Claudeスマホのディクテーション(音声入力)の使い方
Claude for iOS・Androidのディクテーション機能を、マイクアイコンの場所から対応言語、音声モードとの違いまでまとめます。
Claudeのスマホアプリには、話した内容をそのままテキストに変換してメッセージを打ち込む「ディクテーション」機能があります。入力欄のマイクアイコンをタップして話すだけで、キーボードを使わずにプロンプトを送信できます。Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの全プランで使え、英語以外の言語はベータ扱いです。
ディクテーションとは何か
ディクテーションは、発話をテキストに変換してからClaudeに送る一方向の入力手段です。似た名前の「音声モード」とは別機能で、Claudeが声で返答するかどうかが決定的な違いになります。ディクテーションはテキストに変換した時点で完結し、Claudeの応答は通常どおりテキストで返ります。音声モードの詳しい使い方や対応環境の違いはClaude音声モードと画面共有の使い方にまとめてあります。
ディクテーションを使う手順
- Claude for iOSまたはAndroidを開く
- 新しいチャットを開始する
- 入力欄の右側にあるマイクアイコンをタップする
- 初回利用時は使いたい言語を選ぶ(あとから設定で変更可能)
- そのまま話しかける。発話がリアルタイムでテキストに変換される
- 矢印アイコンをタップして送信する
送信前に内容を取り消したい場合は、送信せずに「×」アイコンをタップします。変換されたテキストは通常のメッセージと同じように入力欄に残るため、送信前に手で修正することもできます。
ホーム画面ウィジェットからも起動できる
チャット画面を開かずにディクテーションを始めたい場合は、ホーム画面ウィジェットが近道です。iOS・Androidにはそれぞれ専用のウィジェットがあり、新規会話・カメラでの画像共有と並んで音声入力のボタンがワンタップで配置されています。ホーム画面にウィジェットを追加しておけば、アプリを開いて入力欄まで進む手間を省けます。ウィジェット経由の利用も通常のプラン上限にそのままカウントされるため、多用する場合は消費ペースに注意します。詳しいウィジェットの追加方法はClaudeアプリ完全ガイドにまとめています。
対応言語
ディクテーションが対応する言語は次のとおりです。
| 言語 | 位置づけ |
|---|---|
| 英語 | 位置づけ正式提供 |
| フランス語 | 位置づけベータ |
| ドイツ語 | 位置づけベータ |
| ヒンディー語 | 位置づけベータ |
| イタリア語 | 位置づけベータ |
| 日本語 | 位置づけベータ |
| 韓国語 | 位置づけベータ |
| ポルトガル語 | 位置づけベータ |
| ロシア語 | 位置づけベータ |
| スペイン語 | 位置づけベータ |
| トルコ語 | 位置づけベータ |
| ウクライナ語 | 位置づけベータ |
英語以外の言語はベータの位置づけです。対応言語は今後の更新で増える可能性がありますが、公式に案内されているのはこの12言語です。
音声入力の言語を切り替える
表示言語の設定とは別に、話す言語を個別に設定できます。
- 画面右上の自分のイニシャルをタップする
- Speech Input Languageを選ぶ
- ドロップダウンから使いたい言語を選ぶ
アプリの表示言語(UI言語)を変更しても、この音声入力言語は自動では変わりません。日本語で話しかけたいのに認識精度が悪いと感じたら、まずこの設定が日本語になっているかを確認します。英語のUIのまま日本語で話す、日本語のUIのまま英語で話す、といった組み合わせもこの設定次第で成立します。
ディクテーションが向いている場面
キーボード入力よりディクテーションが有利になるのは、両手がふさがっている・画面を注視しにくい状況です。通勤や家事の合間に思いついたことをそのまま口述する、歩きながら長文のプロンプトを打ち込む代わりに話しかける、といった使い方が典型です。一方で、URLやコードのように誤変換が命取りになる情報は、ディクテーションで送るより手入力かコピー&ペーストのほうが確実です。声で入力してから細部だけ手で直す、という組み合わせ方も現実的な落とし所になります。指先の操作に配慮が必要な人にとっても入力手段の選択肢が増えます。
録音データはどう扱われるか
発話をテキストに変換したあと、音声の録音データそのものは削除されます。録音データが保存され続けることはなく、Claudeのモデル学習に使われることもありません。送信されるのは変換後のテキストだけで、扱いは通常のテキストメッセージと同じです。
音声モード・他のClaude製品のディクテーションとの違い
似た名前の機能が複数あるため、目的で比較すると迷いにくくなります。
| 機能 | 対応 | 双方向性 |
|---|---|---|
| Claudeスマホのディクテーション(本稿) | 対応iOS・Android | 双方向性一方向(入力のみ) |
| Claudeの音声モード | 対応モバイル・デスクトップ・Web(全OS) | 双方向性双方向(Claudeも声で返答) |
| Claude Desktop Quick Entryの音声入力 | 対応macOS 14以降 | 双方向性一方向(入力のみ) |
Claude Code CLIの/voice | 対応ターミナル | 双方向性一方向(入力のみ)、独自実装 |
音声モードはClaudeが声で返答する会話機能で、対応言語や設定画面もディクテーションとは別管理です。文字起こしだけで完結させたいならディクテーション、Claudeとのやり取りをキャッチボールにしたいなら音声モード、という基準で選ぶと迷いません。Claude Codeの/voiceはさらに別物で、CLI操作に特化した独自実装です。設定の細部はvoiceEnabled設定でClaude Codeの音声入力を使うで扱っています。
よくあるつまずき
マイクアイコンをタップしても反応しない
端末側でClaudeアプリにマイクへのアクセス権限を許可しているかを確認します。iOSは「設定」>「Claude」、Androidは「設定」>「アプリ」>「Claude」からアクセス権限を見直せます。
日本語で話しているのに変換結果が別の言語になる
Speech Input Languageの設定が話している言語と一致しているか確認します。表示言語(UI)とは別の設定なので、両方が日本語になっているとは限りません。
英語以外の言語で変換精度が低い
英語以外の言語対応はベータのため、英語に比べて誤変換が起きやすい状態です。誤変換が多い場合は、送信前にテキストを手直しするか、区切りのよい短い文で話しかけると改善しやすくなります。
音声モードと勘違いして声で返事を待ってしまう
ディクテーションは発話をテキスト化して送るだけの機能で、Claudeの応答は音声ではなくテキストで返ります。声で会話したい場合は、入力欄のマイクアイコンの隣にあるサウンドウェーブのアイコンから音声モードを起動します。
ホーム画面にウィジェットの音声入力ボタンが見当たらない
ウィジェット自体がホーム画面に追加されていない可能性があります。iOSは画面を長押しして「+」からClaudeウィジェットを追加し、Androidはホーム画面の空きスペースを長押ししてウィジェット一覧からClaudeを選びます。
通信環境が悪いと文字起こしが遅れたり途切れたりする
電波の弱い場所では変換が遅れたり途切れたりすることがあります。Wi-Fiや安定した回線に切り替えると改善しやすくなります。
よくある質問
Web版やデスクトップ版でも同じディクテーションを使えますか
確認できる範囲では、Web版・デスクトップ版の通常のチャット画面に、モバイル版と同じ「マイクアイコンをタップして口述する」ディクテーションはありません(一次ソースにも案内はありません)。声で入力したい場合は、チャット画面のサウンドウェーブアイコンから双方向の音声モードを使うか、macOS版のClaude DesktopならQuick Entry経由の音声入力(Caps Lock)を使うことになります。
対応言語一覧に無い言語では全く使えませんか
対応言語一覧にない言語では、ディクテーション自体が正しく機能しない可能性が高くなります。無理に話しかけて誤変換の多いテキストを直すより、対応言語に切り替えて話すか、その場は通常のキーボード入力に切り替えるほうが結果的に早く済みます。
送信前に変換されたテキストを直せますか
直せます。変換後のテキストは通常のメッセージと同じように入力欄に残るため、送信前に手で修正してから矢印アイコンで送信できます。誤変換だけを直したい場合も、いったん全部話し直す必要はありません。
初回に選んだ言語はあとから変えられますか
変えられます。初回選択はあくまで初期設定で、画面右上のイニシャルから「Speech Input Language」を開けばいつでも変更できます。設定を変えるのに再インストールなどは必要ありません。
音声モードとどちらを使えばよいですか
文字起こしだけで完結させたいならディクテーション、Claudeの応答も声で受け取りたいなら音声モードを選びます。ディクテーションは一方向、音声モードは双方向という違いが基準になります。
まとめ
Claudeスマホのディクテーションは、入力欄のマイクアイコンから話すだけでプロンプトをテキスト化できる機能です。英語を含む12言語に対応し、非英語はベータ扱いです。録音データは変換後に削除され、モデルの学習にも使われません。設定画面や対応環境が別管理の類似機能が複数あるため、目的に合わせて選び分けると迷いません。ホーム画面ウィジェットからも同じ機能に素早くアクセスできるので、頻繁に使うなら合わせて設定しておくと便利です。