Claude言語設定を日本語優先にする手順と会話言語との違い
Claudeの表示言語を日本語にする手順と、会話言語・音声モード・ディクテーション・Claude Codeのlanguage設定がそれぞれ別物である点を示します。
日本語優先にするには「言語設定」が5か所ある
画面を日本語にするだけなら、左下のプロフィールアイコンを開き、メニューの「Language」で「日本語」を選びます。変わるのは画面の表示言語だけで、Claudeの返答の言語は変わりません。
Claudeの言語まわりの設定は1つではありません。画面の表示言語、会話の言語、音声モード、モバイルのディクテーション、Claude Codeのlanguageキーが、それぞれ別の場所にあります。Claude Codeのlanguageキーだけは、返答とディクテーションの言語をまとめて決めます。ほかの設定は、1か所を日本語にしても残りは変わりません。
日本語にしたいものごとの設定先
画面の表示言語
プロフィールアイコンの「Language」。メニューとボタンの表示が変わります。Webとデスクトップアプリが対象です。
Claudeの返答の言語
送ったメッセージの言語に合わせて返ります。固定したいときは「Instructions for Claude」に書きます。
音声モード
Settings > Generalの「Voice > Language」。表示言語とは別に、Claudeが話す言語と聞き取る言語を決めます。
モバイルのディクテーション
プロフィールのイニシャルから「Speech Input Language」。話した内容を文字にして送る機能の言語です。
Claude Code
settings.jsonのlanguageキー。返答の言語、音声ディクテーションの言語、自動生成されるセッション名の言語を決めます。
選べる言語の一覧も設定ごとに違います。目的の言語が出てこないときは、開いている設定が違うことを疑うと早く解決します。
| 設定 | 選べる言語 |
|---|---|
| 表示言語(Web・デスクトップ) | 選べる言語11言語(インドネシア語を含み、ロシア語・トルコ語・ウクライナ語は含まない) |
| モバイルのディクテーション | 選べる言語12言語(英語以外はベータ。ロシア語・トルコ語・ウクライナ語を含み、インドネシア語は含まない) |
| Claude Codeのディクテーション | 選べる言語20言語(チェコ語・デンマーク語・ギリシャ語・ノルウェー語・スウェーデン語なども含む) |
| Claude Codeの返答言語 | 選べる言語制限なし(言語名をそのままClaudeに渡す) |
表示言語を日本語に切り替える手順
WebとデスクトップアプリのUIは共通です。切り替えの結果は、メニューやボタンの文言として出ます。
表示言語を日本語にする
- 1
プロフィールアイコンを開く
画面左下のプロフィールアイコンをクリックします。
- 2
Languageを選ぶ
メニューの「Language」セクションを開き、「日本語」を選びます。
- 3
切り替わりを確かめる
インターフェースは自動で切り替わります。
選択肢は英語・フランス語・ドイツ語・ヒンディー語・インドネシア語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)・スペイン語(中南米)・スペイン語(スペイン)の11言語です。ヘルプの手順はWebとデスクトップアプリ向けです。
表示言語を日本語にしても英語で返ってくるとき
表示言語と返答の言語は連動していません。ヘルプには「言語設定を変えても、どの言語でもClaudeとチャットできる。Claudeはあなたが使う言語で会話する」という趣旨の注記があります。表示言語を英語のままにして、日本語でチャットする使い方も成立します。
返答の言語は、送ったメッセージの言語に合わせて決まります。英語で質問すれば英語で返ってきます。英語の資料を貼って日本語で答えさせたいなら、指示の側で日本語を指定します。
アカウント全体に効かせるなら「Instructions for Claude」です。画面左下のイニシャルから「Settings」を開き、「Instructions for Claude」欄に書きます。ここに書いた内容は、すべての会話に適用されます。
常に日本語の敬体で回答してください。言語と文体は、このように1つの指示にまとめて書けます。
Claude Codeには言語を指定するキーがある
Claude Codeにも言語を決める項目があり、表示言語ではなくsettings.jsonのlanguageキーです。Web版の設定画面とは別に、設定ファイルで指定します。
{
"language": "japanese"
}仕様のポイントは次のとおりです。
- 値は言語名の文字列で、
"japanese"や"spanish"のように書きます。固定リストはなく、値はそのままClaudeへの指示として渡されます - 値の検証はしません。綴りを間違えても、エラーにならず、間違った綴りがそのまま指示になります
- 未設定のとき、セッション名は会話の言語に合わせて付きます
- どの設定ファイルにも書けます。プロジェクトの設定ファイルに書けば、そのプロジェクトを使うチーム全員の返答とディクテーションの言語が同じ値になります
同じ値が、/voiceの音声ディクテーションの言語にも使われます。languageが空のままだと、ディクテーションは英語で動きます。言語名のほか、"ja"のようなBCP 47の言語コードでも指定できます。VS Code拡張では、languageが空のときaccessibility.voice.speechLanguageが先に参照されます。
音声ディクテーションの対応20言語には日本語(ja)が入っています。日本語の書き起こしは、空白で区切られない言語として単語数が数えられ、タップ操作のモードでは自動送信の条件を満たします。押している間だけ録音するholdモードでも、voiceのautoSubmitを有効にすれば同じ条件で自動送信されます。対応外の言語名を入れると、/voiceを有効にするときに警告が出て、ディクテーションだけが英語に戻ります。返答の言語は影響を受けません。
音声ディクテーションを使うには、Claude.aiアカウントでのログインが必要です。APIキー直接利用、Amazon Bedrock、Google CloudのAgent Platform、Microsoft Foundryの構成では使えません。クラウドセッションやSSHセッションでも動きません。languageを設定しても、これらの条件は変わりません。
言語を指定するコマンドラインオプションはありません。設定の入口はsettings.jsonと/configです。
/voiceを有効にすると、現在のディクテーション言語が表示されます。
Voice mode enabled (hold). Hold space to record. Dictation language: en (/config to change).日本語にしてあれば、末尾がDictation language: jaのように変わります。languageを空のままにしているとenと出るので、有効化の直後に確認できます。
Claude Codeの設定全般は、別記事にまとまっています。CLAUDE.mdの書き方はClaude CodeのCLAUDE.mdを実用に引き上げる10のパターンにあります。
音声モードの言語は表示言語と別の設定
音声モードの言語は、Settings > Generalを開き、「Voice」の「Language」で選びます。Claudeが話す言語と聞き取る言語の両方がここで決まります。ヘルプにも、表示言語とは別の設定だと明記されています。音声モードの多言語対応は、全プランとモバイル・デスクトップ・Webで使え、英語以外はベータ版です。会話の途中で、Claudeに言語の切り替えを頼むこともできます。
Claude CoworkとClaude Codeでは音声モードは使えず、使えるのはディクテーションだけです。Claude Codeの/voiceは、音声モードではなくディクテーションに当たります。対応環境や画面共有との組み合わせ方は、Claude音声モードと画面共有の使い方にあります。
モバイルのディクテーションは音声モードと別機能
iOS・Androidアプリの「ディクテーション」は、話した内容をテキストに変換して送る機能です。返答はテキストで返ります。双方向で話し続ける音声モードとは別の機能として、ヘルプが区別しています。
言語は、初回にマイクのアイコンを押したときに選びます。あとから変えるには、右上のイニシャルから「Speech Input Language」を開きます。全ユーザー(Free・Pro・Max・Team・Enterprise)が使え、英語以外の言語はベータ版です。話した音声は文字に変換した後で削除され、保存や学習には使われないと説明されています。
日本語で答えさせる指示をどこに書くか
指示の置き場所は、効かせたい範囲で選びます。Claude Codeを含めると、候補は次の3つに分かれます。
日本語指定の置き場所
Instructions for Claude
アカウント内のすべての会話に効きます。WebとデスクトップでClaudeに日本語で答えさせる基本の置き場所です。
Project instructions
そのプロジェクトのチャットにだけ効きます。特定の案件だけ別の言語や形式にしたいときに向きます。
language キー
Claude Codeでの返答、ディクテーション、セッション名に効きます。Claude.aiの画面で設定する指示とは別の場所にあります。
口調や出力形式をテンプレートとして定義したいときは、Skillsが向いています。ただしSkillsは言語専用の仕組みではありません。
日本語優先で使うときにつまずきやすい点
/voiceで日本語を話しても文字が崩れる、または英語として認識されるときは、languageが空(つまり英語)のままになっていることがあります。音声ディクテーションのページの不具合対処にも、英語以外で話すなら先に/configで言語を設定するよう書かれています。No speech detectedと出る場合も、ディクテーションの言語と話している言語が一致しているかを見ます。
settings.jsonで「言語」を探すと、もう1つ別のlanguageが見つかります。spellcheckの中の子キーで、スペルチェッカーに渡す辞書名(例は"en_GB")です。返答の言語を決める最上位のlanguageとは別物で、Claudeの返答にもディクテーションにも影響しません。未設定のときは、チェッカー自身の既定の辞書が使われます。
{
"spellcheck": { "enabled": true, "language": "en_GB" }
}spellcheckはClaude Code v2.1.235以降の設定で、書けるのはユーザー設定か管理設定です。spellcheckのブロックは、設定した階層のうち最も上のものが丸ごと適用されます。最上位のlanguageがどの設定ファイルにも書けるのと、置き場所も違います。日本語の返答を固定したいときは、spellcheckではなく最上位のlanguageに書きます。
Project instructionsの提供範囲は、公式ヘルプの2か所で書き方が異なります。パーソナライズ機能の説明ページは、プロジェクトを「無料ユーザーを含む全ユーザーが使える」としたうえで、無料の場合は最大5件までと書いています。同じページの使い分けの節では、Project instructionsを「有料プランのみ」と案内しています。無料アカウントで使うなら、画面で確認するのが確実です。
まとめ
日本語で使う人が最低限触るのは、Instructions for Claudeと、Claude Codeを使うならlanguageキーの2か所です。表示言語は好みの問題で、音声を使うときだけモードごとの言語設定を開きます。