Claude ProとMaxの違いを比較 — どっちを選ぶか料金・上限・Fableで判断
Claude ProとMaxの違いは、使える量とFable 5.1の扱いです。Proは月$20、Maxは月$100、Ultra(旧Max 20x)は月$200で、MaxとUltraだけに月$100〜$200のAPIクレジットが付きます。
Claude ProとMaxの違いは、機能の有無ではなく「どれだけ使えるか」です。月$20のProに対し、上位は月$100のMax(旧Max 5x)と月$200のUltra(旧Max 20x)の2段階です。Maxは5時間ごと・毎週ともにProの5倍の使用量で、Ultraは毎週Proの10倍の使用量に加えて、認証済みアカウントでは5時間の上限がありません。使えるモデルと機能はほぼ同じで、差が出るのは使用量、最上位モデルFable 5.1の扱い、MaxとUltraだけに付く月次のAPIクレジットです。改名と5時間制限の撤廃の経緯は、Max 20xからUltraへの改名にまとめています。
Claude ProとMaxの違いは使用量の倍率とFable 5.1
MaxとUltraは、Proと同じClaudeを、より多くの量で使うための個人向け上位プランです。3つのプランを並べたときの主な差は、次のとおりです。
Claude ProとMaxの違い
Pro
使用量が基準です(無料プランの5倍以上)。Fable 5.1は枠に含まれず、1通目から使用量クレジットで払います。APIクレジットは付きません。年払いを選べます。
Max(旧 Max 5x)
5時間ごと・毎週ともにProの5倍の使用量です。Fable 5.1は週次上限の50%まで追加料金なしで使えます。毎月$100分のAPIクレジットが付きます。月払いのみです。
Ultra(旧 Max 20x)
毎週Proの10倍の使用量で、認証済みアカウントには5時間の上限がありません(新しいアカウントは認証されるまで暫定の制限が残ります)。Fable専用の週次上限が別にあります。毎月$200分のAPIクレジットが付きます。月払いのみです。
Claude ProとMaxのどっちを選ぶか — 3つの問い
料金ページはProを「日常業務に」、Maxを「一日中Claudeと仕事をする方へ」と書き分けています。迷ったら、使う時間・Claude Codeの使い方・Fable 5.1の要否の順に確かめます。
ProとMaxのどっちを選ぶか
- QClaudeを使うのは日常業務の合間くらい?答えが一日中使う答えがはい
Maxが候補です。まずMaxで、5時間枠と週次上限の減り方を見ます。MaxからUltraへは契約中でも上げられます。
- QClaude Codeは短い作業にだけ使う?答えが長時間・並行で回す答えがはい
Max以上が候補です。並行セッションや長い自律実行を常に回し、5時間枠に何度も当たるなら、5時間の上限がないUltraも視野に入ります。
- QFable 5.1は、たまに試すくらい?答えが毎日使う答えがはい
Maxが候補です。Proでは、Fable 5.1の利用はすべて使用量クレジットの従量払いになります。
Proから始める
上限に当たったら、使用量クレジットで続けます。1か月の追加支払いがMaxとの差額$80を超えるかが、上げる目安です(後の節で計算します)。
Claude ProとMaxの料金 — 年払いと消費税
ProとMaxの料金差は、Pro→Maxで月$80、Max→Ultraでさらに月$100です。年払いの割引があるのはProだけで、MaxとUltraは月払いしか選べません。
Claude ProとMaxの月額(税抜の米ドル)
Pro
$20/月
年払いは$200一括(月あたり$17)
Max(旧 Max 5x)
$100/月
月払いのみ
Ultra(旧 Max 20x)
$200/月
月払いのみ
日本の消費税
10%
2026年4月1日から全プラン価格に加算
料金ページの金額は、税を含まない表示です。日本から契約すると、2026年4月1日以降の請求に消費税(JCT)10%が加わります。請求通貨は米ドルのままで、JCTの額だけが適格請求書に日本円で載ります。個人の利用では仕入税額控除を受けられず、10%の消費税はそのまま負担になります。
Pro・Maxともに、個人プランの割引価格は常設されていません。期間限定のプロモーションが出ることはありますが、サポートに頼んで割引やクーポンを出してもらうことはできません。Team・Enterpriseを含めた5プランの比較は別記事にあります。
Claude ProとMaxの上限の違い — Ultraだけ5時間枠がない
ProもMaxも、使用量は「月に◯通」という固定の回数で決まりません。会話の長さ、添付ファイル、モデル、effort(推論の深さ)の設定で、1回あたりの消費が変わります。枠は次の3つの仕組みで管理されます。
Claude ProとMaxの使用量を決める仕組み
5時間のセッション枠
5時間ごとにリセットされます。Pro・Max・無料プランに残る上限で、Maxの枠はProの5倍です。Ultraの認証済みアカウントには、この上限がありません。
週次上限
全モデルにかかる週単位の上限です。リセットの曜日と時刻はアカウントごとに固定で、使い始めた日や契約日では動きません。
Fableの週次上限(Max・Ultraのみ)
Fableモデルには、週次上限の内側にFableだけの上限(週次上限の50%)がもう1本かかります。50%に当たると、使用量クレジットで続けるか別のモデルへ切り替えます。
枠はアカウント全体で1つです。Web・デスクトップ・モバイル・Claude Codeでの利用は、すべて同じ枠から減ります。混雑の管理のために、月単位の上限やモデル・機能ごとの制限が別にかかることがある、という但し書きもヘルプにあります。
倍率の読み方では、次の点が誤解されがちです。
Ultraなら、使い放題になる?
- 後輩
Ultraは5時間の上限がなくなったと聞きました。ずっと使い続けられるんですか?
- 先輩
いや、なくなったのは5時間の上限だけだよ。週ごとの上限は残っていて、Ultraは毎週Proの10倍の使用量だ。Maxのほうは5時間の上限も残っていて、5時間ごと・毎週ともにProの5倍だ。
- 後輩
じゃあ、何通送れるかは決まっているんですか?
- 先輩
決まった通数は公表されていない。長い会話やeffortの高い設定ほど1通の消費が大きいから、同じプランでも余裕の感じ方はかなり違うよ。
Pro・Maxの5時間の上限は、2026年9月22日のOpus 5.5の発表に合わせて、Pro・Max・Team・シート制Enterpriseで引き上げられました。当時のMaxは5xと20xの2段階で、20xが現在のUltraです。同時に配られたのが、5時間枠か週次上限のどちらかを、その場で満額に戻す「リセット」です。上限に当たる前でも使えますが、一度使うと取り消せません。
落とし穴
スマホとClaude Codeからはリセットを使えない
リセットのボタン「Reset for free」は、WebかClaude Desktopの設定 > 使用状況(Settings > Usage)にしかありません。モバイルアプリと、ターミナルやIDEのClaude Codeには出ません。Webで使えば、枠を共有するモバイルとClaude Codeも満額に戻ります。使う前にダウングレードや解約をすると、リセットは消えます。
リセットは、請求済みの使用量クレジットを返金せず、残高も変えません。週次上限は、使ったあとも本来の曜日・時刻に戻ります。Proで枠が足りなくなりやすい使い方は、5時間枠と週次上限の仕組みを踏まえると見積もりやすくなります。
Claude ProとMaxで同じもの — Opus 5.5と主な機能
MaxやUltraへ上げても、新しく使えるようになるモデルはありません。現行モデルはFable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5の4つで、Opus・Sonnet・HaikuはProの時点で使えます。料金ページの比較表でも、Opus行は無料プランだけが「いいえ」で、Pro・Max・Ultraは同じ「はい」です。
MaxやUltraに上げても変わらないもの
- Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 5.5へのアクセス
- Claude Code・Claude in Chrome・Claude for Microsoft 365・プロジェクト・Research
- 現行モデルのコンテキストウィンドウ(チャットで最大100万トークン。モデルによって異なる)
- チャットとCoworkの統合(2026年9月16日から、ProとMaxに順次展開)
Claude Codeでは、この差のなさがさらにはっきりしました。v2.1.280以降、Pro・Max・Ultraとも既定モデルはOpus 5.5です。それより前は、Proの既定がSonnet 5、Maxの既定がOpus 5で分かれていました。
Opus 5.5の単価は入力$4 / 出力$20で、Opus 5より2割安くなりました。発表では、大半の作業でFable 5.1と同じ水準とされています。
Claude ProとMaxで一番違うのはFable 5.1の扱い
Fable 5.1は、Fable 5とともにすべての有料プランで使えます。違うのは、使った量がどこから引かれるかです。
Fable 5.1の扱い
Pro
Fableモデルはプランの使用量に含まれません。使用量クレジットを有効にして、標準のAPI料金で従量払いします。1通目から課金の対象です。
Max / Ultra
プランの標準部分として含まれ、MaxとUltraのどちらも週次上限の50%まで追加料金なしで使えます。ほかのモデルより枠の減りが速くなります。
「50%まで込み」は、週次上限に50%が上乗せされるという意味ではありません。Fableで使えるのは週次上限の半分までで、ほかのモデルの利用も同じ週次上限から引かれます。Fableに半分を使えば、他のモデルに残るのも半分です。
Proで払うときの単価は、APIの標準料金です。Fable 5.1は入力$10 / 出力$50(100万トークンあたり)で、Opus 5.5の2.5倍になります。週次上限の50%まで使えるプロモーションはFable 5だけが対象で、2026年7月19日23:59:59(太平洋時間)に終わりました。Fable 5.1は一度も対象になっていません。
Claude MaxとUltraだけに付くもの — APIクレジットと優先アクセス
料金ページの比較で、MaxとUltraにだけ付くものは2つです。
Claude MaxとUltraだけにあるもの
月次のAPIクレジット
Claude Platform向けに、Maxは月$100、Ultraは月$200のクレジットが付きます。自作のアプリやエージェントからClaude APIを呼ぶ費用に使えます。
高トラフィック時の優先アクセス
料金ページの比較表では、Proは「いいえ」、Max・Ultraは「はい」です。
優先アクセスは、公式ページ同士で書き方が割れたままです。料金表の「いいえ」とProヘルプの特典が食い違うので、Proに優先アクセスがあるとは言い切れません。Maxのヘルプが挙げるのは、新しいモデル・機能・製品への優先アクセスです。
APIクレジットは、Maxの月額を実質的に下げる材料になります。ただし、使える場面がかなり限られます。
Max付属のAPIクレジットで払えないもの
- ターミナル・IDE・デスクトップ・WebでのClaude Codeの対話利用
- Claude・Claude Code・Coworkで上限を超えたあとの使用量クレジット
- Amazon Bedrock・Google Cloud Vertex AI・Microsoft Foundry上のClaude
- 翌月への繰り越し(未使用分は請求サイクルの終わりに失効)
使えるのは、Messages APIとMessage Batches API、ConsoleのPlayground、Managed Agents、Agent SDKです。claude -pも、リンクしたConsole組織のAPIキーで動かす場合はAgent SDKの利用として払えます。Maxでは、クレジットを受け取れるのは7日間登録したあとです。リンクできるConsole組織は1つだけで、自分では付け替えられません。
Claude ProのままかMaxか — 損益分岐の目安
費用の出方は手ごとに違います。
上限に当たったときの4つの手
手元にリセットがあれば使う
前節のリセットです。有効期限は設定 > 使用状況に出ます。
待つ
5時間枠は5時間で戻ります。週次上限は、アカウントに割り当てられた曜日と時刻に戻ります。
使用量クレジットで続ける
標準のAPI料金の従量払いで、その場から続けられます。
Maxへ上げる
枠そのものを、MaxでProの5倍に、UltraでProの10倍(週あたり)にします。アップグレードはすぐに反映されます。
ProのままにするかMaxへ上げるかは、毎月の追加コストを変動費で払うか固定費で払うかの違いです。
ProのままとMaxへ上げた場合
Pro+使用量クレジット
月額は$20です。上限を超えた分だけ、標準のAPI料金で払います。超えない月は$20で終わりますが、使った月は上限なく増えます(月間支出上限で止められます)。
Max
月額は$100で固定です。5時間枠はProの5倍になり、Fable 5.1も週次上限の50%まで枠内です。使用量クレジットは、この枠を使い切ったときだけ動きます。
分かれ目は、Maxとの差額である月$80です。使用量クレジットの支払いが毎月$80を超えるなら、Maxのほうが安く、費用も読みやすくなります。上限に当たる回数では決められません。1回あたりの消費額が、会話の長さとモデルで大きく変わるからです。
この計算は、使用量バンドルで少し動きます。使用量クレジットをまとめ買いすると、$50分が$45、$250分が$200、$1,000分が$700になります。Pro・Maxの個人加入者は、割引価格で月$2,000相当まで買えます。$80分を標準料金で払う代わりに$250分の使用量バンドルを買うと、単価は2割下がります。ただし数か月分を先に払うことになります。
落とし穴
日本で買った使用量クレジットは6か月で失効する
使用量クレジットは多くの地域で失効しませんが、日本では2026年9月10日から、使用量クレジットが購入の6か月後に失効するようになりました。失効の7日前にメールが届き、期限は設定 > 使用状況で確かめられます。バンドルも使用量クレジットの事前購入なので、同じ扱いになると読めます。大きな額をまとめ買いするほど、使い切れるかが損得を左右します。
使用量クレジットの設定(上限・自動リロード・アラート)
設定 > 使用状況の「使用クレジット」セクションで「有効にする」を押し、支払い方法を登録します。月間の支出上限は「制限を調整」で決め、「無制限に設定」を選べば上限なしにもできます。残高がしきい値を下回ったときの自動リロードと、支出上限に近づいたときのアラートも設定できます。iOS・Androidのアプリ経由で契約した場合も、有効化と購入はWeb版のClaudeで行います。
Claude ProとMaxをClaude Codeで使うときの違い
Claude CodeはPro・Max・Ultraに含まれ、APIキーなしで契約中のプランの枠で動きます。日中にClaude Codeを回すと、夜にチャットで使うつもりだった枠が減っています。長い自律実行ほど、1回あたりの消費は大きくなります。
Claude Codeに限ると、ProとMaxには枠の倍率のほかに「ラップアップ」の差があります。応答の途中で5時間枠に当たったとき、進行中のステップを終えるまで少しだけ作業を続けられる仕組みです。
Claude Codeのラップアップの回数
Pro
週次の使用期間ごとに最大1回だけ適用されます。その時点で全量を使ったかどうかは関係ありません。
Max
5時間枠に当たるたびに、週次上限の範囲内で適用されます。認証済みのUltraは5時間の上限がないので対象外で、暫定の制限が残るUltraはMaxと同じ扱いです。
ラップアップ中の消費も、週次上限に数えられます。対象は進行中の応答だけで、上限に当たったあとに送る新しいメッセージには効きません。Claude Code v2.1.277以降が必要で、段階的に展開中のため、まだ届いていないアカウントもあります。APIキーやBedrock・Vertex AI経由で使う場合と、アプリのチャットには適用されません。
残りの枠は、セッションの中から/statusで見られます。Fable 5.1へは/model fableで切り替えます。
/status
/model fableFable 5.1の必要バージョンは、ページによって数字が違います。Claude Codeのモデル設定ドキュメントはv2.1.257以降、Fableのヘルプ記事は2.1.255以降と書いています。v2.1.257以降に上げておけば、どちらの条件も満たします。
Proのように使用量クレジットで払う場合、対話セッションでは課金の前に確認が出ます。Fableで続けるか既定のモデルへ戻すかを選べ、一度続けると以後は確認が出ません。非対話の-pモードとAgent SDKのアプリでは、確認なしで課金されます。スクリプトからFableを呼ぶなら、月間支出上限が歯止めになります。
落とし穴
ANTHROPIC_API_KEYが残っていると、プランの枠が使われない
環境変数ANTHROPIC_API_KEYが設定されていると、Claude CodeはPro・Max・Ultraのログインより、このAPIキーを優先して認証に使います。その場合の費用はプランの枠ではなく、APIの従量料金で請求されます。MaxやUltraへ上げても枠が減らないように見えるときは、この変数を確かめます。
Claude ProからMaxへの切り替えと返金
プランの変更は、設定 > お支払いの「サブスクリプションを管理」から行います。上げるときはすぐに反映され、下げるときは請求期間の終わりに反映されます。
| 変更 | 反映 | 料金の扱い |
|---|---|---|
| Pro(月払い)→ Max / Ultra | 反映すぐ | 料金の扱い旧プランの未使用期間を新プランに充当 |
| Pro(年払い)→ Max / Ultra | 反映すぐ | 料金の扱い残額が移行先の料金を超えれば、差額がアカウントのクレジットになる |
| Max → Ultra | 反映すぐ | 料金の扱い残り期間を日割りで請求。APIクレジットも日割り分がすぐ届く |
| Max / Ultra → Pro | 反映請求期間の終わり | 料金の扱いチャット・プロジェクト・ファイルは残る |
年払いの残額をクレジットにするには、Maxを買うときの請求先住所が以前の契約と同じである必要があります。住所が変わっているなら、Proを解約して期間の終わりを待ち、新しい住所でMaxに申し込みます。Google Play経由で上げると、新プランの料金が全額請求され、旧プランの未使用分は日数として加算されます。そのぶん更新日が数日後ろにずれます。
支払いは、消費者向け利用規約に定めがある場合や法律で必要な場合を除き、返金されません。欧州経済領域と英国では購入から14日以内なら、利用分を按分したうえで返金を受けられ、App Store経由の契約はAppleが返金を判断します。次の請求を止める解約は、更新日の24時間前までに手続きします。
まとめ
Maxの値打ちは、枠の倍率そのものより、Fable 5.1を枠内で回すか、APIクレジットを毎月使い切るかで決まります。5時間の上限そのものが作業の邪魔になっているなら、認証済みアカウントで上限がなくなるUltraが比較の対象です。どれにも当てはまらないなら、Proのまま使用量クレジットの1か月分の支払いを見て、$80を超えたときにMaxへ上げても遅くありません。
参照した一次ソース
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