Claude monday.com連携の始め方 — 接続手順とできること
monday.comをClaudeにつなぐと、ボード検索やタスク更新を自然文で頼めます。有料プラン限定という制約と、monday.com側・Claude側それぞれで必要な許可を確認します。
Claude monday.com連携で何ができるか
Claude monday.com連携は、monday.comのボード・アイテム・更新情報をClaudeから自然文で操作できるようにするConnectorsの機能です。ボードの新規作成、ステータス変更、アップデートの投稿、進捗の可視化までを1つの会話の中で頼めます。
接続にはmonday.com側とClaude側の両方で許可を通す必要があり、片方だけでは動きません。この二重構造が、他のプリビルド統合(Gmail・GitHubなど)との一番の違いです。まずは前提条件と、つまずきやすいポイントを押さえてから手順に進みます。
接続前に確認しておくこと
Claude monday.com連携を使うには、Claude側とmonday.com側それぞれに条件があります。
Claude側の条件: Freeプランでは使えません。Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかの有料プランが必須です。Team・Enterpriseで組織として導入する場合は、オーナーが組織設定でConnectors自体を有効にしている必要があります。
monday.com側の条件: monday MCPアプリをmonday marketplaceからアカウントにインストールし、アカウントのオーナーまたは管理者が承認する必要があります。個人の判断だけでは接続できず、monday.com側の管理者権限を持つ人の許可が前提になります。
接続手順
個人アカウント(Pro・Max)、Team・Enterpriseいずれの場合も、大枠の流れは同じです。
- monday.comのアカウントで、monday marketplaceから「monday MCP」アプリをインストールする(Team・Enterpriseはオーナー・管理者の承認が必要)
- Claude(Web版・デスクトップ・モバイルのいずれか)でチャット画面下部の接続アイコンから「Add connectors」を開く
- Connectorsディレクトリで「monday.com」を検索して選択する
- monday.comのアカウントでサインインし、OAuth認可画面で要求される権限範囲を確認して許可する
- チャット画面でmonday.comのボードやタスクに触れる指示を出すと、Claudeが自動的にConnectorを呼び出す
OAuth認可の時点で、Claudeが触れる範囲はその接続をした本人がmonday.comで元々持っている権限までに制限されます。monday.comは「AIツールがアクセスできるのは、あなたのmonday.comアカウントの権限が許す範囲まで」「UIで操作するときと同じ制約が働く」と説明しています。他のConnectors全般に共通するこの権限の引き継ぎ方はClaude Connectorsとはでも扱っています。
Interactive connectorとして何が変わるか
monday.com連携は、Connectorsディレクトリ上で「Interactive」という区分に分類されています。この区分に入る連携は、チャットの中にサンドボックス化されたUIを描画できる方式で、通信はJSON-RPCで監査可能な形に限定されます。公式の説明でも「スマートなタスク割り当て」「進捗のインサイト付き可視化」が、単なるテキスト検索とは別の機能として挙げられています。
Interactive区分の連携は、追加の権限を要求しない代わりに、接続時に許可した範囲のデータだけを使ってUIを描画する設計です。組織側はこの描画機能だけを個別にオフにすることもでき、オフにしてもテキストベースでのボード検索・更新機能は動き続けます。決済や送金のような取り返しのつかない操作は、Interactive区分の連携では行えません。
Claude Code・APIから使うときの経路の違い
同じmonday.com連携は、Claude.aiだけでなくClaude CodeやAnthropic APIからも呼び出せます。ただし経路は1つではありません。Connectorsディレクトリ経由のOAuth接続とは別に、monday.comは開発者向けにNode.js製のMCPサーバーをnpm配布しており、Claude Desktopの設定ファイルに直接登録するローカル実行の経路も用意しています。この経路ではmonday.comのAPIトークンを直接指定します。
{
"mcpServers": {
"monday-api-mcp": {
"command": "npx",
"args": ["@mondaydotcomorg/monday-api-mcp", "-t", "YOUR_TOKEN"]
}
}
}この方法はNode.js v20以上とnpm v5.2.0以上が前提で、APIトークンをファイルに直接書き込む分だけ管理の手間が増えます。Claude Desktop側のMCP設定全般はClaude Desktop MCP設定ガイドにまとめています。
2つの経路は、向いている場面がはっきり分かれます。
| 経路 | 認証方式 | 向いている場面 | 管理の手間 |
|---|---|---|---|
| Connectorsディレクトリ(OAuth) | 認証方式monday.comアカウントでのOAuth認可 | 向いている場面Claude.ai・モバイル・Cowork含め普段使いしたい場合 | 管理の手間低い(APIトークンを手元で管理しない) |
| ローカルMCPサーバー(npx) | 認証方式APIトークンを設定ファイルに直接記載 | 向いている場面Claude Desktop・Claude Codeでの検証、他のMCPクライアントとの併用 | 管理の手間高い(トークンの保管・失効管理が必要) |
個人の検証や、他のMCPクライアント(Cursor・VS Codeなど)とmonday.comを併用したい場合を除けば、通常はOAuthベースのディレクトリ接続のほうが運用しやすい選択です。APIトークンを直接扱うローカル経路は、漏えいすれば失効させるまでアクセスが残る点も踏まえて選びます。
何を頼めるか — 指示例
接続後にどんな指示が通るかは、公式が挙げる例が具体的です。
- 「'Annual Kickoff Event'という新しいボードを作って、企画・運営に必要なタスクと列を追加して。最初のタスクは'会場と日程の確保'にして」
- 「アイテム'会場と日程の確保'のステータスを未着手から進行中に変更して」
- 「アイテム'会場と日程の確保'に更新を投稿して。'リージェントホテルの宴会場を確保しました'という内容で」
- 「チームの現在の稼働状況を見て、ケータリングのRFPタスクを誰に割り当てるべきか提案して」
ボードの新規作成からステータス変更、更新の投稿、担当者の提案まで、1回の会話の中で完結する点が実務での使い勝手を左右します。進捗の可視化やレポート作成に寄せた使い方はmonday.comの進捗をClaudeで可視化・報告するで具体例を扱っています。
よくあるつまずき
接続画面にmonday.comが出てこない
monday.com側でmonday MCPアプリのインストールが完了していないか、Team・EnterpriseでClaude側の組織管理者がConnectorsを有効にしていないことが原因です。どちらの設定が未完了か、管理者に確認します。
Freeプランで接続を試して失敗する
monday.com連携はPro以上の有料プランが前提です。Freeプランのアカウントでは、Connectorsディレクトリでmonday.comを選んでも接続が完了しません。
権限があるはずのボードにClaudeが触れない
monday MCPアプリの承認時に許可した権限範囲と、実際に触りたいボードのアクセス権が一致していない可能性があります。monday.com側でそのボードへの自分のアクセス権を先に確認します。
よくある質問
monday.comの無料プランでも接続できますか
確認できている制約はClaude側のプランです。Freeプランでは接続できず、Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかが必要になります。あわせてmonday.com側では、marketplaceからのmonday MCPアプリの導入とオーナー・管理者による承認が前提です。
複数のmonday.comアカウントを使い分けられますか
Connectorsの認証は1つのmonday.comアカウント単位です。複数のアカウントを使い分けたい場合は、いったん接続を切り替えてから、目的のアカウントで都度サインインし直します。
接続を解除したいときはどうすればいいですか
Claude側の「Customize」からConnectorsを開き、monday.comの接続を個別に切断できます。monday.com側でmonday MCPアプリ自体を削除すれば、アカウント単位でのアクセスも止まります。
まとめ
Claude monday.com連携は、monday.com側でのmonday MCPアプリ承認とClaude側のOAuth認可という2つの許可を経て有効になります。Freeプランでは使えず、Team・Enterpriseでは組織管理者による事前の有効化も必要です。ボード作成からステータス更新、担当者の提案まで自然文で頼める一方、権限はmonday.com上で自分が持つ範囲を超えません。接続がうまくいかないときは、monday.com側とClaude側のどちらの承認が抜けているかを先に切り分けると、原因をより早く絞り込みやすくなります。