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ClaudeでPeatixの参加者名簿から名札データを作る手順 — connpassのCSVにも使える

ClaudeでPeatixの参加者名簿から名札データを作る手順 — connpassのCSVにも使える

PeatixとconnpassからダウンロードしたCSVを、Claudeで受付名簿と名札の差し込み用データに整える手順。旧字体や会社名の表記ゆれ、重複申込の拾い方と、名札に直してはいけない項目の線引きまで。

PeatixやconnpassのCSVは、そのまま印刷しても受付名簿になりません。会社名の表記がばらつき、同じ人が二重に申し込み、旧字体の氏名が混ざるからです。この整形をClaudeに任せると、受付用の名簿と名札の差し込みデータが同じCSVから揃います。要点は、照合に使うキーと、名札に印刷する表示名を分けることです。

受付名簿に使うCSVには何が入っているか

Peatixでは、主催者が参加者一覧をCSVでダウンロードできます。手順は、アカウント名から「My Groups / Events」を開き、イベントを選んで「Attendees」へ進み、「Attendee List CSV」を押す流れです。

CSVの項目は次のとおりです。

  • Sales ID
  • User ID
  • Attendee name
  • Account name
  • Order date
  • Ticket name
  • Ticket quantity
  • Ticket ID
  • Status
  • Used discount code

ここに会社名の列はありません。会社名や所属を名札に載せたいなら、申込フォームで聞いておく必要があります。フォームで集めた回答はCSVに含まれます。メールアドレスはCSVにもAttendeesページにも出ません。連絡先が要るときも、フォームの設問に加えます。

connpassは、イベント管理ページの「申込者の管理」から参加者の一覧を見られます。ステータス、ユーザー名、アンケートの回答、受付番号が並び、一覧はCSVでも落とせます。受付番号は、参加者に発行される受付票の番号と対応しています。出席チェックの結果もCSVに反映されるので、当日の記録をそのまま名簿の続きとして使えます。

くらべる

PeatixとconnpassのCSVの違い

注文が単位

Peatix

氏名はAttendee nameとAccount nameの2種類。会社名はフォームで聞いた分だけ入る。チケットの状態はStatusで見る。

申込者が単位

connpass

ユーザー名とアンケート回答が入る。受付番号があり、受付票と突き合わせられる。出席チェックも反映される。

Claudeに渡す前に決めておく3つのこと

個人情報をどこまで渡すか

参加者名簿は氏名と所属の一覧です。チャットにそのまま貼る前に、名札づくりに要らない列を落とします。Sales IDやUser ID、割引コードは、名簿を整える作業には使いません。手元のExcelで列ごと削除してから添付すれば足ります。

Claudeへのファイル添付は、CSVを含む複数の形式に対応しています。Free・Pro・Maxプランではコード実行とファイル作成が初期状態で有効です。TeamとEnterpriseは組織の管理者が設定を変えられるので、会社のアカウントで使うなら管理者に状況を聞いておきます。

Peatixのフォーム回答は30日で消える

フォームで集めた回答は、イベント終了から30日後に自動で削除されます。会社名の列が名札の元データになるなら、イベントが終わる前にCSVを保存しておきます。

Excelで開くとき、ハイフンが日付になる

PeatixのヘルプにはCSVの文字化け対策として、ハイフンを含む値がExcelで日付に変わる例が載っています。「2-5」と入力された値が「2 May」に変わる、という具合です。部屋番号や座席の「3-12」のような値でも同じことが起きます。

Excelでダブルクリックして開き、そのまま保存し直すと、元の値が戻りません。ヘルプはデータタブのテキストファイルの取り込みを使い、全列を文字列にして開く方法を案内しています。その手順では区切り文字にタブを選ぶので、ダウンロードした直後のファイルの区切りは、取り込み前にテキストエディタで確かめておくと安全です。Claudeに直接添付するなら、Excelを経由させません。

手順:CSVを整えて名簿と名札データに分ける

流れは4段階です。

手順

CSVから名札データまでの流れ

  1. 1

    列の意味を確かめる

    Claudeに先頭の数行を見せ、どの列を氏名、会社名、ふりがなとみなしたかを答えさせます。

  2. 2

    整形ルールを先に決める

    直す項目と直さない項目を、プロンプトで線引きします。

  3. 3

    重複と要確認を一覧にする

    直した行ではなく、判断が要る行を人の目に回します。

  4. 4

    名簿と名札データを書き出す

    受付名簿と差し込みデータをそれぞれ別のファイルにします。

ステップ1と2:最初のプロンプト

ルールを一度に渡さず、まず読み取りだけを頼みます。誤って別の列を氏名と解釈したまま進むのを防げます。

添付はPeatixの参加者一覧CSVです。個人情報を含むので、この会話の外には出しません。
まず次のことだけ答えてください。まだ加工しないでください。
1. 列名の一覧と、氏名・会社名・ふりがなに当たると思う列
2. 行数と、空欄がある列
3. 同じ氏名が2回以上出てくる行の件数

答えが合っていたら、ルールを渡します。次の例のように、直さないものを書いておくのが肝心です。

次のルールで整形し、新しい列として追加してください。元の列は上書きしないでください。
- 照合キー:氏名は全角半角を揃え、空白を除き、旧字体と新字体を同じ文字にみなす。
  会社名は株式会社・(株)・㈱などの法人格を除いて比べる。
- 表示名:申込時の氏名をそのまま使う。旧字体も新字体も直さない。
- 重複:照合キーが同じ行を、受付番号と一緒に一覧にする。削除はしない。
- 迷う行は「要確認」列に理由を書く。推測で埋めない。

名札に直してはいけないもの

氏名の旧字体は、揃えるのは照合のときだけです。「渡邊」さんの名札を「渡辺」と印刷してはいけません。本人が申し込みで選んだ字が、名札の字だからです。Claudeに「表記を統一して」と一言で頼むと、表示名まで直してしまうことがあります。プロンプトでキーと表示名の列を分けて指定してください。

会社名は逆で、名札に載せる表記も揃えて構いません。ただし「株式会社」を付けるか付けないかは、主催者が決める方針です。揃え方を指示に書いておけば、全行に同じ扱いが適用されます。

重複申込の見つけ方

重複の例は次のようなものです。

  • 同じ人が無料チケットと有料チケットの両方に申し込んだ
  • 会社の別アドレスと個人のアカウントで二重に登録した
  • 全角と半角、旧字体と新字体で氏名の表記だけが違う

照合キーが一致しても、同姓同名の別人かもしれません。削除は人が決めます。Claudeには「重複候補の組と、その根拠になった列」を出させ、受付番号やチケット名を並べて見られるようにします。

名札の差し込みデータは3〜5列に絞る

名札に載せるのは、氏名、所属、参加区分くらいです。列を増やすと、印刷の元データが読みにくくなります。

列内容元になる列
表示氏名内容申込時の氏名そのまま元になる列Attendee name、connpassならユーザー名の欄か氏名の設問
所属内容法人格を揃えた会社名元になる列フォームの会社名の設問
区分内容登壇者、一般、スタッフなど元になる列Ticket name
受付番号内容受付名簿と突き合わせる番号元になる列Sales ID、connpassの受付番号

Claudeはxlsxなどの形式でファイルを作り、ダウンロードできます。チャットで頼むときは、列の順と列名を指定します。差し込み印刷に使うWordやラベルソフトへは、このxlsxを読み込ませます。

Peatixの「Attendee name」と「Account name」は別の項目です。名札には申込時に入力した名前を使うのが基本ですが、どちらが実名に近いかはイベントごとに違います。数行を見比べて、列を決めてからルールを渡してください。

当日に効く列を足す

受付名簿は名札より先に、「誰が来る見込みか」を表す列を持たせます。Peatixでは、チケットの状態がStatusの列で分かります。

Status意味
Attending意味注文が完了している
Invited意味購入者が譲渡機能で友人に送り、友人がまだ自分のアカウントで受け取っていない
Checked in意味イベント後、Peatix上で受付済み
Skipped意味イベント後、受付されなかった

注意したいのはInvitedです。購入者の名前で名簿に載っていても、実際に来るのは別の人かもしれません。名札を作る前にこの行だけ拾い、譲渡先の氏名を購入者に確かめるのが確実です。

また、取り消された注文はCSVに含まれません。日本のイベントでは、コンビニ・ATM払いの支払い期限が切れた注文も含まれません。申込数と名簿の行数が合わないときは、この2つを疑います。

Ticket quantityが2以上の行は、1行で複数枚のチケットを持っています。CSVの項目に同伴者の氏名の列は挙がっていません。複数名の名札が要る受付なら、申込フォームで同伴者の氏名を設問にしておきます。

connpassでは、受付番号に対応する受付票を参加者が印刷して持参する運用ができます。名札を事前に用意するなら、受付番号を名札にも小さく印字しておくと、当日の突き合わせが速くなります。

Claude Codeで同じ整形をスクリプトにする

毎月同じ形式のCSVを整えるなら、Claude Codeにスクリプトを書かせて保存するほうが安定します。チャットで頼むたびに、結果が少しずつ変わるのを避けられます。次の断片は、照合キーを作って重複候補を出す例です。公式の例ではなく、このCSVの整形用に組んだ最小の形です。列名の「氏名」「会社名」「受付番号」は、実際のCSVに合わせて直します。

import csv
import re
import sys
import unicodedata
from collections import defaultdict
 
VARIANTS = str.maketrans({"髙": "高", "﨑": "崎", "邊": "辺", "邉": "辺",
                          "齋": "斉", "齊": "斉", "濱": "浜", "德": "徳"})
CORP = ("株式会社", "有限会社", "合同会社", "(株)", "(有)", "(同)")
 
 
def name_key(s):
    s = unicodedata.normalize("NFKC", s).translate(VARIANTS)
    return re.sub(r"\s+", "", s).casefold()
 
 
def company_key(s):
    s = unicodedata.normalize("NFKC", s)
    for w in CORP:
        s = s.replace(w, "")
    return re.sub(r"\s+", "", s).casefold()
 
 
def read_rows(path):
    with open(path, encoding="utf-8-sig", newline="") as f:
        head = f.readline()
        f.seek(0)
        delim = "\t" if head.count("\t") > head.count(",") else ","
        return list(csv.DictReader(f, delimiter=delim))
 
 
groups = defaultdict(list)
for r in read_rows(sys.argv[1]):
    groups[(name_key(r["氏名"]), company_key(r["会社名"]))].append(r)
 
for g in groups.values():
    if len(g) > 1:
        print("重複候補:", [r["受付番号"] for r in g])

unicodedata.normalize("NFKC", ...) は全角英数字と半角英数字、「㈱」と「(株)」を同じ形にします。一方で「髙」と「高」、「邊」と「辺」は別の文字のままです。そこで旧字体と新字体の対応表を、スクリプト側に持たせています。表に載せる字は、実際の名簿に出てきたものから足していきます。

動かすときは、Claude Codeに次の形で頼みます。

python roster.py attendees.csv > duplicates.txt

出力された重複候補をClaudeに読ませ、受付番号ごとにチケット名と申込日を並べさせると、人の判断が速くなります。リポジトリに置くなら、CLAUDE.mdに次のような規約を1つ書いておきます。

## 名簿の整形
- 氏名の表示名は申込時の表記を変えない。旧字体の統一は照合キーだけに使う
- 重複は削除せず、候補の一覧を出力する
- 個人情報を含むCSVはリポジトリに入れない(.gitignoreに追加済み)

一覧の整形や集計に似た作業の流れは、ClaudeでRFM分析する手順にもあります。取引先の会社名を揺れなく揃える方法は、法人番号Web-APIで取引先名簿を名寄せする記事が詳しく扱っています。

つまずきやすい点

落とし穴

旧字体を新字体に直した名札が出来上がる

「表記を統一して」とだけ頼むと、表示名も直されます。照合キー用の列と、印刷用の列を別々に指定してください。直した行は元の列と並べて、人が目で確かめます。

落とし穴

Excelで開き直して値が日付に変わる

ハイフンを含む値がExcelで日付に変わることがあります。Excelで開いて保存し直さず、元のCSVをClaudeに添付します。

落とし穴

申込数と名簿の行数が合わない

取り消された注文と、期限切れのコンビニ・ATM払いは、PeatixのCSVに入りません。Sales Listのフィルタで、取り消しや期限切れの件数を見比べます。

名札や参加者名簿は、氏名と所属の一覧です。他の参加者に見せる範囲を、主催者が決めてから作ります。イベントのプライバシーポリシーに、取得した情報を名札と受付にだけ使うと書いてあれば、整形後のファイルもその範囲に収めます。connpassのヘルプも、アンケートで集めたデータは主催者の責任で扱うよう注意書きを置いています。

整形のあとで確かめること

出力の行数が、元のCSVの行数と一致するかを最初に見ます。重複を消していないのだから、行数は変わらないはずです。

次に、要確認の列に入った行を、元のCSVの該当行と並べて読みます。Claudeが理由に挙げた列の値が、実際に元データにあるかを確かめます。

最後に、名札のプレビューを数枚だけ印刷します。長い会社名や、長い氏名が枠に収まらないケースは、実物でないと分かりません。

ウェビナーの参加率を後から見たい場合は、ClaudeとLivestormの連携が別の入口になります。

まとめ

名札づくりで手間がかかるのは、印刷より前の整形です。照合キーと表示名を分けること、削除を人の判断に残すこと、PeatixのStatusとTicket quantityを名簿に生かすこと。この3点で、受付の現場で聞かれる「名前が違う」「二重に載っている」のほとんどを事前に拾えます。毎回同じ規則で整えたいなら、Claude Codeでスクリプトに固定しておきます。

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