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Claudeファイル上限の一覧 — チャット・Projects・Code・APIの違い

Claudeファイル上限の一覧 — チャット・Projects・Code・APIの違い

claude.aiのチャット添付・Projects・Claude Code・Files APIで、ファイル形式とサイズ・ページ数の上限がどう違うかを比較表でまとめます。

Claudeにファイルを渡す方法は1つではありません。claude.aiのチャット添付、Projectsのナレッジ、Claude Codeへのファイル添付、Anthropic APIのFiles API。この4つは見た目が似ていても、上限値も超えたときの挙動もそれぞれ別物です。ページ数やサイズで引っかかったとき、どの面の制限に当たっているかを取り違えると、対処法も的外れになります。

比較対象 — 4つの「ファイルを渡す」経路

Claudeにファイルを読ませる経路は、利用形態ごとに実装が分かれています。

  • claude.aiのチャット添付: メッセージ入力欄の「+」ボタンから、個別の会話にファイルを添付する経路
  • Projectsのナレッジ: Projectの「Files」セクションに登録し、会話をまたいで参照させる経路
  • Claude Code(PDF添付): セッションにPDFファイルを添付して読み込ませる経路。手元のファイルシステムからパスを指定してReadツールで読む方法とは別枠の上限が公式エラー一覧に定義されている
  • Anthropic APIのFiles API: file_idでファイルをアップロードし、/v1/messagesから再利用する開発者向け経路

Coworkはメッセージ入力欄をチャットと共用しているため、ファイル添付そのものはチャット添付と同じ経路を通ります。Coworkでの添付時の上限は公式に明記されていません。

評価軸

比較する軸は5つです。

  1. 対応するファイル形式(ドキュメント/画像)
  2. 1ファイルあたりのサイズ上限
  3. 1回に渡せる件数の上限
  4. PDFのページ数上限
  5. 上限を超えたときの挙動

比較表 — サイズ・件数・ページ数

経路ドキュメント形式画像形式サイズ上限件数上限PDFページ上限
チャット添付ドキュメント形式PDF/DOCX/CSV/TXT/HTML/ODT/RTF/EPUB/JSON/XLSX画像形式JPEG/PNG/GIF/WebPサイズ上限500MBファイル件数上限20ファイル/会話PDFページ上限1,000ページ
Projectsナレッジドキュメント形式上記ドキュメント形式(テキスト抽出のみ、マルチモーダルPDFを除く)画像形式同左サイズ上限30MBファイル件数上限無制限(ただしコンテキストウィンドウ内に収まる範囲)PDFページ上限明記なし
Claude Code(PDF添付)ドキュメント形式PDF画像形式サイズ上限20MB件数上限1ファイルにつき1件PDFページ上限100ページ
Anthropic API(Files API)ドキュメント形式形式を問わず保存可画像形式vision機能の画像形式に準拠サイズ上限500MBファイル(Files API)件数上限リクエスト全体で32MBまで(base64含む)PDFページ上限600ページ(コンテキストウィンドウが100万トークン未満のモデルは100ページ)

画像だけを取り出すと、さらに層が分かれます。claude.aiの画像アップロードは8000×8000pxまでで、1メッセージあたり20枚という上限もこちら側の制約です。一方Anthropic APIの仕様では、1リクエストあたり画像100枚(200kトークンコンテキストのモデル)/600枚(その他のモデル)・1枚10MB(base64エンコード後)という別の上限が明記されています。チャット添付のUI上の上限と、その裏でAPIに渡されるときの内部上限は必ずしも同じ数値ではない、という点はどちらの公式ページにも単独では書かれていません。

強み・弱み — 面ごとの実務上の違い

上限の数字だけなら、チャット添付が500MB・1,000ページと最も緩く、ドキュメント形式も豊富です。弱みは会話が終わると再アップロードが要ることと、20ファイルという件数の壁です。

Projectsナレッジは会話をまたいで持続する代わりに、1ファイル30MBという上限がチャットより一段厳しくなります。マルチモーダルPDF以外はテキスト抽出のみという制約もあり、画像や図表を多く含む資料には向きません。

Claude Codeにセッション経由でPDFを添付した場合は100ページ・20MBが上限になり、4経路の中で最も小さい数字です。ただしこれは「添付」という工程を経たときの話で、手元のファイルからReadツールで直接読ませる場合はこの上限そのものが適用されません。pagesパラメータで20ページずつ範囲指定して読み進める、pdftotextのようなCLIでテキスト抽出してから渡す、といった形でPDFの内容を取り込めます。画像もモデルの画像サイズ上限に収まるよう自動でリサイズ・再圧縮されるため、大きなスクリーンショットをそのまま貼っても失敗はしにくい設計です。

Anthropic APIのFiles APIは開発者向けで、1ファイル500MBまで保存できます。ただしPDFを/v1/messagesに渡す場合はリクエスト全体で32MBという別の壁があり、大きなPDFはFiles APIでfile_id化してから参照する構成が推奨されています。600ページという上限も、コンテキストウィンドウが100万トークン未満のモデルでは100ページまで縮みます。保存の上限とリクエストの上限が別レイヤーにあるという構造は、4経路の中でもAPIが最も分かりにくい部分です。

使い分け早見表

やりたいことおすすめの経路理由
1回限りの資料を読ませたいおすすめの経路チャット添付理由500MB・1,000ページと上限が最も緩い
何度も参照する社内資料を登録したいおすすめの経路Projectsナレッジ理由会話をまたいで持続する。ただし30MB制限に注意
リポジトリ内のPDFやログを読ませたいおすすめの経路Claude Code(Readツール)理由ファイルパス指定で完結。pagesパラメータでの範囲指定は添付時の100ページ上限を回避できる
自社アプリからPDFを大量処理したいおすすめの経路Files API理由file_idで使い回せる。32MBのリクエスト上限を避けられる

PDFが「読める」の意味は経路ごとに違う

同じ「PDFを読ませる」でも、チャット添付は100ページを境に処理内容が変わります。100ページ以下は文字と画像(図表・グラフ)の両方を解析しますが、101〜1,000ページはテキストのみの解析に切り替わり、視覚要素は読み取られません。Claude Codeにセッション添付したPDFは、100ページ・20MBを超えた時点でPDF too largeエラーになりますが、公式のエラー対処は「Readツールで別の読み方を試す」ことを勧めています。Readツールでページ範囲を指定して読む分には、この100ページという上限自体が適用されません。APIのPDF処理も同様に、リクエストが大きすぎるとページ上限に届く前に失敗することがあり、複雑な表や図版が多いPDFほど早く壁に当たります。

数値上の上限だけを見て「大は小を兼ねる」とは判断できません。チャットは上限こそ大きくても、101ページを超えた時点で図表を読まなくなる仕様は、Claude Codeへの添付が抱える「100ページで打ち切り」とは違う種類の制約です。ページ数だけでなく、どこまで内容を見てくれるかまで含めて比較する必要があります。

Claude Codeの添付上限が小さい理由

4経路のうち、Claude Codeへの添付によるPDF上限(100ページ・20MB)だけが際立って小さく見えます。ただしこれは「添付」という経路固有の値であり、Readツールで手元のファイルを直接読ませる場合には別の話です。公式のエラー対処でも、添付PDFが大きすぎるときは「アップロードし直す」のではなく「Readツールで読み方を変える」ことが案内されています。上限の数字だけを見るのではなく、超えたときにどの経路へ切り替えられるかまで含めて比較する必要があります。

この違いは実務上の意味を持ちます。チャットやAPIの上限に引っかかったときは「もっと大きいプランに変える」ような解決策が原理的に存在しませんが、Claude Codeで添付が100ページの壁に当たった場合は、Readツールでの範囲指定やpdftotextでのテキスト抽出という回避策があらかじめ用意されています。上限の数字の大小だけでなく、上限を超えたときに回避策が存在するかどうかも、経路を選ぶときの判断材料になります。

よくある質問

チャットで1,000ページを超えるPDFを添付するとどうなるか

アップロード自体が通らず、「Uploaded file is too large」というエラーになります。ページ数を減らして分割するか、テキスト抽出してから渡す必要があります。

XLSXファイルがアップロードできないことがあるのはなぜか

XLSXの取り込みには、アカウントで「コード実行とファイル作成」機能を有効にしておく必要があります。有効化していない状態では、Excelファイルは他のドキュメント形式と同じようには処理されません。

Projectsの「ファイル数は無制限」は上限が無いという意味か

ファイルの件数自体に上限はありませんが、登録した全ファイルの抽出テキストがClaudeのコンテキストウィンドウに収まる必要があります。ファイルを増やすほど、実質的な合計サイズの天井には早く到達します。

画像はどのくらいの解像度で渡すのが良いか

公式の推奨は1000×1000px以上です。小さすぎる画像や低解像度の画像は避けたほうが安定します。上限は8000×8000pxで、これを超える画像は縮小や分割が必要になります。

大きすぎるPDFはどう分割すればよいか

公式のヒントは、ページ範囲で区切って複数ファイルに分けることです。厚い契約書や論文集をそのまま1つのPDFとして渡すより、章単位・条項単位で分割したほうが、どの経路でも上限に当たりにくくなります。Claude Codeであればpagesパラメータでの範囲指定、あるいはpdftotextによるテキスト抽出も同じ発想の回避策です。図表の読み取りが必要ない文章中心の資料では、テキスト抽出のほうが手早く済みます。

よくあるつまずき

  • チャットで添付したのにProjectsで同じ上限だと思い込む: チャットの500MBとProjectsの30MBは別枠です。Projectに登録し直すと上限が変わって弾かれることがあります
  • Claude CodeでPDFを添付するとチャットと同じ上限だと思い込む: セッションへの添付は100ページ・20MB制限で、チャットの1,000ページとは別の数字です。Readツールで直接読ませれば、この添付時の上限は適用されません
  • APIでFiles APIの上限とリクエスト上限を混同する: Files APIへの保存は500MBまで通っても、/v1/messagesに渡すリクエスト自体は32MBで頭打ちになります。大きいファイルほどfile_id参照に切り替える必要があります

まとめ

Claudeにファイルを渡す上限は、チャット添付(500MB・20ファイル・1,000ページ)、Projectsナレッジ(30MB)、Claude Codeへの添付(PDF 100ページ・20MB、Readツールでの直接読み込みはこの上限の対象外)、Anthropic APIのFiles API(保存500MB・リクエスト32MB)の4段階に分かれます。「ファイルが読めない」に当たったときは、まずどの経路の上限に触れているかを切り分けるのが近道です。個別の対処法は、claude.aiでの読み込みならClaudeのPDF読み込み・画像解析の使い方とアップロード上限、Claude Codeのエラー別対処ならClaude Code PDFエラー一覧、API実装ならClaude Files APIでPDFを処理する方法にそれぞれまとめています。

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