った内容
gitの既定がreftable形式直った内容プラグインマーケットプレイスが更新のたびに再cloneされる問題と、新しく入れたgitプラグインのバージョンが「unknown」になる問題が解消
PowerShellツール直った内容プラグインの bin/ フォルダのコマンドを見つけられるように。何も見つけない検索(rg・grep・findstr・git grep)を Select-Object などへつないでもエラーにならない
git 2.56以降で、実在しないディレクトリを指す迷子の .git ファイルがある直った内容worktree分離が作成も再開もできる
Windowsで、exFATやFAT32のドライブにあるプロジェクト直った内容ファイル書き込みが拒否される、確認を求められる問題が解消。--plugin-dir で始めたセッションも含む
自己ホスト型ランナーで、reftable形式のチェックアウトを再利用直った内容git fetch が「bad object refs/heads」で失敗しなくなった

修正(MCP・テレメトリ・表示)

症状直った内容
プロトコルバージョン2026-07-28のMCPサーバーが resultType・ttlMs・cacheScope を返さない直った内容ツールが空になる、または全呼び出しが失敗する状態が解消
OpenTelemetryの tool_decision で、auto modeの分類器ブロックの多くに classifier_category が無い直った内容付くようになった。OTEL_LOGRECORD_ATTRIBUTE_COUNT_LIMIT が小さいとき、新属性が tool_use_id・tool_source・tool_parameters を押し出す問題も解消
使用クレジットでしか使えないモデルで、プロンプト提案がクレジットを消費する直った内容クレジット課金の返信のあとは提案を出さない
バッククォートで囲んだURLが折り返す直った内容端末が対応していればURL全体が1つのリンクになる(以前は1行目だけクリック可)
リンクの途中から始まる絵文字が1桁分広く折り返される直った内容質問のプレビューで隠れたり、表が一覧に変わったりしなくなった
エージェント一覧で長い一覧を下へ進む、セクションを畳む直った内容行が空白にならない
サインインしていない状態の claude remote-control --help直った内容使い方を出して終わる
デスクトップアプリのClaudeが、使えない場面でclaude.aiの設定や /mcp を案内する直った内容MCPサーバーの認可・再接続で、使えない案内を出さない
アーティファクトの公開で、空の編集リストを送る直った内容失敗しない。新しい版に拒否されたあとの再試行のしかたも正された
claude plugin details <name>@builtin で見つからない直った内容組み込みプラグインを表示しない claude plugin list ではなく /plugin を案内する
クラウドセッションで /design consent・/design revoke が失敗直った内容使えない /design-login ではなくclaude.ai/design/settingsを案内する
クラウドセッションが新しいプロセスで再開する直った内容コストと使用量がゼロから数え直されない

VS Code拡張

  • 閉じていないコードブロックを含むリストの後ろの文章が、ストリーミング中にプレーンテキストで出てから、あとでコードに変わっていました。これが直っています
  • パネルからのMCPサーバーのサインインで、サーバーURLにクエリ文字列があると壊れた認可ページが開いていました。正しく開きます
  • 到達できるブラウザが無いのに @browser のバナーが「Browser connected」と出ていました。出なくなりました

クラウドセッション・Remote Control・Claude Tag・Code Review

クラウド

クラウド側で直った6つの領域

  • ルーチン

    最後の実行が始まらなかった理由(組織の同時クラウドセッション数の上限など)が、ルーチンのページのバナーに出ます。失敗したスケジュール実行が1時間以上あとに最初から再実行され、同じレポートを2回投稿する重複も直りました。予期せず止まった実行は、「Completed」ではなく失敗として扱われます。

  • クラウドセッションの表示

    「Rewind to here」が最新以外のメッセージでも動き、PRステータスバーはマージ競合のあるPRを「ready」に戻さなくなりました。リポジトリの改名・移動後のdiff表示と、別端末から送ったメッセージの反映も直っています。自己ホスト型ランナーでの巻き戻しにはv2.1.246以降が要ります。

  • Remote Control

    コンピューターがオフラインになったあと、サブエージェントのペインが回り続けなくなりました。「Remote Controlが切断された」と表示されます。

  • Claude Tag(Slack)

    HEIC・SVG・TIFF・BMPの添付画像が、作業用ファイルとしてClaudeに届きます。コードブロック内のURLが山括弧で囲まれて壊れる問題と、リンク直後の太字・斜体の閉じ記号や全角句読点がリンクに混ざる問題も直りました。ダイレクトメッセージは、Slackの照会が1回止まっても捨てられず、まず再試行されます。Enterprise Gridでは、最後にClaudeを開いた接続済みワークスペースで動きます。

  • Claude Tagの管理設定とロール

    アクセスの設定が「Bundles」「Connectors」「Skills and plugins」「Channels」の4タブに整理されました。同じホストを共有するカスタムコネクタは、サーバーごとの別コネクタとして並びます。リポジトリ検索は接続済みGitHubアカウント100件まで、GitHub Appのインストールでは5,000件を超えるプライベートリポジトリまで届きます。ロールで制限している組織では、新しいチャンネル管理者もSlackのClaudeを使えるようになり、マネージャーロールがSlackのClaude Tagも許可します。

  • Code Review

    GitHubを接続しに離れても、管理設定に戻るとリポジトリの選択からセットアップが再開します。

forkの既定化は、サブエージェントの前提をどう動かすか

今回の変更のうち、挙動の前提を動かすのはforkの既定化です。指定しなくても変わる変更はいくつかありますが、利用形態をまたいで最も広く効くのはforkの既定化です。権限モードの既定変更は第三者プロバイダーなど条件付きで、forkは claude -p・Agent SDK・デスクトップ・VS Codeのすべてに及びます。

動きは3点に分かれます。

  1. forkはメインの会話を丸ごと引き継ぐので、claude -p でも文脈を渡し直す手間が減ります
  2. バックグラウンド実行が既定になる環境では、結果を待たずにメイン側が先へ進みます
  3. サブエージェント自身のAgent呼び出しだけは前面で動くため、入れ子の結果は待つ動きになります

並列設計の観点はforkの既定化と並列設計の記事が詳しく扱っています。スクリプトの出力にサブエージェントの結果が含まれる前提だった運用では、実行順が変わることがあります。CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 で止まるのはfork自体です。claude -p のメイン会話から呼ぶサブエージェントは、forkを止めればClaudeが前面・背面を選ぶ従来の動きに戻ります。一方、サブエージェント自身のAgent呼び出しが前面で動く新しい既定や、デスクトップアプリ・VS Codeの常時バックグラウンド実行が =0 で戻るかどうかは、更新履歴に書かれていません。出力順に依存するジョブは、変数を設定したうえで実際の出力で確かめる必要があります。

この版は、auto modeの面でも動きがありました。前の版で入ったOpenTelemetryの分類器判定の区別はv2.1.301の記事にあります。今回の classifier_category の欠落の修正は、その続きにあたります。分類器のモデルを選び、判定の内訳を計測で追えるところまで揃ってきた、という並びです。

まとめ

forkの既定化と、サブエージェントの前面・背面の変更は、claude -p やAgent SDKでサブエージェントを使うチームに直接効きます。出力順に依存するジョブがあれば、CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 でforkを止められます。前面・背面の動きまで戻るかは、手元の出力で確かめるのが確実です。

auto modeを細かく調整しているチームは、CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL が追加の手段になります。ただしクライアント側の分類器だけが対象で、書式と既定値は公開された資料にまだありません。

Claude Designの単体版を使っている場合は、遅くとも2026年12月14日までに閉じます。ほかの修正は、PowerShell・reftable・exFATのような該当環境にいる人以外には影響が小さい項目です。

関連ガイド

このバージョン単体の位置づけや前後の版とのつながりは、Claude Codeとは — できること・料金・使い方でまとめて確認できます。

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