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Claude Desktop Windows版のインストールと初期設定

Claude Desktop Windows版のインストールと初期設定

Claude DesktopをWindowsで使う手順を、インストールからGit依存関係、WSL2セッション、権限まわりのつまずきまで一本にまとめます。

Claude Desktop Windowsは、WindowsのネイティブアプリとしてChat・Cowork・Codeの3タブを提供します。3タブの役割とmacOS版との共通仕様はClaude Desktopとはで扱っており、本稿はWindows固有の論点に絞ります。Codeタブの初回起動にはGit for Windowsの導入が必須で、環境変数の扱いやWSL2セッションの有無もWindowsならではの確認事項です。

Claude Desktop Windows版で押さえる前提

Claude Desktop Windows版とは、x64・ARM64それぞれ専用のインストーラーで配布されるデスクトップアプリです。x64向けは標準のセットアップファイル、ARM64向けは別リンクのインストーラーを使うため、プロセッサの種類を確認してからダウンロードします。

Windows全体の必須要件は次の2点です。1つ目はGitで、Codeタブでローカルセッションを開始するにはGitのインストールが前提になります。2つ目はネットワーク到達性です。anthropic.comclaude.aiclaude.comclaude.appとそのサブドメイン、*.claudeusercontent.com*.claudemcpcontent.comへのHTTPS通信(ポート443)が、ファイアウォールで許可されている必要があります。社内プロキシ環境では、この一覧を先にネットワーク管理者へ共有しておくと導入がスムーズです。

インストールからCodeタブを開くまでの手順

まずclaude.comのダウンロードページからインストーラーを取得し、実行してアプリを導入します。起動したらClaudeのアカウントでサインインし、ウィンドウ上部のCodeタブをクリックします。

ここでGitが未導入だと「Gitが必要です」という表示が出ます。Git for Windowsをインストールし、アプリを再起動すると先に進めます。Codeタブが起動できるかどうかは、この1点で決まると言っても差し支えありません。リポジトリにGit LFSが必要な場合は、追加でGit LFSの配布サイトからインストーラーを取得し、git lfs installを実行してから再起動します。

Codeタブが開いたら、セッション開始時にEnvironment(Local・Cloud・SSH・WSLのいずれか)・プロジェクトフォルダ・モデル・権限モードを指定します。Windowsでは環境変数の扱いに注意が必要です。デスクトップアプリはユーザー環境変数とシステム環境変数を引き継ぎますが、PowerShellのプロファイルは読み込みません。dev server用の変数を設定したいときは、環境ドロップダウンでLocalにカーソルを合わせ、歯車アイコンから開くローカル環境エディターで登録します。ここに保存した値は暗号化されて保存され、すべてのローカルセッションとプレビューサーバーに適用されます。

WSL2でセッションを実行する

リポジトリがWSL2ディストリビューションのファイルシステム内にある場合、Codeタブはそのディストリビューションの中でセッションを実行できます。Windows側からWSLのファイルにアクセスするとネットワークファイルシステム経由になり遅く、ファイル監視も壊れやすいため、プロジェクトの置き場所に合わせて実行環境を選ぶのが安全です。

WSL2セッションを使うための前提は3点です。

  • Windows 10か11でWSL2が有効になっていること
  • Ubuntuなどのディストリビューションが1つ以上インストール済みであること
  • ディストリビューション内にgitが入っていること

手順もシンプルです。セッション開始時の環境ピッカーに現れる「WSL」の区分からディストリビューションを選びます。ホームディレクトリを起点にプロジェクトフォルダを選択し、初回だけ表示されるワークスペース信頼のダイアログで許可すれば準備は完了です。

WSL2セッションでは並列セッション・サイドチャット・ビジュアル差分レビュー・ブランチとPRのステータス確認・Worktreeがすべて動作します。裏付けているのは、ディストリビューション内のGitとツールチェーンです。一方で、統合ターミナル・Connectors・プラグイン・セッションのフォーク・ファイルブラウザーペイン・@によるファイル候補は、WSL2セッションではまだ使えません。組織管理下のデバイスでは、管理者の設定によってWSL2セッション自体が使えないこともあります。

Windows特有の設定と権限モード

権限モードの選び方自体はmacOS版と同じですが、Bypass permissionsの有効化経路はプランによって異なります。Pro・Maxプランでは設定画面のトグルから、Team・Enterpriseプランでは組織ポリシーから制御します。管理者はpermissions.disableBypassPermissionsModedisableAutoModeをmanaged settingsに置くことで、ユーザー側からの上書きを防げます。

企業配布ではMSIXパッケージを使ったサイレントインストールが選べます。WindowsのグループポリシーではSOFTWARE\Policies\Claudeのレジストリキーを通じて、Code機能の有効・無効や自動更新の制御、デプロイURLの指定ができます。導入台数が多い組織では、個別インストールよりもこの経路の方が管理コストを抑えられます。

リモートのLinuxサーバーへ接続するSSHセッションも、Windowsから同じ環境ピッカーで扱えます。管理者はsshConfigsをmanaged settingsに登録できます。登録しておくと、チームメンバーの環境ドロップダウンに接続先が自動で表示され、ユーザー側は編集も削除もできない「管理対象」の接続として使わせられます。接続を許可するホストを絞りたい場合はsshHostAllowlistで解決後のホスト名をパターン指定し、空配列を設定すればSSHセッションそのものを無効化できます。

Amazon BedrockやGoogle CloudのAgent Platform、Microsoft Foundryを使っているチームは注意が必要です。Desktop単体では既定でAnthropic APIに接続します。これらのサードパーティ経由でCodeタブを動かすには、ゲートウェイ経由の接続設定が別途必要です。CLIならプロバイダーを直接指定できるため、サードパーティ環境が前提のプロジェクトではCLIとの併用も選択肢に入ります。

Windowsでよくあるつまずき

  • PATHが更新後のターミナルに反映されない: PATHの更新は新しく開いたターミナルセッションにしか効きません。既存のターミナルを閉じて開き直します。
  • 「別のインストールが進行中です」というエラーが出る: 実際には他のインストールが動いていなくても表示されることがあります。インストーラーを管理者として実行すると解消することが多いです。
  • MCPサーバーのトグルが反応しない、接続できない: 設定内容を確認したうえでアプリを再起動します。タスクマネージャーでサーバープロセスの起動を確認し、サーバー側のログにエラーが出ていないかも見ます。
  • Git LFSが必要ですと表示される: Git LFSの配布サイトからインストーラーを導入し、git lfs installを実行してからアプリを再起動します。
  • アプリが終了しない: Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、Claudeのプロセスを終了させます。

まとめ — Windowsでの導入チェックリスト

Windowsでの導入は、プロセッサに合ったインストーラー(x64かARM64)を実行し、Git for Windowsを入れてからCodeタブを開く、という流れが基本です。WSL2上にリポジトリがあるなら、環境ピッカーでWSLセッションを選びます。企業配布ではMSIXとレジストリポリシーが個別インストールの手間を省いてくれます。つまずいたときは、まずPATHとGitの状態を疑うのが近道です。

よくある質問

Claude Code CLIのWindowsインストールとは何が違いますか

CLIはPowerShellでirm https://claude.ai/install.ps1 | iexを実行するスクリプト導入で、ネイティブアプリのインストーラーは不要です。CLI単体の手順はClaude Code install完全ガイドで確認できます。Desktopアプリを使う場合は、本稿のGUIインストーラー経由の手順に従います。

ARM64版のWindowsでも使えますか

使えます。x64版とは別にARM64専用のインストーラーが用意されており、SurfaceなどARM搭載機でもネイティブに動作します。ただしCLIセッションをDesktopへ移す/desktopコマンドはx64 Windowsが対象で、ARM64版では使えません。

401や403のサインインエラーが出たらどうすればよいですか

アプリメニューからサインアウトし、再度サインインすると大半のケースで解消します。有効な有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)に加入しているかも確認します。

会社のプロキシ経由でも動きますか

動きます。HTTPS(ポート443)でanthropic.comclaude.aiclaude.comclaude.appとそのサブドメインへの到達性があれば通信できます。カスタム証明書局やmTLSを使う環境の詳細設定は、ネットワーク管理者と個別に調整します。

クラッシュしたときのログはどこで確認できますか

Windowsではイベントビューアーの「Windowsログ」→「Application」からクラッシュログを確認できます。サポートに問い合わせる際は、アプリのバージョン・OS・エラーメッセージと合わせてログの抜粋を添えます。

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