Claude MaxとTeamの月次APIクレジット — 金額・申請手順・対象外の範囲
MaxとTeamプランに付く月次のAPIクレジットを解説します。プラン別の金額、7日待機、Consoleへの紐付け、Claude Codeが対象外になる理由、使い切ったときの挙動まで整理しました。
MaxとTeamの契約者には、Claude Platform(API)で使える月次クレジットが付きます。Max 5xは月$100、Max 20xは月$200です。Teamは席ごとに加算され、全席分をまとめた月額プールの上限は$500です。
受け取るには、Claude Consoleの組織をプランに紐付ける操作が1回必要です。ProとEnterpriseは対象外で、Claude Codeの対話利用にも使えません。この記事では金額、条件、手順、対象範囲、使い切ったときの挙動を順に確認します。
プラン別のクレジット額
月次APIクレジットとは、MaxまたはTeamのプランに含まれる、API利用専用の月額クレジットです。プランの利用上限とは別枠で、ClaudeアプリやClaude Codeの上限は増えません。
| プラン | 月次クレジット |
|---|---|
| Max 5x | 月次クレジット$100 |
| Max 20x | 月次クレジット$200 |
| Team(Standard席) | 月次クレジット1席あたり$20 |
| Team(Premium席) | 月次クレジット1席あたり$100 |
| 割引Team(非営利・Scientists) | 月次クレジットStandard $20 / Premium $100(席あたり) |
Teamは席数で金額が決まります。Standard 3席とPremium 2席なら$60と$200で、月$260です。Premium席を1つ足すと、次の付与から$360になります。
プールの計算に使うのは、クレジットが付与される時点のプランの席数です。上限は$500なので、Premium 5席で上限に届き、それ以上は増えません。
Teamのプール計算
Standard 3席 + Premium 2席
$260
月額プール
Premium席を1つ追加
$360
次回の付与から
プールの上限
$500
席数が増えても超えない
受け取れる人の条件
条件は4つあります。
- プランが有効で、支払いが滞っていないこと
- 対象プランに加入してから7日が過ぎていること
- 申請操作をclaude.aiのWebブラウザーで行うこと
- Claude Platform側にクレジットカードを登録していなくてもよいこと
モバイルで契約した人も対象です。Web、iOS、Androidのどれで契約しても構いませんが、クレジットの申請だけはWebブラウザーのclaude.aiで行います。
加入から7日が過ぎるまでは、申請の入口が表示されません。ロールアウトが数日かけて順次行われているため、7日を過ぎても表示されない場合があります。その場合は、MaxまたはTeamであること、後述の必要な役割を持っていることを確かめ、それでも出なければサポートへ問い合わせます。
Consoleの組織を紐付ける手順
クレジットは、プランに紐付けたConsole組織へ毎月入ります。紐付けに必要な役割は、プラン側とConsole側で別々です。
| 場所 | 必要な役割 |
|---|---|
| Claudeのプラン(Max) | 必要な役割契約者本人 |
| Claudeのプラン(Team) | 必要な役割Primary OwnerまたはOwner |
| Console組織 | 必要な役割Owner、Admin、Billingのいずれか |
Console組織をまだ持っていなければ、申請の途中で新規作成できます。platform.claude.comから先に作っておいても構いません。
クレジット申請の流れ
- 1
請求設定を開く
claude.aiの設定を開きます。Maxは「Settings」の「Billing」、Teamは「Organization settings」の「Billing」です。
- 2
組織を紐付ける
「API credits」の欄で「Link organization」を選び、クレジットを受け取るConsole組織を選びます。新規作成もここでできます。
- 3
規約を確認して確定する
Supplemental Credit Termsを読み、もう一度「Link organization」を押します。組織の残高にクレジットが反映されます。
紐付けは取り消しにくい操作です。
- 1つのプランに紐付けられるConsole組織は1つだけ
- 1つのConsole組織が受け取れるプランも1つだけ
- 紐付け先は自分では変更できず、変えるにはサポートへの連絡が必要
実際にアプリやエージェントを作る組織を、最初に選んでください。
ConsoleにはClaude.aiと同じメールアドレスでサインインします。紐付けの途中でエラーが出たときは、数時間おいてもう一度試す、というのが案内されている対処です。
使える範囲と使えない範囲
クレジットは、Claude Platform上で使える現行のモデルすべてに使えます。対象は4つです。
- Claude API(Messages APIとMessage Batches API)
- Claude Console内のPlayground
- Claude Managed Agents
- Claude Agent SDK
対象外は3つあります。
- 端末、IDE、デスクトップ、Webでの対話式Claude Code
- Claude、Claude Code、Coworkのextra usage
- Amazon Bedrock、Google Cloud Vertex AI、Microsoft Foundry経由のClaude
つまり、自分のアプリに組み込むAPI呼び出しが対象で、Claudeを画面で使う分は対象になりません。プランの上限を超えた分を払い続ける利用クレジットとも別の仕組みです。後者の扱いはClaude利用クレジットの購入・管理方法にまとめています。
Claude Codeの-pはどちらに数えられるか
迷いやすいのがclaude -pとAgent SDKです。使い方で請求元が変わります。
| 実行のしかた | 消費先 |
|---|---|
| 紐付けたConsole組織のAPIキーで自分で実行 | 消費先月次APIクレジット(Agent SDK利用として課金) |
| Claudeプランでサインインして実行 | 消費先プランの利用上限 |
| GitHub Action、IDE拡張、デスクトップアプリからの実行 | 消費先Claude Code利用として扱われ、クレジット対象外(-pでも同じ) |
APIクレジットを消費させたいなら、紐付けた組織で発行したAPIキーを使って実行します。次の書き方は、標準的な環境変数でキーを渡す例です。
export ANTHROPIC_API_KEY="<紐付けた組織で発行したキー>"
claude -p "この差分の変更点を3行で要約して"サインイン済みのままだと、プランの上限が減る側に数えられます。どちらの残量が減ったかは、ConsoleのBilling画面で確かめられます。
毎月の動き方
クレジットの扱いは次のとおりです。
- 更新: 請求サイクルごとに付与されます。支払いが通った直後に入り、年払いのプランでも毎月入ります
- 繰り越し: ありません。未使用分は請求サイクルの終わりで失効します
- 消費順: 購入済みのクレジットより先に、月次クレジットから使われます
- 共有: 紐付けた組織でAPIキーを持つ全員が、同じ残高から引き落とします
- 表示: Consoleの「Settings」の「Billing」で、金額と期限を確認できます
繰り越しがなく、先に使われるため、月次分は「毎月使い切る枠」と考えると扱いやすくなります。購入したクレジットの有効期限と返金の扱いは別の規約で、Claude APIのクレジットは有効期限が1年で返金不可で解説しています。
使い切ったときの挙動
残高がなくなった後の動きは、組織の状況で3通りに分かれます。
クレジット切れ後の分岐
購入済みクレジットか自動チャージがある
そちらの残高から引き落とされ、利用は止まりません。
ほかにクレジットがない
次の月次クレジットが届くまでAPIリクエストが止まります。
Anthropicの営業経由で請求書払い
クレジットを超えた分は、通常どおり請求されます。
停止する場合でも、料金がClaudeのサブスクリプション側へ請求されることはありません。続けたいときは、Consoleでクレジットを購入するか、自動チャージを有効にします。
この点は、APIが別課金であることの延長です。ClaudeのプランはWeb、デスクトップ、モバイルでClaudeを使うためのもの、ConsoleはAPIキーを発行して自分のアプリを作るためのもので、別の製品として扱われます。Max、Team、Proの契約者がAPIを使うには、Consoleを別に設定する必要があります。月次クレジットは、この二つをつなぐ特典と位置づけられます。
支出の暴走を抑えるには
紐付けた組織のAPIキーを持つ人は全員、同じ残高から使えます。プロジェクトや担当者ごとに使いすぎを抑えたいときは、Consoleでワークスペースごとの支出上限を設定します。
Claude Code側で1回の実行にかかる金額を絞る方法は、Claude Codeの--max-budget-usdが扱っています。月次クレジットを使うスクリプトに、この上限を併用する構成もあります。
プランが変わったとき
プラン変更は、すでに入ったクレジットと今後の付与で扱いが異なります。
- 解約、対象外プランへのダウングレード、返金: 新しい付与が止まります。すでにある分は、期限まで使えます
- Max 5xからMax 20xへのアップグレード: 差額が日割りで即時に付与され、その後は毎サイクル$200です
- MaxからTeamへの移行: Maxの紐付けは終わります。Teamのクレジットは、Team加入から7日後にOwnerまたはPrimary Ownerが申請します
Teamは1チームにつき1回の申請です。OwnerのうちPrimary Ownerか、Ownerの1人がConsole組織を紐付け、プール全体を受け取ります。
つまずきやすい点
Claude Codeで使えないのはなぜか
クレジットの目的は、自分のアプリやエージェントをClaude Platform上で作ることです。対話式のClaude Codeや、プランの上限後に発生するextra usageの支払いには使えません。
6月のAgent SDKクレジットと同じものか
別物です。そのクレジットは提供されておらず、今回のAPIクレジットはClaude API、Claude Managed Agents、Claude Agent SDKをカバーし、Console組織へ申請して受け取ります。
複数の組織に分けられるか
分けられません。クレジットは1つのConsole組織にだけ入ります。
Proでも受け取れるか
受け取れません。MaxとTeamだけが対象で、Free、Pro、Enterpriseは対象外です。
判断の整理
月次クレジットは、MaxかTeamに入っている人が、追加の支払いなしでAPIを試すための枠です。Teamなら席数が増えるほどプールが厚くなりますが、$500で頭打ちになります。
手順上の山場は紐付け先の選択です。後から自分で変えられないので、実際にアプリやエージェントを作る組織を選びます。未使用分は毎月失効するため、API利用の予定がある月は残高の推移もConsoleで見ておくと無駄が出ません。
プランの全体像と他の料金は、Claude料金プラン完全ガイドで確認できます。