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Claude CodeをWarpのAgent Modeに移すか、そのまま使うか

Claude CodeをWarpのAgent Modeに移すか、そのまま使うか

WarpにはClaude Codeを走らせ続ける道と、内蔵のAgent Modeに移る道があります。それぞれの設定と注意点、CLAUDE.mdとAGENTS.mdの扱いを比べます。

Warpを使っているなら、Claude Codeの扱いは2通りあります。ターミナルのWarpの中でClaude Codeを動かし続けるか、Warp内蔵のAgent Modeに置き換えるかです。Warpの移行ページは、この2経路を並べて案内しています。

Claude Codeを続けるなら、Warpがclaudeを自動で見つけて、入力エディターや通知、コードレビュー連携を足します。置き換えるなら、CLAUDE.mdの扱いと権限設定を見直す作業が要ります。この記事では、どちらの道でも手を動かす部分を順に見ます。

2経路は何が違うのか

Claude Codeはターミナルエミュレーターではなく、任意のターミナルの中で動くCLIエージェントです。Warpの移行ページはこの点を出発点に、2つの道を示しています。

くらべる

Warpでの2つの使い方

継続

Claude Codeを走らせ続ける

Warpのターミナルでclaudeを起動します。エージェント本体はClaude Codeのままで、Warpは周辺の操作を足します。

乗り換え

Agent Modeに切り替える

Warp内蔵のエージェントに置き換えます。ルールファイル、MCP、モデル、権限をWarp側で組み直します。

認証の扱いも分かれます。継続する場合、APIキーやAnthropicアカウントの認証はClaude Code自身が処理します。Warpは通信を中継も改変もしません。

Claude Codeを走らせ続ける場合

新しいタブを開いてclaudeと打つだけで始まります。

claude

Warpはこれを検出し、TUIの上に次の機能を重ねます。

継続時

Warpが足す機能

  • リッチ入力エディター

    Ctrl+Gで開きます。複数行のプロンプトを書け、@でのファイル指定、音声入力、スラッシュコマンドが使えます。

  • 通知

    Claude Codeが入力を待つとき、アプリ内とデスクトップに通知が出ます。プラグインの導入が一度必要です。

  • インラインコードレビュー

    WarpのCode Reviewパネルから、レビューコメントをそのままエージェントに送れます。

  • 縦タブとTab Configs

    複数のセッションを状態表示つきで追えます。レイアウトを保存して開き直すこともできます。

  • Remote Control

    実行中のセッションを公開し、別の端末から見守ったり操作したりできます。

通知プラグインを手で入れる

通知にはプラグインが要ります。Claude Codeを通知なしで起動するたびに、Warpが導入用のチップを出します。クリックすれば自動で入ります。出ないとき、または失敗したときは手動で入れます。Warpのdocsによると、プラグインはjqを必要とします。

claude plugin marketplace add warpdotdev/claude-code-warp
claude plugin install warp@claude-code-warp

Claude Codeの中から入れる場合は、/plugin marketplace add warpdotdev/claude-code-warpと/plugin install warp@claude-code-warpです。導入後は再起動するか、/reload-pluginsで有効にします。SSHやリモート機で動かしているときは、手順を書いたバナーがターミナルに出ます。

つまずきやすい3点

Warpの移行ページが挙げる注意は、次の3つです。

  1. terminalモードで動かす。Agent Modeの入力欄ではなく、通常のターミナルモードでclaudeを起動します。間違えてAgent Modeに入ったときは、macOSでは⌘+I、LinuxとWindowsではCtrl+Iで切り替えます。
  2. 改行はShift+Enter。これが改行にならず送信になるときは、terminalモードであることと、Warpが新しい版であることを確かめます。
  3. 再起動でセッションは終わる。Warpのセッション復元はタブとペインを戻しますが、実行中のCLIプロセスは戻りません。Warpを閉じるとClaude Codeの会話も終わります。

3つ目の対処はClaude Code側にあります。Warpを開き直したら、直近の会話を戻せます。

claude --continue   # このディレクトリの直近の会話を読み込む
claude --resume     # 一覧から会話を選ぶ

--continueは、現在のディレクトリで直近の会話を読み込むフラグです。再開で入力できなくなる症状は、別の記事で原因を分けています。Claude Codeのresumeで入力できない問題を参照してください。Warpの上で出る表示まわりの報告はWarpターミナルで出る不具合にまとめています。

Warpの会話一覧には出ない

継続して使うときの見落としがひとつあります。Claude Codeのセッションは、WarpのConversation PanelにもAgent Management Panelにも並びません。そこに載るのはWarp Agentの会話とクラウド実行だけで、Claude Codeは縦タブの状態表示で追います。

Agent Modeに移す場合

切り替えは次の3手です。

手順

Agent Modeを使い始める手順

  1. 1

    新しいタブを開く

    Claude Codeを起動していない、素のターミナルモードのタブを使います。

  2. 2

    Agent Modeへ切り替える

    macOSでは⌘+Enter、LinuxとWindowsではCtrl+Shift+Enterです。

  3. 3

    自然言語で頼む

    コードベースの読み取り、コマンド実行、ファイル編集は、Claude Codeと同じ流れで進みます。

CLAUDE.mdはAGENTS.mdに寄せる

Warpは、リポジトリ直下のAGENTS.md(またはWARP.md)をプロジェクトのルールとして読みます。Claude CodeのCLAUDE.mdに当たるものです。Agent Modeで/initを実行すると雛形が作られます。既存の規約があるなら、ファイル名を変えるだけで足ります。

ここで、Claude Code側の仕様を押さえておくと二重管理を避けられます。Claude Codeはv2.1.277以降、AGENTS.mdをプロジェクト指示として直接読みます。ただし条件があります。作業ディレクトリかその上位にCLAUDE.mdやCLAUDE.local.mdが無いときだけ読み、両方あればCLAUDE.mdだけが使われます。

そのため、WarpとClaude Codeの両方で同じ規約を使いたいなら、AGENTS.mdを本体にしてCLAUDE.mdから取り込む形が安全です。

@AGENTS.md
 
## Claude Code
 
`src/billing/`以下の変更は、先にplan modeで方針を確認する。

これは、Claude Codeのdocsが共有の例として示す形に沿っています。CLAUDE.mdを持たずにAGENTS.mdだけを置く構成でも動きます。ただし後からCLAUDE.local.mdを足すと、AGENTS.mdが読まれなくなります。個人用の追記を足す前に、この条件を覚えておくと原因を探さずに済みます。CLAUDE.mdの中身を整える手順は、claude-md-managementプラグインで監査・更新する手順が扱っています。

引き継がれるもの、組み直すもの

移行ページによると、Warpのエージェントは次の情報源から文脈を取ります。

  • Codebase Context: ディレクトリを開くと、Git管理下のファイルをインデックスします
  • Rules: AGENTS.mdとWARP.mdは自動で拾われ、ほかのルールはWarp Driveに置きます
  • Warp Drive: 保存したノートブック、ワークフロー、環境変数
  • MCPサーバー: 設定したものを外部ツールとして使えます

組み直しが要るのは、MCPサーバー、モデル、権限の3つです。モデルは会話ごとに選び、Claude、GPT、Gemini、Autoから選べます。エージェントが自動実行してよい範囲は、agent profiles and permissionsの設定で決めます。Claude Codeのpermissionsに書いていた許可リストは、そのままでは移りません。権限の考え方がツールごとにどう違うかは、AIコーディングエージェントの権限モデル比較が参考になります。

対応表

移行ページの表を、Claude Codeの機能を起点に整理し直します。

Claude Codeの機能Warpでの対応
CLAUDE.mdWarpでの対応プロジェクト直下のAGENTS.mdまたはWARP.md
スラッシュコマンドWarpでの対応Warp独自のスラッシュコマンド。自作はWarp Driveのプロンプトに保存
ツール定義Warpでの対応MCP
Skills(.claude/skills/)Warpでの対応Skills。.claude/skills/はそのまま検出される
サブエージェント(.claude/agents/)Warpでの対応マルチエージェントのオーケストレーション。名前付きの常設設定はfactory agents
会話の再開Warpでの対応タブごとに会話が保持される。Tab Configsでレイアウトを再現

Skillsだけは移行の手間がありません。.claude/skills/をWarpがそのまま見つけるためです。一方で、.claude/agents/に置いたサブエージェントは同じ形では移りません。サブエージェントを多用している構成では、ここで組み直しが必要になります。Claude Code側のサブエージェントの設計はサブエージェントのモデル配分設計で扱っています。

どちらを選ぶかの目安

Warpのdocsは、どちらが優れているとは書いていません。目安を決める材料は、docsに書かれた違いです。

状況向く道
.claude/agents/のサブエージェントを使い込んでいる向く道Claude Codeを続ける
Claude以外のモデルを会話ごとに切り替えたい向く道Agent Mode
複数のエージェントをタブで並列に動かし、一覧で管理したい向く道Agent Mode(Agent Management Panelに並ぶ)
端末のコマンド履歴や環境変数をそのまま文脈にしたい向く道Agent Mode
生成された差分をWarpのCode Reviewで見たい向く道どちらでも可
席を離れた間にスマホから見守りたい向く道どちらでも可(Remote Control)

Agent Modeは、端末セッションの状態を貼り付けなしで把握し、複数の会話を並列に走らせ、差分をCode Reviewパネルに開きます。長時間やスケジュール実行の作業は、Automation Platformに回せます。Claude Codeを続けても、Code Reviewからのコメント送信やRemote Controlは使えます。表の判断が分かれるのは、モデルの選択肢、並列管理、既存設定の資産の3点です。

乗り換えを決めきれないときは、片方を捨てずに試す手もあります。AGENTS.mdを共有しておけば、同じリポジトリでタブごとに使い分けられます。ほかのツールの実行環境との違いを知りたいときは、Copilot agent modeとの比較も参考になります。

切り替える前に確かめたいこと

  • CLAUDE.mdだけでなく、CLAUDE.local.mdの有無を調べる。あると、Claude Code側でAGENTS.mdが読まれない
  • MCPサーバーの設定をWarp側に再登録する
  • 権限の自動実行範囲を、Warpのagent profilesで決め直す
  • サブエージェントを使っているなら、Warpで同じ動きになるか、小さな作業で試す
  • Warpを再起動する習慣があるなら、claude --continueを手順に入れておく

まとめ

WarpでのClaude Codeには、「続ける」と「置き換える」の2通りがあります。続けるなら、設定の負担は通知プラグインとterminalモードの確認だけで済みます。置き換えるなら、ルールファイルをAGENTS.mdに寄せ、MCPと権限を組み直します。サブエージェントの資産が重いほど、続ける側の価値が残ります。迷うなら、AGENTS.mdを共有する構成にして、両方を同じリポジトリで試せる状態から始められます。

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