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Usage credits requiredが出る原因と対処 — 1Mコンテキスト以外のケース

Usage credits requiredが出る原因と対処 — 1Mコンテキスト以外のケース

サブスクが有効なのにClaude Codeが使用量クレジットを求めてくる原因を、Fableの同意プロンプト・環境変数・支出上限の3パターンに分けて対処します。

Pro・Maxが有効なはずなのに、Claude Codeが使用量クレジットを要求してくることがあります。原因は主に3つあり、どれも上限を使い切ったこととは無関係です。

Fable 5 now uses usage credits · the prompt to confirm went unanswered — nothing was sent · answer it where this session is running, or /model to change

1Mコンテキストのケースはここでは扱わない

Usage credits required for 1M contextというメッセージは、/model[1m]付きのモデルを選んだときに出る別種のエラーです。原因も対処もこの記事の内容とは分かれるので、該当する場合はUsage credits required for 1M contextの意味と対処を先に確認してください。ここで扱うのは、1Mコンテキストを選んでいないのに使用量クレジットが絡んでくる3つのケースです。

公式のエラーリファレンスも、上限のように見えるメッセージを性質ごとに分けています。サーバー側の一時的なスロットルはプランの枠と無関係、1Mの資格チェックは枠の消費ではなく権限の有無、そしてこれから説明する同意プロンプトの無回答は枠を使い切ったかどうかとはまた別の話です。見た目が似ていても、原因が違えば対処も変わります。

Fableの利用同意プロンプトが無回答で閉じた場合

サブスクリプションのプランと座席によっては、Fableの利用が使用量クレジット経由で課金される設定になっています。この設定が有効なアカウントでは、Claude CodeはFableへリクエストを送る前に同意プロンプトを一度だけ表示します。ここで「クレジットを使って続ける」を選べば、以降は同じセッション中に再確認しません。

問題が起きるのは、この同意プロンプトに誰も答えられない状況です。Remote Controlを接続したセッション、background sessionagent teamのチームメイトセッションでは、プロンプトを表示できるのはセッション自身の対話ビュー(実行中のターミナル、またはbackground sessionならagents viewにアタッチした画面)だけです。Remote Controlのクライアント側には表示されません。

無回答のままdialogExpiryの期限(既定5分)を過ぎるか、誰も入力しないうちに新しいプロンプトが届くと、Claude Codeはリクエストを送らずにターンを終えます。表示されるメッセージは次のいずれかです。

Fable limit reached · continuing on Fable 5.1 uses usage credits, and the prompt to confirm went unanswered — nothing was sent · answer it where this session is running, or /model to change
Fable 5.1 now uses usage credits · the prompt to confirm went unanswered — nothing was sent · answer it where this session is running, or /model to change

Fable 5のセッションでは、それぞれcontinuing on Fable 5Fable 5 now uses usage creditsという表記になります。実行中のターミナルで何か入力すれば期限はキャンセルされ、Claude Codeは回答を待ち続けます。ただしbackground sessionのアタッチ画面では入力してもキャンセルされず、新しいプロンプトが届けば同意プロンプトはそのまま閉じます。

対処は状況によって変わります。

  • セッションが動いているターミナルで、もう一度プロンプトを送って再表示された同意プロンプトに答える。background sessionならagents viewからアタッチしてから答える
  • Remote Controlのクライアントから送り直しても、クライアント側には表示できないため同じメッセージが繰り返される
  • 使用量クレジットを使わないモデルに/modelで切り替える
  • 対応するまでの猶予を延ばしたい場合は、dialogExpiry"10m""never"に設定する(既定は"5m"。1セッション限りなら環境変数CLAUDE_CODE_USER_DIALOG_TIMEOUT_MSのほうが優先される)

Enterprise向けの組織課金プランに所属するメンバーは、そもそもこの同意プロンプトを見ません。組織側の設定がFableの使用量クレジット課金を吸収しているため、個人が同意する対象がないのが理由です。逆に非対話モード(-pフラグやAgent SDK経由)ではプロンプト自体が表示されず、課金対象のリクエストは確認なしにそのまま使用量クレジットへ課金されます。

この挙動はバージョンによって違います。v2.1.236より前は、Remote Controlを接続したセッションでもこの「無回答で閉じた」メッセージ自体が存在せず、Claude Codeは60秒待ってから黙って既定モデルへ切り替えて続行していました。今のバージョンで見えるようになったのは仕様追加であって、突然壊れたわけではありません。またメッセージの文言もv2.1.257より前は違い、Fable limit reached側はFable 5 limit reachedという書き出しでした。旧版のスクリーンショットや過去の報告を参照するときは、この文言差を版の目印にできます。

環境変数のAPIキーがサブスクを上書きしている場合

同意プロンプトとは別に、Credit balance is too lowというメッセージもサブスクが有効なのに出ることがあります。原因はプランの枠切れではなく、リクエストの送信経路がサブスクリプションになっていないことです。

Credit balance is too low

多くの場合、シェルのプロファイルや.envに残ったANTHROPIC_API_KEYが原因です。Claude CodeはこのAPIキーが設定されていると、claude.aiへの/loginより優先してConsole側のAPIキー経由でリクエストを送ります。Console側の組織にプリペイドクレジットが無ければ、サブスクリプションの枠が余っていてもこのエラーになります。

claude
> /status

/statusAPI keyの行を確認し、意図しないキーが設定されていれば現在のシェルでunset ANTHROPIC_API_KEYし、シェルのプロファイルからも削除してからclaudeを再起動します。サブスクリプションでまだログインしていなければ/loginを実行します。意図的にConsole側のAPIキーを使いたい場合は、platform.claude.com/settings/billingでクレジットを追加するか、auto-reloadを有効にしておきます。

支出上限そのものに達している場合

使用量クレジットを有効化していても、その支出上限(スペンドリミット)に達すれば別の種類のメッセージが出ます。「クレジットが必要」ではなく「上限に達した」という表現になる点が見分けやすい手がかりです。

  • You've hit your monthly spend limit — Pro・Maxの個人契約
  • You've hit your individual spend limit — Team・Enterpriseで課金権限を持たないメンバー
  • You've hit your org's monthly spend limit — 組織全体の上限
  • You've hit your team's shared budget — 管理者が割り当てたグループ単位の予算

このメッセージは、プランに含まれる利用枠を使い切ったときだけでなく、Fableのように使用量クレジットでしか課金できないモデルへのリクエストで、その使用量クレジット自体の上限に達したときにも出ます。つまりプランのセッション枠には余裕があっても、使用量クレジットの月間上限を設定していれば、そこに引っかかって止まることがあります。Pro・MaxならclaudeaiのSettings > Usage、Team・Enterpriseなら管理者権限を持つメンバーがAdmin settings > Usageから上限を引き上げられます。使用量クレジットの有効化・上限設定の詳しい手順はClaude利用クレジットの購入・管理方法にまとめています。

SlackのClaude Tag経由で使っている場合はYou've hit your channel's monthly spend limitという表記になり、これはそのチャンネル1つに割り当てられた予算です。組織全体には別のチャンネルで使える予算が残っていることもあるので、組織の上限とチャンネルの上限を混同しないよう注意します。どのメッセージも、プランのセッション枠や週次枠が原因のときはリセット時刻も併記されるので、/usageで現在の各枠の状態を確認すれば、上限を引き上げるべきか単に待てばよいかを判断できます。

2026年7月に実際に起きたバックエンドの不具合

上記のいずれにも当てはまらないのに使用量クレジットを求められる場合、設定側の問題ではなく一時的なサーバー側の不具合である可能性も残ります。2026年7月17日には、Fable 5がプロモーション期間中で7月19日までサブスクリプション内で使えるはずだったにもかかわらず、複数のユーザーが会話の途中でUsage credits are required for this model.という表示とともに切断される事象がGitHub Issue #78610で報告されました。

このときはFableの利用状況を示すメーターがUIから消えるという随伴症状も報告されており、通常のクォータ超過とは違う見た目でした。Anthropicは同日のうちにstatus.claude.comで修正を適用したと告知し、影響を受けたユーザーにはclaude.aiまたはClaude Codeの再起動で復旧すると案内しています。設定を見直しても解消しない場合は、まずstatus.claude.comで進行中の障害が無いかを確認するのが早道です。

表示から原因を絞り込む

メッセージの特徴主な原因最初の対処
the prompt to confirm went unansweredを含む主な原因Fableの同意プロンプトが無回答で閉じた最初の対処セッション実行中のターミナルで再度答える
Credit balance is too low主な原因サブスクではなくConsole APIキー経由で送信されている最初の対処/statusでAPIキーの有無を確認
You've hit your ... spend limitを含む主な原因使用量クレジット自体の支出上限に到達最初の対処Settings > Usageで上限を確認・引き上げ
Usage credits required for 1M context主な原因このケースではなく1Mコンテキストの資格チェック最初の対処1Mコンテキストの記事

似たようで実は無関係な表示にUsage Policy refusalがあります。こちらは課金や上限ではなく、ポリシー上の理由で応答そのものが拒否されるケースなので、混同すると見当違いの対処をしてしまいます。

まとめ

「サブスクは有効なのにクレジットを求められる」という表示は、Fableの同意プロンプトが無回答で閉じた・環境変数のAPIキーがサブスクを上書きしている・使用量クレジット自体の支出上限に達した、という3つのどれかに当てはまることがほとんどです。メッセージの文言を手がかりに切り分ければ、多くはプランの変更なしに解決します。それでも解消しない場合は、設定ではなくサーバー側の一時的な不具合を疑い、status.claude.comを確認してから再起動を試してください。他の上限メッセージとの見分け方はClaude Codeの利用上限に整理してあります。

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