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Claudeチームのメンバー管理 — 招待・削除・ロール変更の手順

Claudeチームのメンバー管理 — 招待・削除・ロール変更の手順

Claude Team/Enterpriseで人を入れる経路の選び方、SSO組織での違い、削除後にチャットとプロジェクトがどうなるか、Primary Ownerの引き継ぎ手順を解説します。

Claudeチームのメンバー管理で最初に決めること

Claudeチームのメンバー管理は、組織に「誰を入れ、どの権限を持たせ、いつ外すか」を扱う運用です。シートの数を増減させる課金操作とは別で、こちらは枠に紐づく人を動かす操作にあたります。シートの追加・削減はClaudeのシート管理が扱っています。

操作の画面は2か所に分かれます。人の追加・削除・ロール変更は「Organization settings > Members」です。招待リンクや組織発見、SSO連携のユーザー割り当ては「Organization settings > Organization and access」にあります。メンバーの追加と削除はAdmin(管理者)以上で足りますが、請求の「Organization settings > Billing」を開けるのはOwner(所有者)とPrimary Owner(主所有者)だけです。

数字

メンバー管理でよく出る3つの数字

  • 招待メールの期限

    21日

    過ぎたら再招待

  • 招待リンクの期限

    90日

    作成から。期限切れは再生成

  • Primary Owner

    1人

    組織ごとに1人だけ

Primary Ownerの枠はプランのライセンスを1つ使い、個人に紐づかないサービスアカウントにもできます。ロールごとの権限の全体像はTeam/Enterpriseの権限ロール一覧にあり、ここではメンバーの出入りに関わる分だけ扱います。

操作UserAdminOwnerPrimary Owner
メンバーの招待、削除、招待の取り消しUser—Admin○Owner○Primary Owner○
Admin/Ownerの招待・削除、ロール変更User—Admin—Owner○Primary Owner○
新規シートの購入(注)User—Admin—Owner○Primary Owner○
データエクスポートの申請、Primary Ownerの引き継ぎ申請User—Admin—Owner—Primary Owner○

(注)シート購入の権限は、公式ページ同士で記述が割れています。ロール一覧の表は「Provision new seats」の行にPrimary Ownerだけチェックを付けます。一方、シート購入の手順ページ(TeamもEnterpriseも)は「Only Owners and Primary Owners can purchase seats」と書き、手順もOwnerかPrimary Ownerのアカウントでのログインから始まります。この表は購入手順ページに合わせ、OwnerにもPrimary Ownerにも○を付けました。Adminにメンバー管理を任せても、席が足りなくなったときはOwner以上が動く必要があります。実際に購入できるかは、自分のロールで請求画面を開いて確かめるのが確実です。

Enterpriseでは「Custom」ロールも選べます。Customのメンバーは既定の権限を持たず、実効権限は各メンバー行のメニューにある「View effective role」で確認します。

人を入れる経路は、承認を通すかどうかで選ぶ

入口は5つあります。違いが出るのは、管理者の承認を通るか、席がどう埋まるか、SSO組織で使えるかの3点です。

経路管理者の承認席の埋まり方SSO組織
個別・一括招待管理者の承認不要(管理者が直接追加)席の埋まり方選んだ席種。招待中も消費SSO組織使える
招待リンク管理者の承認承認設定を無視して自動追加席の埋まり方空きの中で最も低い席種SSO組織使えない
組織発見管理者の承認承認設定に従う席の埋まり方最も低い席種。空きが無ければ購入SSO組織使えない
メンバー間招待管理者の承認承認設定に従う(既定は1件ずつ承認)席の埋まり方最も低い席種SSO組織公式に記載なし
JIT/SCIM管理者の承認IdP側の割り当てが承認の代わり席の埋まり方SCIMは総席数まで。席種はどちらも上位からSSO組織前提

「承認設定」は「Organization settings > Organization and access」の「New member approval」で選びます。選択肢は自動承認と管理者承認の2つです。この設定は組織発見とメンバー間招待に効きます。組織発見の既定値は、Teamの新規組織がon、Enterpriseと既存組織がoffです。メンバー間招待もTeamの新規組織では既定で有効、Enterpriseでは既定で無効で、無効の間は管理者だけが招待できます。組織発見で許可ドメインに追加できないのは、個人メール(Gmailなど)と.eduのドメインです。

招待リンクだけは例外です。入る前に確認したい相手がいるなら、リンクを配らずにメールで個別に招待する形になります。

メールで個別に招待する手順

管理者が直接追加する方法は、Admin以上ならいつでも使えます。

手順

Add memberからの追加手順

  1. 1

    Membersを開く

    「Organization settings > Members」を開き、「Add member」を押します。

  2. 2

    メールアドレスを入れる

    組織の許可ドメインのアドレスだけが入ります。複数人なら「Bulk add」でカンマか改行で区切って貼れます。許可ドメインの足し方はClaude Teamの許可ドメインを追加する手順にあります。

  3. 3

    席種とロールを選ぶ

    席種の選択肢は、プランがすでに持っている種類だけです。選んだ種類が満席だと、購入を促されます。

  4. 4

    Add membersで送信する

    招待メールが届きます。21日以内に承諾されなければ、再招待が必要です。

招待を送った時点で、相手が承諾していなくても席は埋まります。席に余裕があるつもりで「Add member」が進まないときは、未承諾の招待を数え直すところから始めます。数え方はClaudeのシート管理にもあります。

招待リンクと組織発見はどちらが向くか

どちらも管理者がメールを1件ずつ入れずに済む方法ですが、起点と席の扱いが違います。

くらべる

招待リンクと組織発見の違い

管理者が配る

招待リンク

管理者がSlackや社内wikiにURLを貼り、受け取った人が参加します。Teamの新規組織では有効、SSOなしのEnterpriseでは無効が既定です。

本人が見つける

組織発見

同じドメインのメールでサインアップした人が、画面に出た組織へ自分で参加を申請します。

招待リンクには、書いてある内容が揺れる点が3つあります。

  • 画面名の食い違い: メンバー管理のページは「Organization and access」、招待リンク専用のページは「Identity and access」と書いています。同じ設定を指すとみられ、どちらかで見つからなければもう一方の名前で探します
  • 満席時の挙動: 空きが無いときは標準シートが自動で作られる、という説明と、席の上限に達していると参加者にエラーが出る、という説明が、招待リンクのページの中に併存しています。人数が上限に近いなら、リンクを配る前に席を足しておけば、どちらの挙動でも迷いません
  • 期限切れ: 「リンクが開けない」という問い合わせは、無効化・再生成に加えて90日の期限切れも疑う場面です

組織発見は、席のお金の面でも注意が要ります。自動承認だと、席が無ければ参加の瞬間に新しい席が購入され、課金もその時点で始まります。管理者承認なら課金は承認した時点からで、席が無ければ承認時に購入されます。空き席が無い状態で参加や承認が起きるたびに、席が1つ購入されます。

SSO組織では入口が変わる

シングルサインオン(SSO)を有効にした組織では、招待リンクと組織発見が使えません。プランは問わず、TeamでもEnterpriseでも同じです。メンバーはIDプロバイダー(IdP)経由で入ります。

方式は3つで、削除の挙動が全部違います。

方式追加のされ方IdPから外したとき
招待のみ(既定)追加のされ方管理者がClaude側で追加IdPから外したとき何も起きない(手動で削除)
JIT追加のされ方初回ログイン時にUserロールで作成IdPから外したときメンバー一覧に残り、席も保持
SCIM(Enterpriseのみ)追加のされ方ログイン前にIdPの割り当てから同期IdPから外したときClaude側でも自動削除

JITはTeamでも使えますが、SCIMはEnterpriseとConsole組織向けで、Teamでは使えません。JITで席種が割り当たるときは、複数の席種があるプランでは最上位の空きから埋まり、単一席のEnterpriseならEnterprise席が付きます。上位の席種を特定の人に残したい場合は、グループマッピングを有効にして、IdPのグループごとにロールと席種を振り分けます。

JITとグループマッピングを併用していて席が足りないときは、ユーザーは席なしで追加されます。マッピング済みのグループをすべて外れたユーザーは、次回ログイン時に組織から外れます。

JITでは、IdPのアプリから外しても、Claudeのメンバー一覧には残り続けます。ログインはできなくなるものの、席は管理者が外すまで埋まったままです。完全に外したいなら、Claudeで削除したうえでIdPの割り当ても外す二段階が必要です。Claude側だけ削除すると、次にSSOでログインした時点で再び追加されます。

SCIMを使う場合も準備があります。席が足りないと、新規ユーザーの取り込みは席の上限までで止まります。SCIMの同期設定はSCIM同期の仕組み、SSOとJIT/SCIMの選び分けはSSOとJIT/SCIMの比較が詳しく扱っています。

メンバーを外すと何が起きるか

削除は「Organization settings > Members」で対象の行のメニューを開き、「Remove from team」を選びます。OwnerとPrimary Ownerは自分自身を削除できません。別のOwnerかPrimary Ownerに外してもらいます。

まとめ

削除した瞬間に起きること

  • アクセス

    組織へのアクセスは即座に失われます。

  • 席

    占有していた席は、ほかの人に割り当て可能になります。ただし契約の席数は減らないので、請求額は下がりません。

  • チャット

    残ったメンバーは、外した人のチャットを開けなくなります。組織に共有したチャットのスナップショットも同じで、共有URLを開くと「Conversation not found」と表示されます。

  • プロジェクト

    公開範囲によって分かれます。組織全体に共有していたものは残ったメンバーが使え、特定の人に共有したものはその人の「Shared with me」に出ます。非公開のものは誰も開けません。

外す前に手を打てるのは、非公開のプロジェクトです。引き継ぎたい内容があるなら、本人が権限を「組織全体が編集可」か「特定の人に編集可」に変えておく必要があります。退職が決まった時点で、本人に非公開プロジェクトを見直してもらう運用が、取りこぼしを防ぐ手段の1つです。

データそのものが消えるわけではありません。外したメンバーの分も、Primary Ownerが実行する組織のデータエクスポートには含まれます。Enterpriseでは、設定したデータ保持ルールも引き続き適用されます。本人がアップロードして共有していないスキルは、本人のアカウントに残ります。

同じメールアドレスで後から再追加すれば、以前のチャット、プロジェクト、スキルが復元されます。再追加の手順は新規メンバーと同じです。

Teamプランを解約すると、「Organization settings > Members」でメンバーを削除する選択肢が使えなくなります。外したい人がいるなら、解約前に済ませておきます。

Primary Ownerを引き継ぐ手順

引き継ぎができるのは、現在のPrimary Ownerだけです。

手順

Primary Ownerの引き継ぎ

  1. 1

    Membersを開く

    「Organization settings > Members」で、新しく任せる人の行を探します。

  2. 2

    Roleで選ぶ

    Roleのドロップダウンから「Primary Owner」を選びます。

  3. 3

    メールアドレスで確定する

    確認のモーダルに新しいPrimary Ownerのメールアドレスを入力すると、ロールが移ります。

この操作は役割を別の人に移すものです。

招待が止まっているときの確かめ方

送信済みの招待は「Organization settings > Members」の「Pending」タブに並びます。期限切れの招待はそこから再送でき、不要になった招待は同じ画面で「Remove from team」を選んで取り消せます。取り消すと、未承諾のまま埋まっていた席が空きます。

メンバー間招待は、管理者でない一般メンバーもアカウントの切り替えメニューから送れます。承認設定が「1件ずつ承認」の間は、管理者が承認するまで招待は相手に届きません。招待が届かないという声が出たら、送信者ではなく承認待ちの列を疑います。承認された相手は既定のメンバーロールになり、空いている中で最も低い席種に入ります。

Admin以上は、メンバー一覧をCSVで書き出せます。「Organization settings > Members」の上部にある「Export CSV」を押すと、氏名、メールアドレス、ロール、席種が入ったファイルがダウンロードされます。席の利用状況と人事名簿を突き合わせる材料になり、退職者の席が残っていないかを見つけやすくなります。

よくある質問

すでに個人でClaudeを使っている人を招待できますか

できます。組織のメンバーになると、個人アカウントと組織のアカウントの2つを持つ形になり、画面左下の名前かイニシャルからメニューで切り替えます。本人は個人アカウントを閉じて組織のものだけにする選択もでき、その場合はデータを持ち込むか削除するかを選びます。カスタムスキルや接続済みアプリは、どちらの選択でも移りません。移行の詳しい流れはClaude組織への参加方法にあります。

新規Enterprise組織の最初の招待にも21日の期限はありますか

あります。Anthropicが新しいEnterprise組織を用意してPrimary Ownerを招待する初回の招待にも、21日の期限が適用されます。期限が切れた場合は、アカウント担当者に連絡します。

まとめ

承認を挟めない入口は招待リンクだけです。SSO組織ではJITかSCIMかで外し方が変わるので、方式を決めた時点で退職時の手順も決まります。プランの全体像はClaude TeamプランとはとClaude Enterpriseとはにあります。

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