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Resend MCPサーバーの使い方 — リモートとローカルの選び方

Resend MCPサーバーの使い方 — リモートとローカルの選び方

Resend公式のMCPサーバーをClaude Code・Claude Desktop・claude.aiに接続する手順です。OAuthのリモート版とAPIキーのローカル版、どちらを選ぶべきかも扱います。

Resend MCPサーバーとは

Resendは開発者向けのメール配信API・プラットフォームです。認証済みの送信ドメインからトランザクションメールやブロードキャストを送る用途で使われています。ResendはこのプラットフォームをMCP(Model Context Protocol)経由でAIエージェントに公開しており、Claudeを含むMCPクライアントから自然言語でメール送信やドメイン管理を操作できます。

提供形態は2つです。Resend自身がホストするリモートMCPサーバーと、npmパッケージとして配布されるローカルMCPサーバーがあります。どちらも同じResend公式のオープンソースコード(resend-mcp)を実行するため、使えるツールの中身に大きな差はありません。ローカル版はnpmに公開されており、2026年9月14日にv2.22.0が公開されています。選ぶ基準になるのは、実行環境がブラウザ操作可能かどうかです。

リモート版とローカル版、どちらを使うか

claude.aiやClaude Desktopのようにブラウザ操作ができる対話環境では、インストール不要なリモート版が向いています。CI・サーバー・ヘッドレスエージェントのようにブラウザログインができない環境では、APIキー認証のローカル版か、リモート版へAPIキーをBearerトークンとして渡す接続方法を選びます。

観点リモート版ローカル版(npx)
実体リモート版https://mcp.resend.com/mcp(Resendがホスト)ローカル版(npx)npmパッケージresend-mcpをローカルプロセスとして起動
認証リモート版OAuth(ブラウザでログイン)ローカル版(npx)環境変数RESEND_API_KEY(stdio)またはBearerトークン(HTTP)
向いている環境リモート版claude.ai・Claude Desktop・Claude Codeの対話セッションローカル版(npx)CI・サーバー・ヘッドレスエージェント
インストール作業リモート版不要ローカル版(npx)npx -y resend-mcpでオンデマンド起動
前提条件リモート版Resendアカウントローカル版(npx)APIキーの発行と送信ドメインの認証

ヘッドレスな環境でもリモート版のインフラをそのまま使いたい場合は、OAuthの代わりにAPIキーをBearerトークンとして渡す接続方法が用意されています。ローカルにプロセスを起動しない分、サーバー運用の手間はかかりません。

Claude Codeでリモート版に接続する

Claude CodeからResendのリモートMCPサーバーに接続するには、claude mcp addコマンドでHTTPトランスポートのサーバーを追加します。

claude mcp add --transport http resend https://mcp.resend.com/mcp

コマンド実行後に/mcpを実行しresendを選ぶと、ブラウザが開いてResendへのサインインとアクセス許可を求められます。認証が完了すればそのままツールが使えるようになります。

CIやサーバーなどブラウザ操作ができない環境では、APIキーをBearerトークンとして--headerに渡します。

claude mcp add --transport http resend https://mcp.resend.com/mcp \
  --header "Authorization: Bearer re_xxxxxxxxx"

--transport--header、接続範囲を指定する--scopeの詳しい構文はClaude Code MCP設定ガイドにまとめています。既定ではlocalスコープに保存されるため、チームで共有したい場合は--scope projectを付け足します。

claude.aiとClaude Desktopで接続する

claude.aiやClaude Desktopでリモート版に接続する方法は2通りあります。1つは、コネクタディレクトリからワンクリックで追加する方法です。ディレクトリ経由のインストールでは、MCPサーバーと後述のResend Skillが一括でセットされます。

もう1つは手動での追加です。設定 > コネクタ > カスタムコネクタを追加から、次のURLを入力します。

https://mcp.resend.com/mcp

こちらはMCPサーバー本体だけを追加する方法で、Resend Skillは含まれません。Skillもまとめて使いたい場合は、次のセクションで扱うプラグイン経由のインストールが近道です。

ローカルMCPサーバーをnpxで動かす

ローカル版を使う前提条件は2つです。ResendのAPIキーを発行しておくことと、送信ドメインを事前に認証しておくことです。

既定のトランスポートはstdioです。claude mcp add--区切りでコマンドを渡し、-eで環境変数を指定します。

claude mcp add resend -e RESEND_API_KEY=re_xxxxxxxxx -- npx -y resend-mcp

リバースプロキシ越しに配置するなど、HTTPトランスポートで動かしたい場合はサーバーを個別に起動してから接続します。

npx -y resend-mcp --http --port 3000
claude mcp add resend --transport http http://127.0.0.1:3000/mcp \
  --header "Authorization: Bearer re_xxxxxxxxx"

主なオプションと環境変数は次の通りです。npm v2.22.0のREADMEには、リバースプロキシ配下でHostバリデーションを調整する--host--allowed-hostsが追加で記載されています。

オプション / 環境変数内容
--key / RESEND_API_KEY内容APIキー(stdioは必須、HTTPはクライアントがBearerトークンで渡すため任意)
--sender / SENDER_EMAIL_ADDRESS内容認証済みドメインの既定送信元アドレス
--reply-to / REPLY_TO_EMAIL_ADDRESSES内容既定の返信先(複数指定可)
--http内容HTTPトランスポートを使う(既定はstdio)
--port / MCP_PORT内容HTTPポート(既定3000)
--host / MCP_HOST内容Hostバリデーションの対象(既定127.0.0.1)
--allowed-hosts / MCP_ALLOWED_HOSTS内容許可するHostのカンマ区切りリスト

送信元アドレスを設定しない場合、ツール呼び出しのたびに送信元を聞かれます。頻繁に使うなら--senderSENDER_EMAIL_ADDRESSで既定値を決めておくと手間が減ります。

Claude Code・Cursor・Codexなど複数のクライアントへまとめて登録したい場合は、npx add-mcpという汎用インストーラーも使えます。

npx add-mcp resend-mcp --name resend --env "RESEND_API_KEY=re_xxxxxxxxx"

自分のNode.jsサービスにHTTPトランスポートを組み込みたい場合は、CLIを経由せずresend-mcp/httpからエクスポートされているrunHttp関数を直接呼び出す方法もあります。既定ではローカルホスト宛てのリクエストのみ受け付けるため、リバースプロキシ配下に置くときはhostオプションを0.0.0.0にするか、allowedHostsで許可するホスト名を個別に指定します。

Resend Skillとプラグインでまとめて導入する

Resendはメール送信のベストプラクティスをまとめた「Resend Skill」も公開しています。単体のMCPツール呼び出しに加えて、単発送信・バッチ送信(1リクエストで最大100件)・冪等キーによる重複送信防止・指数バックオフ付きの自動リトライを、Skillのガイド付きで実行できます。Node.js・Python・Ruby・GoなどSDK横断で使える設計です。

導入経路は用途によって使い分けます。

経路コマンド / 操作内容
コネクタディレクトリコマンド / 操作claude.aiのコネクタディレクトリからワンクリック内容MCPサーバーとResend Skillを一括追加(claude.ai / Claude Desktop向け)
公式プラグインコマンド / 操作claude plugin install resend@claude-plugins-official内容Claude Code向け。MCPサーバーとResend Skillをまとめて導入
skills CLIコマンド / 操作npx skills add resend/resend-skills内容Claude Code・CursorなどAgent Plugins準拠のクライアント横断で、Skillを個別選択してインストール

resend/resend-skillsリポジトリには、メール送信用のresend本体のほか、受信メールの安全な処理を扱うagent-email-inbox、ターミナルからResendを操作するresend-cli、Reactコンポーネントでメールを組み立てるreact-email、配信品質のガイドラインをまとめたemail-best-practicesの計5つのSkillが含まれます。npx skills addを実行すると、インストールするSkillを選ぶプロンプトが表示されます。

MCPサーバーで扱えるツールとできること

Resend MCPサーバーは、単なるメール送信だけでなくResendプラットフォームのほぼ全域を自然言語から操作できるよう設計されています。npm v2.22.0のREADMEに基づく主な分野は次の通りです。

分野できること
Emailsできること送信・一覧・取得・キャンセル・更新・共有・バッチ送信、配信・エンゲージメント指標の取得
Received Emailsできること受信メールの一覧・閲覧、添付ファイルのダウンロード
Templatesできることテンプレートの作成・一覧・取得・更新・公開・複製・削除
Contactsできること連絡先の作成・一覧・更新・削除、セグメント所属やトピック購読の管理、CSVインポート
Broadcastsできることブロードキャストの作成・送信・キャンセル・複製・更新・削除、クリックリンクや受信者イベントの一覧
Automationsできることオートメーションの作成・一覧・更新・複製・削除、実行履歴の確認
Eventsできること連絡先向けイベントの送信、イベント定義の作成・更新・削除
Domainsできること送信ドメインの作成・一覧・更新・削除・認証、トラッキングやTLSの設定
Segments / Topicsできることオーディエンスセグメントや購読トピックの作成・一覧・更新・削除
Suppressionsできること配信停止リストの一覧・追加・削除(個別・一括)
API Keys / WebhooksできることAPIキーの発行・削除、Webhookの作成・更新・配信履歴の確認・再送
LogsできることAPIリクエストログの一覧・調査(リクエスト・レスポンス本文を含む)

公式ドキュメントが挙げる実際の使い方の例としては、Paper(Resendのデザインツール)で作った下書きをテンプレートやブロードキャストに変換する、CSVから連絡先を一括インポートしてセグメントへ振り分ける、連絡先の作成やカスタムイベントをきっかけにオートメーションを組む、受信メールを読んでトリアージし返信する、送信予約メールを変更・キャンセルする、失敗したAPIリクエストをログから調査する、といった作業があります。いずれも個別のAPI呼び出しを積み上げるのではなく、一連の作業を自然言語の指示1つで進められる点が、MCP経由で使う利点です。

よくあるつまずき

リバースプロキシ配下で403 Invalid Hostになる

HTTPトランスポートはDNSリバインディング対策として、既定で127.0.0.1宛てのリクエストしか受け付けません。プロキシやロードバランサーの背後に置く場合は--host 0.0.0.0で無効化するか、--allowed-hostsで許可するHostを個別に指定します。

送信元アドレスを毎回聞かれる

SENDER_EMAIL_ADDRESS(または--sender)を設定していないと、メール送信のたびに送信元アドレスを尋ねられます。固定の送信元を使うなら、先に環境変数へ設定しておきます。

ヘッドレス環境でOAuthログインが完結しない

サーバーやCIのようにブラウザを開けない環境でリモート版のOAuth手順をそのまま試すと、ログインが完結しません。この場合はAPIキーをBearerトークンとして渡す接続方法に切り替えます。

stdioコマンドで環境変数がサーバー名として読まれる

claude mcp add-e(--env)は複数のKEY=valueを受け付けるため、-eの直後にサーバー名を書くと、CLIがそれも環境変数の値として読み込んでしまいます。-eとサーバー名の間に--transport stdioなど他のオプションを挟むか、サーバー名を先に置く順序にします。

まとめ

Resend MCPサーバーは、インストール不要なリモート版とAPIキー認証のローカル版を公式に両方提供しています。claude.aiやClaude Desktopのような対話環境ではリモート版、CIやヘッドレスエージェントではローカル版かBearerトークン接続を選ぶのが基本の判断軸です。メール送信・連絡先・オートメーション・Webhookまで、Resendプラットフォームのほぼ全域を1つの接続で操作できます。

同じように外部サービスをMCP経由でClaudeに繋ぐ例として、Azure MCPサーバーでAzureリソースを操作するCloudflare MCPサーバー一覧も、リモート/ローカルの選び方やプラグイン経由の一括導入という共通点があります。claude mcp addの詳しいオプション構成はClaude Code MCP設定ガイドで扱っています。

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