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Claude Code v2.1.239 — データレジデンシーの課金をコスト表示に反映、フルスクリーンも既定化

Claude Code v2.1.239 — データレジデンシーの課金をコスト表示に反映、フルスクリーンも既定化

Claude Code v2.1.239は、データレジデンシー利用時の課金をコスト表示に反映し、フルスクリーンをBedrock/Vertex/Foundryにも既定化した59項目の更新です。

Claude Code v2.1.239は59項目の更新です。目立つのは3つの柱です。データレジデンシー(米国限定推論)ワークスペースの課金差分がコスト表示に反映されるようになりました。フルスクリーンレンダラーが、これまで対象外だったBedrock・Vertex・Foundry環境でも新規インストールの既定になります。そしてBedrockのストリーミング応答からプロキシがContent-Typeヘッダーを落としたとき、気づかないまま課金が2倍になっていたバグが直りました。残りは表示・セッション再開・MCP・キー操作まわりの修正が中心です。

このリリースで何ができるようになるか

コスト見積もりがデータレジデンシー課金の1.1倍を反映する

inference_geo"us"に固定したデータレジデンシーワークスペースとは、モデル推論を米国内インフラだけに限定するAPIワークスペースです。Claude 4.6以降のモデルでは、この米国限定推論に入力・出力・キャッシュ書き込み・キャッシュ読み込みの全課金区分で標準料金の1.1倍が適用されます。これまで/cost・ステータスライン・--max-budget-usdが表示するコスト見積もりはこの割増分を含んでおらず、こうしたワークスペースを使う組織では表示額が実際の請求より少なく見えていました。v2.1.239でこの1.1倍が計算に組み込まれ、手元の見積もりと実際の請求の差が縮まります。

対象になるのはワークスペースのgeo設定を米国限定にした組織で、通常のClaude.ai・Claude Code個人利用やinference_geoを指定しない標準ルーティングには影響しません。

この1.1倍が適用されるのはClaude API(ファーストパーティー)とClaude Platform on AWSです。Claude in Microsoft Foundryでも、AzureでホストされUS Data Zone Standardデプロイタイプを使うデプロイには同じ1.1倍が適用されます。Amazon BedrockとGoogle Cloud経由では推論リージョンがエンドポイントURLや推論プロファイルで決まるためinference_geoの対象外です。これらパートナー運営のプラットフォームには各社の地域別価格が適用されます。

フルスクリーンレンダラーがBedrock・Vertex・Foundryでも既定になる

フルスクリーン表示とは、ターミナルの代替スクリーンバッファを使ってちらつきを抑え、長い会話でもメモリー使用量を一定に保つ描画モードです。2026年5月6日以降に初めてClaude Codeを使い始めた環境では新規インストール時に既定で有効でしたが、Bedrock・Vertex・Foundry経由の環境はこれまで対象外でした。v2.1.239はこの除外を解除しました。これらの環境でも初回に一度だけ切り替えを促すダイアログが出ます。承諾すれば以降はフルスクリーンで起動します。仕組みとCtrl+Oでのトランスクリプトモードなど個別の操作はClaude CodeのTUI(フルスクリーン)とはにまとめています。tmux環境での注意点はClaude Code tmux設定を参照してください。

/claude-api upgradeがPython SDKの1.x移行を担う

/claude-apiスキルに新しいサブコマンドupgradeが加わりました。Pythonのanthropicパッケージを0.x系から1.x系へ移行する作業を対象にします。1.x系ではタイムアウトの指定方法が変わり、httpx.Timeoutではなくanthropic.Timeoutを使う必要があります。スキル側のPythonリファレンスもこの1.x仕様に更新されました。

# 0.x系(旧)
client = anthropic.Anthropic(timeout=httpx.Timeout(...))
 
# 1.x系(新) — v2.1.239のupgradeサブコマンドが書き換える対象
client = anthropic.Anthropic(timeout=anthropic.Timeout(...))

migratemanaged-agents-onboardprompt-auditとの役割分担や自動起動の仕組みはClaude Codeのclaude-apiスキルでAPI移行を自動化するで扱っています。upgradeはSDKのメジャーバージョン移行が対象で、モデル世代の移行を担うmigrateとは別物です。

プラグイン同期・Alpine/musl・利用上限表示の細かな改善

クラウドセッションでclaude.aiから同期されたプラグインは、name@syncedという表示形式になりました。claude plugin enable/disable <name>@syncedで個別に操作でき、同名のプラグインを自分でインストールしていた場合はそちらを上書きしません。

claude plugin disable my-plugin@synced

Alpine LinuxなどmuslベースのビルドでもClaude Codeの画像貼り付け・クリップボード・音声取り込みのネイティブ拡張が読み込まれるようになりました。従来はglibc向けにビルドされたバイナリをmuslランタイムが拒否し、これらの拡張だけが動かない状態でした。Claude Code本体の起動自体がmusl/glibcの取り違えで失敗する別種の問題はlibstdc++.so.6エラーの原因と対処で扱っており、今回直ったのは起動後に読み込む追加のネイティブモジュールの話です。

月間の支出上限をすでに使い切ったときの利用上限メッセージにも、セッション制限・週次制限がいつ回復するかが併記されるようになりました。

あなたの開発フローはどう変わるか

影響の大きさは利用形態で分かれます。

利用形態影響度具体的に変わること
データレジデンシーワークスペース(inference_geo: "us")を使う組織影響度明確な恩恵あり具体的に変わることコスト表示に1.1倍が反映され、実際の請求との差が縮まる
Bedrock・Vertex・Foundry経由でClaude Codeを新規導入する組織影響度明確な恩恵あり具体的に変わることフルスクリーンが新規インストールの既定になる
Bedrockをプロキシ・ゲートウェイ越しに使う運用影響度明確な恩恵あり具体的に変わることストリーミングの気づかない二重課金が直る
BedrockをSSOプロファイル + HTTPSプロキシ経由で使う運用影響度明確な恩恵あり具体的に変わること起動時のハングが解消する
Pythonでanthropic SDKを直接使うプロジェクト影響度条件次第具体的に変わること/claude-api upgradeで0.x→1.xの書き換えを任せられる
複数マシンでWindows版Claude Codeを使う開発者影響度条件次第具体的に変わること別マシンのセッションへSendMessage/ListAgentsが届く(Remote Control接続が前提。対象外プロバイダは本文参照)
Alpine/muslで画像貼り付け・音声入力を使う開発者影響度条件次第具体的に変わることネイティブ拡張が読み込まれるようになる
/goalでバックグラウンド作業を長時間見守る運用影響度ほぼ影響なし(調整)具体的に変わることアイドル時のcheck-in頻度が30分固定から後退的な間隔に変わる(ターン終了時は30分のまま)

Bedrockのストリーミングで気づかないまま課金が2倍になっていたバグ

Content-Typeヘッダーを削ぎ落とすプロキシの背後でBedrock経由のストリーミング応答を受け取ると、Claude Codeはストリーミングモードを維持できず、ターン全体を非ストリーミングでもう一度実行し直していました。エラーは出ません。会話は普通に進み、ユーザーからは何も壊れていないように見えます。実際には同じターンが2回分課金される状態が続いていました。

似た症状に見えるが原因が違うケースとして、Content-Typeの値そのものが書き換えられてapplication/vnd.amazon.eventstreamではなくなり、明示的なエラーで止まる不具合があります。こちらはBedrock content-typeエラーの原因と対処で扱った症状で、ヘッダーが別の値に化けるケースです。v2.1.239が直したのはヘッダーが丸ごと消えるケースで、エラーも出ないぶん発見が遅れやすい性質の不具合でした。

SSOプロファイルのBedrockがHTTPSプロキシ下で起動しなくなる問題

BedrockをSSOプロファイルとawsAuthRefreshで使う環境で、HTTPS_PROXYを設定していても認証情報の事前チェック処理がそれを無視し、起動時にハングする不具合がありました。事前チェックがHTTPS_PROXYに従うよう修正され、プロキシ配下でも起動が止まらなくなります。

Windowsでのクロスマシンメッセージングとセッション管理

公式ドキュメントでは、ネイティブWindowsでのセッション間メッセージングはv2.1.234以降が要件とされています。v2.1.239のchangelogは、Windowsでセッション間メッセージングが利用可能になり、macOS・Linuxと同じように別マシンのセッションへSendMessageで届け、ListAgentsで見つけられるようになったと記しています。

ただしセッション間メッセージングはAmazon Bedrock・Claude Platform on AWS・Google CloudのAgent Platform・Microsoft Foundryでは利用できません。別マシンのセッションが一覧に現れるのは、そのセッションがRemote Controlで動いていて、手元のセッションも接続されている場合です。

ListAgents側にも2つの改善が入りました。自分のセッション名(他のセッションがメッセージを送るときに使う名前)を答えるようになり、自分自身の名前宛てにSendMessageすると「そんな名前のagentはいない」ではなく専用の案内が返ります。加えてListAgents/list-agentsは、本来表示されるべきteammateが表示されない問題も解消しました(サブエージェントと他セッションのみ表示されていた)。詳しい仕組みはClaude Code SendMessageで複数マシンのエージェントを連携するにまとめています。

キー操作とセッション連携は、ここ数バージョンで段階的に育ってきた領域です。

バージョン変更読者にとっての意味
v2.1.234変更ネイティブWindowsがセッション間メッセージングの要件バージョンに(公式ドキュメントの記載)読者にとっての意味Windows版でこの機能を使うには、まずこのバージョン以上が必要
v2.1.238変更keybindingFlavorでCtrl+Wの挙動を選べるように読者にとっての意味readline操作に慣れた開発者向けに、まず空白区切りの削除が入った
v2.1.239変更Windowsがマシンをまたぐ連携に対応、keybindingFlavorが単語単位の操作にも対応読者にとっての意味Windows開発者は複数マシン連携が使え、句読点も区切りとする単語単位の編集ができるようになった

主な変更点

メモリー・キャッシュ・パフォーマンス

  • WebFetchが期限切れのページ内容を、意図した15分ではなくセッション全体で保持し続けていた問題を修正
  • OTELトレースの分断を修正。PreToolUseフックで遅延実行されたツールが、新しいトレースを開始せず元のターンのトレースに戻るように

表示・キー操作

  • dark-ansiテーマで、フルスクリーンモードの展開済みツール結果が背景と同じ色の文字で表示されていた問題を修正
  • フルスクリーンレンダラーの切り替えダイアログが、二度と答えられない状態で毎回表示され続けていた問題を修正。3回表示されたら以降は出さなくなる
  • カスタムテーマのeffort/ultracodeステータスバッジ配色が反映されない問題を修正
  • エージェントビューのvimモードでEscapeキーがプロンプトを空にしていたのを修正。NORMALモードへ切り替わるだけでテキストは保持される
  • selection:copyキーバインドが、Shift+矢印で広げたテキスト選択を、エラーも出さないまま取りこぼしていた問題を修正
  • keybindingFlavor: "readline"が単語単位の操作にも対応。Alt+FとCtrl/Option+→で単語末へ移動、Alt+Dで単語末まで削除(Ctrl+Yで貼り戻し)、句読点も単語の区切りとして認識する。v2.1.238で追加したCtrl+Wの挙動選択の延長です
  • /voiceの起動時ヒントが、voice.enabled設定で音声入力をすでに有効にした後も表示され続けていた問題を修正
  • シェルモード(!)のTab補完が./scriptのような相対パスから./を落とし、シェルが実行できないコマンドになる不具合を解消
  • フルスクリーンモードで、フォーカスを戻すだけのつもりでターミナルウィンドウをクリックすると権限プロンプトやボタンが反応してしまう問題を修正
  • /config/modelなどのスラッシュコマンドパネルが、フルスクリーンモードで最新メッセージを覆い隠さないように変更
  • Claudeが応答中に/workflowsの詳細ダイアログを開くと、ターミナル幅を超えてヘッダーが画面外に流れる問題を修正
  • ツール実行行の長いファイルパスが、途中を省略して1行に収まるように変更

MCP・ネットワーク

  • リモートMCPサーバーが、セッション途中の再接続で一時的な5xxエラーに遭遇すると、クラウドセッションやSDKのsetMcpServers()経由でそのまま失敗状態に留まっていた問題を修正
  • 端末サイズより高いMCP elicitationフォームがフルスクリーンモードで見切れていた問題を修正。フォームがウィンドウに収まり、隠れた項目はスクロールで到達でき、Accept/Declineは常に見える位置に固定される
  • 組織のポリシーチェックで拒否されたリクエストが、拒否が画面に表示される前に再送信されてしまう問題を修正
  • 永続リトライモード(CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG)が、組織の支出上限超過やクレジット枯渇のエラーに対して、リセットを際限なく待ち続けず即座に失敗するように変更

/resume・セッション管理

  • カスタムのセッションタイトルが、リネーム後に会話が約64KBを超えて書き込まれると/resumeから消えていた問題を修正
  • claude -c・resumeが、_ - .のような文字違いだけの別ディレクトリのセッションを拾ってしまう問題を修正
  • ファイルが触られただけ、または開き直されただけのセッションが「最近変更された」扱いで並び替えられていた問題を修正(/resumeとagents view)
  • 全プロジェクトモードの/resumeが、削除済みディレクトリ(削除済みworktreeなど)へのcdを案内していた問題を修正。現在のディレクトリでresumeするように
  • アイドルワーカーの再起動後、クラウドセッション(Claude Code on the web・デスクトップ・モバイルアプリ)がplan modeから外れた状態でresumeされる不具合が直りました
  • .worktreeinclude**/始まりのパターンが、対象がgitignore対象ディレクトリ内にあると何にもマッチしない問題を修正
  • BOM(UTF-8のバイトオーダーマーク)付きの.mdファイルで定義したagent・skill・commandが、何の警告もなく無視されていた問題を修正
  • /insightsが一部モデルで応答に<message>タグをそのまま出力してしまう不具合を解消
  • マーケットプレイスのmetadata.pluginRootが効かず、プラグインソース名だけの短縮指定がその配下で解決されなかった問題を修正
  • ブラウザ内ターミナルで、マウスの動きが複数回の書き込みに分割されて届くと"35;150;7M"のような文字列がプロンプトに紛れ込む問題を修正
  • Linuxサンドボックスが、extensions.worktreeConfigを設定したリポジトリで存在しない.git/config.worktreeを読めないものと誤認し、サンドボックス下のgitコマンドを全滅させていた不具合を解消
  • セッションの作業ディレクトリが削除された後にフックがposix_spawn ENOENTで失敗していた問題を修正。プロジェクトルートかホームディレクトリから実行するように変更
  • シンボリックリンクの.claude/rulesをパターンで指定したとき、claudeMdExcludesが除外できていなかった問題を修正
  • 2つのClaude Codeプロセスが1つのバックグラウンドジョブの状態を共有していると、Remote Controlへのセッションタイトル同期が暴走していた問題(v2.1.232のリグレッション)を修正。タイトル更新は重複排除・レート制限される
  • /で始まるタイトルのセッションがSendMessageで宛先指定できず、ListAgentsで「(untitled)」と表示されていた問題を修正
  • Ctrl+W・Ctrl+U・Ctrl+K・Option+Backspace・Option+D、vimのdf/dtが、カーソルが[Pasted text #N]のプレースホルダー内にあると壊れたプレースホルダーを残していた問題を修正
  • ログインコードのようなマスク入力欄のテキストが、Ctrl+Yで別の場所に貼り付けられたり、ダブルEscでクリアした後もプロンプト履歴に保存されたりする不具合を解消
  • 検索ボックスでCtrl+Backspaceが単語単位ではなく1文字だけ削除していた問題を修正

その他

  • コンパクション後に表示されるリマインダーを改善。skillの元の引数が新しいリクエストとして再実行されないように
  • 存在しないディレクトリからClaude Codeを起動したとき、生のクラッシュダンプではなく分かりやすいメッセージを表示するように修正
  • JetBrains IDEのターミナルでClaude Codeプラグインが接続されていると、EditとWriteの呼び出しが約5秒停止していた問題を修正
  • プロンプトがキュー済みの状態でEscを押すと次のターンが早期終了してしまい、Claudeがまだ作業中なのにセッションがアイドル扱いになって、後から再送信したときに操作が重複するレースコンディションを修正
  • リモートセッションが、長いSessionStartSetupフック実行中もkeep-aliveを送り続け、コンテナがアイドル判定で回収されないように
  • /goalのバックグラウンド作業チェックインのうち、アイドル時の繰り返しが一律30分ごとから後退的な間隔(30分・次に1時間・以降2時間ごと)に変更。ターンが終わるたびに配送される分は30分間隔のまま。間隔はCLAUDE_CODE_GOAL_CHECKIN_MINUTESで変更でき、0で無効化できます
  • /goalclaude --resumeピッカーからのresumeでも、有効なgoalを復元するように
  • Claude in Chrome: /clearでセッションのChromeタブグループを閉じます。/resume時と終了時には空のタブグループも閉じます
  • リモートセッション: モバイルからアップロードした画像に保存先のファイルパスが含まれるようになり、Claudeはそのパスでファイルへコピーできます
  • Claude Code on the web: Bash等のツールからwww docsなどAPI以外のanthropic.comホストへのリクエストが、セッションのネットワークプロキシ経由になり、環境で許可したドメイン設定に従うように
  • Remote Control: アカウントでRemote Controlが有効になっていないときのメッセージとclaude doctorの文言を分かりやすく変更
  • [VS Code]利用上限バナーの「使用状況を見る」リンクが、バナー中央に浮いていた表示から警告文と同じ行に収まるように変更

/costの1.1倍反映は、手元の数字をどこまで請求に近づけるか

v2.1.239で見積もりの精度に手が入った箇所は2つあります。データレジデンシー課金の1.1倍を計算に含めたことと、Bedrockのストリーミングで気づかないまま起きていた二重課金を止めたことです。前者は「表示額を実際の請求に近づける」修正、後者は「実際の課金そのものを減らす」修正で性質は違いますが、どちらも手元の数字と実際の請求の差を縮める方向で揃っています。

コスト見積もりの不一致は、これまでプロモーション価格や契約割引といった契約条件の側から説明されてきました。データレジデンシーの1.1倍はそれとは違い、米国限定推論という設定そのものに紐づく一律の上乗せです。設定を選んだ時点で決まっている差分なので、見積もり側で追いつけていなかったのは実装の遅れであって仕様の複雑さのせいではありませんでした。この種の「後から追いつく」修正がリリースに含まれる背景には、コンプライアンス要件があると考えられます。データレジデンシーを選ぶ組織はそこから来ていることが多く、コスト管理の正確さも同じ理由で厳しく見られやすいためです。

Bedrockの二重課金は、エラーが出ないぶん発覚しにくい性質の不具合でした。プロキシがContent-Typeヘッダーを落とすという、Claude Code側からは検知しづらい経路が原因だったことも、修正が今回までかかった一因でしょう。

まとめ

v2.1.239の柱は、データレジデンシー課金のコスト表示への反映、フルスクリーンレンダラーのBedrock・Vertex・Foundryへの展開、そしてBedrockストリーミングの気づかない二重課金の解消です。あわせて/claude-api upgradeによるPython SDKの1.x移行支援、プラグイン同期の識別表示、Alpine/muslのネイティブ拡張読み込みが加わりました。公開されたCVEや資格情報漏出への対応は含まれません。

データレジデンシーワークスペースを使う組織と、Bedrockをプロキシ・ゲートウェイ越しに運用するチームには、直接効く更新です。前者はコスト表示の数字が変わり、後者は気づかないまま発生していた過剰請求が止まります。Bedrock・Vertex・Foundry経由でこれから新規導入するチームにとっても、フルスクリーンが最初から既定になる点は覚えておく価値があります。それ以外の利用は、細かな表示・セッション再開・MCP周りの改善が積み重なった通常の更新として取り込めば十分です。

関連ガイド

このバージョン単体の位置づけや前後の版とのつながりは、Claude Code完全ガイドでまとめて確認できます。

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