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ClaudeのPDF読み込み制限と写真の枚数上限 — 容量・ページ数・使い方

ClaudeのPDF読み込み制限と写真の枚数上限 — 容量・ページ数・使い方

ClaudeのPDF読み込み制限はチャット500MB・1,000ページ、写真は1メッセージ20枚まで。100ページ超で図表が読まれない理由とClaude Codeでの扱いも載せます。

ClaudeはPDFと画像をチャットにそのまま添付でき、文章だけでなく図表やグラフの内容まで読み取ります。ただし数字の上限は、チャットへの一時添付とProjectsのナレッジで別々に決まります。PDFは100ページを境に、図表を読むかどうかも切り替わります。先に数字だけ挙げると、チャットはPDF1ファイル500MB・1,000ページまで、写真などの画像は1メッセージ20枚まで、1枚あたり8000×8000ピクセルまでです。この記事では、添付の手順に加えて、上限に当たったとき・図が読まれないときの切り分けと、ヘルプセンターの記述に書かれていないことを扱います。

添付できる形式と、PDFだけが特別な理由

チャットで読み込めるドキュメントはPDF・DOCX・CSV・TXT・HTML・ODT・RTF・EPUB・JSON・XLSXの10種類、画像はJPEG・PNG・GIF・WebPの4形式です。

XLSXだけは条件付きです。アカウントで「コード実行とファイル作成」を有効にしていないと、XLSXはアップロードできません。Excelを読ませる予定があるなら、先に機能をオンにします。

PDF以外のドキュメントは、テキストの抽出だけが対象です。DOCXやHTMLに画像やグラフが埋め込まれていても、Claudeはその画像を読めません。図表まで解析させたいときは、PDFに変換するか、画像として単独で添付します。

添付の手順

手順

PDF・画像をチャットに添付する

  1. 1

    「+」ボタンを押す

    チャット入力欄の左下にあります。

  2. 2

    ファイルや写真を追加する項目を選ぶ

    メニューから選びます。英語表示では「Add files or photos」です。日本語表示のラベルは確認できていないので、同じ意味の項目を探してください。

  3. 3

    端末のファイルを選ぶ

    複数選べます。1つのチャットには最大20ファイルまでです。

  4. 4

    「開く」を押して送信する

    送信前のメッセージに添付された状態になります。ウィンドウへのドラッグ&ドロップでも同じ結果です。

画像には近道もあります。コピーした画像やスクリーンショットは、クリップボードからチャット欄へそのまま貼り付けられます。エラー画面や資料の一部だけを見せたいときは、この方が速く済みます。

添付先は、個別のチャットか、Projectsの「Files」セクションのどちらかです。Projectsは、専用のチャット履歴とナレッジベースを持つワークスペースで、後者に入れると複数の会話から参照できます。無料プランでも使えますが、作れるのは最大5個までです。

写真は何枚まで添付できるか

claude.aiのチャットでは、画像は1メッセージに20枚までです。1枚の大きさは8000×8000ピクセルまで。ヘルプセンターのファイル数の上限は「1チャット20ファイル」で、画像専用の枚数はAPIのドキュメント側に書かれています。

20枚を超える写真を見せたいときは、会話を分けるか、複数の写真を1枚にまとめて貼る方法があります。画像はJPEG・PNG・GIF・WebPの4形式です。HEICなど別の形式で撮った写真は、変換してから添付します。

APIでは枚数の数え方が変わります。200kトークンのコンテキストウィンドウのモデルは1リクエスト100枚、それ以外のモデルは600枚までです。1リクエストに20枚を超える画像を含めると、全画像に厳しめの寸法制限が掛かります。

「Uploaded file is too large」が出たとき — チャットとProjectsの上限

まずチャット添付の上限を確認します。

数字

チャット添付の上限

  • ファイルサイズ

    500MB

    1ファイルあたり

  • ファイル数

    20

    1チャットあたり

  • 画像の大きさ

    8000×8000px

    最大

  • PDFのページ数

    1,000

    1ファイルあたり

ヘルプセンター「Upload files to Claude」の記載

Projectsのナレッジは、この数字とは別の枠で管理されます。

くらべる

同じファイルでも、置き場所で条件が変わる

その会話だけ

チャットに添付

その会話の中だけで使えます。図表を含むPDFは、100ページ以下なら視覚要素まで解析されます。

複数の会話で参照

Projectsのナレッジに登録

1ファイル30MBまでです。ファイル数に上限はありませんが、内容の合計がコンテキストウィンドウに収まる必要があります。抽出後の長さに応じた追加のトークン制限もあります。

読み落としやすい点が2つあります。1つ目は、Projectsの説明に画像の大きさとPDFのページ数の上限が書かれていないことです。ヘルプセンターがこの2つを載せているのはチャット添付の側だけで、Projectsにも同じ数字が掛かるかどうかは書かれていません。

2つ目は、サイズが30MB以下でも登録できないことがある点です。抽出後の文字量に応じて追加のトークン制限が掛かることがあり、ファイルが小さくても文字量の多い資料は対象になりえます。

Projectsのコンテンツ形式は「テキスト抽出のみ」で、例外はマルチモーダルPDFだけです。PDF全般が例外なのか、どの条件でマルチモーダル扱いになるのかは、ヘルプセンターに定義がありません。

RAGが働くと何が変わるか

ナレッジがコンテキストの上限に近づくと、ClaudeはRAG(検索拡張生成)モードに自動で切り替わります。登録資料を毎回まるごと読み込む代わりに、質問に関係する部分を検索して使う仕組みで、容量は最大10倍まで広がります。この拡張は有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)に限られます。

RAG用のヘルプ記事には、利用者側で気づく点がいくつかあります。

  • 設定は不要で、オンオフの切り替えもできません。ナレッジの大きさに応じて自動で決まり、収まるうちは通常どおりコンテキスト内で処理されます
  • 発動すると、Claudeが「project knowledge search tool」を使って資料を探す様子が画面に出ます
  • ナレッジが閾値を下回ると、コンテキスト内の処理へ自動で戻ることがあります
  • RAGはweb search・extended thinking・Researchとも併用できます
  • 応答の精度は、コンテキスト内処理と変わりません
  • 検索の精度を上げるには、内容が分かるファイル名を付ける・関連資料を同じプロジェクトにまとめる・質問でファイル名を挙げる、の3つが効きます

プランごとの利用量の上限はClaude Proの制限の仕組みで扱っています。

新しいProjectsは別物になりつつある

ヘルプセンターのProjectsの記事は、ベータ版の新しいProjectsを冒頭で案内しています。新版ではプロジェクトが1つの会話になり、Claudeが作業を並列のスレッドに分けてクラウドで進めます。提供は、Claude Codeを使うPro・Maxの一部の利用者から段階的に始まっています。

既存のチャット・CoworkのProjectsは、これまでどおり動きます。新版の提供は、チャット・Cowork・Team・Enterpriseへ順次広がる予定です。既存プロジェクトの新版へのアップグレードが明記されているのはProとMaxだけで、「これまでどおり」は恒久的な保証ではありません。本記事の上限(30MB・RAG)は、この既存のProjectsの話です。新版の上限は、上のヘルプ記事に載っていません。

図表が読まれないとき — PDFは100ページで切り替わる

Claudeは、送られたPDFのページ数で解析の深さを変えます。

数字

PDFのページ数と解析される内容

  • 1〜100ページ

    テキスト+視覚要素

    図表・グラフ・レイアウトまで質問できる

  • 101〜1,000ページ

    テキストのみ

    視覚要素は解析されない

  • 1,000ページ超

    添付できない

    「Uploaded file is too large」のエラー

ページ数で解析の深さが決まります

101〜1,000ページは添付できても、グラフや図はテキスト側の説明からしか読み取れません。

症状から原因を絞ると、次のようになります。

症状原因の候補試すこと
グラフの中身を聞いても答えられない原因の候補101ページ以上で視覚要素が対象外試すこと図を含む章だけを100ページ以下のPDFに切り出す
図の内容がDOCXやHTMLから抜け落ちる原因の候補PDF以外は画像が読まれない試すことPDFに変換するか、図を画像で別に添付する
添付そのものが失敗する原因の候補1,000ページ超、または500MB超試すこと分割して添付する。ヘルプセンターも大きな文書は小さな区画に分けるよう勧めている
特定ページの指摘がずれる原因の候補印刷された番号で伝えている試すことPDFビューアーが表示するページ番号で伝える

文章が中心で図表に頼らない資料なら、テキスト解析だけで足ります。無理に分割する必要はありません。質の高い要約を引き出すプロンプトや、101ページを超える資料の分割戦略はClaudeのPDF要約のコツにあります。

APIで同じPDFを渡すと、数字が変わる

チャットの「1,000ページ・500MB」を、そのままAPIに持ち込むことはできません。開発者向けのPDF対応ドキュメントには、別の上限が載っています。

項目チャット添付API(PDF対応の記述)
サイズチャット添付1ファイル500MBAPI(PDF対応の記述)1リクエスト32MB(プラットフォームで異なる)
ページ数チャット添付1,000ページAPI(PDF対応の記述)1リクエスト600ページ(コンテキストウィンドウが1Mトークン未満なら100ページ)

APIの数字は、PDFと一緒に送る他の内容を含めたリクエスト全体に掛かる制限です。チャットの記述は1ファイルごとの制限なので、数え方の単位も違います。APIが受け付けるのは、パスワードや暗号化のない標準的なPDFです。

大きなPDFは、Files APIで先にアップロードし、リクエストにはfile_idだけを載せる形が向いています。PDF本体を毎回リクエストに含めずに済むので、リクエスト全体の32MBに収まりやすくなります。

PDFの渡し方は、公開URLの指定、base64エンコードした本体の送信、Files APIのfile_id参照の3通りです。手元のローカルファイルや、URLを用意できないときはbase64を使います。対応モデルは、現行のすべてのアクティブなモデルです。PDFの読み取りはClaudeの視覚機能に基づくので、画像解析と同じ制約が当てはまります。なお、.txt・.csv・.mdのようなプレーンテキストは、PDFにせず、MIMEタイプをtext/plainにしてFiles APIにアップロードし、file_idで参照すればドキュメントブロックとして渡せます。

クラウド経由では使える渡し方が狭まります。Amazon BedrockとGoogle Cloudで使えるのはbase64だけです。Azure上でホストされるMicrosoft FoundryのデプロイメントはFiles APIに対応していません。

Amazon BedrockのConverse APIは、既定でテキスト抽出だけになる

Claude on Amazon Bedrock(Opus 4.6以前)でConverse APIを使う場合には注意点があります。引用(citations)を有効にしないと、PDFは基本的なテキスト抽出だけで処理されます。グラフや図を読ませたいのに読まれないときは、まずこの設定を疑います。

モード読み取り範囲3ページのPDFの目安
Converse Document Chat(引用オフ)読み取り範囲テキスト抽出のみ3ページのPDFの目安約1,000トークン
Claude PDF Chat(引用オン)読み取り範囲テキスト+ページ画像3ページのPDFの目安約7,000トークン

視覚的な解析は、引用を有効にしたときだけ使えます。引用なしで視覚解析を使いたい場合は、InvokeModel APIが選択肢になります。3ページの目安どうしを比べると、視覚解析はトークン消費が約7倍です。

Claude CodeでPDFや画像を読ませる

Claude Codeでは、チャットの添付とは仕組みが違います。PDFはファイルのパスを伝えて読ませ、10ページ以下の短いPDFはまるごと、それより長いPDFはpagesパラメータで範囲を指定して読みます。1回に読めるのは20ページまでで、"1-5"のように指定します。

範囲指定の読み込みはpdftoppm(poppler-utils)でページを画像にするので、事前のインストールが必要です。入っていないとpdftoppm is not installedで失敗します。

# macOS
brew install poppler
 
# Debian / Ubuntu
apt-get install poppler-utils

画像は、ウィンドウへのドラッグ&ドロップ、Ctrl+Vでの貼り付け(WindowsとWSLはAlt+V)、パスの指定のいずれかで渡せます。貼り付けると[Image #1]のような目印が入り、プロンプトの中で番号を使って指せます。大きな画像は縮小されて送られるので、細かい文字が読まれないときは、見せたい範囲を切り出してから渡します。

つまずきやすい点

低解像度の画像で読み取りが不安定になる

画像は1000×1000ピクセル以上が目安です。何度も圧縮した小さなスクリーンショットは、文字が潰れて誤読の原因になります。手書きメモを撮影して読み取らせる場合の撮り方と、文字起こしだけを取り出すプロンプトは手書きメモの文字起こしをClaudeに任せる手順にあります。

密度の高いPDFが、ページ数の手前で失敗する

これはAPI側のドキュメントにある注意書きです。小さな文字のページ・複雑な表・重いグラフィックが多いPDFは、ページの上限に届く前にコンテキストウィンドウを使い切ることがあります。対処は、セクションごとに分けることと、埋め込み画像を縮小することです。各ページが画像として処理されるので、縮小が効きます。

Files APIで渡した場合も同じで、大きなPDFはページ上限に届く前に失敗することがあります。チャット側のヘルプ記事に同じ記述はありませんが、大きな文書を分けるよう勧める点では一致しています。

よくある質問

無料プランでもPDF・画像を読み込ませられますか

チャットへのPDF・画像の添付に、プラン別のサイズやページ数の記載はありません。

文字のないスキャン画像だけのPDFは読めますか

100ページ以下のPDFは、テキストと視覚要素の両方が解析されます。ヘルプセンターには、文字情報のないスキャンPDFに個別に触れた記述はありません。101ページ以上は視覚要素が解析されないので、文字のないスキャンは、100ページ以下に収める方が確実です。受信FAXをスキャンした文書の実務パターンはClaudeをFAX業務で使う手順にあります。

動画や音声は添付できますか

ヘルプセンターの対応形式の一覧に、動画と音声は載っていません。チャットで読み込めるとされているのは、ドキュメント10種類と画像4形式です。

まとめ

図表の質問が要るかどうかで、資料の置き場所(チャットかProjectsか)とページ数の切り方が決まります。APIやBedrockで渡す場合は、チャットとは別の数え方になります。Projectsの作成・共有まで含めた全体像はClaude Projects完全ガイドに、APIを含めたChatGPTとの比較はClaudeとChatGPTのPDF処理上限を比較するにあります。

参照した一次ソース

この記事の記述は、次の一次ソースと照合しています。更新時に参照先が変わった場合は一覧も更新します。

  1. support.claude.com/en/articles/8241126-upload-files-to-claude
  2. support.claude.com/en/articles/9517075-what-are-projects
  3. support.claude.com/en/articles/11473015-retrieval-augmented-generation-rag-fo…
  4. platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/pdf-support
  5. platform.claude.com/docs/en/build-with-claude/vision
  6. code.claude.com/docs/en/tools-reference
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