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Claudeファイル上限の一覧 — チャット・Projects・Code・APIの違い

Claudeファイル上限の一覧 — チャット・Projects・Code・APIの違い

claude.aiのチャット添付・Projects・Claude Code・Files APIで、ファイル形式とサイズ・ページ数の上限がどう違うかを比較表でまとめます。

Claudeにファイルを渡す方法は1つではありません。claude.aiのチャット添付、Projectsのナレッジ、Claude Codeへのファイル添付、Anthropic APIのFiles API。この4つは見た目が似ていても、上限値も超えたときの挙動もそれぞれ別物です。ページ数やサイズで引っかかったとき、どの経路の制限に当たっているかを取り違えると、対処法も的外れになります。

4つの経路と上限の一覧

  • claude.aiのチャット添付: メッセージ入力欄の「+」ボタンから、個別の会話にファイルを添付する経路
  • Projectsのナレッジ: Projectの「Files」セクションに登録し、会話をまたいで参照させる経路
  • Claude Code(PDF添付): セッションにPDFを添付して読み込ませる経路。パスを指定してReadツールで読む方法とは別枠の上限が、公式エラー一覧に定義されている
  • Anthropic APIのFiles API: file_idでファイルをアップロードし、/v1/messagesから再利用する開発者向けの経路
経路ドキュメント形式サイズ上限件数上限PDFページ上限
チャット添付ドキュメント形式PDF/DOCX/CSV/TXT/HTML/ODT/RTF/EPUB/JSON/XLSXサイズ上限500MB/ファイル件数上限20ファイル/チャットPDFページ上限1,000ページ
Projectsナレッジドキュメント形式テキスト抽出のみ(マルチモーダルPDFを除く)サイズ上限30MB/ファイル件数上限無制限(ただし全体がコンテキストウィンドウに収まる範囲)PDFページ上限明記なし
Claude Code(PDF添付)ドキュメント形式PDFサイズ上限20MB件数上限未確認PDFページ上限100ページ
Anthropic APIドキュメント形式PDF・テキスト・画像(その他はコード実行用に保存)サイズ上限500MB/ファイル(保存)、32MB/リクエスト(PDF)件数上限画像は100枚または600枚/リクエストPDFページ上限600ページ(コンテキストウィンドウが100万トークン未満のモデルは100ページ)

画像形式はチャット添付とAPIでJPEG/PNG/GIF/WebPが基本で、Claude CodeではReadツールがPNGやJPGなどを視覚コンテンツとして返します。XLSXだけは、アカウントで「コード実行とファイル作成」を有効にしていないとアップロードできません。

画像の上限は、claude.aiとAPIで単位が違う

ファイル全般の上限(チャットなら500MB)と、画像に限った上限は別の数字です。画像はビジョン機能の制限を受けるため、チャットに並ぶ「500MB」をそのまま画像に当てはめると外します。

くらべる

画像の上限: claude.ai と API

チャット添付

claude.ai

1メッセージあたり20枚、1枚10MB、8000×8000pxまで。サポート記事のファイル上限では、チャットあたり20ファイルとも書かれています。

/v1/messages

Anthropic API

1リクエストあたり100枚(200kトークンコンテキストのモデル)または600枚(その他)。1枚10MB(base64後)、8000×8000pxまで。20枚を超えると、全画像に厳しい寸法上限がかかります。

API側の落とし穴は、20枚を超えたときです。過去のターンから送り直した画像やtool_result内のスクリーンショットも数えられ、超えた画像は「many-image requests」を含むinvalid_request_errorで拒否されます。回避策は、各画像の長辺を2000px以下にするか、画像とドキュメントのブロックを20個以内に収めることです。600枚まで届く前に、リクエストサイズ(標準エンドポイントで32MB)が先に上限になることもあります。

クラウド経由では数字がさらに変わります。Amazon BedrockとGoogle Cloudでは、画像1枚の上限がbase64後で5MBです。リクエスト全体の上限も、パートナー運営のプラットフォームでは、Claude APIを直接使う場合より低いことがあります。上の表の数字は、Anthropic APIを直接使う場合のものとして読んでください。

PDFが「読める」の意味は経路ごとに違う

同じ「PDFを読ませる」でも、チャット添付は100ページを境に処理内容が変わります。100ページ以下は文字と画像(図表・グラフ)の両方を解析します。101〜1,000ページはテキストのみの解析に切り替わり、視覚要素は読み取られません。1,000ページを超えるとアップロード自体が通らず、「Uploaded file is too large」というエラーになります。

Claude Codeの添付は100ページを超えると受け付けられませんが、その先に回避策があります(次節)。ページ数に加えて、どこまで内容を見てくれるかも比較の軸になります。

APIも、ページ数に届く前に失敗することがあります。公式の注記は、フォントが小さいページの多いPDF・複雑な表・図版の多いPDFで、コンテキストウィンドウが先に埋まると説明しています。Files APIを使っても失敗しうるので、文書をセクションに分けるか、埋め込み画像をダウンサンプリングします。

Claude CodeでPDFが大きすぎると言われたときの手順

添付したPDFが100ページまたは20MBを超えると、非対話モードでは次のメッセージになります(対話セッションでは、escを2回押して再試行するよう促されます)。

PDF too large (max 100 pages, 20MB). Try reading the file a different way (e.g., extract text with pdftotext).

この上限は「添付」という工程の値です。Claude Codeには、添付を経由せずに読み進める道が2つあります。

手順

添付上限を避けてPDFを読ませる

  1. 1

    Readツールにページ範囲を読ませる

    「このPDFの1〜20ページを読んで」のように依頼します。10ページを超えるPDFはpagesパラメータ("1-5"のような指定)で、1回あたり最大20ページずつ読まれます。

  2. 2

    pdftoppmが入っているか確認する

    ページ範囲の読み取りは、poppler-utilsのpdftoppmでページを描画します。macOSならbrew install poppler、DebianやUbuntuならapt-get install poppler-utilsです。未導入だとpdftoppm is not installedで失敗します。Windowsなどそのほかの環境では、pdftoppmがPATHに入るpopplerのビルドを入れる必要があります。

  3. 3

    図表が不要ならテキスト抽出にする

    pdftotextで抽出したテキストをファイルに出力し、そのパスを参照させます。文章中心の資料なら、ページ範囲の読み取りより手早く済みます。

パスワード保護のPDFはPDF is password protected、壊れたPDFはThe PDF file was not validになります。前者はパスワードを外し、後者は元のアプリケーションから書き出し直してから再試行します。画像の側では、Claude Codeが大きな画像をモデルの上限に収まるよう自動でリサイズ・再圧縮するため、大きなスクリーンショットは縮小・再圧縮されたうえで送られます。

Amazon BedrockのConverse APIでは、PDFの読まれ方が変わる

Amazon Bedrock(Opus 4.6以前のClaude)のConverse API経由でPDFを渡す場合は、引用(citations)を有効にしているかで処理モードが分かれます。無効なら、図表を読まないテキスト抽出のみのモードで、3ページのPDFでおよそ1,000トークンです。有効にすると、各ページをテキストと画像の両方で処理するモードになり、同じ3ページでおよそ7,000トークンです。

図表を読ませたいのに、Converse APIで引用を有効にしないと、ページ数の上限とは無関係にテキスト抽出のままになります。InvokeModel APIなら、引用を強制されずに処理内容を選べます。ページ数の上限と、視覚要素まで読まれるかどうかは、別の設定で決まります。

Files APIに保存したファイルの扱い

APIの保存上限とリクエスト上限は別レイヤーです。1ファイル500MBまで保存できても、PDFを/v1/messagesに渡すときはリクエスト全体(併送する他の内容を含む)で32MBの壁があります。大きなPDFはfile_idにして参照する構成が案内されています。

数字

Files APIの保存まわり

  • 1ファイルの上限

    500MB

  • 組織の合計保存量

    1TB

  • 自動失効の指定範囲

    1時間〜90日

    アップロード時に expires_in_seconds で指定

上限の数字より運用で効くのは、次の性質です。

  • アップロードしたファイルはワークスペース全体から参照できます。エンドユーザー・会話・セッション単位の隔離はありません。マルチテナントのアプリでは、テナントごとにワークスペースを分ける設計が公式に案内されています
  • 自分がアップロードしたファイルは、ダウンロードできません。ダウンロードできるのは、スキルやコード実行ツールが生成したファイルだけで、アップロード済みを取得すると400エラーです
  • アップロード後の内容変更や名前変更はできません。差し替えるには、新規にアップロードして古いほうを削除します
  • 自動失効を指定しなければ、ファイルは削除するまで残ります。失効後は、そのファイルを参照するMessagesリクエストが推論の前に失敗します

エラー文言から、どの経路の上限か見分ける

対処は各節に書いたとおりです。ここでは、文言と経路の対応だけを並べます。

文言出る場所意味
Uploaded file is too large出る場所claude.aiチャット意味PDFが1,000ページ超
PDF too large (max 100 pages, 20MB)出る場所Claude Code意味添付PDFが100ページまたは20MB超
Request too large (max 32MB)出る場所Claude Code意味会話に溜まった画像・添付でAPIの32MBを超えた
Image was too large出る場所Claude Code意味画像がAPIのサイズか寸法の上限を超えた
many-image requestsを含むinvalid_request_error出る場所API意味20枚超の画像に厳しい寸法上限がかかった
Exceeds context window size (400)出る場所Files API意味ファイルがコンテキストウィンドウより大きい(500MBのテキストなど)
Storage limit exceeded (400)出る場所Files API意味組織の保存量1TBに到達
pdftoppm is not installed出る場所Claude Code意味上限ではなく、popplerが未導入

Claude CodeのRequest too large (max 32MB)は、ファイル1つの大きさではなく、会話全体に積み上がった量で起きます。/compactを実行すると、溜まった画像と添付が落とされます。メッセージ本文だけで32MBを超えたときはcompacting cannot make it fitと表示され、/compactでは解決しません。

Files APIのStorage limit exceededは、1ファイルの500MBとは別に、組織全体の1TBで数えられます。File too large (413)が1ファイルの500MB超で、Storage limit exceeded (400)が合計の上限です。

使い分け早見表

やりたいこと向いている経路理由
1回限りの資料を読ませたい向いている経路チャット添付理由ページ数の上限が最も大きい(1,000ページ)
何度も参照する社内資料を登録したい向いている経路Projectsナレッジ理由会話をまたいで持続する。ただし30MB制限に注意
リポジトリ内のPDFやログを読ませたい向いている経路Claude Code(Readツール)理由パス指定で完結し、添付時の100ページ上限を避けられる
自社アプリからPDFを大量処理したい向いている経路Files API理由file_idで使い回せ、リクエストを小さく保てる

チャット添付の弱みは、会話が終わると再アップロードが要ることです。Projectsは持続する代わりに1ファイル30MBで、PDF以外はテキスト抽出のみのため、画像入りのWord資料などには向きません。

Projectsには、もう1つ見落としやすい条件があります。件数は無制限でも、抽出された内容の長さに応じて、追加のトークン上限がかかることがあります。

読み込ませる前に知っておきたい2つのコツ

  • PDFの特定ページを指すときは、PDFビューアに表示されるページ番号を使います。文書に印刷されたページ番号ではありません
  • PDF以外のドキュメントは、Claudeがテキストだけを抽出します。埋め込まれた画像は読み取られません

よくある質問

画像はどのくらいの解像度で渡すのが良いか

サポート記事の推奨は1000×1000px以上で、小さすぎる画像や低解像度の画像は避けるとされています。構図のアドバイスをもらう具体的な手順はClaudeに写真を見せて構図のアドバイスをもらう手順で扱っています。キャラクターの一貫性を画像アップロードで確認する手順はClaudeで漫画のプロットとネームを作る手順にまとめています。

まとめ

サイズと件数の壁は経路ごとに別物なので、エラーが出たら、まずチャット・Projects・Claude Code・APIのどれの上限かを切り分けます。Claude Codeの添付は最も小さい数字でも、Readツールとテキスト抽出という逃げ道がある点が判断の分かれ目です。個別の対処法は、claude.aiでの読み込みならClaudeのPDF読み込み・画像解析の使い方とアップロード上限、Claude Codeのエラー別対処ならClaude Code PDFエラー一覧、API実装ならClaude Files APIでPDFを処理する方法にまとめています。

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