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Claude Jira連携の設定方法とできること

Claude Jira連携の設定方法とできること

ClaudeとJiraをつなぐと、課題の検索・作成・更新をチャットから任せられます。claude.aiでの接続手順とClaude Code側のプラグイン導入、両方の設定方法をまとめます。

Claude Jira連携とは — 何ができるか

ClaudeとJiraをつなぐと、課題(issue)の検索・作成・コメント・更新をチャットの中から任せられるようになります。接続を提供しているのはAtlassian自身で、同社のAIプラットフォーム「Rovo」のコネクタとしてClaudeのディレクトリに掲載されています。カテゴリはProductivityです。

対応範囲はClaude Web・Desktop・モバイルアプリ・Claude Code・APIの全プラットフォームです。しかも権限は読み取りと書き込みの両方に対応します。検索専用の連携ではなく、チケットの起票や更新までチャットから完結する点が、この連携の中心的な価値です。

公式の使用例として、次のような依頼がそのまま挙げられています。

「Q3 Planningプロジェクトで自分にアサインされ、まだIn Progressのままのissueを全部要約して」

「Engineering/Incidentsスペースに『Post-Mortem: Sprint 24』というConfluenceページを作って」

後者からもわかるとおり、この接続は1つの認証でJiraとConfluenceの両方に届きます。同じAtlassianサイトに対する1つの資格情報が、両方の製品をカバーする設計です。Confluence側の検索・ナレッジ活用に絞った使い方はClaude Confluence連携の記事で扱います。IT部門の問い合わせ管理をJiraではなくServiceNowで行っている場合は、Action Fabricを介したClaude ServiceNow連携の使い方が同じ役割を担います。

claude.aiでJiraを接続する手順

個人のclaude.aiアカウントでの接続は、他のConnectorsと同じ経路です。

  1. claude.aiで「Customize」→「Connectors」を開く
  2. 一覧から「Atlassian」(Rovo)を探し「Connect」をクリックする
  3. Atlassianのログイン画面に切り替わるので、Jiraを使っているアカウントでサインインする
  4. 要求される権限スコープを確認し、アクセスを許可する

認証方式はOAuth 2.1です。接続後にClaudeが触れる範囲は、サインインしたAtlassianアカウントがJira側で持つ権限を超えません。自分がコメントできないプロジェクトのissueには、Claudeを介しても書き込めません。

対象はAtlassian Cloud(*.atlassian.net形式のサイト)です。

Claude CodeでJiraにつなぐ2つの方法

Claude Codeでは、同じAtlassianのMCPサーバーに2通りの経路でつながります。目的によって選び方が変わります。

方法1: MCPサーバーを直接追加する

生のツールアクセスだけが必要なら、claude mcp addでリモートMCPサーバーを登録します。

claude mcp add --transport http atlassian https://mcp.atlassian.com/v1/mcp/authv2

初回利用時にブラウザが開き、Atlassianへのサインインと権限の許可を求められます。以後はトークンが保存され、再認証なしで使えます。

方法2: 公式プラグインを導入する

生のツールに加えて、あらかじめ用意されたワークフロー(スキル)もまとめて使いたいなら、公式プラグインを入れます。

claude plugin install atlassian@claude-plugins-official

claude-plugins-officialはAnthropicが管理する公式マーケットプレイスで、Claude Codeを対話的に一度でも起動していれば自動登録済みです。プラグインとして入れると、5つのスキルが/atlassian:で始まるスラッシュコマンドとして使えるようになります(会議メモからのチケット起票、仕様書からのバックログ変換、ステータスレポート生成、社内ナレッジ検索、issueのトリアージ)。ステータスレポート生成の具体的な使い方はJiraスプリントレポートの記事で扱います。

経路得られるもの向いている使い方
claude.ai Connector得られるものチャットから検索・作成・更新向いている使い方個人の日常的な問い合わせ・起票
claude mcp add(MCP直接)得られるもの生のJira/Confluenceツール呼び出し向いている使い方既存のワークフローに組み込みたい場合
claude plugin install(プラグイン)得られるものMCPツール+5つの定型スキル向いている使い方定型作業をスラッシュコマンドで即実行したい場合

claude.aiの接続とClaude Codeの接続は、内部的には同じAtlassianのMCPサーバーにつながりますが、認証はクライアントごとに独立しています。claude.aiで接続済みでも、Claude Codeでclaude mcp addを実行すれば改めてブラウザでのサインインが求められます。

Jiraでできること — 検索・作成・更新の具体例

操作できること
検索・要約できることプロジェクト・担当者・ステータスを条件に横断検索し、要約を返す
issue作成できることタイトル・説明・プロジェクトを指定して新規issueを起票する
複数issue一括作成できること開発タスクのリストからissueをまとめて起票する
コメント・更新できること既存issueにコメントを追加し、ステータスやフィールドを更新する

会議メモやSlackのやり取りをそのまま貼り付けて「ここからJiraチケットを起票して」と頼む使い方が、日常的な入り口になります。プラグイン導入済みなら/atlassian:capture-tasks-from-meeting-notesが同じ処理を1コマンドで済ませます。

権限まわりの注意点

接続したアカウントの権限がそのまま上限になる設計なので、閲覧権限しかないプロジェクトへは書き込めません。チーム共有ではなく個人の認証情報である点も、Notionなど他のConnectorと共通です。

Atlassian側のAPIトークンには最大1年の有効期限があります。これはClaude Tagのような組織向け接続で使うトークンの話で、個人のOAuth接続では通常は再認証を求められませんが、Atlassian側でパスワードやセッションを変更すると接続が切れる点は共通して起こり得ます。切れた場合は「Reconnect」から入り直せば復旧します。

なお同じAtlassianのMCPサーバーは、Jira・Confluenceに加えてJira Service Management・Bitbucket・Compassもカバーしています。ただし認証方式は製品によって異なり、Jira Service ManagementとBitbucketはAPIトークン認証のみ、Compassの一部機能はOAuth 2.1のみに限定されるとAtlassianの公式リポジトリに明記されています。今回扱うJira/Confluenceの基本操作はどちらの認証方式でも動きます。

チーム全体で使うならClaude Tagという選択肢

ここまでは個人のclaude.aiチャットとClaude Code CLIを前提にした接続です。Slackのチャンネルに常駐するClaude Tag経由でJiraにつなぐ場合は、設定の作り方が異なります。管理者がJira用の専用Atlassianアカウントを作ってAPIトークンを発行し、Access bundleという単位でチャンネルに配布します。個人のOAuth接続と違い、認証情報は特定の人物ではなくエージェントの識別子に紐づきます。

個人の接続とClaude Tag経由の接続は併用できます。自分の下調べは個人のConnectorで、チーム共通の起票・更新はClaude Tag側の接続で、と役割を分けて運用するチームもあります。

よくあるつまずき

  • 「権限がない」と言われる: 接続したAtlassianアカウント自身がそのプロジェクトを閲覧・編集できるか確認します。Claudeの側では権限を拡張できません
  • 接続したのに検索でヒットしない: 対象プロジェクトがサインインしたアカウントの可視範囲外になっているケースが多いです
  • Claude Codeで認証が求められ続ける: claude mcp add直後に一度だけブラウザでのサインインが必要です。ここを飛ばすと接続のたびに認証を促されます
  • 接続先がAtlassian Cloudかを確認する: 個人向けのOAuth接続の対象はAtlassian Cloud(*.atlassian.net形式のサイト)です
  • claude.aiとClaude Codeで別々に聞かれる: 両者の認証は独立しています。片方で接続してももう片方は自動的にはつながりません

まとめ

Claude Jira連携は、claude.aiの個人接続とClaude Code側のMCP追加・プラグイン導入という複数の入り口を持つ機能です。日常的な検索・起票が中心ならclaude.aiのConnectorで十分ですが、Claude Codeの開発フローに組み込みたいならclaude mcp addかプラグイン導入を選びます。claude mcp addの構文やスコープをさらに詳しく知りたい場合はClaude Code MCP設定ガイドも役立ちます。

よくある質問

無料プランでもJira連携を使えますか

使えます。Free・Pro・Maxいずれの個人ユーザーもConnectors自体は利用できますが、Freeプランはカスタムコネクタを1個までしか登録できません。TeamプランとEnterpriseプランでは、個人が使う前に組織側でConnectorsを有効化しておく必要があります。

JiraとConfluenceは別々に接続する必要がありますか

いいえ。Atlassianのコネクタは1つの認証で同じサイトのJiraとConfluenceの両方に届きます。個別に接続し直す必要はありません。

既存のJira権限を超えて操作させることはできますか

できません。Claudeが触れる範囲は、接続したAtlassianアカウントがJira側で持つ権限までです。

Jira Service ManagementやBitbucketも同じ接続で使えますか

同じAtlassianのMCPサーバーが対応していますが、認証方式が異なります。Jira Service ManagementとBitbucketはAPIトークン認証が必要で、個人のOAuth接続だけでは足りない場合があります。

Claude Tagとの違いは何ですか

個人のConnectorは自分のOAuthサインインに紐づき、チャットの中だけで使います。Claude Tagは組織の管理者がSlackチャンネル向けに作る接続で、認証情報も専用のAtlassianアカウントとAPIトークンです。対象と設定する人が異なります。

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