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Claude Asana連携の始め方 — 接続手順と権限設定

Claude Asana連携の始め方 — 接続手順と権限設定

AsanaのWork GraphをClaudeにつなぐConnectorです。個人とTeam/Enterpriseそれぞれの接続手順、書き込み権限の絞り方、組織一括認可の対象になっている点を確認します。

Claude Asana連携とは — できることと対応範囲

Claude Asana連携は、AsanaのWork Graphを直接Claudeにつなぎ、タスク・プロジェクト・ゴールを検索・作成・更新・追跡できるConnectorです。開発元はAsana自身で、ClaudeのConnectorsディレクトリに「Productivity」「Communication」カテゴリの公式コネクタとして掲載されています。

会話の中でチャットの内容をそのままプロジェクトに変換できる点が中心の価値です。既存のAsanaワークスペースに30以上のツールで重なる形で動くため、チームがすでに使っている運用フローを変える必要はありません。

対応する面はClaude(Web版)・Claudeデスクトップアプリ・Claudeモバイルアプリ・Claude Code・Claude APIの5つです。Claude Code側からの呼び出しも同じ接続を使い回せます。外出先でモバイルアプリから進捗を確認し、デスクトップに戻って続きのタスクを整理する、といった使い方も同じ1つの接続の中で完結します。

個人アカウントでAsanaを接続する手順

Free・Pro・Maxいずれの個人アカウントでも、手順は同じ4ステップです。

  1. Claudeでチャット下部の「+」ボタン(または「/」)から「Connectors」→「Manage connectors」を開くか、「Customize」→「Connectors」の設定画面を開く
  2. 「+」ボタンをクリックし、一覧またはカテゴリからAsanaを探す
  3. 「Connect」をクリックし、Asanaのログイン画面でサインインする
  4. 求められる権限(タスク・プロジェクトへのアクセス範囲)を確認し、許可する

接続が済むと、次回以降はチャット内の「Connectors」トグルでAsanaを有効・無効にできます。接続直後は該当するAsanaワークスペースの中でも、自分自身がすでにアクセスできる範囲しかClaudeからは触れません。自分が権限を持たないプロジェクトは、Asana連携を挟んでも見えない設計です。

Asanaを含め接続しているConnectorが10個を超えてくると、会話の毎回すべてのツールを読み込む「Auto」モードでは応答のオーバーヘッドが増えます。この場合は「Connectors」→「Tool access」から「On demand」に切り替えると、必要なときだけAsanaのツールを呼び出す動きになり、会話の反応が軽くなります。

Team/EnterpriseでAsanaを組織配布する手順

Team・Enterpriseプランでは、メンバーが使い始める前にOwnerまたはPrimary Ownerが組織側でAsanaを有効化する必要があります。有効化は「使える状態にする」ことで、各メンバーの認証まで自動では済みません。

  1. 「Organization settings」→「Connectors」を開く
  2. ページ下部の「Browse connectors」をクリックする
  3. 一覧からAsanaを選び「Add to your team」をクリックする
  4. 各メンバーが個人アカウントと同じ手順でAsanaにサインインする

書き込み操作を組織全体で絞り込む場合は、「Customize」→「Connectors」でAsanaを選び、権限カテゴリごとに「Always allow(常に許可)」「Needs approval(要承認)」「Blocked(拒否)」のいずれかを設定します。この制限は組織単位で効き、個々のメンバーが上書きすることはできません。あくまでAsana側の権限を狭める方向にしか働かず、Claude側の設定でAsana本体の権限を超えて何かができるようになるわけではありません。

AsanaはEnterprise-managed authという組織一括認可の仕組み(β)にも対応しています。対象はAsana・Atlassian・Canva・Figma・Granola・Linear・Supabaseの7つで、Slackは対応予定です。この仕組みが有効な組織では、管理者が1度だけ自組織のIDプロバイダー(対応するのはOkta)経由でAsanaを認可すれば、メンバーは初回ログイン時に個別のOAuth画面を経ずにアクセスを引き継げます。メンバーが個人用のコネクタを別途追加すること自体は引き続きできます。ただし管理者はIDプロバイダー経由の接続のみに限定する設定も選べます。

個人接続と組織配布はどこが違うか

同じAsanaコネクタでも、個人アカウントとTeam/Enterpriseでは初期設定の主体と、書き込み権限を絞る単位が変わります。

項目個人(Free/Pro/Max)Team/Enterprise
有効化する主体個人(Free/Pro/Max)利用者自身Team/EnterpriseOwner/Primary Ownerが先に組織側で有効化
認証個人(Free/Pro/Max)個人のAsanaアカウントでサインインTeam/Enterpriseメンバーが個別にサインイン(Enterprise-managed authなら初回ログインで自動引き継ぎ)
書き込み権限の制御個人(Free/Pro/Max)接続時に許可した範囲のみTeam/Enterprise権限カテゴリごとにAlways allow/Needs approval/Blockedを組織単位で設定可能
一括認可(β)個人(Free/Pro/Max)対象外Team/EnterpriseEnterprise-managed auth対象7サービスの1つ

個人利用では「自分のAsanaアカウントで何が見えるか」がそのまま境界線になります。組織配布では、これに加えて管理者が設定する組織単位の制限が重なる点が、個人利用との一番の違いです。

会話内にタスクボードが描画される仕組み

AsanaコネクタはConnectorsディレクトリで「Interactive」のバッジが付いています。Interactive対応のコネクタは、ダッシュボードやタスクボードのようなUI部品を会話の中に直接描画できるという意味です。

つまり、Asanaのプロジェクト状況を尋ねたときに、テキストの要約だけでなく、実際の画面に近い形で進捗を確認できる場面があります。Connectorが持つ権限は接続時に許可した範囲を超えないため、この描画も接続時に許可した範囲のデータをもとに行われます。

同じディレクトリの中でも、Interactiveバッジが付いていないConnectorはテキストでの応答が中心です。会話の中で画面に近い形の情報を求めるかどうかは、選ぶConnectorの性質にも左右されます。

よくあるつまずき

Connectorsの一覧にAsanaが出てこない

Team・Enterpriseプランでは、Ownerが組織側でAsanaを有効化していないと、メンバーの設定画面に選択肢自体が表示されません。管理者への確認が先です。個人アカウントでは、この手順は不要でいきなり一覧に出てきます。

見えるはずのプロジェクトが見つからない

Claudeが参照できる範囲は、接続した本人がAsana側で持つ権限までです。プロジェクトへのアクセス権がAsana側で無い、またはゲスト権限しかない場合、Claude経由でも同じ制約を受けます。Asana側の権限を先に確認します。

タスクを作成・更新する指示が反映されない

組織のOwnerが書き込み系のツールを「Needs approval」や「Blocked」に設定している場合、作成・更新のリクエストは毎回の承認待ちになるか、そもそも実行されません。組織設定を管理者に確認します。

タスクボードの中身が古く見える

タスクボードの描画はその時点でClaudeが取得したデータをもとに組み立てられます。Asana側で直後に更新が入った場合、同じ会話の中でもう一度状況を尋ね直すと、最新の状態を取り直して描画し直します。自動でリアルタイムに更新され続けるわけではありません。

よくある質問

Asana連携は無料プランでも使えますか

ディレクトリConnectorsは無料プランを含む全プランのユーザーが利用できます。Team・EnterpriseはOwnerによる組織側の有効化が別途必要です。

Asanaの複数ワークスペースを使い分けられますか

接続はAsanaアカウント単位です。1つのAsanaアカウントで複数ワークスペースに所属している場合、Claude側でアクセスできる範囲もそのアカウントがAsana側で持つ権限に従います。別アカウントを使い分けたい場合は、都度サインインし直します。

Enterprise-managed authにAsana固有の条件はありますか

Anthropic側の公開情報では、Enterprise-managed authの利用条件としてClaudeのTeam・Enterpriseプランであることとβ提供であることは明記されていますが、Asana側の契約プランに関する条件は確認できていません。導入前に自社のAsanaプランでの対応状況を確認するのが安全です。

Claude CodeからもAsanaを使えますか

使えます。Connectorsディレクトリの掲載対象自体がClaude・Claude Code・APIを含む共通のカタログのため、claude.ai側で接続済みのAsanaはClaude Codeからも呼び出せます。

接続解除でAsana側のデータは消えますか

Claude側の接続を切ってもAsana本体のデータは変わりません。Claudeが参照・作成した内容はすべてAsana側のワークスペースにそのまま残り、Connector自体は接続の入り口を無効化するだけの操作です。

まとめ

Claude Asana連携は、Work Graphのタスク・プロジェクト・ゴールを検索・作成・更新・追跡できる公式Connectorです。個人アカウントは「Customize」→「Connectors」から直接サインインするだけで使い始められる一方、Team・EnterpriseはOwnerによる組織側の有効化が前提になります。どちらの場合も、Claudeが触れる範囲は接続した本人がAsana側ですでに持っている権限を超えません。書き込み操作を組織単位で絞りたい場合は権限カテゴリごとの3段階設定を使い、複数人へ一括で認可を広げたい場合はEnterprise-managed auth(β)の対象7サービスにAsanaが含まれている点を活用します。実際の会話でどう使うかはClaude Asanaタスク管理 — 会話で作成・更新する使い方にまとめています。Team・Enterprise全体でConnectorsの運用ルールを詰めたい場合は、Claude CoworkのConnectors一覧も合わせて確認すると、承認モードまわりの設計が具体的になります。

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