Claude言語設定を日本語優先にする手順と会話言語との違い
Claudeの表示言語を日本語に固定する手順と、会話で使う言語(入力に自動追従)は別物です。音声モード・Claude Code・モバイルの扱いも面ごとに確認します。
Claudeの表示言語は日本語に固定できる — 会話言語とは別の設定
Claudeの表示言語は、プロフィールアイコンから開く「Language」欄で日本語に切り替えられます。この設定が変えるのはメニューやボタンの表示だけです。Claudeが返す会話の言語には影響しません。会話の言語は、送ったメッセージの言語にClaudeが自動で合わせる仕組みだからです。
Web版とデスクトップアプリの手順は共通です。左下のプロフィールアイコンをクリックし、「Language」セクションを開いて日本語を選びます。画面表示はその場で切り替わり、ログインし直す必要はありません。
対応言語は英語・フランス語・ドイツ語・ヒンディー語・インドネシア語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語(ブラジル)・スペイン語(中南米)・スペイン語(スペイン)の11言語です。表示言語の選択肢はこの11言語に限られ、公式ヘルプにもこれ以外の言語は掲載されていません。この制限は、次の節で説明する会話言語の扱いとは別物です。
表示言語を日本語にしても英語で返答されることがある理由
表示言語の設定と、Claudeが返答に使う言語は連動していません。公式ヘルプも「言語設定を変えても、どの言語でもClaudeとチャットできる。Claudeはあなたが使う言語で会話する」と明記しています。表示言語を英語のままにして、チャットは日本語で送るという使い方も普通に成立します。
仕組みは単純です。Claudeは直前の入力の言語に応じて出力の言語を選びます。日本語で質問すれば日本語で返り、途中で英語に切り替えれば次の返答からは英語に変わります。表示言語の11言語という制限は関係なく、会話で使える言語ははるかに広い範囲に及びます。
英語の質問に日本語で答えてほしい、あるいはその逆をしたい場合は、表示言語の設定ではなく、メッセージ本文か「Instructions for Claude」で明示する必要があります。プロフィールのイニシャルからSettingsを開き、「Instructions for Claude」欄に「常に日本語で回答してください」のように書いておくと、すべての会話にこの指示が適用されます。都度プロンプトに書く手間がなくなり、入力言語に関わらず出力言語を固定できます。
プロジェクト単位で同様の指示を設定できるProject instructionsという機能もあります。プロジェクト自体は無料アカウントでも作成でき、最大5件までという上限があります。公式ヘルプの機能比較ではProject instructionsを有料プラン向けの機能として案内しているため、無料アカウントで使える範囲かどうかは実際の画面で確認してください。
音声モードの言語は表示言語と別に設定する
音声モードには、表示言語から独立した専用の言語設定があります。Settings > Generalを開き、VoiceセクションのLanguageでClaudeが話す・聞き取る言語を選びます。表示言語を日本語にしていても、音声モードの言語設定を変えていなければ、Claudeは音声のやり取りをそれまでの言語のまま続けます。
音声モードの対応環境や画面共有との組み合わせ方は、Claude音声モードと画面共有の使い方で個別にまとめています。
モバイルアプリの音声入力(ディクテーション)はさらに別の言語設定を持つ
iOS・Androidアプリには、音声モードとは別に「ディクテーション」という機能があります。話した内容をテキストに変換して送信するだけの機能で、Claudeがテキストで返す点が、双方向で話し続ける音声モードとの違いです。
ディクテーションにも専用の言語設定があり、プロフィールのイニシャルから「Speech Input Language」を選んで切り替えます。対応言語は英語・フランス語・ドイツ語・ヒンディー語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・ロシア語・スペイン語・トルコ語・ウクライナ語の12言語で、英語以外はベータ版という位置付けです。表示言語の11言語、音声モードの言語、ディクテーションの言語は、対応リストの中身自体が微妙に異なる別々の設定になっています。
利用形態ごとの言語設定の違い
Claudeの言語に関わる設定は、利用形態によって用意されているかどうかが分かれます。
| 利用形態 | 用意されている言語設定 | 会話言語の扱い |
|---|---|---|
| Web / デスクトップアプリ | 用意されている言語設定表示言語(Language設定) | 会話言語の扱い入力言語に自動追従 |
| 音声モード | 用意されている言語設定音声言語(Voice > Language、表示言語とは別設定) | 会話言語の扱い選択した言語で固定 |
| モバイルのディクテーション | 用意されている言語設定音声入力言語(Speech Input Language、音声入力のみ対象) | 会話言語の扱い認識した言語のテキストを送信、応答は入力言語に追従 |
| Claude Code | 用意されている言語設定なし | 会話言語の扱い入力言語に自動追従。CLAUDE.mdでの指定も可能 |
| モバイルアプリ(表示言語) | 用意されている言語設定公式ヘルプに個別の記載なし | 会話言語の扱い入力言語に自動追従 |
Claude Codeには表示言語という項目自体が存在しません。設定ファイルのキーを見ても、言語を指定する項目は用意されていないことを確認しています。ターミナル上の定型メッセージは常に英語ですが、Claudeとのやり取りは日本語で送れば日本語で返ってきます。
チームで使う言語を固定したいときは、プロジェクトのCLAUDE.mdに指示を書く方法があります。
# CLAUDE.md
常に日本語で応答してください。コード内のコメントも日本語で構いません。こう書いておけば、メンバーが英語でプロンプトを送っても、Claude Codeの応答は日本語に揃い、レビューの負担も減ります。CLAUDE.mdの具体的な書き方はClaude CodeのCLAUDE.mdを実用に引き上げる10のパターンにまとめています。
日本語で答えさせる指示は3つの仕組みのどこに書くべきか
Claudeには言語以外にも、応答の仕方を調整する仕組みが3つ用意されています。Instructions for Claude(アカウント全体に効く常設の指示)、Project instructions(特定プロジェクト内のみに効く指示)、Skills(トーンや出力形式をテンプレート化する機能)の3つです。
日本語で答えてほしいという指示は、基本的にInstructions for Claudeに書くのが向いています。すべての会話に効くため、案件ごとに書き直す手間がありません。公式ヘルプが例示する書き方に沿えば、「常に日本語の敬体で回答してください」のように、言語と文体を1つの指示にまとめて書くこともできます。
特定のプロジェクトだけ英語のレポート形式で出力したいといった例外があるときは、そのプロジェクトのProject instructionsで上書きします。プロジェクト自体は無料アカウントでも作成できますが、公式ヘルプの機能比較ではProject instructionsを有料プラン向けの機能として案内しています。文章の口調や定型フォーマットまで細かく指定したい場合は、Skillsのほうが向いています。3つを併用することもでき、優先度が競合する場面が少ないよう、範囲の広いものから狭いものへ役割を分けて書くと管理しやすくなります。
日本語優先で使うときによくあるつまずき
設定を日本語に変えたのに一部の画面が英語のままということもあります。設定変更後にページを再読み込みするか、一度ログアウトして入り直すと反映されることがあります。
もう1つ多いのが、過去の会話の言語が変わらないという誤解です。表示言語の変更は新しく開く画面のUIに反映されるものです。すでに送信済みのやり取りの言語をさかのぼって変えるものではありません。過去の会話は、そのとき使っていた言語のまま残ります。
チーム利用で複数言語が混在する場合、表示言語はメンバーごとの個人設定です。組織全体で一括して日本語に固定する管理者設定は、公式ヘルプの範囲では案内されていません。個々のメンバーが自分のプロフィールから設定する形になります。
対応言語の一覧が設定ごとに違うことも、見落としやすい点です。表示言語の11言語にはインドネシア語が含まれますが、モバイルのディクテーションの対応言語には入っていません。反対に、ディクテーションで選べるロシア語・トルコ語・ウクライナ語は、表示言語の選択肢にはありません。「この言語は使えるはずなのに選択肢に出てこない」という違和感は、変えようとしている設定を取り違えているサインです。目的の言語がどの設定の一覧にあるかを先に確認してから、該当するメニューを開くほうが遠回りになりません。
まとめ
Claudeの表示言語は、プロフィールアイコンのLanguage設定から日本語に切り替えられます。この設定が変えるのは画面のUIだけです。Claudeが会話に使う言語は、入力したメッセージの言語に自動で合わせる独立した仕組みになっています。音声モードにはさらに別のLanguage設定があり、Claude Codeには表示言語の項目自体がありません。
日本語優先で使いたいなら、まず表示言語をWebとデスクトップで日本語にします。会話で日本語だけを使いたい場面では、Instructions for Claudeで固定するのが確実です。都度プロンプトに書き足す必要がなくなります。音声モード・モバイルのディクテーション・Claude Codeでの言語の扱いは、それぞれ別の設定・指示で個別に調整する必要があり、1か所を変えれば全部が揃うわけではない点を押さえておくと、設定を探し直す手間が減ります。