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Claude in ChromeがVivaldiで「Can't reach」と出て開かない原因と回避策

Claude in ChromeがVivaldiで「Can't reach」と出て開かない原因と回避策

Vivaldiでサイドパネルが「Can't reach the Claude extension.」のまま開かない不具合を、拡張機能1.0.94での切り替え廃止と、報告されている原因から読み解きます。

VivaldiでClaude in Chromeのサイドパネルを開くと「Can't reach the Claude extension.」としか出ない場合、サインインやネットワークの問題ではありません。拡張機能1.0.94で、旧サイドパネルへ戻す設定が消えたことが引き金と報告されています。

GitHubのissue(claude-code#95975)では、報告者のあいだで原因の切り分けまで進んでいます。

Vivaldiで起きている症状

拡張機能のサイドパネルを開くと、Coworkの画面ではなく次の1行だけが表示されます。

Can't reach the Claude extension.

issueの報告では、条件は次のとおりです。

  • ブラウザはVivaldi 8.2.4133.47(macOS)。Windows 11のVivaldi 8.2.4133.76でも同じ症状が確認されている
  • 拡張機能はChromeウェブストア版のバージョン1.0.94(ID fcoeoabgfenejglbffodgkkbkcdhcgfn)で、サインイン済み
  • 拡張機能のオプションに「Side panel experience」の項目が無い
  • 1.0.93では、別のVivaldiプロファイルで同じ拡張機能が動いていた

「ネットワークやQUICの無効化、再インストールは効果がなかった」という報告もあります。接続まわりをいじる前に、まず自分の環境が次の節の条件に当てはまるかを見るほうが早いです。

1.0.94で旧サイドパネルへ戻す設定が消えた

1.0.93までは、拡張機能のオプションにある「Side panel experience」から「New side panel experience」をオフにできました。オフにすると旧サイドパネル(クラシック)に戻り、Vivaldiでも動いていました。

1.0.94のバンドルコードを調べた報告によると、変更点は3つです。

変更点

1.0.94で変わった3点

  • 設定画面

    オプションページに「Side panel experience」の節が出なくなりました。

  • 保存済みの設定

    サービスワーカーのインストール時処理が、保存されていた preferCoworkExperience を削除します。

  • 切り替えの根拠

    Cowork側かクラシックかは、サーバー側のフラグ chrome_ext_cowork_iframe だけで決まります。利用者が選べる手段は残っていません。

クラシックのUI自体は消えていません。sidepanel.html を ?mode=window 付きで開いたときは、クラシックが使われると報告されています。選ぶ手段だけが失われた形です。

原因として報告されているのは「sender.tab」の判定

コメントで原因を調べた報告者は、Vivaldiがサイドパネルを「タブ」として扱う点を挙げています。

Chromeでは、サイドパネルからのメッセージの sender.tab は undefined です。Vivaldiではサイドパネルがタブとして動くため、chrome.tabs.getCurrent() がタブを返し、sender.tab に値が入ります。1.0.94は「sender.tab が undefined ならサイドパネル」と判定しているので、Vivaldiでは次のことが起きます。

  1. サービスワーカー側の判定が失敗し、cic-panel ポートがすぐ切断される
  2. CIC_IFRAME_BRIDGE_INIT などのメッセージが「sender is not an extension page」で拒否される
  3. 埋め込まれたclaude.aiの画面は読み込まれてハンドシェイクまでは進むが、その先が全部失敗し、冒頭のメッセージが出る
  4. get_sidepanel_host_info がアカウントや機能の情報を返さない

Windowsの報告者は、サイドパネルの中で次のようなメッセージを送って、同じ拒否を再現しています。

chrome.runtime.sendMessage({
  type: "CIC_IFRAME_BRIDGE_INIT",
  panelTabId: 123,
  sessionId: "diag"
})
// => {ok: false, error: "sender is not an extension page"}

これはissueに書かれた診断の一例で、通常の利用者が試す手順ではありません。サイドパネルを開いても何も起きない理由を、メッセージの拒否として説明するための材料です。

原因の説明は報告者によるバンドルコードの読み解きで、拡張機能の開発側が認めた内容ではありません。ただし、Windows側の別の報告者が同じ拒否を再現しており、判定の条件が環境で変わる点は裏づけられています。

もう一つの問題はタブとの結び付け

同じコメントは、別の問題も挙げています。Vivaldiはタブ単位の chrome.sidePanel.setOptions を無視します。パネルは1つだけ表示され、最初に開いたときの ?tabId= を、そのタブを閉じた後も持ち続けるというものです。「このページ」の指す先が別のタブになったり、「no active tab context」になったりします。

Vivaldi以外にも出ているか

報告は複数のブラウザにまたがっています。

ブラウザ報告された状況
Vivaldi(macOS・Windows)報告された状況「Can't reach the Claude extension.」で止まる。1.0.98でも解消していない報告がある
Brave(macOS)報告された状況「⋮」メニューに「Extension settings」と「Language」しか無く、クラシックへ戻る手段が無い
Arc報告された状況issue本文に、Cowork側の埋め込みが同様に壊れ、有志のパッチがあると書かれている

Braveの報告は、Vivaldiの「Can't reach」とは症状が違います。パネルは開くものの、戻る手段が消えているという内容です。同じ変更の影響とみられますが、原因の判定がVivaldiと同じかどうかを示す記述はissueにありません。

対応ブラウザの扱いは文書で食い違う

Claude in Chromeはサイドパネルの拡張機能としてだけでなく、Claude Codeからも使います。両者でブラウザの扱いが違います。

  • サポート記事は、Google Chromeを開く手順を示したうえで、他のChromium系ブラウザとモバイルには非対応と書いている
  • Claude Codeのドキュメントは、ChromeとEdgeに対応し、Brave・Arc・Vivaldi・Operaなどでも拡張機能を検出して接続を設定する、と書いている

サイドパネルだけが壊れていても、Claude Code経由は使えるという報告があります。Windowsの報告者は、Vivaldiで mcp__claude-in-chrome__* のツールによるタブグループ、移動、ページ本文の取得、スクリーンショットが、許可済みサイトで動いたと書いています。

選べる回避策と、それぞれの注意点

利用者側の手段は4つです。

手段向く人注意点
Chromeでサイドパネルを使う向く人サイドパネルが主目的の人注意点サポート記事の対応範囲に収まる
1.0.93のまま使う向く人旧UIのVivaldiプロファイルが残っている人注意点issueには自動更新を止める手順が載っていない
Claude Code経由で操作する向く人ブラウザ操作が目的でパネルは不要な人注意点チャットUIは使えない
有志のパッチを使う向く人自己責任で試せる人注意点下記

有志のパッチは2種類報告されています。1つ目のパッチは、元のスクリプトを変えず、先に読み込む2つのスクリプトでsenderからtabを外して見せます。タブとの結び付けも直しますが、方法はパネルを新しい ?tabId= で再読み込みするため、開いているチャットが再起動します。Windows向けに公開されたスクリプトは、sender.tab === undefined の判定をsenderのURLの判定に置き換えます。1.0.100で動作したとされ、ストアの更新のたびに再実行が必要と書かれています。

どちらも拡張機能のコピーを改変する非公式の手段です。サインイン済みのアカウントで動く拡張機能に手を入れることになるので、中身を読んでから使うかどうかを決めてください。issueのコメント欄には、拡張機能の開発側からの返信がありません。

報告者が求めている修正の形

issueの本文と原因を調べたコメントには、直し方の案が3つ出ています。

  • 埋め込まれたCowork画面に届かないとき、自動でクラシックのパネルへ切り替える
  • 「New side panel experience」のオフ設定(preferCoworkExperience)をオプションに戻す
  • sender.tab の有無でパネルを判定するのをやめ、senderのURLが拡張機能自身の sidepanel.html かどうかで判定する

3つ目の案は、Vivaldiだけでなく「パネルがタブとして動くブラウザ」全般に効く直し方です。1つ目や2つ目だけが入った場合は、Cowork側のパネルは引き続きVivaldiで動かず、クラシックに逃げる道ができるだけです。どの形で直るかによって、修正後の見え方が変わります。

直ったかどうかを知る方法

issueは「regression」「area:browser-extension」などのラベルが付いています。修正を待つ場合は、拡張機能のバージョンとオプション画面を見るのが確実です。

  • バージョンが1.0.94より新しくなっても、Vivaldiで直ったとは限らない。1.0.98でも未修正との報告がある
  • オプション画面に「Side panel experience」の節が戻れば、報告者が望んだ対応の一つが入ったことになる
  • サイドパネルを開いて「Can't reach the Claude extension.」が消えれば、判定自体が直った

Vivaldiの症状と別物の「届かない」系エラー

「Can't reach」と似た文言でも、原因が別のものがあります。

サイドパネルが開き、そこに文言だけが出る形はVivaldi・Brave・Arcなどのバグ報告に集中しています。Chromeで同じ文言が出たなら、このissueの原因とは別に調べる必要があります。拡張機能全体の使い方は、Claude Chrome拡張機能の使い方にまとめています。

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