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Claudeで名刺の写真から連絡先リストを作る手順

Claudeで名刺の写真から連絡先リストを作る手順

名刺の写真をClaudeに読み込ませ、会社名・氏名・連絡先を一覧化する手順です。異体字や表記揺れなど検算が必要な箇所も扱います。

Claudeで名刺を読み込むと何ができるか

たまった名刺を写真に撮ってClaudeに渡すと、会社名・部署・役職・氏名・電話番号・メールアドレスを読み取り、一覧の表にまとめてくれます。展示会や交流会のあとに名刺入れいっぱいの束を1件ずつ手入力する作業を、まとめて撮影して指示を出すだけの作業に置き換えられます。

エンジニアでなくても、営業職や総務担当者が定期的に名刺整理をする場面でそのまま使える手順です。読み取った結果はCSV形式で受け取れるので、そのままお使いの連絡先管理アプリや顧客リストへ取り込めます。ただし氏名の異体字や会社名の表記は誤読が起きやすい部分です。取り込む前の見直しは自分で行うという前提を先に押さえておきます。

始める前に確認しておくこと

画像の添付と解析は無料プランでも利用できます。対応する画像形式はJPEG・PNG・GIF・WebPの4種類です。

claude.aiのチャットに添付できる画像は1枚あたり10MBまで最大8000×8000ピクセルまでという制限があります。1回のメッセージに添付できる画像は最大20枚で、Claudeのサポート記事では1つのチャット全体でも20ファイルまでという上限が案内されています。名刺交換会のあとにまとめて数十枚たまっている場合は、この単位で送信やチャットを分ける前提で進めます。

名刺には氏名・電話番号・メールアドレスといった個人情報がそのまま写ります。個人向けプラン(Free・Pro・Max)では学習利用は既定オフの選択制で、利用者が明示的に同意しない限りモデルの学習には使われません。機密性の高い取引先の情報を扱う場合は、社内のデータ取り扱いルールを先に確認しておくと安心です。プランごとの既定や切り替え方法はClaudeを学習させない設定にまとめています。

展示会のように複数回に分けて名刺を持ち帰る機会が続く場合は、都度チャットを分けるよりもProjectsのナレッジとして蓄積していく方法もあります。ただしProjectsに保存するのは、読み取った名刺の情報をまとめた表(CSVやテキスト)であり、名刺の写真そのものではありません。Projectsのファイルはテキスト抽出だけが対象で(マルチモーダル対応のPDFを除く)、画像を置いても写真として解析はされないためです。イベントごとに読み取った表をProjectsへ足していけば、あとから「今月分を出して」と一言で取り出せます。1回限りの整理で終わらせず、継続的に名刺を整理する運用にしたい場合ほど、この蓄積型の使い方が向いています。Projectsに置くファイルはチャット添付とは上限の性質が別で、ファイル数そのものに上限はなく、1ファイルあたりのサイズ上限と、蓄積した内容の合計がコンテキストウィンドウに収まる範囲かどうかが基準になります。

ステップ1: 名刺をまとめて撮影する

平らな机の上に名刺を並べ、真上から影が落ちないように撮影します。光沢紙の名刺は照明の反射で文字が読み取りにくくなることがあるため、光源を斜めにずらすか、反射が写り込まない角度を探ってから撮ります。解像度は1000×1000ピクセル以上を目安にし、小さすぎたり不鮮明な写真は避けると読み取り精度が安定します。

1枚ずつ撮る方法と、複数枚を並べて1枚の写真に収める方法のどちらでも構いません。ただし1枚の写真に詰め込むほど、名刺同士の境目でClaudeが情報を取り違えやすくなるため、迷ったら1枚ずつ撮るのが確実です。裏面に日本語・英語併記や追加の連絡先が印刷されている名刺は、裏面も別の写真として撮影しておきます。

ステップ2: 抽出項目を指定して読み込ませる

添付した画像に対して、欲しい項目と出力形式を具体的に指定します。項目を先に決めておくと、名刺ごとに情報の粒度がばらつくのを防げます。

プロンプト例(複数枚の名刺をまとめて読み取る)
添付した名刺の画像それぞれについて、
以下の項目をMarkdownの表にまとめてください。
 
- 会社名
- 部署名
- 役職
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- 住所(記載があれば)
 
読み取れない項目は空欄のままにし、
推測で埋めずにそのまま報告してください。
自信が持てない氏名の漢字は、
候補となる字体を複数挙げてください。

「自信が持てない氏名の漢字は候補を複数挙げる」という一文が特に重要です。断定で1つの字体だけを返させると、誤読に気づかないまま連絡先として登録してしまうリスクが残ります。

ステップ3: CSVとして受け取り連絡先アプリに取り込む

読み取った表はそのままコピーしてスプレッドシートに貼り付けても使えますが、件数が多い場合は「この表をCSVファイルとして書き出してください」と依頼すると、ダウンロード可能なファイルとして生成されます。このコード実行・ファイル作成機能は個人プランで既定有効とされていますが、環境によっては「設定」の「Capabilities」からトグルを確認・有効化する必要がある場合もあるため、使えない場合はまず設定画面を確認してください。

CSVに書き出したあとは、列名を連絡先アプリのインポート形式(氏名・会社名・電話番号・メールアドレスなど)に合わせておくと、そのまま取り込めることが多くなります。列名の対応が分からない場合は、インポート先のアプリが求める列名をClaudeに伝えて、その形式に合わせてCSVを整形し直すよう依頼するとやり取りが1回で済みます。まとめて集計・分析まで進めたい名簿であれば、Claude CSV分析の使い方で集計とグラフ化の手順も扱っています。

デジタル名刺やテキストで受け取った連絡先も同じ流れで扱える

近年はQRコードやアプリ経由でやり取りするデジタル名刺も増えています。デジタル名刺の場合は撮影の工程がそもそも不要で、共有されたテキストやスクリーンショットをそのままチャットに貼り付ければ、写真の名刺と同じ表に統合できます。紙の名刺とデジタル名刺が混在する交流会でも、両方を同じ会話にまとめて渡せば、1つの表として突き合わせられます。プロフィール項目の並びがサービスごとに違っても、列名をそろえるよう一言添えれば表の体裁は統一できます。

縦型の名刺や箔押し・特殊フォントを使った凝ったデザインの名刺は、通常の横型・活字の名刺より誤読が起きやすくなります。縦書きの氏名や、背景に模様が重なったデザインは、文字と装飾の境目が判別しにくいためです。デザイン性の高い名刺を多く扱う業種では、読み取り結果の見直しにいつもより時間をかけておくと安心です。

見落としやすい誤読パターン

名刺の読み取りで実際につまずきやすいのは、次のような点です。

氏名の異体字: 「髙橋」の「髙」と「高橋」の「高」、「﨑」と「崎」のように、戸籍や名刺で使われる異体字は活字でも誤読されることがあります。氏名だけは元の名刺画像と目視で突き合わせてください。

会社名の表記揺れ: 「株式会社」が社名の前に付くか後ろに付くかは会社ごとに決まっており、Claudeが取り違えることがあります。取引先として正式に登録する場合は、この位置を必ず確認します。

部署名・役職の略称: 名刺に印字された部署名が略称の場合、正式名称と取り違えて展開されることがあります。正式な部署名が必要な場面では、会社の公式サイトなどで確認してから登録します。

同じ相手との重複登録: 過去に交換した名刺と同じ相手のものを、別の交流会でもう一度受け取ることがあります。表を作る前に「氏名とメールアドレスが同じ行は重複としてまとめてください」と一言添えておくと、連絡先アプリに同じ人物が何行も登録される事態を防げます。

日本語の帳票全般で読み取り精度を左右する要因の仕組みはClaude VisionでOCRした日本語PDFの精度をどう見極めるかで整理しています。裏面に手書きでメモが追記された名刺は、手書きメモの文字起こしをClaudeに任せる手順で扱っている撮影のコツもあわせて確認すると、誤読の見当がつけやすくなります。

よくあるつまずき

名刺が20枚を超える

始める前に確認した送信枚数の上限を超える束は、複数回に分けて送り、最後に結果の表を1つに統合するよう依頼します。

QRコードやロゴを文字と誤認する

QRコードや装飾的なロゴの近くに文字がある名刺では、まれにロゴの一部を文字として読み取ろうとすることがあります。読み取り結果に不自然な文字列があれば、その部分だけ元の名刺で確認します。

英語表記の名刺で役職名の訳が不自然になる

英語名刺の役職名(例: Senior Manager)を日本語の役職名に無理に置き換えようとすると不自然になることがあります。役職は原語のまま残すよう指示しておくと扱いやすくなります。

よくある質問

名前の読み仮名(ふりがな)まで取得できるか

名刺にふりがなが印字されていればそのまま読み取れますが、印字されていない氏名の読み方を正確に推測することはできません。読み方が必要な場面では、別途本人に確認してください。

英語の名刺にも対応しているか

対応しています。名刺内の文字が英語であっても、文字が鮮明であれば読み取り、日本語の項目名で表にまとめさせることもできます。

まとめ

Claudeに名刺の写真を読み込ませると、会社名・氏名・連絡先をまとめた表を短時間で作れます。撮影は反射を避けて真上から、1枚の写真に詰め込みすぎないのがコツです。氏名の異体字・会社名の表記揺れ・部署名の略称・同じ相手との重複登録という誤読パターンを軸に、取り込む前に必ず元の名刺と見比べてください。個人情報を扱う作業である以上、社内のデータ取り扱いルールとあわせて運用すると安心です。

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