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Claudeの音声モードで声を変える方法 — 画面共有と対応環境

Claudeの音声モードで声を変える方法 — 画面共有と対応環境

Claudeの音声モード(ボイスモード)で声を変える手順と、Quick Entryの画面共有・音声入力の使い方を、対応環境とプランの違いとあわせて説明します。

Claudeの声を変えるには、Web版・デスクトップ版は「Settings」→「General」の「Voice settings」で選び直します。モバイル版は音声モード中に左下の設定ボタンを押し、声と話す速さを選びます。選べるのはあらかじめ用意された声だけで、自分の声や特定の人物に似せた声は作れません。

Claudeで「声」や「画面」を使う機能は、名前が似ていても4つに分かれます。声で会話する音声モード、話した内容を文字にするモバイルのディクテーション、macOS限定のQuick Entryによる画面共有と音声入力、そしてClaude Codeの/voiceです。探している操作がどれかを取り違えると、Windowsで画面共有を探して見つからない、といった回り道になります。

目的別に見る4つの機能

機能

声・画面まわりの機能は4つ

  • 音声モード

    声で話しかけ、Claudeも声で返す双方向の会話で、「ボイスモード」と呼ばれることもあります。Claude Mobile(iOS・Android)・Claude Desktop・Web版で使え、全プランが対象のベータ機能です。

  • モバイルのディクテーション

    話した内容がテキストになり、Claudeの返答もテキストで返ります。iOS・Androidアプリのチャット入力欄にあるマイクアイコンから使います。

  • Quick Entry(macOS)

    Claude Desktop for Macで、Optionキーのダブルタップから画面キャプチャの添付やウィンドウ共有ができます。Caps Lockでの音声入力も含みます。

  • Claude Codeの/voice

    CLIやVS Code拡張のプロンプト欄に声で入力します。claude.aiアカウントでの認証が前提で、Claude.aiアプリの音声モードとは別の機能です。

音声モードで会話する

音声モードは無料プランを含む全プラン(Free・Pro・Max・Team・Enterprise)で使えます。プラン別の上限や料金はClaude料金プラン完全ガイドで確認できます。声での会話も通常の使用量制限に数えられ、テキストチャットと合算で消費されます。

始め方と終わり方

Web版・Claude Desktopの手順です。

手順

Web版・デスクトップ版で音声モードを始める

  1. 1

    新しいチャットを開く

    Claudeにログインして新しいチャットを開きます。

  2. 2

    サウンドウェーブのアイコンをタップする

    チャット画面の右下にあります。

  3. 3

    話しかける

    話した内容が入力欄に自動で入り、話し終えるとClaudeが応答します。終えるときは同じ右下の「Stop」ボタンを押します。押すまで音声モードは続きます。

モバイル版は、テキスト入力欄でマイクアイコンの隣にあるサウンドウェーブのアイコンをタップし、声を選んで話し始めます。

静かな場所と騒がしい場所で方式を変える

くらべる

音声モードの2つの話し方

既定

ハンズフリー

Claudeが話の自然な間を聞き取って自動で応答します。静かな環境向きで、Claudeが話を遮ってきたときは、そのまま話し始めればClaudeが止まって聞き直します。

騒がしい場所向け

プッシュトーク

ボタンを押している間だけ聞き取り、離すと終わりです。街中や人が集まる場所、近くで別の人が話している場面のように、背景の音とユーザーの声を区別しにくいときに切り替えます。

モデルと接続ツール

起動時は、直前にテキストチャットで使っていたモデル系統(Opus・Sonnet・Haikuなど)の最新世代が自動で選ばれます。会話中もモデルセレクターから切り替えられますが、世代までは指定できません。Claude Fableは音声モードで使えません。切り替えたいときはテキストチャットに戻ります。Fable自体の位置づけはClaude Fable 5の読み方と名前の由来にあります。

Gmail・Googleカレンダー・Google Docs・Slackなどの接続済みツールも、声のまま呼び出せます。無料プランは接続できるツールが1つで、有料プランはもっと接続できます。ただし画面に出せない結果もあり、複数のツールを同時に使うと少し待たされることがあります。

声の言語と会話の記録

声の選択肢は、Voice settingsでクリックするたびに試し聞きでき、もう一度クリックすると止まります。

音声の言語は表示言語とは別の設定です。「Settings」→「General」の「Voice」→「Language」で選びます。表示言語を日本語にしただけでは音声の言語は変わらないので、日本語で話すときはここを確認します。英語以外の言語対応はベータで、会話の途中でClaudeに頼んで切り替えることもできます。表示言語の側の手順はClaude言語設定を日本語優先にする手順にあります。

声での会話の書き起こしは、テキストの会話と同じくチャット履歴に残ります。英会話の練習相手にする指示例はClaudeを英会話の練習相手にする使い方、配信の台本読み上げならClaudeでVTuberの配信台本と企画を作る手順が参考になります。

反応が悪いときの切り分け

公式のトラブルシューティングは症状を4つに分けています。

症状公式が挙げる対処
声を認識しない公式が挙げる対処静かな場所に移る、またはプッシュトークに切り替える。端末のマイク権限がClaudeに許可されているか確認する
音声が途切れる公式が挙げる対処回線が安定しているか確認する。ほかの重いアプリを閉じ、バッテリー残量も見る
応答が止まる公式が挙げる対処使用量の上限に達していないか確認する。音声モードをいったん抜けて入り直す
何度も遮られる公式が挙げる対処話の途中で間を空けすぎない。プッシュトークに切り替える

画面を見せたいとき — Quick Entry

Quick Entryは、Claude Desktop for Macを開いていなくても、どのアプリからでもOptionキーのダブルタップでClaudeを呼び出せる機能です。Claude Desktopは起動していれば足り、バックグラウンドでも動きます。画面共有はその一部で、範囲をドラッグするかウィンドウをクリックした時点の内容をメッセージに添付する仕組みです。

使う前に必要なもの

画面共有の基本機能はmacOS 12以降、音声入力はmacOS 14以降が条件です。macOSの権限も3つ求められ、システム設定の「プライバシーとセキュリティ」で確認・変更できます。

  • 画面収録: スクリーンショットとウィンドウ共有に必要
  • アクセシビリティ: Quick Entry自体の動作に必要
  • 音声認識: 音声入力に必要(macOS 14以降)

初回に出る案内で、ショートカットを有効にするチェックボックスを入れる流れです。あとから切り替えるときは「Settings」→「General」の「Desktop app」を使います。ここで見落としやすいのが、Caps Lockによる音声入力用のショートカットが既定ではオフという点です。Caps Lockキーを専有する機能なので、使いたい人が自分でオンにします。

スクリーンショットとウィンドウ共有

手順

範囲を選んでスクリーンショットを送る

  1. 1

    Quick Entryを開く

    Optionキーをダブルタップします。

  2. 2

    範囲をドラッグする

    カーソルのそばに「Drag to take a screenshot」の案内が出ます。写したい範囲をドラッグして選びます。

  3. 3

    質問を添えて送る

    選んだ範囲がメッセージに添付されます。

ウィンドウ全体を渡すときは、Quick Entryを開いたあと、共有したいアプリのウィンドウをクリックします。内容が添付されるので、質問を添えて送ります。「New chat」を押すと、直近5件の会話が表示されます。

Caps Lockで音声入力する

音声ショートカットをオンにしたあとの手順です。Caps Lockを1回押して話し、話し終えたらもう一度押します。文字起こしされた内容を確認し、矢印アイコンで送信します。

設定画面の「Voice shortcut」のドロップダウンには、Caps Lockを使う、カスタムキーを設定する、ショートカットを無効にする、の3つが並びます。ところが同じヘルプ記事のFAQには「音声ショートカットはCaps Lockか無効化のみ」とあり、記述が食い違っています。実際に選べるかどうかは、お使いのバージョンの設定画面で確かめるのが確実です。他アプリとの衝突が心配なら、無効にすれば避けられます。呼び出し用のショートカットは、Optionダブルタップのほか「Option + Space」やカスタムキーに変えられます。

Windows・Linux・スマホで声を使いたいとき

Quick Entryは、公式のFAQでmacOSだけの機能とされています。Windows版のClaude Desktopは使えますが、Quick Entryの機能は付いていません。設定と権限の詳細はClaude DesktopのQuick Entry Mac版にあります。

Linux版のClaude Desktopは、ベータの位置づけで機能ごとに差があります。Quick Entryのグローバルホットキーは、X11では動き、ネイティブのWaylandではデスクトップ環境側のGlobalShortcutsポータルが必要です。一方、Linux版アプリでは音声入力(ディクテーション)が使えず、代わりにCLIの音声ディクテーションを使うよう案内されています。Linux版での画面共有の可否は、確認できた公式ページに記載がありませんでした。音声モードについては、公式ページにOS別の対応表がなく、対象は「Claude Mobile・Claude Desktop・Web版」とだけ書かれています。

スマホでは、モバイルのディクテーションが手軽です。

手順

iOS・Androidで声を文字にして送る

  1. 1

    マイクアイコンをタップする

    新しいチャットを開き、入力欄の右側にあるマイクアイコンを押します。初回は言語を選びます。

  2. 2

    話して送信する

    話した内容がそのままテキストで入力欄に出ます。矢印アイコンで送信し、送らずにやめるなら「X」を押します。Claudeの返答はテキストです。

ディクテーションの対応言語には日本語が入っています。言語はプロフィール(イニシャル)から「Speech Input Language」で変更できます。音声認識の後、録音した音声は削除され、コピーの保持や生成モデルの学習には使われないと説明されています。

Claude Codeのターミナルで声を使う

Claude CodeのCLIには、Claude.aiアプリとは別の音声ディクテーションがあります。ここで確認できた範囲では、v2.1.285のclaude --helpに音声のオプションは出ません。

$ claude --version
2.1.285 (Claude Code)
 
$ claude --help | grep -i -E "voice|audio|speech"
(該当なし)

起動フラグではなく、対話画面の中でスラッシュコマンドを実行して有効にする作りです。公式ドキュメントでは、/voiceでオンとオフを切り替えると案内されています。

コマンド動作
/voice動作オンとオフを切り替える。モードは維持
/voice hold動作スペースを押している間だけ録音する(既定)
/voice tap動作1回押して録音を始め、もう1回押して送信する
/voice off動作無効にする

ユーザー設定ファイルに直接書くこともできます。

{
  "voice": {
    "enabled": true,
    "mode": "tap"
  }
}

条件は3つあります。1つ目は、認証がclaude.aiアカウントであることです。APIキーで直接使う構成や、Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundry経由では音声認識が使えません。2つ目は手元にマイクがあることで、クラウドセッションやSSH接続先では動きません。3つ目は、WSLで使う場合にWSLgが必要なことです。

音声は認識のためにAnthropicのサーバーへ送られ、ローカルでは処理されません。

Claude Codeの文字起こしはメッセージやトークンを消費せず、/usageの上限にも数えられません。音声モードは通常の使用量に合算されるので、長く使うなら消費の出方が変わります。

日本語で使う人は言語設定に注意が要ります。ディクテーションの言語はClaudeの応答言語を決めるlanguage設定と共通で、空のままだと英語になります。設定は/configか、設定ファイルの"language": "japanese"で行います。tapモードは3語以上の文字起こしなら自動で送信され、日本語も単語数で数えられるため、自動送信の対象になります。2分たつか、15秒間無音が続くと録音は自動で止まります。EscかCtrl+Cを押すと、文字起こしを捨てて録音前の状態に戻せます。

VS Code拡張機能も、同じclaude.aiアカウントの条件で音声ディクテーションに対応しています。Remote・SSH・Dev Containers・Codespacesでは使えません。

Claude Code全体の使い方はClaude Code完全ガイド、Claudeアプリ全体のインストールと設定はClaudeアプリ完全ガイドにあります。

見つからないときの原因

音声モードのアイコンが組織のアカウントで出ないときは、組織側で無効になっている可能性があります。公式は、Enterpriseのオーナーが組織で音声モードを止めたい場合はサポートに連絡する、と案内しています。個人の設定から戻せるかどうかは、公式ページに記載がありません。

CoworkとClaude Codeでは、ディクテーションは使えますが音声モードは使えません。新しいClaudeの体験では、Claudeがタスクを進めている会話でも音声モードを使えます。ただしCoworkとClaude Codeは対象外です。

Quick Entryのスクリーンショットや音声入力が反応しないときは、macOSの権限を先に見ます。確認先は「使う前に必要なもの」に挙げた3つで、Claude Desktopに許可されているかをシステム設定で見ます。

まとめ

まず「声で返事がほしいか、入力だけか、画面を見せたいか」を決め、次にOSとアカウントの種類で使える機能が絞られる、という順で選びます。

参照した一次ソース

この記事の記述は、次の一次ソースと照合しています。更新時に参照先が変わった場合は一覧も更新します。

  1. support.claude.com/en/articles/11101966-use-voice-mode
  2. support.claude.com/en/articles/12626668-use-quick-entry-with-claude-desktop-o…
  3. support.claude.com/en/articles/10065434-use-dictation-on-claude-mobile
  4. code.claude.com/docs/ja/voice-dictation
  5. code.claude.com/docs/en/voice-dictation
  6. code.claude.com/docs/en/desktop-linux
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