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Claude Code v2.1.236 — 既定モデルを指定する環境変数とサンドボックスの抜け道修正など33項目

Claude Code v2.1.236 — 既定モデルを指定する環境変数とサンドボックスの抜け道修正など33項目

Claude Code v2.1.236は、既定モデルを指定するANTHROPIC_DEFAULT_MODEL環境変数と、macOSサンドボックスで拒否ルールをすり抜けられた問題の修正を含む33項目の更新です。

Claude Code v2.1.236は33項目の更新です。新機能はANTHROPIC_DEFAULT_MODEL環境変数と、SendMessagenotify_when_idleオプションの2点です。どちらも既存の挙動を変えない、オプトインの追加です。残り31件は修正と改善です。公開されたCVEに紐づく修正は含まれていませんが、秘密ファイルの読み取り拒否をすり抜けられる経路がひとつ塞がれています。中心になるのは、macOSサンドボックスで見つかった2つの抜け道修正と、Bedrock・Vertex AI・Foundry環境でのauto mode挙動の統一です。

このリリースで何ができるようになるか

環境変数で新規セッションの既定モデルを固定できる

ANTHROPIC_DEFAULT_MODELという環境変数が加わりました。新規セッションが起動時にどのモデルから始まるかを指定します。既存のANTHROPIC_MODELと違い、/modelでモデルを選び直した後もその選択がセッションの再起動をまたいで保持されます。CI環境やチーム共有の起動スクリプトで、新規セッションの開始モデルを揃える起点として使えます(/modelで選び直した端末ではその選択が優先されます)。

export ANTHROPIC_DEFAULT_MODEL=claude-sonnet-5
claude

macOSサンドボックスの拒否ルールが確実に効くようになった

macOSのサンドボックスで、**/.envのようなワイルドカード指定の読み取り拒否ルールが、読み取りを許可した領域の内側でも優先されるようになりました。マッチしたディレクトリの中身も対象に含み、拒否対象のファイルをリネームして回避することもできなくなっています。読み取りを許可したディレクトリの奥に秘密ファイルを置いていても、拒否ルールが効いていなかった可能性があります。

別セッションの手が空いたタイミングで通知を受け取れる(notify_when_idle)

セッションをまたぐSendMessagenotify_when_idleが加わりました。同じマシン上の別のClaude Codeセッションへ、そのセッションが次にアイドル状態になったタイミングで一度だけ通知するよう頼めます。オプトインかつ一回限りで、ポーリングは発生しません(macOS・Linux対応)。複数マシンでのエージェント連携の全体像はClaude Code SendMessageで複数マシンのエージェントを連携するにまとめています。

あなたの開発フローはどう変わるか

影響の大きさは、利用形態によって分かれます。

利用形態影響度具体的に変わること
新規セッションの既定モデルをチーム・CIで揃えたい運用影響度明確な恩恵あり具体的に変わることANTHROPIC_DEFAULT_MODELで既定を固定でき、/modelの選び直しが再起動後も残る
macOSでサンドボックスを厳格運用し秘密ファイルを守りたい開発者影響度明確な恩恵あり具体的に変わることワイルドカード拒否がリネームや許可領域内でもバイパスされなくなる
Bedrock・Vertex AI・Foundry、またはテレメトリー無効環境でauto modeを使うチーム影響度明確な恩恵あり具体的に変わること分類器の既定値がClaude API環境と揃い、深刻度に応じた分類判定(severity-scored classification)が効く
複数のClaude Codeセッションを跨いで作業する運用影響度条件次第具体的に変わることnotify_when_idleで待ち合わせでき、送信過多は送信前に拒否される
フルスクリーンTUIを常用する開発者影響度条件次第具体的に変わること起動失敗後に固定していたエラーやリサイズ時の表示崩れが解消する
/goalでバックグラウンド作業を長時間任せる運用影響度条件次第具体的に変わること30分での進捗確認が1時間・2時間と繰り返されるようになる
Team・Enterpriseプランの管理者影響度条件次第具体的に変わること/usageに利用クレジット(usage-credits)の消費行が表示される
WSL上でpowershell.exeなどのサブプロセスを起動する運用影響度ほぼ影響なし(退行修正)具体的に変わることv2.1.234で入った未処理例外の退行が直る
上記に該当しない一般的な利用影響度ほぼ影響なし具体的に変わること表示・操作性の細かな整備が中心

Bedrock・Vertex AI・Foundryでauto modeを使う場合

auto modeの分類器が、Claude API環境と同じ既定値で動くようになりました。severity-scored classificationを含めて足並みが揃います。あわせて、auto modeが有効な間はMonitorの許可ルールも一時的に外れ、Bashコマンドと同じ審査を受けるようになりました。gitリポジトリのstatus.showUntrackedFiles=no設定でツリーをクリーンに見せかける手口も通らなくなっています。分類器の仕組み自体はClaude Codeのauto mode分類器は何を止めているかで扱っています。

フルスクリーンTUIを使っている場合

起動に一度失敗すると、以降ずっとエラーで落ちていた不具合が直りました。失敗時はクラシックレンダラーへ自動的に切り替わります。ターミナルをリサイズした直後に新着メッセージが表示されない、複数行プロンプトをクリアした後に空白帯が残る、リサイズ後にペインが再描画されないといった表示崩れもまとめて修正されました。どの表示崩れがどのレイヤーの話かは、フルスクリーンTUIが何を描き直しているかを押さえておくと掴めます。

別マシンのセッションを連携させている場合

CLIを終了したりターミナルを閉じたりすると、Remote Control側は数秒でそのセッションをオフライン表示に切り替えるようになりました。SendMessageでは、閉じタグが崩れたメッセージが弾かれる不具合と、短時間に大量送信して受信箱の上限を超えたときに「送信済み」と誤報告していた不具合が直っています。上限を超える送信はその場で拒否されます。

/goalと/usageを使っている場合

/goalでバックグラウンド作業を任せている間、手すきになったセッションがあなたの再訪をただ待つことはなくなりました。30分での進捗確認はv2.1.234で入っていましたが、v2.1.236からは以降も1時間・2時間と間隔を空けて繰り返すようになりました。この確認はCLAUDE_CODE_GOAL_CHECKIN_MINUTES=0で無効化できます。/goalが目標の達成をどう判定して自走するかは、Claude Codeの/goalコマンドで扱っています。Team・Enterpriseプランでは、/usageにusage-creditsの消費行が表示されます。消費前は0%表示のまま残ります。

主な変更点

v2.1.236は33項目の変更を含みます。直近のリリースとの関係は次の通りです。

バージョン公開日主な内容性格
v2.1.233公開日2026-08-14主な内容20項目。WindowsのUNCパス検証バイパス修正とBash権限の一部巻き戻しなど性格巻き戻しと資格情報漏出の修正
v2.1.234公開日2026-08-17主な内容51項目。秘密情報の扱いをめぐる3系統の修正とRemote Control同期改善など性格秘密情報の扱いを3方向から締めた回
直前のv2.1.235公開日2026-08-18主な内容19項目。スペルチェック追加とクラウドセッションをバックグラウンド実行したときの負荷改善など性格日常の操作感を磨いた細部の回
v2.1.236(今回)公開日2026-08-19主な内容33項目。既定モデル環境変数とサンドボックス拒否ルール修正など性格新機能2件と、サンドボックスの穴埋め

バックグラウンドセッションとRemote Controlの安定性

  • セッションが切り替えていた作業ディレクトリが削除されると、クリップボードコピー・バックグラウンドの内部処理・バックグラウンドセッション・ローカルMCPログが壊れる不具合(v2.1.229からの退行)を修正
  • クラウド環境の一覧取得が空・不正な形式で返ってきたときの、不明瞭なエラーを解消
  • Remote Controlの初回利用でFable 5のusage-creditsプロンプトを60秒放置すると、フォールバックモデルが勝手に選ばれる不具合を解消
  • ~/.claude.jsonにキャッシュされたguest-pass特典のデータが壊れているとスピナーのヒントが出ず、同じバックグラウンドエラーが繰り返される不具合を修正
  • SDK・VS Codeセッションで、作業ディレクトリが削除された後、スキルのホットリロードがスキルを変更するたびにエラーを出す不具合(v2.1.229以降)を修正
  • セルフホストランナーのセッションがアイドル・退役・起動タイムアウトで解放された際、post-sessionフックの完了前に別のランナーで再開してしまうことがある不具合を修正

フルスクリーンTUIとターミナル表示

  • 起動失敗後もエラーで落ち続けていたフルスクリーンレンダラーを、クラシックレンダラーへのフォールバックに変更
  • リサイズ直後の新着メッセージ非表示、複数行プロンプトをクリアした後の空白帯、リサイズ後にペインが再描画されない不具合を修正
  • tmux上のiTerm統合で、タブタイトルの再描画を960msごとの常時アニメーションから、文字列が変わったときだけの更新に変更
  • iTerm2の一部フォントサイズで、Clawdマスコットの目と足が不揃いに表示される不具合を修正
  • プロンプト枠上のセッションタイトルをフッター右端に揃え、右寄せのフッター項目(/goalのインジケーター・セッション状態・バックグラウンドエージェントの状態)と省略通知の右マージンを統一

日常操作とプロセス管理

  • /modelピッカーがターミナルの高さに収まる分だけモデルを表示し、残りはスクロールで見られるように変更。ハイライトも最新モデル名だけに絞る形へ変更
  • 存在しないスラッシュコマンドやこのセッションで使えないコマンドをEnterで実行しようとしたときの挙動を、最も近い候補を黙って実行せずエラーで知らせる仕様に変更(プレフィックスとエイリアスは従来どおり動作)
  • print・SDKモードでのSIGTERMについて、中断されたターンの記録と、実行を拒否したことにする合成応答の記録を廃止。実行中のコマンドは引き続き終了し、プロセスは終了コード143で終わる
  • 自動・/recapいずれの要約も、暴走して長くなりすぎないよう400文字で単語境界を保って打ち切るように変更
  • 起動パフォーマンスを改善(セッションカウンターの書き込みをバックグラウンドで行う方式に変更)

VS Code拡張

トランスクリプトにスクリーンリーダー対応が加わりました。返信・権限リクエスト・エラー・状態変化を読み上げるライブアナウンスと、ターン単位の見出しナビゲーションが利用できます。

Auto modeの分類器統一はBedrock・Vertex・Foundry運用をClaude API水準に引き上げる動き

v2.1.229では、SSE keepaliveでVertex AIとBedrockの接続断を防げるようになりました。v2.1.236では、この2経路とFoundry、テレメトリー無効環境まで含めて、auto modeの分類器がClaude API環境と同じ既定値で動くようになりました。severity-scored classificationのような判定精度に関わる仕組みが、実行環境と設定の違いで別の基準に落ちていた期間があった、ということです。

Bedrock・Vertex・Foundry環境のauto modeは、3段階で機能が広がってきました。v2.1.158でBedrock・Vertex・FoundryのOpus 4.7/4.8向けにauto modeが使えるようになりましたが、CLAUDE_CODE_ENABLE_AUTO_MODE=1のオプトインが必要でした。v2.1.207では同じ3環境でオプトインなしに使えるようになりました(無効化はdisableAutoMode設定で可能)。使える環境を広げる作業が先行しました。v2.1.210では/doctorがBedrock・Vertex・Foundryでもauto modeの既定提案をスキップしなくなりました(オプトインがもう不要になったため)。使えるようにする段階が先に進み、判定の基準を揃える段階がv2.1.236まで最後に残った形です。

この整合が実務でどれだけ効くかは、Bedrock・Vertex・Foundry経由の運用でこれまで判定にどの程度ばらつきが出ていたかに懸かっています。ばらつきが大きかった環境ほど、v2.1.236後にauto modeの挙動が変わって見えるはずです。逆にClaude API環境からは、今回の変更はほとんど見えません。auto modeの判定品質がプラットフォーム選定に左右されなくなる、という意味を持つ変更です。

まとめ

v2.1.236の柱は、既定モデルを固定するANTHROPIC_DEFAULT_MODELと、macOSサンドボックスの拒否ルール抜け道修正の2点です。公開CVEへの対応は含まれませんが、秘密ファイルを守る側の穴がひとつ埋まっています。

Bedrock・Vertex AI・Foundryでauto modeを使うチームと、macOSでサンドボックスを厳格運用したい開発者には効きます。フルスクリーンTUIや複数セッション連携を日常的に使うユーザーにも、このバージョンで摩擦が減ります。該当しない場合も、UIの細かな整備が積み重なっているので、通常の更新サイクルで取り込めば十分です。

関連ガイド

このバージョン単体の位置づけや前後の版とのつながりは、Claude Code完全ガイドでまとめて確認できます。

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