Claudeのアクティブセッション確認と不審な端末の削除手順
Claudeのアカウント設定からログイン中の端末とブラウザーを一覧表示し、覚えのないセッションだけを個別に終了する手順を解説します。一括ログアウトとの違いもまとめます。
はじめに — アクティブセッションで何が分かるか
Claudeの「アクティブセッション」は、自分のアカウントで現在ログインしている端末とブラウザーの一覧です。各セッションには、使用中の端末とブラウザー(例:「Chrome on macOS」)、IPアドレスから推定した大まかな所在地、最後に使われた日時、そして今操作している端末を示す「現在のセッション」バッジが並びます。見覚えのない端末が並んでいたら、それだけで不正アクセスを疑う材料になります。
一覧を確認するのに特別な権限は要りません。claude.aiにログインしていれば同じ画面から自分のセッションを管理できます。以前のClaudeには、どの端末がログインしているかを確認する手段がありませんでした。アクティブセッションの追加によって、身に覚えのないアクセスにその場で気づき、遮断できるようになっています。
ステップ1: アクティブセッション一覧を開く
手順は3ステップです。
- 画面左下の自分のイニシャル(または名前)のアイコンをクリックする
- 「Settings」から「Account」を選ぶ
- 「Active sessions」セクションまでスクロールする
一覧には、現在ログイン中のすべての端末とブラウザーが並びます。スマートフォンアプリやデスクトップアプリからのログインも同じ一覧に表示されるため、Web版の画面だけで他の端末からのアクセス状況にも気づけます。
ステップ2: 不審なセッションを見分けて終了する
見分ける基準は単純です。心当たりのない端末・ブラウザーの組み合わせか、普段アクセスしない場所からのセッションかのどちらかです。海外出張中でもないのに海外の都市名が表示されている、使ったことのないブラウザーが並んでいる、といった場合は要注意です。ただし所在地はIPアドレスからの推定にすぎません。VPNや携帯回線の経路次第で、実際の場所とずれることもあります。厳密な位置情報ではないと踏まえたうえで判断してください。
不審なセッションを見つけたら、その場で終了できます。
- 終了したいセッションを一覧から見つける
- セッション右側の「⋮」(三点メニュー)をクリックする
- 「Terminate」を選ぶ
- 確認画面で選択を確定する
終了すると、その端末は即座にClaudeアカウントからログアウトされます。再びアクセスするには、Google認証かログインリンクでの再認証が必要です。不審なセッションが1件ではなく複数見つかり、アカウント自体が乗っ取られた疑いがあるなら、1件ずつ終了するより後述の一括ログアウトで全端末を切り離すほうが確実です。
ステップ3: 今使っている端末だけをログアウトする
不審なセッションではなく、単純に今の端末からログアウトしたいだけの場合も同じ画面から操作できます。
- 「現在のセッション」と表示されている行を見つける
- 「⋮」メニューをクリックする
- 「Log out」を選ぶ
- 確認画面で選択を確定する
この操作は、画面左下のメニューから直接ログアウトするのと同じ結果です。アクティブセッションの画面を経由しなくても、いつも通りのログアウト操作で構いません。
個別終了と一括ログアウトの使い分け
Claudeには、ここまで説明した個別のセッション終了とは別に、すべてのセッションを一度にログアウトする機能もあります。画面も効果も異なるため、状況に応じて使い分けます。
| 操作 | 場所 | 効果 |
|---|---|---|
| 個別セッションの終了(Terminate) | 場所Settings > Account > Active sessions | 効果選んだ1台の端末だけをログアウトさせる |
| 全セッションの一括ログアウト(Log Out) | 場所Settings > Account | 効果Webブラウザー・モバイルアプリ・デスクトップアプリを含む、ログイン中のすべての端末を一度にログアウトさせる |
共有端末でログアウトを忘れた程度なら個別終了で十分です。アカウント全体が乗っ取られた疑いがあるなら、一括ログアウトで全端末を切り離すほうが確実です。一括ログアウト後、各端末で再びアクセスするにはGoogle認証かログインリンクでの再認証が必要になります。
一括ログアウトの操作は、iOS・Androidのモバイルアプリでは利用できません。スマートフォンで別の端末のセッションを一括ログアウトしたい場合も、アプリを閉じてWebブラウザーでclaude.aiを開き、Settings > Accountから操作してください。
セッションの有効期限 — 28日ルールと自動更新
Web版のセッションは、ログインした時点から28日間有効です。ページの再読み込みなど何らかの操作をすると、1時間おきに、その時点から28日間へ自動更新されます。逆に言えば、28日間まったく操作しなければセッションは自然に失効し、再ログインが必要になります。一覧の「Updated」列は、このセッションが最後に使われた、または権限変更の影響を受けた日時を示しています。
この自動更新の仕組みにより、日常的に使っている端末で再ログインを求められることはほとんどありません。反対に、長期間開いていない端末やブラウザーのセッションは、そのままにしておいても28日を過ぎれば自然に一覧から外れます。定期的に手動で棚卸しをしなくても、放置された古いセッションが際限なく残り続けるわけではありません。
モバイルアプリやデスクトップアプリのセッション有効期限について、公式ヘルプに具体的な日数の記載はありません。断定できる情報が無い以上、確認が必要な場合はサポートへの問い合わせが確実です。
Claude Codeの認証はこの画面と別管理
Claude Codeをターミナルから使っている場合、認証しているアカウントはこのアクティブセッション一覧と同じClaudeアカウントです。ただし、Claude Codeの認証トークンはアクティブセッションの一覧には表示されません。「Settings > Claude Code」の専用画面で、ゴミ箱アイコンから個別に削除する仕組みです。ブラウザーのセッションをTerminateしても、Claude Codeのログイン状態は自動では切れません。CLIからも完全にログアウトしたい場合は、Claude Codeログアウトと認証情報の完全削除ガイドの手順に沿って別途対応してください。
よくあるつまずき
Active sessionsのセクションが見当たらない
「Settings」の中でも「Account」タブを開いているか確認してください。「Privacy」や「Billing」など別タブにはこの項目はありません。
Terminateしたのに、すぐ同じ端末からログインし直せてしまう
Terminateはその場のセッションを切るだけで、アカウントへの再ログイン自体を防ぐものではありません。第三者による不正アクセスを疑う場合は、ログインに使っているGoogleアカウントのセキュリティ設定を見直すか、登録メールアドレス側で不審なログイン通知や転送設定が追加されていないかを確認してください。
「ログアウト」と「Terminate」の効果範囲を取り違える
「現在のセッション」を「Log out」で切るのは自分の端末1台だけです。一覧に残る他の端末は影響を受けません。不審な端末を一覧から一掃したいときに自分の端末だけをログアウトしても、不審なセッションはそのまま残ります。狙いが「自分を切る」のか「怪しい相手を切る」のかを先に決めてから操作してください。
所在地が実際と違う都市になっている
所在地はIPアドレスからの推定です。VPN接続中や、携帯キャリアの基地局経由でアクセスした場合は、実際の所在地と数十〜数百kmずれて表示されることがあります。端末やブラウザーの組み合わせに心当たりがあるなら、所在地のずれだけで不正アクセスと判断する必要はありません。
モバイルアプリのセッションを終了しても、アプリを開くとまだログインしたままに見える
モバイル・デスクトップアプリはローカルにログイン情報をキャッシュしていることがあります。次回サーバーと通信したタイミングで反映されるため、対象の端末でアプリを一度完全に終了してから開き直してください。
アカウントにログインできず、セッションの確認も終了もできない
何らかの理由でサインインできない状態のまま不正アクセスを止めたい場合は、ヘルプセンターの画面右下にあるメッセージアイコンからサポートチームに連絡してください。セルフサービスでの操作ができない状況でも、サポート側の対応で解決できる場合があります。
まとめ — 定期的な確認を習慣にする
アクティブセッションの確認は、Settings > Accountから数クリックで終わります。共有パソコンでのログアウト忘れや、見覚えのない端末・所在地に気づいたら、その場でTerminateすれば十分です。アカウント全体への不正アクセスが疑われるなら、個別終了ではなく一括ログアウトで全端末を切り離してください。月に一度など決まったタイミングで一覧に目を通す習慣をつけておくと、乗っ取りの兆候に早く気づけます。Team・Enterpriseのメンバーであれば、業務用アカウントほど確認を怠りやすいので、個人アカウントと同じ頻度で目を通す価値があります。ログインの基本操作はClaudeログイン完全ガイドに、アカウントそのものを削除する手順はClaudeアカウント削除の手順にまとめています。