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Claude Connectorsとは — 種類・一覧と追加方法

Claude Connectorsとは — 種類・一覧と追加方法

ConnectorsはMCPを基盤に外部サービスへ接続する仕組みです。標準搭載の一覧、ディレクトリでの探し方、個人でのカスタム追加手順をまとめます。

Claude Connectorsとは

Connectorsは、Claudeを外部のアプリやサービスにつなぎ、データを読み取ったり操作を実行したりできるようにする仕組みです。裏側はModel Context Protocol(MCP)というAnthropicが策定したオープン標準で動いています。

できることは大きく2つです。ひとつはツールと情報の提供で、ファイル検索・メール確認・課題の起票といった外部サービスの操作をClaudeが代行します。もうひとつはUI部品の表示で、対応するConnectorはグラフやフォームといった画面部品を会話の中に直接描画できます。

ClaudeがConnector経由でアクセスできる範囲は、利用者自身がその接続先サービスで持つ権限までです。自分がアクセスできないファイルやチャンネルには、Connectorを通しても届きません。

対応プラットフォームと種類

標準搭載のConnectorとディレクトリのConnectorは、Claudeの主要な製品すべてで使えます。

プラットフォーム対応状況
Claude.ai(Web)対応状況リモートMCPとMCP Appsに完全対応
Claude Desktop対応状況MCPとローカルのデスクトップ拡張に完全対応
Claude Mobile対応状況リモートMCPへのアクセスが可能
Claude Code対応状況リモートMCPへのアクセスとプラグインに対応
Cowork対応状況MCPとプラグインに完全対応

種類も1つではありません。柱は4つあります。Anthropic自身が保守するプリビルド統合、インターネット経由で動くリモートMCPサーバー、会話内にグラフや地図を描画するMCP Apps、そしてローカル実行用にパッケージ化したMCP Bundles(デスクトップ拡張)です。npmやPyPIで配布されるローカルMCPサーバーは、ディレクトリに直接は載らず、デスクトップ拡張かプラグインの形に変換してから配布する扱いになっています。MCPの仕組みそのものやClaude Codeでの使い方はMCP活用の実践ガイドで扱っています。

標準搭載のプリビルドConnector一覧

設定なしで認証するだけで使えるプリビルド統合は、次の5系統です。

系統得意なこと注意点
Google Drive得意なことドキュメントの分析・リサーチ注意点複数ファイルを追加すると文脈がまとまる
Gmail・Calendar得意なことメールの検索、予定を踏まえた回答注意点メールは検索のみで送信はできない
GitHub得意なことコードの理解、ドキュメント参照注意点リポジトリ単位・ファイル単位で追加できる
Slack得意なこと過去の議論やチームの文脈の検索注意点旧来のClaude in Slackアプリの導入が前提
Microsoft 365得意なことSharePoint・Outlook・Teamsの横断検索注意点職場・学校アカウントでの接続が必要

このほか1Passwordもプリビルド統合として個別のガイドが用意されています。Gmailは検索と下書き作成はできますが送信はできない、という制約は見落とされがちです。メールを実際に送るときは、必ず利用者自身がGmail側の操作に戻ります。Gmail連携の権限や操作範囲はClaude Gmail連携で下書き・返信・転送を任せる使い方で詳しく扱っています。

Connectorsディレクトリの探し方

自分の業務に合うConnectorをプリビルド統合だけで見つけられないときは、ディレクトリを開きます。ディレクトリはAnthropicと外部開発者が提供するMCPサーバーの一覧で、業種別に分類されています。区分の例はLife sciences and healthcare、Sales and marketing、Data、Productivity、Design、Financial servicesなどです。実際に開くとページ送り表示になっており、17ページ規模の分量になっています。

ディレクトリの各Connectorには、審査の度合いを示すラベルが付いています。

  • Verified(検証済み): Anthropicが品質と互換性をテストし、ソフトウェアディレクトリポリシーの要件を満たしたことを示すチェックマーク。ただしセキュリティ監査や性能保証を意味するものではなく、開発者側でツールの中身が後から変わる可能性は残ります
  • Community(コミュニティ): 外部開発者が作り、Anthropicは掲載前のスクリーニングのみ実施。深い審査は行っていないため、接続前に信頼できる開発者かどうかを自分で確認する必要があります
  • Custom(カスタム): 利用者自身が追加した接続で、Anthropicによる審査は入っていません

ラベルは掲載時点の審査の深さを示すだけで、接続後にConnectorが持つ機能や権限そのものを変えるものではありません。ディレクトリはあくまで検索・発見のためのカタログで、URLさえ分かればディレクトリ未掲載のMCPサーバーもカスタムConnectorとして追加できます。

カスタムConnector(リモートMCP)を個人で追加する手順

ディレクトリに無いサービスや、自社で立てたMCPサーバーは、カスタムConnectorとして個別に追加します。Pro・Maxプランの個人アカウントでの手順は次の通りです。

  1. claude.aiで「Customize」→「Connectors」を開く
  2. 「+」をクリックし「Add custom connector」を選ぶ
  3. リモートMCPサーバーのURLを入力する
  4. 必要であれば「Advanced settings」でOAuthのクライアントID・シークレットを指定する
  5. 「Add」をクリックして完了する

Freeプランはカスタムconnectorを1つまでしか追加できません。複数のカスタムConnectorを併用したい場合は、Pro以上のプランが前提になります。Team・Enterpriseプランでは、オーナーが組織設定からカスタムConnectorを追加し、メンバー側が個別に認証する流れになります。

Connectorsの権限はどう決まるか

Connector経由でClaudeが触れる範囲は、接続した本人がその外部サービスで持つ権限を超えません。自分が閲覧できないファイルや参加していないチャンネルには、Claudeを介してもアクセスできない設計です。

第三者が作ったConnectorを使うときは、認証時に要求される権限の範囲を必ず確認します。開発者はいつでも提供するツールを変更できるため、Verifiedのラベルが付いていても、接続後の挙動が変わっていないかを定期的に見直す価値があります。プロンプトインジェクションへの備えとしてClaude側にも保護機構はありますが、決済や送金のような取り返しのつかない操作を伴うConnectorほど、慎重な運用が求められます。

つまずきやすい点

ディレクトリ経由で追加したConnectorは、提供元の都合で挙動が変わることがあります。

サービス提供者がMCPサーバーのエンドポイントURLを変更することがあります。これは提供側の通常の運用変更ですが、利用者側では次のような見え方になります。すでに接続済みのConnectorは、それまでのエンドポイントのまま動き続けるため認証をやり直す必要はありません。ただし、ディレクトリ上の情報とはズレるため、「Customize > Connectors」の一覧では名前付きのディレクトリConnectorではなく「Custom」として表示されるようになります。この状態でディレクトリから同じConnectorをもう一度追加すると、古い接続と新しい接続が両方残ってしまいます。新しいエンドポイントに揃えたいときは、いったん削除してからディレクトリ側で改めて追加し、認証をやり直すのが確実です。

Teamプランでは、Connectorsを有効化する権限を持たないメンバーには「Connect」ではなく「Request」ボタンが表示されます。押すと組織の管理者に申請が送られ、ボタンは「Requested」に変わります。管理者側は組織設定の「Connectors」画面と通知の「Requests」タブの両方で申請を確認でき、そこから組織全体に有効化するか却下するかを選べます。申請した本人には、次にディレクトリを開いたときに結果が表示されます。

Connectorsディレクトリは、Claude.ai・Cowork・Desktop・Mobile・Claude Codeで共通の1つのカタログを参照しています。会話の内容に関連するタイミングで、ディレクトリ掲載のConnectorが会話中に提案されることもあります。この提案対象になるのはディレクトリに掲載されているConnectorだけで、掲載順は利用実績に基づくランキングで決まります。

組織でConnectorsを配るときに必要になる設定

Team・Enterpriseプランでは、個人利用にはない仕組みがいくつか加わります。誰がどのConnectorを使えるかはRBAC(役割ベースのアクセス制御)で管理し、Oktaと連携すれば組織単位で一括認可できます。さらにCoworkには、Connectorの操作を許可・自動実行・スキップのいずれで扱うかを決める3段階の承認モード(Manual・Auto・Skip)があります。これらの設定の詳細はClaude CoworkのConnectors一覧にまとめています。組織でConnectorsの利用範囲を管理する立場の人は、あわせて確認してください。

よくある質問

Freeプランでもプリビルド統合を使えますか

プリビルド統合の多くはPro・Max・Team・Enterpriseプランが前提です。Freeプランでは利用できるConnectorの範囲が限られるため、業務で複数のサービスをつなぎたい場合は有料プランへの切り替えが現実的な選択になります。

Slackを使うにはどんな準備が必要ですか

Slackコネクタを使う前に、以前から提供されている「Claude in Slack」アプリをワークスペースに導入しておく必要があります。導入済みでない場合は、先にそちらのセットアップから始めます。

VerifiedラベルがあればConnectorを信頼していいですか

Verifiedは品質と互換性についてAnthropicが審査したことを示すもので、セキュリティ監査や継続的な保証を意味しません。開発者はいつでもツールの中身を変えられるため、ラベルの有無にかかわらず、認証時に要求される権限は自分で確認する必要があります。

ローカルのMCPサーバー設定とConnectorsは同じものですか

別の仕組みです。Claude Desktopの設定ファイルで直接指定するローカルMCPサーバーと、本記事で扱うリモートMCPベースのConnectorsは経路が異なります。ローカル設定の書き方はClaude Desktop MCP設定ガイドにまとめています。

まとめ

Connectorsは、プリビルド統合・ディレクトリ・カスタムMCPという3つの入り口を持つ、MCPベースの外部接続の仕組みです。個人で使う分には、まずGoogle DriveやSlackといった標準搭載の統合を認証するだけで始められます。ディレクトリのVerified・Communityラベルは審査の深さを示すだけで安全性そのものの保証ではないため、権限の確認は接続のたびに自分で行う前提で運用します。組織でConnectorsの範囲を管理する必要が出てきたら、そこから先はCowork向けの承認モードや管理者設定の話になります。

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