Claudeのアクティブセッションとは — 確認と不審な端末の削除手順
アクティブセッションとは、Claudeにログイン中の端末とブラウザーの一覧です。設定画面での確認方法、複数表示されたときの見方、覚えのないセッションだけを削除する手順を書きます。
見覚えのない端末が並んでいたら最初に見るもの
Claudeの「アクティブセッション」は、自分のアカウントでいまログインしている端末とブラウザーの一覧です。Settings > Accountの中にあり、覚えのない端末を見つけたらその場で1件だけ終了できます。使わなくなった端末のログアウトにも使えます。以前のClaudeには、どの端末がログイン中かを確認する手段自体がありませんでした。
この記事は、症状から入ります。「知らない端末があるかもしれない」「共有PCにログインしたまま帰った」「Enterpriseで頻繁にログインを求められる」のどれかに当てはまる人向けに、操作と切り分けを順に書きます。
アクティブセッションが複数あるのは異常か — 一覧で中身を見る
アクティブセッションが複数あること自体は、異常ではありません。パソコンとスマートフォン、会社と自宅のように端末やブラウザーが複数あれば、その数だけ一覧に並びます。
見るのは、数ではなく中身です。Settings > Accountの一覧で、次の3点を照らし合わせます。
- 「Device and browser」が、自分で使っている端末とブラウザーか
- 「Updated」が、自分が使った時期と合っているか(組織の設定変更でも更新されます)
- 「Location」が、普段いる場所から大きく外れていないか
3点とも心当たりがあれば、そのままで問題ありません。1行でも心当たりがなければ、その行だけを後述のTerminateで削除します。
アクティブセッション一覧を開く
一覧を開くまでの3ステップ
- 1
プロフィールアイコンをクリック
画面左下の自分のアイコン(イニシャル)を押します。
- 2
Settings から Account を選ぶ
開いたメニューからSettingsに進み、Accountを選びます。
- 3
Active sessions までスクロール
この項目はAccountタブの中にあるので、Accountタブにいるか確認します。
一覧の各項目は何を意味するか
1行ごとに、次の4つの情報が並びます。
- Device and browser: 使用中のOSとブラウザー(例:「Chrome on macOS」)
- Location: IPアドレスから推定した大まかな所在地
- Updated: そのセッションが最後に使われた日時、またはポリシー変更で更新された日時
- Current session: いま操作している端末を示すバッジ
見分ける基準は、心当たりのない端末とブラウザーの組み合わせがあるか、普段アクセスしない場所が出ているかです。ただしLocationはIPアドレスからの推定にすぎず、VPNなどを使えば実際の所在地とは別の都市が出ます。所在地だけで不正と決めず、端末とブラウザーの組み合わせを主に見てください。
「Updated」に「ポリシー変更」が含まれる点は見落としやすいところです。自分が使っていない時刻が出ていても、組織の管理者がセッション期間の設定を変えた結果ということがあります(詳細は後述)。
公式ページは、モバイルアプリやデスクトップアプリのセッションがこの一覧に並ぶかどうかまでは書いていません。
不審なセッションを1件だけ終了する
心当たりのないセッションを見つけたら、Terminateで切ります。
- 終了したいセッションの右側にある「⋮」(三点メニュー)をクリックする
- 「Terminate」を選ぶ
- 表示された確認画面で確定する
その端末はClaudeアカウントからログアウトされ、再びアクセスするにはログインし直す必要があります。
Terminateはその端末のセッションを切る操作で、ログイン手段そのものを閉じるわけではありません。公式ページは、不審なセッションを見つけたら即座に終了し、パスワードの変更も検討するよう案内しています。
症状別に、個別終了と全端末ログアウトを選ぶ
同じ画面には、別の操作として全端末をまとめてログアウトする「Log Out」ボタンもあります。一括ログアウトとClaude Codeトークンの削除を1ページで見渡したい場合はClaudeセッション管理と全デバイス一括ログアウトの手順が扱っています。次の2つは、効く範囲が違います。
Terminate と Log Out の効く範囲
Terminate
Settings > Account > Active sessionsから、選んだセッション1件だけを切ります。ほかの端末は影響を受けません。共有端末にログインしたまま帰った場合のように、切る相手が特定できているときに向きます。
Log Out
Settings > Accountの「Log Out」ボタンで、Webブラウザー、モバイル端末、デスクトップアプリを含む、ログイン中のすべてを一度に切ります。どのセッションが不審か絞れないとき、アカウント自体への不正アクセスが疑われるときに使います。
Log Outの後は、各端末でGoogleログインか、メールアドレスに届くログインリンクで認証し直します。なお、Log Outはモバイルアプリ(iOS・Android)では使えません。スマートフォンから操作したいときは、ブラウザーでclaude.aiを開いてWeb版から行います。
Web版での手順は次のとおりです。
- ブラウザーでclaude.aiを開き、サインインする
- 画面左下のイニシャルをクリックする
- Settingsを選び、Accountを開く
- 「Log Out」をクリックする
- 表示された確認で確定する
全端末を対象にする操作なので、確定するとこの端末も含めてログアウトされます。全セッションログアウトそのものの詳細はClaudeの全セッションログアウト手順に別にまとまっています。
自分の端末だけを切りたいなら、「Current session」の行の「⋮」から「Log out」を選びます。メインメニューからのログアウトと同じ結果なので、この画面を経由する必要はありません。効く範囲を取り違えやすい点に注意してください。自分の端末をログアウトしても、一覧に残る不審なセッションには何も起きません。
セッションの長さは誰がどう決めるか
組織側でセッション期間を短くできるのは、侵害されたセッションが有効なまま残る期間を限るためです。管理者向けの設定手順の詳細はセッションセキュリティ設定にあり、ここでは利用者の側から見える動きを扱います。
セッション期間を左右する3つの条件
個人の既定: 28日
claude.aiにログインするとセッションは28日間有効になります。ページを再読み込みするなど何か操作をすると、1時間ごとにその時点から28日へ更新されます。
Enterpriseの管理者設定
管理者が「Shortened session length」を有効にすると、操作し続けていても指定期間を過ぎたらログインし直しになります。選べる期間は1日・7日・14日・28日です。
Console管理者の設定
Consoleの管理者が選べる期間は1日・3日・7日です。Enterpriseと選択肢が違います。
個人のセッションは、28日間まったく操作しなければ失効し、再ログインが必要になります。逆に毎日使う端末は、更新され続けるので期間切れは起きません。
組織の設定は、Enterprise管理者が「Organization settings > Organization and access」の「Session security」で有効にします。Console管理者は「Settings > Organization and access」から同じ名前の設定を開きます。有効にした瞬間の動きは次のとおりです。
- 選んだ期間より古い既存セッションは、その場で失効する
- それ以外のセッションも、遅くとも選んだ期間内に失効する
- 失効したユーザーはサインイン画面に戻される
管理者が期間を短くしたときも同様に、新しい期間より古いセッションは即座に切れます。それ以外のセッションも、期限が新しい期間に合わせて短縮されます。無効にした場合は、既存セッションは元の予定どおりに失効し、新しいセッションは「操作している限り続く」既定の動きに戻ります。
複数の組織に所属していると、最も短い設定が適用されます。公式ページの例では、7日の組織Aと28日の組織Bに入っているユーザーは、7日で失効します。1つのセッションを全組織で共有しているためです。
つまりEnterpriseや、複数の組織に属する人が「毎週ログインを求められる」と感じたら、不具合や乗っ取りとは限りません。管理者の設定が原因かもしれないので、アクティブセッションの「Updated」欄とあわせて、管理者に期間設定を確認してください。
モバイルアプリやデスクトップアプリのセッション期間について、参照した公式ページに日数の記載はありません。
公式ページ3本を突き合わせて分かること
セッション関連のヘルプは、操作を扱うページ、全端末ログアウトのページ、組織の期間設定のページに分かれています。1本だけ読むと抜ける点があります。
- 個別のTerminateを扱うページには、28日という有効期間の記載がない。期間は全端末ログアウトのページに書かれている
- 再認証の手段(Googleログインかメールのログインリンク)を書いているのも、全端末ログアウトのページ側。Terminateのページは「ログインし直す必要がある」とだけ述べる
- 組織の期間設定のページは、EnterpriseとConsoleで選べる日数が違うことを示す。個人の28日は、管理者が何も設定していないときの動き
- 3本とも、新しい端末からのログインを通知する機能には触れていない。通知の記載は見当たらない
Terminateしたセッションが、同じ端末で再度ログインされるのを防ぐ仕組みは、ここに挙げたページに載っていません。公式ページは、終了に加えてパスワードの変更を検討するよう案内しています。Googleログインを使っているなら、Googleアカウント側の見直しもあわせて行うと安心です。
Claude Codeの認証はこの一覧とは別の画面にある
Claude CodeにClaudeアカウントで認証している場合、そのトークンは「Settings > Claude Code」で管理します。トークンを消してログアウトするには、そこのゴミ箱アイコンをクリックします。Active sessionsとは別の画面です。
Active sessionsの一覧にClaude Codeのトークンが並ぶとは、公式ページに書かれていません。ブラウザーのセッションをTerminateしても、Claude Codeが切れるとは限らないと考え、CLI側の後始末はClaude Codeログアウトと認証情報の完全削除ガイドの手順に沿って別に行ってください。
アカウントにログインできず、一覧も見られないとき
サインインできない状態でセッションを止めたいときは、ヘルプセンターの画面右下にあるメッセージアイコンからサポートチームに連絡します。公式ページがこの経路を案内しています。
まとめ — 相手が特定できるか、で操作を分ける
切る相手が特定できるならTerminate、特定できないならLog Out、というのが持ち帰る判断です。共有PCの消し忘れなら前者、アカウント全体を疑うなら後者を選びます。EnterpriseやConsoleの組織で頻繁にログインを求められる場合は、管理者のセッション期間設定を先に疑ってください。ログインの基本操作はClaudeログイン完全ガイドに、アカウントそのものを削除する手順はClaudeアカウント削除の手順にあります。