Claude Code Desktopが起動しない・403エラーの対処法
Desktopアプリの403エラー・画面固まる・セッションが読み込めないといった症状別に、公式が挙げる原因と対処手順をまとめました。
Claude Code Desktopで「Error 403: Forbidden」が出る。起動しても画面が固まる。セッションが読み込めない。どれも症状ごとに原因も対処も別です。公式ドキュメントの手順を症状別にまとめました。
API呼び出し中に出るAPI Error: 500や529 Overloadedは、Desktop固有ではなくCLI・Web版と共通のランタイムエラーです。起動失敗・認証・MCPまわりの一般的なつまずきはClaude Codeでよくあるエラー10選にあります。ここでは、Desktopアプリ固有の症状だけを扱います。
Code tabでインライン数式($...$)だけ表示されない不具合はClaude Desktopでインライン数式(LaTeX)が表示されない原因と対処法に、400エラーが繰り返し再発する既知issueはClaude Code Desktopで400エラーが消えないときの対処法にあります。
まずバージョンを確認する
対処に入る前に、いま使っているDesktopアプリのバージョンを控えておきます。サポートへの問い合わせでも必要になります。
- macOS: メニューバーの「Claude」→「About Claude」
- Windows: 「Help」→「About」
バージョン番号をクリックするとクリップボードにコピーされます。
403エラー・認証エラーが出る
「403」は出る場所で原因がまったく違います。Codeタブに出るなら認証側、クラウドセッションの中で出るならネットワークポリシー側です。
同じ403でも、見るべき場所が違う
Codeタブの Error 403: Forbidden
サインイン状態か、有料サブスクリプションの有効性を疑います。下の手順を上から順に試します。
`x-deny-reason: host_not_allowed`
クラウドセッションやroutineの外向き通信が、環境のネットワークポリシーで止められています。サインインし直しても直りません。
後者はクライアント側のネットワーク問題ではなく、クラウド環境の許可リストで止められています。既定の「Default」環境は「Trusted」アクセスで、パッケージレジストリやクラウドプロバイダーAPIなど決まった許可リストの外のドメインを遮断します。
ドメインを許可する手順は次のとおりです。
host_not_allowedを解消する
- 1
環境の編集画面を開く
routineのフォーム、またはクラウドセッションを始める環境セレクターから、自分の環境を編集用に開きます。
- 2
Network accessを変える
「Edit environment」ダイアログで「Network access」を「Trusted」から「Custom」に変え、「Allowed domains」に遮断されたドメインを1行1ドメインで入れます。「Also include default list of common package managers」にチェックを入れると、既定リストも併用できます。制限を外したいときは「Full」を選びます。
- 3
Save changesを押す
次の実行から、更新した許可リストが使われます。
組織で共有されている環境は選択画面で読み取り専用になります。変更はOwnerが管理設定の「Cloud environments」ページで行います。ローカルのCLIセッションは、このポリシーの影響を受けません。
前者の対処は次の順です。
Codeタブで403が出たとき
- 1
サインアウトして入り直す
アプリメニューからサインアウトし、もう一度サインインします。公式がもっとも多く効く対処として挙げている手順です。
- 2
有料サブスクリプションを見る
Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれかが有効である必要があります。
- 3
アプリを完全終了する
CLIでは動くのにDesktopだけ動かないときの手順です。ウィンドウを閉じるだけでなく、アプリを終了してから開き直し、サインインし直します。
- 4
接続とプロキシーを見る
インターネット接続とプロキシー設定を確認します。
サインアウト・サインインで直らない認証エラーは、Desktop固有ではなくアカウント側にあることがあります。「Not logged in」と出る場合は「Not logged in」エラーの原因と対処法を見てください。OAuthトークンの失効は「OAuth token revoked」の対処が扱っています。サインアウトを確実に行いたいときはClaude Codeログアウトと認証情報の完全削除ガイドが役立ちます。
組織アカウントで解決しないときは、管理者側の設定が原因のこともあります。組織がサブスクリプションアクセスを無効化した場合の対処が参考になります。
起動時に画面が固まる・真っ白になる
アプリは開くのに画面が反応しない、または真っ白なままのときは、次の順で見ます。
- アプリを再起動します
- 保留中のアップデートを見ます。macOSとWindowsは起動時に自動更新され、Linuxは
apt経由で更新します - 管理されたネットワークでは、ファイアウォールがCDNホストを許可しているかを見ます
- Windowsではイベントビューアーの「Windows Logs → Application」でクラッシュログを見ます
自動更新が止まっている、または手動でチャネルを切り替えたい場合はClaude Codeアップデートの方法が参考になります。
ファイアウォールで許可するホスト
Desktopはアプリのコードとユーザーコンテンツを、Anthropicの配信ホストから読み込みます。公式はワイルドカード(*.anthropic.comなど)での許可を基本にしつつ、ワイルドカードの数を減らしたい場合の個別ホスト一覧も載せています。
anthropic.com
api.anthropic.com
a-api.anthropic.com
a-cdn.anthropic.com
s-cdn.anthropic.com
assets-proxy.anthropic.com
claude.ai
a.claude.ai
a-cdn.claude.ai
assets.claude.ai
downloads.claude.ai
*.livepreview.claude.ai
claude.com
platform.claude.com
*.livepreview.claude.app
*.claudeusercontent.com
*.claudemcpcontent.com一部のサブドメインは動的に生成されるため、一覧にもワイルドカードが残ります。通信はポート443のHTTPSが前提です。OTLP・LLMゲートウェイ・MCPサーバーでカスタムポートを使う場合は、そのポートも別に開けます。
組織でClaudeにIPアローリストをかけているときは、bridge.claudeusercontent.comの経路に注意が要ります。この宛先は、claude.aiやapi.anthropic.comと同じプロキシー出口を通す必要があります。出口のアドレスがアローリストに無いと、Claude in Chromeなどbridge経由の機能だけが止まり、アプリ本体は動き続けます。
アーティファクトの周辺ホストは任意です。Google Fontsのfonts.googleapis.comとfonts.gstatic.comを塞ぐと、書体がフォールバックになるだけです。React・チャート系ライブラリを読むcdnjs.cloudflare.comやcdn.jsdelivr.netなどを塞ぐと、ライブラリに依存する部分は動かず、代替表示もありません。塞ぐなら、通信を黙って捨てず即座に拒否します。
「Failed to load session」が出る
Failed to load sessionの原因は3つです。選んだフォルダーがすでに存在しない、リポジトリが必要とするGit LFSが入っていない、ファイルの権限がアクセスを妨げている。別のフォルダーを選び直すか、アプリを再起動して切り分けます。
ツールが見つからない・PATHが通らない
ClaudeがnpmやnodeなどのCLIコマンドを見つけられない場合は、まず通常のターミナルでそのツールが動くかを見ます。動くのにDesktopで見つからないなら、シェルプロファイルでPATHが設定されているかを見て、アプリを再起動します。
原因はDesktopが環境変数の一部しか引き継がない点にあります。OSで挙動が違います。
- macOS: DockやFinderから起動すると、
~/.zshrcや~/.bashrcを読み、PATHと決まったClaude Code用変数だけを取り込みます。個別にexportした他の変数は反映されません - Windows: ユーザー環境変数とシステム環境変数を引き継ぎますが、PowerShellのプロファイルは読みません
どちらでも、環境ドロップダウンの「Local」にカーソルを合わせて歯車アイコンを押すと、ローカル環境エディターが開きます。ここで保存した変数は暗号化されて手元に保存され、すべてのローカルセッションとプレビューサーバーに効きます。~/.claude/settings.jsonのenvキーに書く方法もありますが、こちらはClaudeのセッションにしか届かず、開発サーバーには届きません。
「Local」が選べない
環境ドロップダウンで「Local」がグレーアウトし、選べないことがあります。管理者がdisableDesktopLocalSessionsという管理設定でローカルセッションを止めている場合です。カーソルを合わせると、組織が無効にした旨のツールチップが出ます。
この場合、新規セッションは設定済みの最初のSSH接続が既定になります。SSHまたはクラウドの環境を選ぶか、IT部門に問い合わせます。
GitとGit LFSのエラー
「Git is required」が出る場面は2つあります。
Gitが要るセッション・要らないセッション
Windowsのバージョン1.49585.0より前
worktreeを使わないローカルセッションでもGitを求められていました。このプロンプトが出て、worktreeを使っていないなら、アプリを更新します。
「Git LFS is required by this repository but is not installed」と出たら、Git LFSを入れます。git lfs installを実行し、アプリを再起動します。
git lfs installアプリが終了しない
- macOS:
Cmd+Qで終了します。反応しない場合はCmd+Option+EscでForce Quitを開き、Claudeを選んで強制終了します - Windows:
Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、Claudeプロセスを終了します
403対処の「アプリを完全終了してから再サインイン」は、この手順とセットで使います。
Windows固有の問題
- MCPサーバーのトグルが反応しない・接続に失敗する: 設定でサーバーが正しく構成されているかを見て、アプリを再起動します。そのうえでタスクマネージャーでサーバープロセスが動いているかと、サーバーのログの接続エラーを見ます
- インストール後にPATHが更新されない: 新しいターミナルウィンドウを開きます。PATHの更新は、新しく開いたターミナルセッションにしか反映されません
- 「別のインストールが進行中」と出るが実際には無い: インストーラーを管理者として実行し直します
「Branch doesn't exist yet」がCLIで出る
クラウドセッションは、手元のマシンにまだ無いブランチを作ることがあります。セッションツールバーのブランチ名をクリックしてコピーし、ローカルで取得します。
git fetch origin <branch-name>
git checkout <branch-name>それでも直らないとき
アプリのメニューから「Help → Get Support」を開くか、サポートセンター(support.claude.com)に問い合わせます。標準のclaude CLIでも同じ問題が再現する場合は、GitHub Issuesで既存の報告を検索するか、新規に起票します。
報告には、Desktopアプリのバージョン・OS・エラーメッセージの正確な文言・関連ログを添えます。ログはmacOSならConsole.app、WindowsならイベントビューアーのWindows Logs → Applicationで見られます。ログの抜粋を公開のIssueに貼る前に、ファイルパスなど環境の詳細が含まれていないかを見直してください。
まとめ
エラーが出た場所で、まず認証側かネットワーク側かを分けます。403もクラウドセッションの中なら認証ではなく許可ドメインの問題です。次に、標準のclaude CLIでも同じ症状が出るかを試すと、Desktop固有の問題かどうかを切り分けられます。