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Octoparse MCPをClaudeにつなぐ手順 — テンプレートで取得して書き出す

Octoparse MCPをClaudeにつなぐ手順 — テンプレートで取得して書き出す

Octoparse公式のMCPサーバーをClaude Codeとclaude.aiに接続し、テンプレート検索からクラウド実行、CSV書き出しまでをClaudeに任せる手順です。使えない操作と詰まりどころもまとめます。

Octoparse公式のMCPサーバー(https://mcp.octoparse.com)をClaudeに登録すると、Octoparseのテンプレートを探し、クラウドで実行し、結果をCSVやExcelで受け取るまでを会話の中で進められます。Claude Codeならclaude mcp addの1行、claude.aiならカスタムコネクタにURLを入れるだけです。

ただし、このサーバーが扱えるのは「Octoparseのプリセットテンプレートを使うクラウド実行」までです。自由なスクレイパーをClaudeに組ませる道具ではありません。何ができて何ができないかを先に押さえ、接続、ツールの絞り込み、実行の流れ、詰まったときの切り分けの順に説明します。

Octoparse MCPサーバーで何ができるか

Octoparse MCPサーバーとは、Octoparseのクラウド抽出ワークフローをMCP対応クライアントから呼べるようにしたホスト型のサーバーです。Streamable HTTPのエンドポイントとして提供され、REST APIのツールとして登録するものではありません。

できることは次の5点です。

  • Octoparseのテンプレートライブラリを検索する
  • プリセットテンプレートからクラウド対応のタスクを作って実行する
  • 実行前にテンプレートのパラメータを検証する
  • データが溜まったタスクの結果を書き出す
  • 既存のクラウド対応タスク(クラウド対応のカスタムタスクを含む)を検索・開始・停止・書き出しする

一方、次の操作はできません。ここを誤解すると、接続しても期待した動きになりません。

くらべる

Octoparse MCPが受け持つ範囲

テンプレートとクラウド実行

できる

テンプレート検索、パラメータ検証、クラウドタスクの作成と開始、既存タスクの検索・開始・停止、結果の書き出し。

作り込みと管理

できない

デスクトップ専用タスクの実行、完全なカスタムタスクの作成、独自フィールドやページ送りなど設定の編集、非公開テンプレートのアップロード、課金・アカウント管理、定期実行。

定期実行や通知はサーバー側の機能ではなく、クライアント側の機能か別の自動化の仕組みで組む前提です。毎朝同じ条件で取りたいなら、スケジュール実行できる別の仕組みと組み合わせます。

接続方法は使うClaudeの形態で決まる

接続に必要なのはOctoparseのアカウントと、MCPに対応したクライアントです。認証にはOAuthとAPIキーの2通りがあります。

使うClaude接続方法認証
Claude Code接続方法claude mcp add --transport http認証OAuth(既定)またはAPIキー
claude.ai / Claude Desktop接続方法カスタムコネクタにURLを追加認証ブラウザでOAuth

OAuthはブラウザの認可フローを開けるクライアント向けで、対話的に使うならこちらが基本です。APIキーはx-api-keyヘッダーを送れるクライアント向けの任意の方式です。両方の資格情報が渡された場合は、そのリクエストではAPIキーが優先されます。

Claude Codeに追加する

OAuthで始める場合は、次の1行です。

claude mcp add --transport http octoparse https://mcp.octoparse.com

追加しただけでは認可は終わっていません。Claude Codeを起動して/mcpパネルから認証を進めると、ブラウザでOctoparseへのサインインが求められるので、そこで認可を終えます。

APIキーで接続する場合は、ヘッダーを付けて登録します。

claude mcp add --transport http octoparse https://mcp.octoparse.com \
  --header "x-api-key: YOUR_API_KEY"

YOUR_API_KEYは自分のキーに置き換えます。このコマンド自体をシェル履歴やスクリプトに残すとキーも残るので、Git・ログ・スクリーンショット・公開Issueにもキーを載せない運用にします。キーを貼り付けるときは、末尾の改行や空白を混ぜないことも大事です。Claude Codeは設定値の前後に不可視の空白があると警告を出しますが、自動で取り除くことはしません。

登録できたかどうかは、次のコマンドで確かめます。

claude mcp list
claude mcp get octoparse

claude mcp listは各サーバーの隣にConnectedやNeeds authenticationなどの状態を出します。Needs authenticationなら、OAuthの認可がまだ終わっていないというサインです。claude mcp addはスコープを指定しない場合ローカルスコープに書き込むので、チームで共有したいときは--scope projectを付けます。スコープの違いはClaude Code MCP設定ガイドにまとめています。

claude.aiとClaude Desktopに追加する

手順

カスタムコネクタの追加

  1. 1

    コネクタの設定を開く

    設定のコネクタ(連携)の画面から、カスタムコネクタを追加します。

  2. 2

    URLを入れて接続する

    URLにhttps://mcp.octoparse.comを入力し、接続を実行します。

  3. 3

    ブラウザで認可する

    開いたブラウザでOctoparseにサインインし、認可を終えます。

設定画面の項目名は更新で変わることがあります。見つからないときは、コネクタを追加する入口を探してください。

読み込むツールを絞る

既定では、サーバーは公開されている6つのツールをすべて公開します。URLにクエリを付けると、公開するツールを選べます。

ツール役割
search_templates役割キーワード・ID・スラッグでテンプレートを探す
execute_task役割入力を検証し、クラウドタスクを作って抽出を始める
export_data役割結果をJSON・CSV・Excel・HTML・XMLで書き出す
search_tasks役割認証したアカウントの既存タスクを探す
start_or_stop_task役割既存のクラウドタスクを開始・停止する
redeem_coupon_code役割クーポンやリソースコードを引き換える

新規の抽出だけを任せたいなら、中核の3つに絞れます。

claude mcp add --transport http octoparse \
  "https://mcp.octoparse.com?includeTools=search_templates,execute_task,export_data"

逆に、特定のツールだけ隠すならexcludeToolsです。たとえばクーポンの引き換えをClaudeに触らせたくなければ、?excludeTools=redeem_coupon_codeを付けます。用途別の組み合わせは次のとおりです。

  • 新しい抽出: search_templates、execute_task、export_data
  • 既存タスクの検索と書き出し: search_tasks、export_data
  • 既存タスクの制御: search_tasks、start_or_stop_task

絞り込みはMCPの初期化時に適用されるので、URLのパラメータを変えたらクライアントを再接続する必要があります。URLに?と,が入るため、シェルでは必ず引用符で囲みます。囲まないと、シェルによっては?がワイルドカードとして解釈されます。

絞り込みには実務上の意味もあります。start_or_stop_taskを外しておけば、Claudeが実行中のタスクを誤って止める経路が消えます。逆に、書き出しだけを任せる読み取り寄りの構成にしたいときは、search_tasksとexport_dataだけを残します。

テンプレート検索から書き出しまでの流れ

新規の抽出はsearch_templates、execute_task、export_dataの順に進みます。READMEの例文は「Amazonの商品一覧のクラウド対応テンプレートを探し、ワイヤレスイヤホンで実行して、結果をCSVで書き出して」です。

手順

新規抽出の標準的な流れ

  1. 1

    search_templates でテンプレートを探す

    サイト名やデータの種類をキーワードに渡します。IDやスラッグが分かっていれば、完全一致で引けます。結果には入力スキーマが含まれ、必須パラメータもここで分かります。

  2. 2

    execute_task で検証してから実行する

    validateOnlyを指定すると、タスクを作らず入力の検証だけができます。パラメータ名はテンプレートの入力スキーマにあるfieldのキーを使い、複数の値を取る項目は値が1つでも配列で渡します。

  3. 3

    export_data で結果を受け取る

    execute_taskが返したタスクIDと形式(JSON・CSV・EXCEL・HTML・XML)を渡します。プレビューの行数も指定できます。

頼み方の例です。検証と実行を分けて指示すると、意図しないタスクを作る事態を避けられます。

Octoparseで、Amazonの商品レビューを取れるクラウド対応テンプレートを探してください。必須パラメータを一覧にして、まずvalidateOnlyで検証だけしてください。問題がなければ「Earbuds research」という名前で実行し、終わったらCSVで書き出して先頭10行を見せてください。

execute_taskには、行数の目安で止めるためのtargetMaxRowsもあります。ただし厳密な上限ではなく、できる範囲で止めるという指定です。件数を厳守したい場面では、書き出した結果をClaudeに数えさせて確かめます。

非同期で動くので、書き出しは待つ

クラウド抽出は非同期です。MCPのタスク進捗に対応するクライアントなら状況を追えますが、そうでなければタスクIDを受け取って、あとからexport_dataを呼ぶことになります。export_dataが返す状態は次のとおりです。

  • collecting: タスクがまだ実行中
  • exporting: 書き出しファイルを準備中
  • exported: 書き出しが完了
  • no_data: タスクは終わったが、書き出せるレコードがない

collectingやexportingが返ったら、同じタスクIDと形式のまま少し待って呼び直します。Claude Codeでは、待ってから再度書き出すよう頼めば足ります。no_dataは失敗ではなく、その回の実行で取れたデータが0件だったという意味です。

過去に作ったタスクの結果が欲しいときは、search_tasksでタスクを探し、IDを見つけてexport_dataに渡します。状態はRunning・Stopped・Completed・Failedで絞れます。

詰まりやすい点と切り分け

つまずきは大きく「接続」「テンプレート」「タスクの状態」の3つに分かれます。

症状確かめること
認証が通らない確かめることOAuthの認可を最後まで終えたか。APIキー方式ならx-api-keyヘッダーか、キーが再発行されていないか、空白が混じっていないか
ツールが出てこない確かめることURLがhttps://mcp.octoparse.comか。HTTP(Streamable HTTP)として登録したか。includeTools・excludeToolsで隠していないか
適したテンプレートが見つからない確かめることサイト名・データの種類・地域・商品カテゴリを具体的に書く。デスクトップ専用のテンプレートの可能性もある
execute_taskが追加の入力を求める確かめることvalidateOnly=trueで先に検証し、入力スキーマのキー名で埋め直す
タスクが見つからない確かめることIDの写し間違い、別のアカウントやワークスペースにサインインしていないか
一時的な失敗確かめること少し待ち、連打を避けて、同じタスクIDで書き出しや状態確認をやり直す

「デスクトップ専用のテンプレート」は見落としやすい点です。Octoparseのテンプレートにはローカルのデスクトップアプリでしか動かないものがあり、ホスト型のMCPサーバーからは実行できません。ClaudeがテンプレートをヒットさせてもAPI経由で実行できないときは、まずクラウド対応かどうかを疑います。

クラウド実行そのものが通るかどうかも、アカウントの権限・利用できるクレジットや枠・対象サイトの状態・テンプレート側の対応に左右されます。クレジットの消費量の目安は公開されていないので、大きな件数で回す前に小さく試して、アカウント側の使用量を確かめるのが無難です。

APIキーが「ターミナルでは通るのにクライアントでは通らない」とき

トラブルシューティングには、環境変数に入れたAPIキーがターミナルでは使えるのにクライアントでは使えない、という項目があります。GUIのクライアントはシェルの環境変数を引き継がないことがあるためです。この場合はクライアント自身の設定かシークレットストアにキーを置き、環境変数を変えたらクライアントを再起動します。Claude Codeでヘッダー値を環境変数から差し込む方法は、MCPのheadersHelperの記事が参考になります。

他のスクレイピング系MCPとの使い分け

同じ「Webからデータを取る」用途でも、MCPサーバーごとに任せる範囲が違います。Octoparseは、あらかじめ用意されたテンプレートを選んで実行する方式です。取りたいサイトにテンプレートがあれば、Claudeがセレクタやページ送りを考える必要がありません。反対に、テンプレートが無いサイトや、独自の抽出ルールが要る場面は、MCP側から作れません。

自由度の高い取得なら、Actorを検索して呼ぶApifyや、ログイン操作まで含めて任せるTinyFishが候補になります。Octoparseのテンプレートで足りる定型の取得はOctoparse、足りなければ別のMCPに切り替える、という分け方が現実的です。

取得対象のサイトの利用規約やrobots.txtへの配慮は、どのツールを使っても利用者側の責任です。Claudeに実行を任せても、この点は変わりません。

まとめ

Octoparse MCPは、テンプレートの探索からクラウド実行、書き出しまでをClaudeに任せるためのサーバーです。接続はclaude mcp add --transport http octoparse https://mcp.octoparse.comで済み、認可はOAuthが基本です。

テンプレートの無いサイトは対象外なので、最初の一手は、取りたいサイトでsearch_templatesを引いてクラウド対応のテンプレートがあるか確かめることです。あればincludeToolsで3つのツールに絞り、validateOnlyで検証してから小さく実行すると、クレジットの消費も把握しやすくなります。

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