IFTTT MCPサーバーでClaudeからアプレットを検索・実行する
IFTTTのMCPサーバーをClaudeとClaude Codeに接続する手順と、Slack投稿・タスク登録を任せる前に決めておく権限設定、Appletの上限との関係をまとめます。
IFTTT MCPサーバーでClaudeにできること
IFTTT MCPサーバーは、IFTTTのサービス連携とAppletをClaudeから呼び出せるようにする接続口です。接続先のURLは https://ifttt.com/mcp の1つで、ClaudeのほかClaude Code、Cursorなどのクライアントから同じURLで使えます。MCPの仕組みを知らなくても、Claudeの画面から数回のクリックで接続できます。
IFTTTのMCPページは、できることを3つに分けています。
IFTTT MCPで任せられる3つの作業
アクションの実行
SlackへのメッセージやタスクのログなどをClaudeへの1回の依頼で実行します。
Appletの作成
自動化したい内容を自然文で伝えると、Claudeが代わりにAppletを作ります。
Appletの発見
達成したい目標を伝えると、使えそうな既存のAppletを探してくれます。
接続できるサービスは1,000以上、公開Appletは5,000万以上とされています。ページに例として並ぶのは、Todoist、Notion、Slack、Google Calendar、Gmail、Airtable、Philips Hueなどです。
同じ「ノーコード自動化をClaudeにつなぐ」系統では、MakeのシナリオをClaudeから動かす手順をMake MCPサーバーの記事に、Zapier・Makeとの選び方をZapier MCP使い分けにまとめています。IFTTTの特徴は、公開Appletのライブラリから既存の自動化を探せる点です。
接続前に確認する3つの条件
接続の前に、次の3点を見ておくと途中で止まりません。
- IFTTTのアカウントを用意する。MCPページの導線は「Sign up for free to IFTTT」で、無料登録から始められます
- Claude側のプランを確かめる。IFTTTのページはClaudeの手順1に「有料プランに登録していること」を挙げています
- 自分が使うサービスをIFTTT側でつないでおく。ページの説明では、IFTTTは「サービスに接続し、Appletで自動化する」流れで、Claudeはその上にあるサービスとAppletを動かす役です
2のプラン条件には補足があります。Claudeのヘルプセンターは、リモートMCPを使うカスタムコネクタが無料プランを含む全プランで使えるとしています。ただし無料プランは1つまでです。IFTTTのページが有料プランを前提にしている理由は、ページには書かれていません。ディレクトリのIFTTTが手元のプランで接続できるかは、接続ボタンを押した結果で判断するのが確実です。
Claudeに接続する手順(Claude・Claude Desktop)
Claudeでは、ディレクトリのコネクタとして追加します。IFTTTのページに載る手順は4段階です。
Claudeへの接続の流れ
- 1
Customizeページを開く
有料プランでClaudeにログインし、Customizeページへ進みます。
- 2
ディレクトリでIFTTTを探す
Connectorsのディレクトリから「IFTTT」を探します。IFTTTのページにある「Add IFTTT to Claude」リンクからも開けます。
- 3
接続して認証する
Connectを押し、IFTTTのアカウントで認証します。
- 4
会話ごとに有効にする
認証後は、会話の中でIFTTTのトグルをオンにして使います。
トグルの場所は、チャット左下の「+」を押すか「/」を入力して開くメニューの「Connectors」です。接続しただけでは会話では使われず、会話ごとにオンにする作りになっています。
TeamプランとEnterpriseプランでは、組織のOwnerが先にコネクタを組織へ追加する必要があります。追加しても全員が使えるようにはならず、各メンバーが個別に認証します。
Claude Codeに接続する手順
Claude Codeでは、1行のコマンドで追加します。
claude mcp add --transport http ifttt https://ifttt.com/mcp続けてClaude Codeを起動し、/mcp でIFTTTのサーバーを選んで接続します。ブラウザが開くので、OAuthのサインインを済ませれば完了です。
ターミナルだけで済ませたい場合や、SSH先のようにブラウザを開けない環境では、claude mcp login が使えます。
claude mcp login ifttt
# ブラウザを使えない環境ではURLの表示に切り替える
claude mcp login ifttt --no-browser追加直後の接続状態は claude mcp list で見られます。✔ Connected なら接続済み、! Needs authentication なら認証待ちです。後者のときは上の /mcp か claude mcp login ifttt に進みます。
コマンドで指定した ifttt はサーバー名で、既定ではローカルスコープに保存されます。つまり、追加したプロジェクトでだけ有効で、チームには共有されません。他のプロジェクトでも使うなら --scope user を付けます。名前は、次節の権限ルールでもそのまま使うので、変えるときは両方をそろえます。
Slack投稿やタスク登録を任せる前の権限設計
IFTTT MCPは、読むだけでなく投稿やAppletの作成といった書き込みを伴います。Claude Codeでは、書き込みを伴うサーバーは最初から確認付きにしておくと安全です。
MCPの権限ルールは、設定したサーバー名に続けてツール名を書く形式です。mcp__ifttt と書くと、そのサーバーの全ツールにルールがかかります。次の設定は、IFTTTのツールを呼ぶたびに確認を求める例です。
{
"permissions": {
"ask": ["mcp__ifttt"]
}
}.claude/settings.json に置けば、そのプロジェクトで有効になります。IFTTTのMCPページにはツール名の一覧が載っていません。個別のツール単位でルールを書くなら、接続後に /mcp で実際のツール名を見てからにします。名前の書き方の詳細はClaude CodeのMCP権限ルールにあります。
Claude側(Webとデスクトップ)にも同じ考え方の設定があります。Customize内のConnectorsで対象のコネクタを選ぶと、ツールが読み取り系と書き込み・削除系に分かれて並びます。それぞれを「常に許可」「承認が必要」「ブロック」から選べます。TeamとEnterpriseでは、Ownerが組織全体にこの制限をかけることもできます。
最初の数回は、書き込み系を「承認が必要」にしておくと、Claudeが何を送ろうとしているかを見てから実行できます。
依頼の例と、Appletの上限との関係
接続できたら、次のような依頼で動作を確かめます。以下はIFTTTのページが示す用途に沿った例文で、Claudeの実際の返答ではありません。
- 「Slackの #generalに『本日のリリース完了』と投稿して」
- 「今日の15時にレビューする、という内容でタスクを登録して」
- 「毎朝の天気をGoogleカレンダーの予定に入れる方法はある?」
- 「RSSの新着記事をNotionに溜める自動化を作って」
最初の2つがアクションの実行、3つ目がAppletの発見、4つ目がAppletの作成にあたります。先に1つ目のような、失敗しても影響が小さい投稿で接続を確かめてから、作成系に進みます。
Appletの作成を任せるなら、IFTTT側のプラン上限も見ておきます。プランページには次の数字が載っています。
| プラン | 月額(年払い換算) | Appletの数 |
|---|---|---|
| Free | 月額(年払い換算)$0 | Appletの数2個 |
| Pro | 月額(年払い換算)$2.99 | Appletの数20個 |
| Pro+ | 月額(年払い換算)$8.99 | Appletの数無制限 |
月払いでは、Proが$4.99、Pro+が$14.99です。Freeでも2個の範囲でAppletを作れるため、Claudeに作らせる自動化は試しにくい数になります。MCP経由で作ったAppletがこの上限に同じ数え方で入るかは、どちらのページにも書かれていません。上限に当たったときは、IFTTTのアプリ側でAppletの一覧を見て、不要なものを整理する必要があります。
つまずいたときの切り分け
接続まわりの問題は、どこで止まっているかで分けると早く片づきます。
接続できないときの確認順
- Qclaude mcp list にifttt が表示される?答えが追加できていません答えがはい
claude mcp add --transport http ifttt https://ifttt.com/mcpをもう一度実行します。URLの末尾まで同じか確かめてください。 - Q状態が Connected になっている?答えが認証待ちか接続失敗です答えがはい
! Needs authenticationなら/mcpから認証します。保存済みの更新トークンが拒否されたときは、/mcpでRe-authenticateを選んで、サインインし直します。
接続済み
Claude側のトグルがオフになっていないか、IFTTT側で対象サービスをつないでいるかを確かめてから、依頼を出し直します。
Claude Codeは、認証済みのOAuthサーバーから401が返ると、保存済みのトークンを更新して一度だけ再試行します。それでも失敗した場合にだけ /mcp で再認証が必要になります。
使い分けの見立て
IFTTT MCPが向くのは、すでにIFTTTのAppletを使っている人や、スマートホーム機器やSNS、メモアプリのような個人向けサービスをClaudeから動かしたい人です。ページの用例にあるのも、Slack、Todoist、Notion、Philips Hueといった日常のアプリです。
業務のワークフローを自分で組み立てたいなら、MakeやZapier、n8nが選択肢になります。n8nはMCP Server Triggerでワークフロー自体をMCPサーバーにできます。両者は排他ではなく、Claudeに複数のコネクタをつないで用途ごとに使い分けることもできます。つなぐ数が増えると、毎回の会話で読み込むツールの量が増えるので、使わないコネクタは会話ごとのトグルでオフにしておきます。
よくある質問
ChatGPTやCursorでも同じURLで使えますか。
使えます。IFTTTのページには、ChatGPT、Cursor、Copilot Studio、OpenClaw、Perplexityの手順も載っており、URLはどれも https://ifttt.com/mcp です。ChatGPTはDeveloper modeが必要で、プランによってはカスタムコネクタが段階的に提供中とされています。Copilot StudioはStreamable HTTPのOAuth 2.0で設定し、SSEは非対応です。
サーバーを外すにはどうしますか。
Claude Codeでは claude mcp remove ifttt です。リモートサーバーを外すと、保存済みのOAuthトークンとクライアント登録も一緒に消えます。Claude側はCustomizeのConnectorsから切断できます。