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Claude Asanaタスク管理 — 会話で作成・更新する使い方

Claude Asanaタスク管理 — 会話で作成・更新する使い方

Asana連携済みの会話から、タスク検索・プロジェクト作成・更新を頼む指示の組み立て方と、承認プレビュー・組織の権限設定・つまずきの切り分けをまとめます。

会話の中でAsanaのタスクを探し、プロジェクトを作り、既存タスクを更新する。この3つを、Asanaアプリを開き直さずに1つのチャットの中で完結させるのがこのTipsの内容です。Asanaコネクタ自体の接続手順はClaude Asana連携の始め方にまとめてあるので、まだ接続していない場合は先にそちらを済ませます。

接続済みであることを前提に、どの指示がどのツールに当たり、どこで確認の画面が挟まり、どこで止まりやすいかを順に追います。

会話から頼める操作は3種類のツールに分かれる

Claudeコネクタのページには、Asana連携が使うツールとして15個の名前が並んでいます。名前を見ると、頼み方の違いが読み取れます。

ツール

Asanaコネクタのツールの3系統

  • 読み取り

    search_objects get_task get_tasks get_project get_projects get_portfolio get_portfolios get_items_for_portfolio get_status_overview get_user get_workspace_users が並びます。タスクの詳細、プロジェクト一覧、ポートフォリオの中身、プロジェクトの状況集計を引く系統です。

  • プレビュー付きの作成

    create_task_preview と create_project_preview です。Asanaの開発者向けページでは「Asanaに作る前にレビュー用の画面を出す」ツールとされ、現在はClaudeとChatGPTで使えると書かれています。

  • 更新と検索の画面表示

    update_task が既存タスクの書き換え、search_tasks_preview が検索結果を操作できる画面で見せる役を担います。

3系統のうち、作成だけが「いきなり書き込む」形でなく「案を見せてから書き込む」形になっている点が、チャットで使うときの安心材料です。タスク1件ならプレビューで名前・担当者・期限・プロジェクト・セクションを見直せます。プロジェクトならセクションとタスク、担当者、期限、優先度まで入った計画案が出ます。

一方で、Asanaの開発者向けのツール一覧には、Claudeのコネクタページに載っていないツールも並びます。タスクの削除(delete_task)、コメントの追加(add_comment)、プロジェクトへのステータス更新の投稿(create_project_status_update)などです。delete_task は取り消せない削除で、サブタスクも一緒に消えます(ほかのプロジェクトに属するサブタスクは残ります)。コネクタページの一覧に削除系のツールは無いため、削除はAsanaの画面で行うほうが確実です。

ツール名はページによって表記が異なります。更新は、コネクタページでは update_task、開発者向けの一覧では update_tasks(1回50件まで)です。ユーザーを引くツールも、get_workspace_users と get_users で名前が分かれます。

会話をそのままプロジェクトにする

もっとも使いどころが大きいのは、会議メモや検討のやり取りをプロジェクトの形に組み替える使い方です。やり取りをチャットに貼り、「この内容を、担当者と期限を付けたAsanaプロジェクトにして」と頼みます。

手順

議論がAsanaプロジェクトになるまで

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    やり取りを貼って頼む

    議事録やチャットのログをそのまま貼り、作りたいものを一言で伝えます。「担当者は発言者から割り当てて」のように、割り当ての方針も添えておきます。

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    プレビューを読む

    create_project_preview が、セクション・タスク・担当者・期限・優先度を並べた計画案を出します。この段階では、Asanaにまだ何も作られていません。

  3. 3

    直しを頼んでから確定する

    「テスト関連のタスクは1つのセクションにまとめて」「期限は全部1週間後ろへ」のように、直したい点を文章で伝えます。納得した状態で作成を確定します。

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    Asanaで仕上げる

    できたプロジェクトはAsana上の通常のプロジェクトです。細かい並べ替えやカスタムフィールドの設定は、以降Asanaの画面で行います。

議事録を残すだけの要約と違い、議論に埋もれていたタスク候補が実行できる単位に分かれて届くのが利点です。作成の前に「タスクの一覧と担当者案を先に見せてください」と添えておくと、プレビューの前に会話の中でも内容を見直せます。

プロンプトを組み立てるコツ

指示の精度は、対象のプロジェクト名・期間・欲しい出力の形をどれだけ具体的に書くかで決まります。仕組みの面でも理由があります。Asanaのツール一覧によると、get_tasks は「プロジェクト・セクション・タグ・ユーザーのタスクリスト・担当者」のどれか1つ以上を絞り込み条件として必要とします。プロジェクト名もタスクリストも担当者も出さない依頼は、この条件を満たせません。

「今自分に割り当てられたタスク」を知りたいだけなら、開発者向けのツール一覧にある get_my_tasks が近道とされています。

プロンプト例(進捗確認からタスク追加まで)
Project Moonshotの今週の進捗を確認して、
遅延しているタスクを教えてください。
そのうえで、遅延の原因を解消するための
フォローアップタスクを3件、担当者未定のまま
同じプロジェクトに追加してください。

確認、分析、追加を1つの指示にまとめられるのがこの連携の効率の良さです。担当者を決めさせたくない場面では、例のように「担当者未定のまま」と明示しておくと意図が伝わります。

複数のプロジェクトにまたがる依頼でも、対象の名前を毎回書くのが基本です。「すべてのプロジェクト」のような広い指定は、意図しない範囲まで触れてしまうおそれがあります。

横断的な状況報告なら、get_status_overview の出番です。このツールはキーワード検索を自分の中で行い、プロジェクトやポートフォリオの現在のステータス更新、タスクの集計、止まっている項目をまとめて返します。「Q2計画の状況は?」のような曖昧な聞き方でも、プロジェクト名を厳密に知らなくて済むのが特徴です。

大量の更新を頼むときは、1回の呼び出しで扱える件数にも上限があります。Asanaのツール一覧では、update_tasks と create_tasks は1回あたり50件までです。数百件の更新を頼むときは、50件ごとの区切りを意識して依頼します。

GmailやGoogle Calendarなど、ほかのコネクタも有効なら組み合わせた依頼も出せます。「今日のカレンダーの予定と、Asanaで今日期限のタスクをまとめて教えて」のように、複数のサービスをまたぐ整理を1つの指示で頼めます。有効なコネクタが10個以上ある場合、サポート記事はTool accessを「On demand」に切り替えることを案内しています。会話に使える余裕を確保するための設定です。

書き込みの確認はClaude側とAsana側の二重になっている

書き込みの扱いは、Claudeの組織設定とAsana側の権限という2つの層で決まります。

くらべる

確認と権限の2つの層

組織の設定

Claude側

TeamとEnterpriseのOwnerは、Customize > Connectorsの「Tool permissions」で、ツールの種類ごとに「Always allow」「Needs approval」「Blocked」を選べます。設定は組織全体に効き、個々のメンバーは上書きできません。読み取り専用のツールと、書き込み・削除のツールは別の区分で並びます。

アカウントの権限

Asana側

AsanaのMCPアプリには権限スコープがありません。認可すると、トークンは利用できる全ツールを要求します。ただしツールが触れるのは、認可したユーザー自身がAsanaで見られるプロジェクトとタスクまでです。

2つの層は足し算ではなく絞り込みの関係です。サポート記事には、Claudeで書き込みを許可しても、元のサービスで本人に権限がなければ変更できず、Claude側の制限が元の権限を広げることはないと書かれています。組織でAsanaの書き込み系だけ「Needs approval」にする運用なら、状況確認は毎回すぐ返り、作成や更新だけが承認待ちになります。読み取りと書き込みで反応の速さが違っても、接続が壊れたわけではありません。

接続できるAsanaのワークスペースは、認可のときに選んだ1つです。Asanaの開発者向けページによると、トークンは選んだワークスペースに閉じ、複数のワークスペースにまたがって使うには別々の認可が必要です。これとは別に、Enterprise+や旧Enterpriseの契約では、Asanaの管理者がアプリ管理でMCPクライアントごとに許可・ブロックを決められます。ブロックされていると、認可の途中で管理者にブロック解除を依頼する画面が出ます。

経過報告の投稿にも使えます。Asanaの開発者向けのツール一覧では、create_project_status_update がタイトル、色(green yellow red blue complete)、本文を受け取り、プロジェクトやポートフォリオにステータス更新を投稿するとされています。「Q3ロードマップに、順調と書いたgreenの更新を出して」といった頼み方になります。コメントの追加は add_comment で、担当変更やステータス変更のようにAsanaが自動で記録する操作には使わず、議論や補足に使うものと説明されています。

Claude側の承認設定の詳細はConnectors全般に共通する権限の仕組みにまとめています。Coworkでの承認モードの設計はClaude CoworkのConnectors一覧で扱っています。承認が必要な組織では、まとめて何件も更新を頼む前に、最初の1件で挙動を見ておくと手戻りが少なくなります。

症状別のつまずきと切り分け

検索しても目的のタスクが出てこない

原因は大きく3つに分かれます。1つ目はワークスペース違いで、認可したワークスペース以外のタスクはそもそも見えません。2つ目はアクセス権で、Asanaで自分が見られないプロジェクトのタスクは、Claudeからも見えません。3つ目は検索の種類です。全文検索と複雑な絞り込みができる search_tasks は、Asanaの開発者向けページでPremiumアカウント専用とされ、それ以外のワークスペースでは get_tasks を使うよう案内されています(Claudeのコネクタページの一覧には、search_tasks でなく search_tasks_preview が載っています)。Premiumでないワークスペースでは、プロジェクトやセクション、担当者を指定した依頼に切り替えます。

作成したはずのタスクが見当たらない

プレビューの画面が出ている状態は、作成が確定する前です。会話をさかのぼって、確認の画面で止まっていないかを見ます。組織が「Needs approval」にしている場合も同じく承認待ちの表示が先に出ます。似た名前のプロジェクトが複数あるワークスペースでは、チーム名や正式なプロジェクト名まで添えます。

認証でつまずく

MCP用のトークンはAsanaのREST APIには使えず、MCPサーバー専用です。通常のAPIを叩きたい場合は、別にアプリを作ってOAuthで認証します。認証が通らないときの手順は、Asanaの開発者向けページに2つ書かれています。1つ目は、Asanaからログアウトして入り直し、ワークスペースでの権限を確かめることです。2つ目は、「Client not found」が出たときに、クライアント側でAsanaの連携をいったん削除して追加し直すことです。

また、ベータ版のURL(https://mcp.asana.com/sse)は2026年5月11日に停止される対象でした。Claudeのコネクタは https://mcp.asana.com/v2/mcp を使います。自前でMCPクライアントを組む場合は、v2のURLとStreamable HTTP、OAuthに対応している必要があります。

まとめ

Asana連携は、読み取りは直接、作成はプレビュー経由、削除はAsanaの画面で、と役割を分けて使うと事故が減ります。承認の要不要はClaudeの組織設定が決めるので、書き込みが止まるときは「Needs approval」の設定とワークスペースの権限を先に見ます。

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